今回解説・考察するのは、この世の果てで恋を唄う少女YU-NO の第02話「並列世界構成原理」です。
原作をやっていない方はいまいち分からないこともあると思うので、原作の話を降りませながらアニメを1話1話追い、その都度出てきた謎やわかったことを解説したり考察したりしていきます。
原作のゲームがとっくの昔に出ているので、その先のことやどうなるかは全て分かっているのですが、あくまでアニメの『その時点まで』をネタバレなしで記載してます。ネタバレが気になる方も読んで問題ありません。
それでは早速解説・考察を書いていきたいと思います。
ちなみに、YU-NOの全話レビューは別記事にまとめましたので、気になる方はご一読ください。
未視聴の人が知らない方が良いネタバレについては、このようにオレンジ色のマーカーで、ネタバレの始まりと終わりを注意します。重要なことを強調する黄色のマーカーとは別なのでご注意ください。
目次
あらすじ
剣ノ岬でのでき事を、たくや以外覚えていない世界。
たくやは並列世界とリフレクターデバイスについて理解する。
そんな中、継母の亜由美が、彼女の持つ機密を狙う人物に襲われる。
たくやはリフレクターデバイスを使い、亜由美を助け出そうとするが…
今回の謎(★)とわかった(☆)ところ
- ☆リフレクターデバイスの使い方
- ☆並列世界は無数に存在する
- ☆リフレクターデバイスは別の並列世界への移動装置
- ★頭痛がするのはなぜ?
- ☆父親の書斎に荷物がある
- ★境町のタタリとは?
- ★父親の書斎の引き出しに鍵が掛かっているのは?
- ★400年周期説とは?
- ☆三角山で花を供えていたのは神奈だった
- ★神奈の悪い噂とは?
- ☆双子岩は約8千年前にできた物
- ☆石の運搬は亜由美が指示したのはでまかせ
- ☆澪は市長の娘
- ☆ウーパの重り
- ★世界線移動で体の傷は治るの?
- ★世界線の移動で記憶は保持しているの?
- ★何故最後だけ豊富が来たの?
- ★エンディングのネタバレは?
解説・考察
☆リフレクターデバイスの使い方
リフレクターデバイスの使い方がわかりやすく説明されていました。現在分かっているリフレクターデバイスの使い方や効果は下記の通り。
- 小さい宝玉を押してセーブ
- 鏡を押してロード
- 押した宝玉は光る
- セーブしても小さい宝玉は消えない
- 持ち物はそのまま
- 傷はロード時点の状態に戻る
- 記憶は保持する
ちなみに、原作では宝玉を使用するとリフレクターデバイスから消失し、また同じ時点に戻るとリフレクターデバイスに戻るとのシステムでした。
☆並列世界は無数に存在する
父親の夢を見ていましたが、その夢の中の父親曰く、並列世界は無数に存在するとのこと。そして時間は可逆だとも言っていました。『時間は可逆。歴史は不可逆。』これがYU-NOの根幹を成す世界観であり設定です。
簡単に説明すると、時間を戻ってやり直すことはできる(時間は可逆)。しかし、そこで行った選択で歴史は枝分かれして別の世界ができる。そして、元の世界も今の世界も並列して同時に存在するとのものです。なので、歴史をやり直すわけではなく、別の新たな世界か作られるんです。これが歴史は不可逆ということです。ややこしいですよね。そのうち順次きちんと説明されます。説明されてもわかりづらいですが…。
☆リフレクターデバイスは別の並列世界への移動装置
リフレクターデバイスは別の世界への移動装置であり、時間を遡れる装置でもあります。使い方や特徴は前述の通りです。今回、主人公が冒頭で実験したり、対ヤクザで何回も使用したことにより確実にその機能が判明しました。
★頭痛がするのはなぜ?
今回も冒頭の缶蹴りの実験でリフレクターデバイスを使った際頭痛がする描写が…。前回も書いたとおり、これは原作には全くなかった描写なので、今後アニオリ展開に絡んでくる可能性があります。おそらく、今のところ予想では、菊を保持している事による脳の負担の表れなのかな…と。タイムリープものでこのように脳に負担が掛かる描写は『バタフライ・エフェクト』でもありましたし、オーソドックスな表現方法です。
☆父親の書斎に荷物がある
原作では父親の書斎には鍵が掛かっており、暫く入ることはできませんでした。そうしているうちに龍造寺が父親の研究資料や私物をごっそり持っていってしまったため、入ったときには何の荷物もない状態でした。しかし、アニメではまだ荷物がある段階で書斎には入れました。
原作では書斎に荷物がある状態でないとゲットできない重要なアイテムがあります。この部分はどうするのかと思ったら、書斎の机の引き出しに鍵が掛かっており開けられない状態になっていました。アニメではここに原作にあった重要なアイテムが入っており、今後ある方法でここを開けるのだと思います。
★境町のタタリとは?
境町に噂されるタタリがTV番組で特集されていたようで、その話を結城や澪から聞きました。死体には顔と手足がなく、その異様な様子から怪異、タタリとして噂されているとか。これは今後明らかになっていきます。
★父親の書斎の引き出しに鍵が掛かっているのは?
前述したように、原作では書斎の部屋を広く調べて重要なアイテムをゲットするのですが、アニメは書斎が最初から開いており、机に鍵が掛かって閉まっている状態だったので、今後ここを開けることになるはずです。
★400年周期説とは?
400年周期説とは、たくやの父・有馬広大博士が提唱する学説で、日本には400年ごとに大変革が起きるとの説です。400年ごとになにが起きたのかをまとめると下記になります。歴史には色々なことが起こっているので、300年周期でも500年周期でもきっとなにかあると思いますが、そこは設定って事で…。
- 【400年】渡来人(高ノ天原)が日本を侵略し日本統一(有馬広大の仮説)
- 【800年】平安京へ遷都
- 【1200年】鎌倉幕府の成立
- 【1600年】江戸幕府の成立
ちなみに、この有馬広大博士の学説は、師匠の学説を真っ向から否定するものだったため、学会で全く相手にされていません。そこで手を差し伸べたのが龍造寺で、龍造寺が理事を務める境町大学の研究室に招聘されました。また、渡来人とは一般的に中国や朝鮮半島から日本に渡ってきた人たちのことを言いますが、YU-NOではこれに当て嵌まりません。有馬広大博士の言う渡来人とは…。これは今後明らかになっていきます。
とらい‐じん【渡来人】
古代、朝鮮半島諸国や中国などから渡来し、日本列島に定住した人々とその後裔。特に4~7世紀に渡来した人々をいう。農業をはじめとした先進の技術、様々な文化をもたらし、政治・文化の進展に大きく寄与した。広辞苑 第六版 (C)2008 株式会社岩波書店
☆三角山で花を供えていたのは神奈だった
前回、三角山の双子岩に花が供えられていましたが、供えていたのは神奈でした。何故供えているかは後にわかりますが、大した理由ではないですし、ストーリーにはあまり関係ありません。
★神奈の悪い噂とは?
澪と結城が神奈に悪い噂があると言っていましたが、これも後々判明します。今回は口ごもって言いませんでした。しかし、神奈は昨日今日転校してきたばかりなのですが…。原作だと1ヶ月前に転向してきたため、悪い噂が流れる合理的な時間があるのですが…。
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