「ProLite B2403WS/iiyama」レビュー ~24インチパソコンモニタ~ 評価はまだありません

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先日の日記で、24インチの液晶モニタを買ったと書きましたが、商品が届いて暫く使ってみたので、今回はそのレビューを書きます。

 

 

まず始めに、モニタを購入する動機を書いておきます。これも以前の記事で書いたのですが、私の最近の作業は、WEB閲覧、文章作成、これらの作業中に無音だと寂しいので、動画閲覧、音楽再生、ハロプロのDVDが出たときはそのエンコ。こんな感じでした。19インチの1280×1024だったのですが、右でWEB閲覧、左下で文章作成、左上で動画再生。私の標準的な作業はこんな感じで、それに加えて必要に応じ、動画エンコと言った感じです。そうなると、当然それぞれのウインドウは重なり合い、隠れあい、いちいち作業に応じて、最前面にするためにクリックしなければなりませんし、何より画面が煩雑になっていました。そこで、これらの作業がスムーズにできるように、大型のワイドモニタを買おうと思った次第です。

 

そこで色々調べた結果、BenQの2400WとこのiiyamaのPLB2403WSで最後まで迷いました。結局、日本メーカーと言うことと、価格.com等のレビューでiiyamaのこのモニタに決めました。

 

日曜日の朝にECカレントに注文し、雪が降っていたので予定通り届くか心配だったのですが、月曜日にちゃんと届きました。恐るべし日本の流通業界。

 

さて、肝心のレビューですが、一週間ほど使って、色々なことがあったので、書きたいように次から次へと書くと纏まりが無くなるので、いくつかのポイントに分けて書いていこうかと思います。

 

特徴

 

(1)視野角

 

TN液晶の購入は初めてだったので、見る角度や置く位置など、色々実験しました。今までは19インチの非TNパネルを使っていたので、TNの視野角が話題になり、ネックになる意味が良くわかりました。特に上下、さらに言えば、特に下からの視野角は相当に厳しいです。標準的であろう私の机にモニタを置いて、床に座って見上げると、上半分はモノクロに加工したように見えます。とても見られたものではありません。不思議なことに上からはここまで酷くならず、結構見られます。次に左右ですがこちらも下から見るのとは違い、結構見るに堪えられます。勿論上からも左右からも色変化、と言うか暗く見えるので明暗の変化ですが、それは感じますが、普通に机に座っている分には、体ごと思いっきり傾けて、左右から覗き込まない限りは、十分実用に耐えるかと思います。しかし下からは…洒落になってないです。

 

(2)スィーベル機能

 

上記で視野角について書きましたが、この視野角の欠点を補う上で重要なのが、このスィーベル機能です。要は台座の首振り機能です。左右上下に、かなりスムーズに、そして自由に動きます。以前使っていた液晶も、その前のCRTも、首振りが堅くて動かし辛かったんですよね。ところがこれは、堅くもなく柔らかくもなく、実に気持ちよく動かせます。視野角の厳しさは、このスィーベル機能を存分に活用すれば、十分に補うことが可能です。先ほども述べましたが、この液晶は下からの視野角に非常に厳しいので、気持ち前向きに、上から見下ろす感じに設置すればベストになるかと思います。 もうひとつ特徴的なのが、上下に首が「伸びる」と言うことです。扇風機の上下に伸びる首をイメージすればわかりやすいかと思います。これもスムーズでかなり使いやすいです。しかしひとつだけ欠点が。高さを決めてネジ等で固定するわけではなく、引っ張るとスーッと伸びて、引っ張るのをやめるとそこで止まる。押し込むとスーッと下がって、やめるとそこで止まる、と言うものなので、液晶を移動しようとして首を掴んで持ち上げると、否応なしに伸びてしまいます。これは移動の際に不便ですが、慣れれば伸びる部分ではなく、少し下の伸びない首の部分を自然に持てるようになるので、この欠点は許容範囲のうちでしょう。

 

(3)ピボット機能

 

1920×1200と言う、横に長いワイド液晶モニタですが、ピヴォット機能を使えば、1200×1920と言う縦長のモニタに切り替わります。これもスウィーベル機能と同じように、実にスムーズに回ります。画面の縦横の切り替えも、iiyamaから配布されている、softOSMで簡単に設定できます。ビデオカードの機能でも切り替え可能ですけどね。これは、WEBの閲覧や文章の作成時に非常に便利で、重宝する人には本当に有り難い機能だと思います。ただ私の場合、WEB閲覧は良いのですが、その他にもうひとつウインドウを使うような作業の場合、横にスペースが無いので元に戻しました。

トラブル

 

(1)動画再生時に横線が入る

 

これは色々検証した結果、原因らしきものは特定しました。デュアルモニタにすると、動画を再生したときに、動きの激しいシーンで、こちらの液晶にチラチラと横線が入ります。ここからはおそらく推測ですが、ビデオカードのパワー不足です。

 

1920×1200+1280×1024ですからね。私の使っているビデオカード、ASUS EXTERM N6600 Silencerのサポート解像度は2048×1536ですから、トータルに表示する画素数では、完全にオーバーしているんですよね。おそらくこれが原因かなと。

 

(2)動画再生時に突然青色の画面になる

 

このトラブルとは違うのですが、少し触れておかなければならない事があります。この機種は、電源投入時、シャットダウン時などに、青色一面の画面が出ますが、エラーではありません。誤解を招かないように、ブルースクリーンと言う言葉では無く、青色一面と書いています。パソコン用語では、一般的にブルースクリーンと言えば、致命的なエラーで、エラーメッセージとともに出る画面のことを指しますからね。これは「仕様」と言うことでどうしようも無いようです。 それでは表題のトラブルにの話に戻りますが、動画再生時に青色一面になるトラブルの原因も特定しました。私の使っているビデオカード、ASUS EXTERM N6600 Silencer(のドライバ)と、iiyamaの公式HPからDLできる、画面設定をソフトウェアで変更できるツール、softOSMとの相性が悪かったようです。起動させないようにしたところ、問題なく動画再生されました。しかしその後も、極まれに動画を弄っているときに、画面がおかしくなることがあったので、アンインストールしたところ、完全に問題は解決しました。

 

総合的な感想ですが、まず買って良かったか悪かったかと言えば、間違いなく「良かった」と言えるものでした。ただやはりTNの宿命である、視野角の狭さはマイナス評価にならざるを得ません。とは言っても、先にも述べていますが、下から以外は予想以上にきちんと見えたので、それは良い意味で意外でした。 結論としては、長所と短所、そして何よりこのコストパフォーマンスを考えると十分満足な買い物でした。

 

先にも述べましたが現在デュアルモニタ環境の完全な構築を目指していまして、ビデオカードのパワー不足が明らかになったので、ビデオカードも購入しました。またこの話が後日できたらなと思います。

 

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