「この世の果てで恋を唄う少女YU-NO 第13話「定められた運命」」解説・考察 評価はまだありません

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今回解説・考察するのは、この世の果てで恋を唄う少女YU-NO の第13話「」です。

 

原作をやっていない方はいまいち分からないこともあると思うので、原作の話を降りませながらアニメを1話1話追い、その都度出てきた謎やわかったことを解説したり考察したりしていきます。

 

原作のゲームがとっくの昔に出ているので、その先のことやどうなるかは全て分かっているのですが、あくまでアニメの『その時点まで』をネタバレなしで記載してます。ネタバレが気になる方も読んで問題ありません。

 

それでは早速解説・考察を書いていきたいと思います。

 

ちなみに、YU-NOの全話レビューは別記事にまとめましたので、気になる方はご一読ください。

 

未視聴の人が知らない方が良いネタバレについては、このようにオレンジ色のマーカーで、ネタバレの始まりと終わりを注意します。重要なことを強調する黄色のマーカーとは別なのでご注意ください。

 

あらすじ

一旦龍蔵寺の元を離れたたくやと絵里子であったが、龍蔵寺の企みにより拘束されてしまう。
リフレクターデバイスを使い、なんとか危機を免れたたくやであったが、大きな代償を払うこととなる…
そして明かされる龍蔵寺の正体とは…!

 

今回の謎(★)とわかった(☆)ところ

  • ☆龍造寺の手記はカット
  • ★A級次元犯罪者とは?
  • ★アーベルとは?
  • ★ブリンダーの木とは?
  • ☆無言電話は美月からだった
  • ★事象ポテンシャルのフラッグスとは?
  • ☆絵理子先生と龍造寺の記憶が消された

 

解説・考察

☆龍造寺の手記はカット

原作では梅さんが自殺した手に龍造寺の手記が握られていて、それをたくや(ユーザー)が読むことにより、龍造寺の正体に気付いていくとの流れだったのですが、手記は丸々カットでした。

 

どのような手記だったかと言うと、龍造寺がリフレクターデバイスを欲していることや、宝玉を探していることなど、簡単の日記のような物でした。梅さんはこれを使って龍造寺の正体を外部に知らせようとしていたのですが、その目的は足せず殺されました。

 

★A級次元犯罪者とは?

絵理子先生がA級次元犯罪者と言っていましたが、勿論龍造寺…もとい、龍造寺の中身のことです。『次元』なので、時間だけを移動できるわけではなく、世界も移動できる犯罪者と言うことが分かります。まさにリフレクターデバイスそのもので、何故龍造寺はリフレクターデバイスを欲しているのかもわかります。

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★アーベルとは?

アーベルとは絵理子先生の元恋人で、事象科学の科学者です。事象の根源に辿り着けるシミュレーターを開発し、自らが実験台となり、事象の根源を見に行ったところ、事象のはざまを漂っていたA級次元犯罪者の龍造寺の中身に見つかり、体を乗っ取られてしまいます。

 

…と、この話は異世界編終盤でやっと明かされることで、とんでもない衝撃の事実なのですが、まさか物語の半分の時点で、しかもまだ現代編で明かされるとは思いませんでした。異世界編はこれまでの謎が一気に解き明かされる怒濤の伏線回収があるからこそ面白いのですが…大丈夫でしょうか異世界編。ちなみに、この事象の根源にはたくやの父、有馬広大も辿り着きたいと思っていました。

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★ブリンダーの木とは?

既に父の有馬広大がその概念を少し説明していましたが、事象の変遷を記録した概念的な木のことです。木の根の分かれ方を事象の分岐に模したものです。実際にこのブリンダーの木が存在するわけではありません。こにれも本来、異世界編の終盤で詳しく解説されるはずでした。

 

☆無言電話は美月からだった

物語の最初の方にたくやの自宅に無言電話が掛かってきていましたが、あれは美月さんだったと明かされました。原作のゲームでは謎のまま放置だったのでスッキリしました。美月さんが好きなたくやに電話していたようです。しかし、頼るに頼れず…と言ったところでしょうか。

 

★事象ポテンシャルのフラッグスとは?

絵理子先生が事象ポテンシャルのフラッグスと言っていましたが、要はフラグのことです。美月先生は死亡フラグの値が高すぎるため、これは運命(シュバルツシルト半径)に捉えられていると言うことです。

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☆絵理子先生と龍造寺の記憶が消された

アニメの設定ではカオスの矯正でも記憶を引き継ぐため、絵理子先生が自分と龍造寺の記憶を消していました。これらの記憶を持っていると、龍造寺にそのことがバレて殺されるかもしれないからだとのこと。原作ではカオスの矯正だと記憶をほぼ完全に忘れていました。

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実は原作だとここはカオスの矯正ではなかったんです。次元転移装置のボタンをたくやが押してしまい、スナップルー現象により、他の世界線へ強制的に『飛び移り』させられてしまいました。

 

総評

アーベルのアニオリで本来終盤に明かされることが語られていたことは気になりますが、それ以外は概ね原作通りでした。そこまで悪くない回だったのですが、どうしてもアーベルのエピソードがここで語られたのが気になります。異世界編での衝撃がどんどん削られているような…。

 

こんな人にお勧め

  • タイムトラベル、タイムリープものが好きな人
  • 異世界ものが好きな人
  • 壮大な話が好きな人

 

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