目次
長所と短所
- ○安い
- ○安くて7ボタン(チルト含む)
- ○ロジクールUnifying(1つのUSBドングルで8台まで接続可能)
- ○ロジクールソフトウェア「SetPoint」で柔軟なボタンの割り当てが可能
- ○3年保証
- △ホイールスクロールが独特
コストパフォーマンス抜群のマウス
最近キーボードとマウスを連続して買っていますが…それは置いといて、今回はロジクールのM545を購入しました。
ホイールスクロールのクリック感や抵抗がないとのことで躊躇していたのですが、ロジクールの7ボタンマウスはこの値段で買える物は他に無く、ダメ元で買ってみたら当たりでした。
ホイールスクロールの挙動についてはのちに譲るとして、独特の挙動も含め、ロジクールのサポート体制、保証期間など、この総合力で2500円以下で買えるマウスは他に無いんじゃないでしょうか。
独特のホイールスクロール
Amazonのレビューなどでは、ホイールスクロールがスルスルと滑りすぎる…つまりクリック感が全く無く、弾くと惰性で回り続けると書いている方もいるのですが、私が購入した物ではクリック感がありました。仕様が変わったのでしょうか。しかしそんな重要な部分を同じ名前で発売し続けるマウスで変えるとも思えず…。
おそらくですが「感じ方の違い」なのかなと…。先日、マイクロソフトのマウスも買った(サブのキーボードとマウスに「Wireless Desktop 3000 MFC-00036/マイクロソフト」レビュー)のですが、これは間違いなく抵抗が全くと言って良い程無いホイールスクロール感です。少しホイールスクロールを弾くと、抵抗無く少しの間スルスル回り続けます。ところがこのM545は、このような明らかに抵抗、クリック感が無いホイールスクロールと違います。抵抗もクリック感も確かにあります。ただ、もの凄く弱々しいクリック感ではありますが…。この「弱々しいクリック感」を、今まで本当に抵抗がまるでないマイクロソフト等のマウスを使ったことがない人が、「抵抗が無く回り続ける」と書いているんじゃないでしょうか。クリック感の他に抵抗もあります。回り続けることは私が買ったこのM545ではありません。力一杯弾いてもすぐに止まります。
ただ、私が今使っているトラックボールのM-XT1DRBK(遂にM570tの対抗馬が登場「ワイヤレストラックボール M-XT1DRBK/ELECOM」レビュー)や、他にも私が持っている同じロジクール製品のM235(シンプルで安価なマウス「Wireless Mouse M235/Logicool」レビュー)のような、「確かなクリック」感があるかと言われれば、それは無いと断言できるほど弱々しいクリック感であることは確かです。ハッキリとしたクリック感が欲しい人は敬遠した方が良いかもしれませんが、弾けばずっと回り続けると言うことは間違いなくありません。「弱々しいクリック感」と、「確かな抵抗」が間違いなくあります。
弱々しいクリック感との表現は曖昧ですが、少なくとも弾いてずっとスクロールするようなものではないこと、そしてクリック感があるとは言っても1目盛りごとの操作は困難であること。この辺のことから曖昧な表現しかできないんです。
1目盛りごとのホイールスクロールが困難(一応無理ではない)なことで、何か不都合が生じるかと思いましたが、特に今のところ致命的な問題は起きていません。私はずっとホイールスクロールに確かなクリック感のあるマウスを使ってきたので不安でしたが、こういったクリック感の無い(弱い)ホイールスクロールのマウスも多いので、これはこれで慣れの問題なんでしょうね。
動画の10秒送りや戻し、音量の上げ下げにホイールクリックを割り当てて操作してみましたが、特に問題なく使えています。1秒も違わずに特定の秒数にスキップしたいとか、音量を間違いなく1%も違わず75%にしたいとか、そういうことを要求しなければ問題ないのかなと感じました。逆にそういう使い方をする場合は問題になるかもしれません。
オーソドックスなマウス
この独特のホイールスクロール感を除けば、オーオーソドックスなマウスだと思います。
大きさは小さく、女性の手でも十分に包み込む持ち方ができると思います。
一番左がエレコムのトラックボール「M-XT1DRBK」、真ん中がこの「M545」、一番右が同じロジクールの「M235」です。
ロジクールのメリット
これはこのマウスだけの話ではないのですが、ロジクールはほぼ全ての商品に3年保証が付いています。そして何か不具合や故障があればほとんどの場合、簡単な連絡で新品を送ってくれます。いわゆる神対応です。私もこの故障による交換を今まで3,4回程利用していますが、面倒なやり取りや難癖を付けられることもなく、簡単なサポートフォーラム上のやり取りを3回程して新品送って貰っています。
そこにユーザーを疑って掛かった詮索や質問はありません。どういう使い方をして壊れたのか、ユーザーに非があるのではないか、こんな質問をされたことは今まで1度もありません。
この神対応を経験してしまうと、なかなかロジクールからは離れられません。これって要は、ロジクールの製品を買えば、本当の意味での3年保証があり、なにがあっても3年間は使い続けられると言うことですからね。
また、Unifyingも素晴らしく、1つのUSBドングルで8台までのロジクール製品をベアリング(接続)できるので、PCのUSB端子をいくつも必要としないんです。他のメーカーの物だと、同じメーカーのマウスとキーボードなのにも関わらず、その端末分のUSBドングルが必要だったりして、サブのマウスやキーボードを持っている人の場合、これが結構鬱陶しいことになってしまうんです。
ロジクールの7ボタンマウスで格安
色々書いてきましたが、ロジクール7ボタンマウスが2500円以下で買える製品はこれしかなく、ホイールスクロールの挙動に不安があっても、冒険して買う価値はあると思います。
しかしこのホイールスクロールのクリック感が無い(著しく弱い)製品は、結構な数が世の中に出ているのですが、そんなに支持あるんですかね。どちらかを選べるなら、クリック感がある方が好みなのですが、私が少数派なのでしょうか…。とは言っても、慣れの問題ですし、マイクロソフトのマウスように、本当に抵抗がゼロで惰性で回り続けるような物ではないので、その辺は上手いこと間を取っているのかなと思います。
こんな人にお勧め
- ロジクールのマウスが欲しい人
- クリック感が弱いホイールスクロールのマウスが欲しい人
- オーソドックスな7ボタンマウスが欲しい人
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