目次
あらすじ
1987年06月24日放送。
前回、五代君と響子さんの信頼関係が一気に構築されましたが、その矢先「あの」八神が策略を巡らして五代君に近付き、まんまと家庭教師と教え子の関係を作ってしまいます。
八神の登場が継続
八神は、五代君が教育実習生期間だけに出るスポットキャラだと当時は思っていたのですが、少し間を開けてまた出てきましたね。この期間ってもしかして、作者の高橋留美子さんが、八神をどうやって再登場させようとしてたのか考えていた時期だったりして、なんて考えちゃいます。
もし、そうだとしたら、キャラが立ちすぎて、このまま退場させるには勿体ない、若しくは、読者の人気が出たからでしょうね。
五代君は金欠
五代君は今回、前回の金沢旅行で散財して貯金が無くなり、家賃さえ待ってもらっている状態に陥っていました。そりゃそうですよね。予定に無い旅行を突然しましたし、タクシーを使いまくって響子さん追い掛けて、最後なんて結構良さそうな旅館に泊まっていました。そんな金欠五代君に八神はタイミング良く近付いて来たわけです。
一刻館には鬼が住んでいる
ところで、一刻館には恐ろしい鬼が住んでいることを、今回もまざまざと見せつけられました。
折角家庭教師のバイトに有り付き、月謝数万円を貰ったのに、一刻館のその鬼達に集られ、一夜にしてバイト代が無くなってしまいました。ちなみに一刻館の家賃は2万円です。原作漫画の第21話で1万円札が2枚家賃としてノートに挟んであります。アニメでは第19話でノートに2.1万円と書かれていましたが、まあ原作漫画準拠で良いでしょう。
五代君、響子さん、一の瀬さん、四谷さん、朱美さんの5人で飲んで、当時の物価が少し安いとしても、仮にもスナックですから、おそらく1人頭5千円はするでしょうから、合計で2.5万円くらいでしょうか。
支払いは響子さんと折半していましたから、1.25万円として、一刻館の家賃2万円と合わせると、3.25万円が1日で飛んだことになります。この後八神に月謝を突き返せなかったことを考えると、家庭教師の月謝は3万~4万ってところが妥当でしょうね。
しかし八神はストーカーでは
八神はなんの疑問も躊躇もなく、一刻館、そして五代君のバイト先に来ていましたが、今だとハッキリ言ってストーカーですよね。こんな可愛いストーカーなら大歓迎ですが、外から見ている分と、実際に自分がされるのとでは違うのでしょうけどね。
八神の策略はデスノート並み
八神は知恵を巡らせて、言葉のトリックを巧みに操り、五代君と響子さんを見事に騙し、五代君との関係を作ってしまいます。
めぞん一刻は皆さんご存じの通り、ドタバタコメディであり、ラブコメなのですが、この部分だけは頭を使う漫画で有名なデスノートにも負けず劣らず凄いんです。めぞん一刻という作風に内包されて見逃しがちですが、ここは本当に感心しました。
原作漫画では
八神のどや顔
最後はいつもの八神の可愛いしてやったりのどや顔で終わりました。
この八神のライバル心向きだしで五代君を奪いに来る言動は、絶対にこずえちゃんではできなかったんです。だからこそ、響子さんに五代君を好きだと気付かせる役回りとして、八神が必要だったんですね。結果的に物凄く良いキャラになりました。
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