「シャザム」映画レビュー ~家族で見られる健全なエンタメ映画~

今回レビューするのは、DCコミックスさんのアメコミヒーロー映画『シャザム』です。マーベル・コミックの映画がが独走状態ですが、そのライバルであり、アメコミ二大巨頭の1つです。

 

いやあ、近年アメコミヒーロー物大流行ですね。とは言え、実は私アメコミヒーローものは苦手です。筋肉ムキムキで暴れ、能力は金持ちだからとか、偶然虫に刺されとかのギフト系。それに勧善懲悪の正義と悪の戦い。いや、決して嫌いじゃないんですよ。ただ、わあわざ腰を上げてまで映画を観ないジャンルなんです。

 

しかし、このシャザムは公開前からその設定の面白さに興味がありました。私がアメコミヒーローものに興味を抱くのは非常に珍しいので、じゃあ折角だし…ということで初日の朝一に見てきました。アメコミヒーロー物苦手な私が見てどう感じたか…。

 

それでは早速レビューを書いていきたいと思います。

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未見の人が知らない方が良いネタバレについては、このようにオレンジ色のマーカーで、ネタバレの始まりと終わりを注意します。重要なことを強調する黄色のマーカーとは別なのでご注意ください。

 

あらすじ・解説

「スーパーマン」や「バットマン」と同じDCコミックスのヒーロー「シャザム」を映画化。見た目は大人だが中身は子どもという異色のヒーローの活躍を、独特のユーモアを交えて描く。ある日、謎の魔術師からスーパーパワーを与えられた少年ビリーは、「S=ソロモンの知力」「H=ヘラクラスの強さ」「A=アトラスのスタミナ」「Z=ゼウスのパワー」「A=アキレスの勇気」「M=マーキューリーの飛行力」という6つの力をあわせもつヒーロー「シャザム(SHAZAM)」に変身できるようになる。筋骨隆々で稲妻を発することができるが、外見は中年のシャザムに変身したビリーは、悪友のフレディと一緒にスーパーマン顔負けの力をあちこちで試してまわり、稲妻パワーをスマホの充電に使ってみるなど悪ノリ全開で遊んでいた。しかし、そんなビリーの前に、魔法の力を狙う科学者Dr.シヴァナが現れ、フレディがさらわれてしまう。遊んでいる場合ではないと気付いたビリーは、ヒーローらしく戦うことを決意するが……。シャザム役はTVシリーズ「CHUCK チャック」のザカリー・リーバイ、監督は「アナベル 死霊人形の誕生」のデビッド・F・サンドバーグ。

 

3点要約

  1. 一風変わったアメコミヒーロー
  2. 笑いがふんだんにある
  3. 家族で安心して見られる純粋なエンタメ映画

 

揺さぶられる感情

  • 笑い
  • 興奮
  • 感動

 

長所と短所

  • ◎予備知識なしでも十分楽しめた
  • ◎グループホームのキャラが良い
  • ◎飽きる瞬間がなかった
  • ○意外と真面目なヒーロー映画
  • ◎コメディ部分がちょうどいい温度の笑いだった
  • ◎下ネタがほぼないので家族で見られるエンタメ映画
  • ○演出が凝っている
  • △上映時間が長い
  • △最後はちょっとご都合主義?
  • ○エンドロール後に映像があるので要注意
  • ×菅田将暉の声質、演技ともに問題あり

 

スタッフ

  • 監督:デビッド・F・サンドバーグ
  • 製作:ピーター・サフラン
  • 製作総指揮:クリストファー・ゴドシック、ジェフリー・チャーノフ、ドウェイン・ジョンソン

 

キャスト

  • ザカリー・リーバイ:シャザム
  • アッシャー・エンジェル:ビリー・バットソン
  • マーク・ストロング:ドクター・サディアス・シヴァナ
  • ジャック・ディラン・グレイザー:フレディ・フリーマン
  • グレイス・フルトン

 

作品データ

  • 原題:Shazam!
  • 製作年:2019年
  • 製作国:アメリカ
  • 配給:ワーナー・ブラザース映画
  • 上映時間:132分
  • 映倫区分:G

 

動画

 

感想

◎予備知識なしでも十分楽しめた

最初に書いたとおり私はアメコミヒーロー映画が苦手なので、スパイダーマンも最初の2作くらいしか見ていませんし、昨今流行のアメコミヒーローコラボみたいなものも全くと言って良いほど見ていません。そんな私がこのアメコミヒーロー映画のシャザムを見てどうだったかと言うと、理由は順を追って説明していきますが…物凄く面白かったです。

 

まず小見出しの通り、シャザムに関する予備知識はありませんでした。これは本当にそうで、シャザムとのアメコミの名前もヒーロー名も初めて聞きましたし、姿形、内容、設定なんかもまるで知らないので、予備知識は大袈裟ではなく正真正銘のゼロです。

 

予備知識なしでもこれだけ楽しめたのは、シャザムのシャザムの第1作目だったからでしょう。コミックの方は1940年からあるそうですが、今回映画化するに当たり、どうやってただの少年がシャザムになったのか。シャザムの目的はなんなのか。シャザムの敵はどのように生まれ、どのように敵対するのか。このようなことをゼロからきちんと説明してくれたので、それこそ初めて見る方に優しい作りでした。

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これが2作目、3作目になると、物語の始まりをすっ飛ばした続編となるので、どんどん入りづらくなるんですよね。海外ドラマの長期シリーズもこんな感じで、いくら評判が良いと聞いても、シーズン7とか8になってしまうともう入りづらい…みたいな感じ。シャザムはそのような「皆この人知ってるよね?昔の因縁とかも知ってるでしょ?」的な話の作りはないので、予備知識本当のゼロの私が、「それどういうこと?」と言う疑問がほぼありませんでした。

 

「ほぼ」と言うのは、1つだけ疑問点があったっからです。それはシャザムの力を受け継ぐ条件である『清らかな心』を、主人公のビリーは持ってたのか?ということ。ドラゴンボールのベジータが、『純粋な心』を持っていないとなれないスーパーサイヤ人に、『純粋な悪』だったからとの無理矢理の解釈で覚醒したように、なにか一部だけ突出した純粋さがあったのでしょうか。これだと、『母親に対する思い』ですかね。

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もう1つの想像としては、魔術師シャザムが七つの大罪の封印が解かれてしまい、自分も老いさらばえて寿命がなかったようなので、焦りから仕方なく…的なことでしょうか。この辺り続編があるとすれば説明されるとありがたいです。

 

とまあ、予備知識ゼロの私が見ても、どういうことかわからなかったのは前述の1点のみでした。まあ、この後続編があったら語られそうだなとの、過去の間違ったヒーロー、七つの大罪が世界を滅ぼし掛けた話などはありましたけどね。あとは作中の中で全て表現されるので、原作を知っている方は120%とか楽しめるのでしょうが、シャザムを全く知らない方がブラッと映画館に観に行ってもほぼ100パーセント楽しめると思います。そう言う意味で非常に丁寧で親切な作りになっていました。

 

◎グループホームのキャラが良い

主人公のビリーは新たな里親としてグループホームに行くのですが、そこで一緒になる里子のキャラが良いです。

 

ビリーと親友になる同部屋のヒーローヲタクのフレディ・フリーマン。

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結構細かくて感心したのは、シャザムとフレディが隠れ家を探して不動産屋に行ったときの会話です。

 

不動産屋「寝室はいくつご入り用ですか?」

シャザム「1つ」

フレディ「7つ!」

シャザム「7つ?里親になるわけじゃないんだ」

 

この意味わかります?フレディの言った7つとは、グループホームの兄弟6人分と、里親の分で7つと言ったんです。隠れ家で家族が全員住めるように…ですね。しかみまだ友人とろくに思われていないビリーの分も含めてです。フレディが優しいこと。家族思いのこと。そしてこのグループホームが良いところであることが分かります。

 

あとは高校3年生で大学受験に悩む女の子メアリー・プロムフィールド。パソコン、ゲームヲタクのアジア系のユージン・チョイ。肥満なのに筋肉ヲタクのペドロ・ピーニャ。

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その中で特に可愛くて癒やし系のキャラなのが、お喋りでお兄ちゃんと懐いてくれるダーラ・デュドリー。

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未見の方は読まない方が良いネタバレが不意組まれています。

 

ダーラはビリーがシャザムだと知っているのですが口止めされていました。しかしお喋りなダーラが秘密を守るのは大変なようで、食卓でビリーとフレディが言い争いをしている時必死で黙っていたため、里親から「ダーラどうしたんだい?」と聞かれ、「ご飯食べてるの…」と。喋りたいのを我慢するためご飯を口に入れて無理矢理喋らないようにしていたみたいです。見た目云々じゃなく、キャラクター自体が凄く可愛くて癒やされました。

 

ネタバレはここまでです。

 

やはりグループホームの中では特にダーラ可愛すぎ…。グループホームに来てすぐでムスッとしている無愛想なビリーに、いきなりハグして「新しいお兄ちゃんだ!」と歓迎してくれます。ただ、終始喋りっぱなしの物凄いお喋り。

 

◎飽きる瞬間がなかった

この映画でなにが1番良かったかと言われたら飽きる瞬間がほぼなかったことだと答えます。1974年の物語の始まり、その後現代での主人公やグループホームの描き方、シャザムになる過程、なった後の浮かれたシーン、その後ヒーローへ…。この一連の流れがスムーズで無駄なシーン、つまらないシーンがほぼありませんでした。

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この映画は上映時間が134分ありますし、最近は私も集中力が持続しなくなってきて、面白い映画でも大抵途中で他のことを考えたりして気が散ってしまいます。しかし、この映画は134分飽きること無くずっと画面に集中していた自分に驚きました。

 

言ってみれば、面白いと思われるシーンをギューッと凝縮して集め、それだけをつなぎ合わせた感じ。途中、主人公のビリーの相棒であるフレディが、学校のいじめっ子に虐められるシーンがあるのですが、これをしつこく描かなかったのは結構象徴的だと思います。

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アメリカの学校はスクールカーストというものがあり、学校内での立場が明確で棲み分けが悪い意味で出来ており、それがイジメや暗い学校生活の一因と言われています。そして、このスクールカースト上位が下位を虐めるというシーンは、映画でもドラマでもお馴染みです。で、これをだらだら長くやる映画が多いんです。勿論、その後いじめっ子を見返すシーンの前振りだったりするので、重要なシーンである場合も多いのですが、そうでない場合も結構あるので、こういうシーンでだれてしまうんです。

 

このフレディが虐められるシーンは、たまスポット的に出てきて、フレディはカースト下位であることを提示するためだけに使われているので、すぐシーンが切り替わりますし、その後あれはどうでこうで…と会話が続くような引っ張りはしません。また、虐められたらすぐにビリーがフレディに代わって仕返しをするシーンもあるのですぐに溜飲が下がります。

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このように、いわゆる動きの少ないシーン(話が動かないとかいうストーリー上の意味と、その場所から動かないという物理的な意味のどちらか)は極力少なくなっています。バトルだったりシャザムがどうこうの面白さがわかりやすいシーン以外だと、ビリーが母親を探して動き回ったり、グループホームでの葛藤だったり、基本的に話がどう動くきちんとか見ていないとわからなくなる(=見なくて良い不要なシーンがない)ので見ていて飽きないんです。

 

ここまで最後まで飽きずに見られた映画は久々かもしれません。上映時間が134分と昨今の映画にしては長いので気になる方もいると思いますが、私はずっと飽きずに見ることが出来ました。

 

○意外と真面目なヒーロー映画

CMだとコメディチックな部分が強調されているので、全編、もしくは大部分がこのノリかと思うかもしれませんが、実は半分くらいはきっちり真面目なヒーロー映画になっていました。『ヒーローとはなんぞや』とか、敵に追い込まれてピンチでシリアスになったりとか、相棒のフレディと衝突して喧嘩別れしそうになったりとか、結構真面目なシーンが多いです。

 

CMのノリがずっと津ずく子とを期待して見ると肩透かしを食らうかもしれません。私はコメディとシリアス…と言うほどではありませんが、ヒーロー部分の割合がバランス良いと感じました。

 

◎コメディ部分がちょうどいい温度の笑いだった

CMであったようにコメディ部分がたくさんあるのですが、そのどれもが爆笑するようなものではないものの、ニヤッとしたりちょっと吹き出したり…そんなちょうどいい笑いの温度が観ていて心地よかったです。

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例えばシャザムは相棒のフレディの提案で、YouTubeにいわゆるチャレンジ動画をアップします。どれくらいパワーがあるのか。どれくらい速く走れるのか。飛べるのか。などなど。

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決して爆笑するようなものではないのですが、これが細かくどんどん襲ってくる中盤はたまりませんでした。

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◎下ネタがほぼないので家族で見られるエンタメ映画

シャザムの映画は万人に勧められる映画です。老若男女、1人で見る方、家族で見る方、誰にでもです。何故かと言うと、小見出しに書いてあるとおり、下ネタがほぼないからです。

 

家族で観に行く映画やTVで放送している映画を観ていて、不意の下ネタが出てきてお茶の間沈黙…。唐突にお母さんが「チャンネル変えようかな~」なんて言って別番組に…なんて経験は皆さんあると思いますが、この心配はまずありません。家族皆で観に行って笑って帰れる楽しい映画でした。

 

ただ、「ほぼ」と書いたとおり、完全無欠にゼロではありません。ちょこっとだけあります。ではどんな下ネタかと言うと…。

 

話の最後には全く関係ありませんが、この映画にどのような下ネタが出てくるのかを書いた内容になります。お子さんとと見に行こうと思っている方はチェックすると良いかも。ストーリーの核心部分ではありません。

 

  1. ナンパっぽい声かけを一言だけ掛ける
  2. 14歳の主人公が大人の店に行っておっぱいを見たらしきシーンが1回ある
  3. 敵の金的を攻撃
  4. 敵から逃げるときに*2の大人の店が出口になる

 

この下ネタらしき物を134分で全部完璧に拾ってこの4つのみです。

 

(1)は、通り過ぎ際の女の人に、「ねえ遊ばない?」と軽く声を掛けて終わりです。

 

(2)は、だいぶ際どそうに見えますがそんなことはありません。大人になったシャザムが外観ピンクの小屋の、どうも大人のお店っぽいな~と見えるところにウキウキで入るものの、中に入って5分もたたずに出てきたときの会話が下記の通りです。

 

フレディ「おっぱいいぱい見た?乳首見た?…どうしたの?」

シャザム「金なくなった」

フレディ「5分しかいなかったのに?」

シャザム「おっぱい超金掛かるわ」

 

その建物が風俗店やストリップ小屋なんてことは一言も言われませんし、そのような看板も出ません。勿論、中の様子が映像で出ることも、音声で伝えられることもなし。分かる人には「ストリップ小屋でおっぱい見てきて、チップですぐ持ち金無くなったんだなw」とわかりますし、わからない人にはそのままわからないだけで終わる軽い描写です。時間にしてもピンクの建物登場からこのシーンが終わるまで1分もありません。これがこの映画の中で最もでかい下ネタです。

 

(3)は、敵の男の急所である金的をシャザムがパンチで攻撃。「ざまあみろ~」と言うシーン。

 

(4)は、敵から逃げたら何故か(2)で出てきたストリップ小屋へと扉が繋がり、「なんでこんなところに!」とのギャグシーンです。

 

まあ、気にしすぎなくらい拾ってこの4点のみです。厳密に下ネタと言えるのは(2)とと(4)だけです。しかもこのストリップ小屋の下りは単に興味津々な少年というギャグ(2)だけではなく、その後敵から逃亡する際(4)にも出てくるとは…。

 

ネタバレはここまでです。

 

○演出が凝っている

予備知識ゼロで観に行ったので、もしかしたら原作のコミックでは同じように描かれているのかもしれませんが、演出が凝っていて面白かったです。

 

未見の方は読まない方が良いネタバレが不意組まれています。

 

まず最初に、1974年が舞台となり、少年とその父親と兄が3人車に乗っているのですが、魔術師シャザムに召還(?)されたので、「お、この少年がシャザムになるのか?それにしては1974年が気になるな…」と思っていたのですが、『清らかな心を持つ』という条件に合致せず、否定され帰されてしまいます。「え?この少年が主人公じゃないの?どういうこと?」と混乱したまま時は現代へ…。「あれはなんだったんだろうな~」と頭の隅に引っ掛かりながら映画を観ていると、なんとその少年が敵であるシヴァナへと成長…。

 

いや~びっくりしました。まさかヒーローとして召還されたはずの少年が、その後悪役になってしまうとは…。これは予備知識がなく、流れを知らなかったからこそ味わえる驚きでした。

 

それともう1つ。主人公のビリーは幼い頃に母親とはぐれ、そのまま母親は見つからずに里親を転々としているのですが、母親とはぐれたときの記憶の演出がたまらなく上手かったです。

 

ビリー目線のはぐれたときの思い出では、母親はニコニコ笑顔でいかにも幸せな母子です。しかし、実は母親は子供とはぐれた時点で17歳で、子育てにも人生にも疲れ、そのまま子供が行方不明でも良いとその場を去ってしまっていました。そして、その母親目線で語られるはぐれたシーンの映像だと、母親は終始むすっとしており、ビリーに掛ける言葉も当たりが強い…。

 

真実はビリーと母親がはぐれたというただ一点だけなのですが、それが見る者の視点によってこうも代わるんだ…。と悲しい気持ちになりました。

 

ネタバレはここまでです。

 

△上映時間が長い

何回か触れましたが、この映画の上映時間は134分なので長いです。時間にすると2時間14分です。私は朝一の9時20分上映の回で観ましたが、終了した時間は11時50分。CMも最初に10分近く入るので、座っている時間はおよそ2時間30分。上映開始10分前から座っていたら2時間40分です。映画館で座っている時間はかなり長くなりました。

 

集中がこんなに続かないと不安な方は、映画館で観るのは厳しいかもしれません。ただ、前述したように、私がその『集中が続かない方』に該当するのですが、飽きずに最初から最後まで観ることが出来ました。どうしてもこの上映時間、拘束時間が気になる方は、最近は映画の市販されるのが早いのでそれまで待つのも手です。最近のパターンだと上映終了から半年以内に販売されるようです。

 

ちなみに、一例を挙げると、ボヘミアン・ラプソディは日本公開が2018年11月19日で、Blu-rayなどで発売されたのが2019年4月17日でした。公開から5ヶ月後です。

 

△最後はちょっとご都合主義?

未見の方は読まない方が良いネタバレが不意組まれています。

最後は主人公のシャザムが魔術師シャザムが持っていた杖をグループホームの港一緒に持ち、合い言葉の「シャザム!」と叫ぶと、皆が超人へ…。これはどうなんでしょう。一気にシャザムが6人になって驚きました。

 

あとは、電撃も上手くバトルに組み込んでいませんでしたし、殴る蹴るがメインなので少し単調だったかなと。個人的な感想としてはこのラストバトルになる前までの話の方が面白かったです。

 

あとは敵のシヴァナ可愛そうかも…。突然勝手に召還されて清らかな心を持っているのかてテストされて、お前じゃダメだと否定され、それが原因で家族の乗っていた車が事故に遭い、疎まれる存在になり…。そりゃあ魔術師シャザム恨んで当然だよな…と。

 

しかし、スキンヘッドの白人は悪役に似合いますねえ。

 

ネタバレはここまでです。

 

○エンドロール後に映像があるので要注意

エンドロールは凝っていて2種類ありました。最初のエンディングを迎えて流れるエンドロールは、白地バックにシャザムのコミックの画が出てきました。そしてその次は一般的な黒い背景に白い字でスタッフロールが延々と流れる、何の変哲のないものなのですが…その後に30秒ほどの短い映像がありました。

 

私が観た回は初日の朝一で、まだそのような情報が周知されていませんでした。エンドロールの後に映像があるとは知らずに席を立って帰ってしまった方が相当数いました。

 

私はこのようなエンドロール後の映像を期待していたわけでもないのですが、暗いうちに歩き回ると危ないですし、数分を急いでも仕方ないので、余韻というわけでもないのですが、その場でいつも通りボーッとしていました。そうしたらこれですよ。なんとなくボーッとしてて良かったー。まあストーリーには一切関係ありませんけどね。

 

まとめると下記のようになります。

 

  1. エンドロール1個目(白背景に漫画が描かれるもの)
  2. 本編最後の映像
  3. エンドロール2個目(オーソドックスな黒背景に白文字のもの)
  4. オマケ映像30秒くらい

 

つまり、エンドロールもエンドロール後の映像も『2回』あるんです。これから見に行く方は、エンドロールのあとに映像があるので注意してください。映画館の明かりが付くまでじっとしていましょう。

 

×菅田将暉の声質、演技ともに問題あり

私は吹き替え判を観たのですが、主役のシャザムの声が俳優の菅田将暉さんで…。酷かったです。百聞は一見にしかずなので、気になる方は動画をご覧ください。

 

これでOKと言う方はそれで問題ないです。どれだけを許容範囲とするかは人それぞれなので、その感覚に文句をいうつもりは一切ありません。ただ、私は棒読みだと思いましたし、何より声質が周りから異常に浮いている印象を受けました。

 

演技に関しては、シャザムは14歳の男の子が子供が無理矢理大人になったので、擁護しようと思えば出来るのですが、声質の違和感ばかりはどうしようもなく、終始気になって最後まで消えませんでした。声質が浮いているので1人だけ別の世界にいるようで、それもまた棒読みに感じることに拍車を掛けていたように思えます。

 

他の役が本職の声優さんばかりだったのも浮く大きな要因だったのもしれません。しかも緒方恵美さんや子安武人さんというベテラン声優です。声質の浮き具合は周囲との比較でも際立ってしまっていました。

 

ちなみに、主役のビリーは緒方恵美さんなのですが、ときたまエヴァンゲリオンの碇シンジそのままに聞こえるときがありました。

 

総評

アメコミヒーローものはこれまで敬遠気味でしたが、こんなに愉快な映画なら今後食わず嫌いは改めなければならないと思える映画でした。下ネタもほぼないので家族皆で楽しめる純粋なエンタメ映画でした。派手なバトルシーンなんかより、それまでの話や、細かいギャグが面白かったです。つまり、お話それ自体が面白かったのは意外でした。

 

アメリカでは観客の満足度が高いアンケート結果が出ていますし、2週連続興行成績1位でしたし、最後のシーンを観てもおそらく続編は確定ですね。気が早い話ですが今から続編が楽しみです。

 

こんな人にお勧め

  • オーソドックスなアメコミヒーロー者が苦手な人
  • 笑いとヒーローがバランス良くミックスされた映画を観たい人
  • 下ネタがほぼない映画を観たい人
  • 家族で映画を楽しみたい人

 

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