目次
あらすじ
Gファイターをテスト中のアムロは、連邦軍機がジオン軍から離陸する光景を目撃。後を追ったアムロは移動司令部ビッグ・トレーのエルラン中将にスパイの存在を告げる。そのとき、裏切者の本性を現したエルランはアムロに銃を向けたが、駆けつけた連邦軍兵士に身柄を拘束された。そしてついにオデッサ作戦が発動された…!
見どころ
- オデッサ作戦
- 水爆一刀両断
死亡登場人物
ジオン軍
- オルテガ(ガンダムにビームサーベルで真っ二つにされ死亡)
- ガイア(ガンダムにビームサーベルでコックピットを貫かれ死亡)
初登場メカ
連邦軍
- ドラゴンフライ
はじめに
今回はオデッサ作戦の話です。オデッサ作戦は、地球でジオンに攻め込まれていた連邦による反攻作戦で、地球上における最大の作戦です。
放送内容
オデッサ作戦
劇場版では時間の関係もあり、このオデッサ作戦のエピソードはほぼまるまるカットされています。マ・クベ、オデッサ周りのエピソードはテレビ版でしか見られない話が多く貴重な話です。
このオデッサ作戦では当初、連邦のMSはガンダム、ガンキャノン、ガンタンクしかなく、ジムもまだ実戦に投入されていない設定だったのですが、のちに第08MS小隊などの後付けであり、1年戦争の隙間話が次々と出てきたことにより、随分設定がおかしくなってしまいました。その影響で、今ではこれも後付けですが、このオデッサ作戦では少数のジムも投入されていることに変わりました。
これも致し方無しで、当初の通りジムすらオデッサ作戦時投入されていなかったとすると、その裏で第08MS小隊で投入されていた陸戦型ガンダムやEz8なんかは、完全にオーパーツになってしまいますからね。
ガンダムは未だに大人気なので、1年戦争の隙間を見付けてはアニメ化や漫画化をしているのですが、これは新しいガンダムの物語を見られて楽しめる反面、本来の話までおかしくなってしまう危険性があるので、ある意味諸刃の剣なんです。
本当は素直に1年戦争の時代ではない、のちの話にすれば良いのですが、完全に世界観や年表ができ上がっている1年戦争だと、隙間を探してはめ込むだけなので、設定や時代背景など新たに作らなくて良いので楽なんでしょう。
配置転換
前回からセイラがGファイターのパイロットに任命されたため、子守でしかなかったフラウが、そのセイラの抜けたオペレーターになっていました。そしてジョブ・ジョンは何処へ…。
エルラン中将お縄
今回あっさりエルラン中将とジュダックのスパイがばれて捕まっていました。
アムロとセイラがGアーマーで出撃するのですが、ジオンの基地から連邦軍の連絡機ドラゴンフライが出てきて、攻撃されないことに疑念を抱いたアムロとセイラはあとを付けるのですが、なんと着艦先はビッグトレー。そこでエルランとジュダックのスパイがバレるのですが…。結構間抜けと言うか、連邦の機体でジオンの基地に出入りするとは…。
そしてここでは名も無き連邦兵が、扉越しでほとんど見えないはずのエルラン中将を1ショットで撃ち抜く離れ業を…。ガンダムは明らかなジオン偏重で、ジオンには良い兵士がいっぱい出てくるのですが、連邦派腐った兵士ばかりの描写です。しかし今回、顔すらろくに描かれないような連邦兵が活躍。良い連邦兵もいるんです!
コア・ファイターが大きい!
ガンタンクが損傷したものの、戦力を無駄にしないため、ハヤトがコア・ファイターで出撃したのですが…。そのコア・ファイターにガンダムが乗っていました。その時のコア・ファイターのでかさと言ったらもう…。
コア・ファイターは、ガンダムやガンタンクの腹部にドッキングしているわけで、当たり前ですがその幅以上の大きさではないのですが、ガンダムが乗るコア・ファイターは明らかにガンダムと同じか、それ以上の大きさになっていました。
水爆を一刀両断
後退しなければ南極条約違反の水爆を使うぞと脅し、それでも後退しない連邦に実際に水爆を撃つマ・クベなのですが、その撃たれた水爆をガンダムが見事一刀両断していました。
マ・クベが水爆を撃つと脅したときのレビル将軍のリアクションが印象的です。ナレーションで「レビル将軍は一言も語らなかったと言う。ただ前進を示す手を振っただけであった」と語られるのですが、この「○○と言う」のような表現がたまりません。まるで本当にあった歴史をのちに授業で教えられるようなこの感覚。勿論アニメなので創作された物語なのですが、こういった表現に子供の自分は痺れたことを覚えています。
オデッサ作戦ジオン敗戦の理由
オデッサ作戦でジオンが勝てなかった理由は2つあります。1つはエルラン中将の裏切りを予定していたため、攻撃力を薄くしていたところを突破されたこと。2つ目はドム2機がガンダムやガンキャノンとの戦闘に手間取り前線に参加できなかったこと。この2つの要因によりジオンはオデッサで負けたようです。
総評
今回のオデッサ作戦の連邦勝利により、ジオンは地球最大の資源採掘基地を失い、ジオンそのものが地球からも撤退していくことになります。この作戦の成功は大きな意味を持つことになります。
ホワイトベースは基本的に遊撃部隊なので、大局に影響を及ぼしていないと言うのが公式設定なのですが、今回の水爆一刀両断なんかは、明らかに戦局を左右するでき事でしたね。この1つのでき事だけでも歴史が大きく変わっている気がします。
こんな人にお勧め
- ロボットアニメが好きな人
- 戦争アニメが好きな人
関連リンク
この記事と関係のある商品