今回レビューするのは、Logicoolさんのキーボード『K380』です。
それでは早速レビューを書いていきたいと思います。
目次
特徴
- 【スマホやタブレットでも使用できるキーボード】Windows、Mac、Chrome OS、Android、iOSに対応するマルチデバイスキーボード
- 【コンパクトで軽量】279x124x16mm、わずか423gとバッグに入れてどこにでも持ち運べるサイズ
- 【最大で3台のデバイスに同時接続可能】Easy-Switchボタンを押すだけで、接続デバイスを簡単にチェンジ 。 FLOW機能対応マウスと使用すれば、マウスが駆動しているPCで自動でペアリングも
- 【アルカリ単4乾電池 2本で最長2年間】面倒な電池交換なしで、最長2年間,キーボードをご使用いただける、超省エネ設計
- 安心の2年間無償保証
長所と短所
- ○テンキーレスだから小型軽量で持ち運びも収納も楽
- △丸形キーは人を選ぶ可能性あり
- ○ アイソレーション構造で打ち間違いが少ない
- ○打鍵音が静か
- ×いくつかの便利なキーが無い
- ◎3つの端末を登録可能で1秒で切り替えられる
- ◎電源を切っても前回の接続先を記憶している
- ○バッテリー持ちが良い
外観
パッケージ外観
セット内容
パッケージ内容は画像の物で全てになります。
キーボード。
注意書き、保証書。
説明書。文字による説明書はありません。ペアリング方法を湿した図解によるこの1枚のみです。
動画
使用した感想
○テンキーレスだから小型軽量で持ち運びも収納も楽
このキーボードはいわゆるテンキーレスです。フルサイズキーボードだと右側にあるテンキー(数字キー)がありません。当然その分コンパクトになっっています。机に置いても専有面積が少ないので、狭い机で使用したり、膝の上で使用することに向いています。また、それだけではなく、上段にあるファンクションキー(Fキー)もコンパクトで詰まっていますし、エンターキーも十字キーも小さくなっています。
計測すると、幅18cm×奥行き12cm。厚み0.68cm~1.48cmです。厚みは手前から奥に行くに従って厚くなる坂道構造になっており、奥のキーを無理なく指で押せるようになっています。ちなみに、スタンドはありません。
手、千円札、フルサイズキーボードと比較すると画像のようなサイズ感になります。右側のテンキーのみを除外したテンキーレスではあるのですが、その他キーの間を狭くしたり、キーそのものを小さくしたりしているので、面積はフルサイズの半分くらいになっています。
コンパクトなキーボードを求める方には良いと思います。テンキーレスの中でもかなり小さくまとまっています。テンキーは上に並んでいるので、これまでフルサイズキーボードでテンキーを使用していた方は最初慣れないと思いますが、この程度のことは1日も使用していれば慣れてしまいます。ただ、Excelなどで数字を山のように打つ経理なんかで使用する場合はさすがに向きません。その場合は素直にフルサイズキーボードを購入するか、別途テンキーを購入した方が良いです。
△丸形キーは人を選ぶ可能性あり
丸形キーに慣れるかどうか不安だったのですが、私の場合は全く違和感がありませんでした。ただ、タッチタイピングでキーを見ずに打つ方の場合、きちんと指をキーの真ん中に持って行かないと空振りする可能性があります。四角キーの端っこをかするように打つ早打ちスタイルには向かない可能性があります。しっかりキーの中心を押すこと前提の丸形キーです。
この丸形キーの真ん中は若干凹んだすり鉢状になっていて、指を滑らせるときちんとキーの真ん中に誘導されるように工夫がされてます。物凄い早打ちでもなければ問題ないとは思いますが、若干四角キーとは打鍵感が違います。
○ アイソレーション構造で打ち間違いが少ない
キーとキーの間に隙間があるアイソレーション構造を採用しています。ノートPCでは多いですね。キーストロークが低いので、隙間がないと打ち間違いが多くなってしまいます。
○打鍵音が静か
打鍵音はパンタグラフなので静かです。動画にもアップしていますが、打鍵音を騒音測定値で計測したところ、55~65dbと言ったところでした。一方、手持ちの東プレ静音キーボードは65~70dbと言ったところ。パンタグラフとメカニカルの違いだったり、低い音や高い音など音質の違い、パタパタとカチャカチャと音そのものの違いなどもあるのですが、騒音値だけ見るとこのK380は非常に静音と言って差し支えないと思います。
×いくつかの便利なキーが無い
テンキーレスなのでフルサイズと違いテンキーだけキーを省いているのかと言うとそうではありません。フルサイズにはあって然るべきキーがいくつかありません。代表的なキーで言うと、PageUp、PageDown、Home、Endなどです。個人的にこれらは欲しかった…。文章を書いている時や、WEBブラウザのスクロールで非常に役に立つんです。ただ、その機能はないかというとそうではありません。『Fnキー』(ファンクションキー)と組み合わせることで実現可能です。Fnキーと矢印で前述のPageUp、PageDown、Home、Endの機能になります。しかし、やはり1キーのみで使用したかったです。
ちなみに、最上段の『Fキー』も『Fnキー』都の組み合わせによって有効になります。これらのことから、前述したPageUp、PageDown、Home、End、Fキーを1回押すだけで操作したい方には向きません。
◎3つの端末を登録可能で1秒で切り替えられる
なんと言ってもこのK380の強みは、Bluetoothで3台接続できることと、その3台をキー1つで簡単に切り替えられることです。左上にある黄色き3つのキーがそれです。他と色が違って黄色なので実に分かりやすいです。アイコンもBluetoothマークが印字されています。
初回ペアリング方法ですが、これも動画にアップしたように、左側面の電源スイッチをオンにスライドし、Bluetooth接続ボタンを3秒長押し。これでペアリング状態になります。1,2,3どのキーで接続するかはこの時点で決めます。その後は他のBluetooth機器と同じように、スマホなどの端末のBluetooth機能をオンにし検索。出てきたK380を選択してペアリングは終了です。これを必要なだけ最大3台繰り返して行います。
2回目以降のペアリングですが、電源を入れると自動的に端末に接続されます。その後は先ほど登録した端末と切り替えたければ、左上の黄色いボタンを短押しすると1,2秒で接続先が切り替わります。この切り替え速度が早くて驚きました。本当にボタンを押して1,2秒でサクッと切り替わります。複数のスマホやタブレットを行き来するような使い方をする方には最適だと思います。
◎電源を切っても前回の接続先を記憶している
地味に素晴らしいと思った事が、電源を切っても終了時の接続先を記憶していることです。例えば終了時に2に接続していたとしたら、次に電源を入れた時にも2に接続した状態で始まります。これは地味ですが凄い便利でした。
○バッテリー持ちが良い
バッテリー持ちは最長2年だとか。まあこれはまず実現しませんが、ロジクールの場合は本当にバッテリーが良く持つので、平気で半年くらいは持つと思います。メインで1週間毎日使用していますが、全く問題なく動作しています。
電力は単四電池2本で賄います。最初からキーボードの中に装着されており、絶縁の役割を果たす紙を引っこ抜くだけで使用開始できます。私はこのようなキーボードやマウスの電池は全てエネループに交換して使用しています。
総評
Bluetoothで3台と接続できて、その3台をキーボードにあるキーで簡単に切り替えられるのは本当に便利でした。しかも切り替えに掛かる時間は1,2秒です。一瞬で切り替わるので端末をあっちに切り替えたりこっちに切り替えたりしてもノースとレス。複数のスマホやタブレットに接続し、頻繁に切り替える方には最適なキーボードだと思います。
こんな人にお勧め
- 複数の端末とBluetoothで接続したい人
- 切り替えが一瞬で完了するキーボードが欲しい人
- コンパクトなテンキーレスキーボードが欲しい人
関連リンク
この記事と関係のある商品