「二度目の人生を異世界で/まいん×かぼちゃ」(第1~7巻)レビュー ~94歳のお爺ちゃんが死後に若い姿で異世界に転生~

今回レビューするのは、まいん×かぼちゃさんの漫画『二度目の人生を異世界で』です。

 

異世界転生もののテンプレのような話です。異世界転生、俺つえー、ハーレムなどなど、賢者の孫に似ていると感じました。

 

それでは早速レビューを書いていきたいと思います。

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未読の人が知らない方が良いネタバレについては、このようにオレンジ色のマーカーで、ネタバレの始まりと終わりを注意します。重要なことを強調する黄色のマーカーとは別なのでご注意ください。

 

あらすじ

94歳で大往生した老人男性 功刀蓮弥(くぬぎ れんや)は、天界にて神様を名乗る幼女からのお願いにより、西洋中世ファンタジー風な異世界に青年として転生する。前世での蓮弥は、「功刀一刀流14代目当主」として超一流の剣士であった。若い頃の彼は世界大戦や裏社会の仕事に従事し、数多くの死線をより多くの屍の山を築いて生き延び、「剣鬼」の異名をもっていた。

 

転生後、女剣士シオンと女僧侶ローナと出会ったレンヤは、冒険者として過ごすことになる。蓮弥は転生の際に身に着けた卓越した身体能力と特殊技能を用いて、モンスター退治などの依頼などを受けて解決していく。

 

長所と短所

  • △異世界転生テンプレの俺つえーもの
  • ○話が単純なのでサクサク読める
  • △主人公が偉そう
  • ○作画は当たり
  • △94歳の設定が生かせていない

 

感想

△異世界転生テンプレの俺つえーもの

この『二度目の人生を異世界で』は異世界転生もののテンプレそのままです。異世界に転生し、女神にチート能力を授かり、異世界で無双。周りにはどんどん女の子が増えていきハーレム状態。このような話が好きな方なら面白く読めると思いますが、逆に異世界転生テンプレものはあまりにも量産されたため、嫌いな方も少なくないと思います。

 

漫画しか読んでいませんが、同じような系統の漫画として『賢者の孫』があります。これに非常に良く似ています。賢者の孫の主人公は温和なのですが、こちらはもっと性格が尖った感じ。他にも些細な違いはあるものの、異世界転生して俺つえーしてのその無双さ加減は非常に良く似ています。賢者の孫が好きな方は合うと思います。

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賢者の孫にない要素としては、最近よくある空中にディスプレイを出してステータスを確認したり、空庫と言って空間に物を収納して持ち運べる能力があること。ゲーム的な表現をそのまま世界観に入れてしまっています。

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ハーレム要素では、最初に出会った女性2人の冒険者とパーティーを組み、屋敷に取り憑いているロリキャラのシルキー、お約束のエルフと、こちらも異世界転生もののお約束を踏襲しています。

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ただ…イキリ方が古くて安易です。異世界に行って右も左もわからないのに野党に切れてあっさりぶちのめします。俺つえーここに極まれりと言った感じ。俺つえー成分はかなり強いです。

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○話が単純なのでサクサク読める

この漫画の話は特に複雑な設定もないのでサクサク読めます。ストーリーだけではなく、コマ割りもシンプルですし、吹き出しの文字数も少なめです。ここも前述の賢者の孫に似ていると感じました。賢者の孫もシンプルなストーリー、シンプルで大きめのコマ割り、少ないセリフでサクサク読めたのですが、これも同じように読みやすい漫画です。

 

つまらない漫画は読むのが面倒になってしまうのですが、お世辞にも凄く面白いとは言いがたいこの漫画でもサクサク読めました。それくらい読みやすい漫画です。

 

△主人公が偉そう

異世界転生ものテンプレなことは好みの問題なので良いのですが、主人公が終始偉そうで誰に対しても上から目線なのは気になる方が多いかもしれません。正直、主人公に好感は持てません。

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俺つえーなので当然チート級に力があり、剣術は鬼のように強く、魔力もあっさりレベルアップで最強クラスになります。そして、前述したように終始偉そうな態度をする主人公なので、強さの上にあぐらを掻いた横柄な主人公となってしまっています。

 

異世界転生ものテンプレなことは笑って読めると思うのですが、主人公の性格や言動で拒絶反応が出るかもしれません。

 

○作画は当たり

なろう小説のコミカライズでは、作画を担当する方によって、売れ行きや評価が大きく変わると言われています。その点で言うとこれは当たりです。絵が綺麗で見やすく、書き込みしすぎて見づらいこともなく、背景がスカスカでもない見やすくてスッキリした絵柄です。

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△94歳の設定が生かせていない

94歳で大往生した主人公が、女神に頼まれて異世界に18歳の若い姿で転生します。異世界転生ものは交通事故に遭ったり、殺されて死亡。その後異世界に転生する話が多いのですが、こちらは寿命を全うしての転生なのでこの部分はユニークです。

 

しかし、残念なことにこの94歳のお爺ちゃんの設定は全くと言って良いほど生かされていません。前の人生の記憶は失っており、フラッシュバックでたまに戦争中の苦い記憶が出てくる程度。やっていることはただ若者が異世界に転生して俺つえーするだけになっています。

 

最初に私が惹かれたのが、他とは違って94歳で転生することでした。中身は枯れた94歳のお爺ちゃんだからこその面白さや言動に期待して読み始めたのですが、そのようなことは全く出てこず…。

 

一応女性に対して少し枯れているような描写はありますが、微妙なのでそこが面白さとして際立つわけでもありません。

 

折角こんな面白い設定なのに、何故94歳の設定を生かさなかったのか…。結局、他でもよくある単なる異世界転生、俺つえーになってしまっています。

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総評

異世界転生ものは人気ですし、どんどんアニメ化されているので、個人的には物凄く面白くてお勧めというわけではないのですが、テンプレでツボを抑えていますし、いつかはアニメ化しそうだな…と書こうと思ったのですが、調べると一旦アニメ化決定後中止になっていたのですね。

 

確かに前にこんなニュースは見た記憶がありますが、まさかそれがこの作品だとは、この記事を書いている途中まで知りませんでした。原作の小説の方も出版停止とのことで、続きは読めそうにないですね…。

 

こんな人にお勧め

  • 異世界転生テンプレの話が好きな人
  • 俺つえーものが好きな人
  • 賢者の孫が好きな人

 

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