今回レビューするのは、QarfeeさんのUSBメモリ『UD50-32PK』です。
それでは早速レビューを書いていきたいと思います。
目次
特徴
- 【3in1 多機種対応】: 本体は iPhone /iPad/Android/PC三種類機種に対応可能なUSBメモリー。 (付属したType-Cコネクタによって、Type-Cのスマホと最新バージョンのMacbookにも対応しています。) iPhone(iPhoneX最新バージョンを含む)、社会的メディアを持つファイルを自由に移動、ファイル暗号化対応、データの共有など、ストレージ容量の拡張が可能です。(❀ご注意:ipad proに対応しません)
- 【iPhoneユーザー】: iPhone/iPad では、専用アプリを使用し、画像、動画、office文書などを各機種内へ自由に移動や保存が簡単にできます。また、このアプリは公式アプリとの互換性があり、それぞれのファイルを共有化できます。 iPhone内のある公式アプリと両方でのファイルを自由に移動し、専用アプリ内でファイルの編集、暗号化ができます。または連絡先の管理、バックアップ、リストアも簡単に行うことができます(連絡先の消失時に復元が可能)。
- 【Android/PC機種】: 本体はUSBメモリーとして簡単にPCと接続できます。 Androidでは本体のファイル管理・ストレージ管理を使用し、ファイルを直接編集ができます。(編集機能は設備本体によって異なる、またはAndroidのGoogle Playで、別のストレージ管理のアプリをインストールして編集することができます。)
- 【暗号化&データの安全確保】パスワードを設定し、本体でファイルの暗号化を行うだけではなく、アプリ本体への暗号化も行います。機種により、パスワードはもちろん、Touch ID、face IDでもアンロックできます。「iPhone」(アプリ内ストレージ)のデータの保護もできます。データ共有と同時に個人資料の管理方法としても最適です。ファイルロックの紛失時もデータによる情報漏れの心配はありません。
長所と短所
- ◎USB 3.0、Micro B、Lightning端子に対応
- ○USB Type-Cアダプターが付属
- △スライドスイッチが固定されない
- ○USB 3.0としてきちんと速度が出る
- ○収納ケースが便利
外観
パッケージ外観
セット内容
パッケージ内容は画像の物で全てになります。
USBメモリ。
Type-C変換アダプタ。
説明書。日本語単独の物です。
スペック
製品名: フラッシュドライブ
カラー:ピンク
材質:アルミ合金製
容量:32GB
インターフェイス:Lightning(iPhone、iPad);Micro USB(Android携帯電話、iMac);Typc USBAndroid(携帯電話);USB (パソコン)
サポートファイル:写真、動画、音楽、ビデオ、オーディオ、テキスト、Office文書などのファイル。
対応機種:iPhone IOS8.0以上、ipad、windows、OTG機能持ちのAndroid携帯シリーズ。
使用した感想
◎USB 3.0、Micro B、Lightning端子に対応
このUSBメモリは真ん中にスライドスイッチがあり、片方にLightning端子、片方にUSB3.0端子があります。それを真ん中のスライドスイッチをスライドすることにより、どちらかの端子が飛び出て使用できる仕組みです。
使用できる端子はiPhoneやiPadなどで採用されているLightning端子。一般的なUSB端子であるUSB Type-Aの3.0。さらに、そのType-Aは指で折ることによりスマホなどで広く採用されているMicro Bになります。良くできたギミックがあるので、両端で2つの端子に見えますが、実際は3つの端子が使用できます。
USBメモリ自体は非常に小さいです。持ち歩きにも邪魔になりません。100円玉と比較すると画像のような感じになります。
○USB Type-Cアダプターが付属
Type-AをType-Cへ変換できるアダプターが付属しています。Type-Cは新しい規格で、今後スマホやPCに標準搭載されていき、現在も続々と対応機種が増えています。ただ、アダプターを接続するとやはりUSBメモリ自体が大きくなってしまい安定感もやや欠けます。
重量はUSBメモリのみで10.5g。変換アダプタ込みで14.5gでした。非常に軽量です。
△スライドスイッチが固定されない
スライドスイッチはどちらかにスライドしきってもカチッと固定されません。USB端子に差し込む際にはスライドスイッチを指で押さながらでないと、差し込む力でUSB端子が引っ込んでしまいます。ここはどちらかにスライドしきったら固定されて欲しかったところ。
○USB 3.0としてきちんと速度が出る
ベンチマークソフトでは転送速度がUSB 3.0にしては遅かったのでおかしいと思ったのですが、実際にファイルを転送すると、数値以上にしっかりと速度が出ました。実際にファイルを転送した実験結果は後述しますが、どうも最大転送速度は遅いのですが、平均した転送速度は速いようです。
ベンチマークソフトの結果だけ見ると、以前試用したUSBメモリよりも明らかに遅いのですが、実際に転送したらそれよりも早かったです。ベンチマークソフトの結果だけを信じては駄目との好例でした。
確かに転送速度をリアルタイムで目視していると、最大転送速度に近い速度がずっと出ていました。以前使用したUSBメモリだと、最大転送速度が出るのは一瞬で、あとはその半分程度だったので、このあたりがベンチマークソフトに現れない転送速度の速さの要因になっているようです。
大きいファイルの書き込み速度
1.84GBの動画ファイルを1個書き込んだところ、1分18秒掛かりました。最大転送速度は19.2MB/s。
大きいファイルの読み込み速度
1.84GBの動画ファイルを1個読み書き込んだところ、50秒掛かりました。最大転送速度は38.9MB/s。
小さいファイルの書き込み速度
合計16.1GBの細かいファイル群を書き込んだところ、1時間20分秒掛かりました。最大転送速度は5.4MB/s。
小さいファイルの読み込み速度
合計16.1GBの細かいファイル群を読み込んだところ、28分掛かりました。最大転送速度は10.4MB/s。
○収納ケースが便利
USBメモリも変換アダプタもアルミ缶のケースに入っていたのですが、これが意外としっかりしていて持ち運びにも便利でした。中にはスポンジがあるので衝撃にも安心。
Type-Cの変換アダプタは小さいので、USBメモリと変換アダプタの2つを持ち運ぶのは雑多になってしまい面倒です。しかし、このアルミ缶ケースに入れると、填める場所もきちんと型取りしてありますし、邪魔にならずに2つを持ち運べます。何より紛失の危険が激減します。
このアルミ缶ケースはお洒落でしっかりしているので、中のスポンジを取って、細かい物を持ち運ぶ際の汎用ケースとしても便利に使用できそうです。
総評
ベンチマークソフトの結果は良くないのですが、実際に試用すると明らかに数値以上の転送速度が出ました。前述したように、ベンチマークソフトは基本的に『最大値』を出すので、このUSBメモリは最大値は低いものの、『平均値』は高いようです。
こんな人にお勧め
- USB3.0、Micro B、Type-C、Lightning端子を1つのUSBメモリで使用したい人
- 平均転送速度が速いUSBメモリが欲しい人
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