アニメ全話レビュー「機動戦士ガンダム 第16話「セイラ出撃」」

あらすじ

機動戦士ガンダム

中央アジアを西へ進むホワイトベースに、マ・クベ部隊を叩く大作戦参加のため5日以内にカスピ海を渡れというレビル将軍からの伝令が届いた。しかし塩が乏しくなっていたホワイトベースは、塩水湖へ迂回することに。それを狙い、ランバ・ラル隊が接近してきた。そんな中、セイラはガンダムで無断出撃しようとして…!

 

見どころ

  • セイラがガンダムに搭乗
  • アムロが乗るガンキャノン最強の戦い
  • アムロとセイラの軍紀違反の対応の違い
  • タムラ司厨長の塩への執着

 

初登場人物

連邦軍
  • サンマロ

 

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ジオン軍
  • コズン
  • アコース
  • ウラガン
  • マ・クベ

 

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死亡登場人物

ジオン軍
  • アコース

 

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初登場メカ

ジオン軍

 

 

はじめに

ここ3話は、母カマリアの話、クワラン部隊の話、ドアンの話と、ホワイトベース対ジオンの本筋からは離れた話が続いていましたが、今回やっと本筋のランバ・ラル隊の話に戻ります。

 

そして今回はセイラが勝手にガンダムに搭乗して出撃したり、アムロがガンキャノンに乗ったりと、一風変わった戦闘風景のあるエピソードでもあります。

 

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放送内容

ホワイトベースの食糧事情

今回タムラ司厨長により塩がなくなることがブライトに告げられ、なんとかならないかと頼み、移動する鹹湖(かんこ)(塩湖)を追い掛けることになります。

 

ちなみにこのタムラ司厨長は、「しちゅうちょう」との発音から曹長と勘違いされがちですが、曹長ではなく司厨長なんです。劇場版では中尉でした。

 

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今回、タムラ司厨長が朝食として配っていた食べ物を見ると、ホワイトベースの食糧事情が見えてきます。

 

ブライト他、ホワイトベースクルーに配っていた一般的な朝食はハンバーガー1個と幾ばくかのフルーツでしょうか。以前、カイがタムラ司厨長に、「俺たちにもちゃんと食わせろ!アムロだけ贔屓してるんじゃないか?」と迫っていましたが、その時にタムラ司厨長は「リュウとアムロには正規パイロット並みの食事を出すようにブライト言われている」と言っていたのを覚えているでしょうか。

 

リュウは経験は乏しいものの正規軍のパイロットなので当然として、活躍するアムロの食事も優遇されていたんです。そして今回、周りに配られた一般の食事にハンバーガーと果物が描写されていました。翻ってアムロはと言うと、パン3~4枚(引きの画では4枚、アップでは3枚)にサラダ、謎のペースト状の食べ物、飲み物まで付いていました。確かにアムロは食事を優遇されているようです。最初に配給された食事から時間がたっているかも知れないので、同じ朝食だとは断定出来ませんが、メニューを見るとやはり朝食なんだと思います。

 

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肝心の塩ですが、鹹湖の移動先を追い掛け無事塩を確保したようです。しかしタムラ司厨長優秀ですね。ホワイトベースに何人クルーがいるのか定かではありませんが、それだけの人数を賄う塩をあっという間に精製するとは…。この時代は塩の精製も技術が進んでいるのでしょうか。

 

オデッサへ向かえ

遊撃部隊としてジオンと交 戦をし、データを収集しながらジャブローへ向かっていて、正規軍の作戦には組み込まれていなかったホワイトベースですが、地球上最大の作戦となるオデッサ作戦へ参加するようにとのレビル将軍からの伝令が届きます。

 

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このオデッサ作戦は、ジオンを地球上から一掃する大きな切っ掛けになった作戦で、連邦反攻作戦の第1弾でもあります。これが成功したおかげで、ジオンは地球での拠点をほぼ失い、物資の不足に陥りどんどん追い込まれていくことになります。

 

最強のガンキャノン

セイラがジョブ・ジョンを騙してガンダムで出撃してしまったことにより、アムロは今回ガンキャノンで出撃することになりました。そしてこのガンキャノンが強いんです。

 

いつもは高性能のガンダムにアムロが乗っているため、視聴者もガンダムの性能込みでアムロは強いんだろうなと思っていたのですが、ガンダムより戦闘力が落ち、近接戦闘が出来ない長距離支援のガンキャノンでもランバ・ラルのグフを寄せ付けず、ザク相手に至っては楽勝でした。これでアムロがいかにパイロットとして凄いのかがわかるんです。

 

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コズンのザク相手には、右フックに左インサイドキックであっという間に破壊です。アムロのガンキャノン強すぎです。

 

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また、視聴者ではなく登場人物のセイラも、アムロがガンダムを操縦するところを見て簡単に操縦出来ると思っていた節があったみたいで、想像以上のG(重力)や、射撃の難しさに狼狽していました。セイラだってパイロットとしては優秀なのですが、セイラですら上手く操れないガンダムを、アムロはいとも簡単に周りからは見える程自由自在に操っていたんです。

 

アムロがグレて当たり前

次回アムロがホワイトベースを家出するのですが、これも致し方ないと思わせるセイラへの甘々対応でした。

 

アムロが戦闘に疲れ、出撃したくないと駄々を捏ねたときには、憎しみの感情をありありと見せ、2度の平手打ちと暴言を投げ付けていたブライトですが、セイラが命令を無視してガンダムで出撃した今回、なんと敬語で対応ですよ。ミライは「よろしいわね?」とセイラに同意を確認。連行するリュウも「仕方がないから我慢してくれ」との優しいお言葉。フラウまでもが「用があったらいつでも呼んで下さい」と言う始末。なんなんですかこのアムロとセイラへの対応の差は…。

 

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私がこの状況でも多分捻くれます。と言うか、こんなに自分との対応の違いを見せ付けられて捻くれない人っているんでしょうか。それくらい露骨な差別です。

 

そして更に驚くのが、セイラの「かまいません」です。命令を無視して処罰されるセイラに何も決定権などないはずなのですが、何故上から目線で偉そうなんでしょうか…。

 

南極条約とは?

今回コズンがホワイトベースの捕虜になっていましたが、「南極条約に従った扱いをしてくれ」と言っていました。南極条約とはなんでしょう。これはガンダムの設定上に存在する架空の条約です。ところが実際にも南極条約はあるので混乱しますね。

 

実際にある南極条約を大雑把に言うと、どこの国にも所属しない南極の土地に関しての取り扱いを定めた条約です。一方ガンダムで言う南極条約とは、(1)大量破壊兵器の使用禁止、(2)特定地域および対象への攻撃禁止、(3)捕虜の待遇に関する取り決めを決めた条約です。コズンが今回言っていたのは勿論こちらです。

 

マ・クベ登場

このエピソードではマ・クベ初登場です。アムロ・レイをアムロ。シャア・アズナブルをシャアと言うように、ファーストネームだけで呼ぶとマです。たった1文字です。でも分かりづらいのでマ・クベと呼びます。

 

まあそんな話はどうでも良いのですが、このマ・クベはもの凄く嫌らしい奴なのですが、有能でジオンの重要人物なんです。

 

肩書きはキシリア・ザビ配下のジオン公国突撃機動軍大佐です。所属は資源採掘地帯であるオデッサ基地の司令官であり、業務は地球から資源を採掘し、ジオン公国に送り届けるもの。また、連邦軍への策謀も手掛けています。要はスパイを送り込んだり、要職を買収して寝返らせたりですね。光栄の三國志のゲームをやったことがある方なら、どう言う役割なのかわかっていただけると思います。

 

 

資源を採掘して本国へ輸送し、連邦に謀をして寝返らせる。そしてオデッサ地域の防衛や侵攻まで手掛ける武力も持ち合わせる。嫌らしいキャラクターなので印象は悪いのですが、もの凄く優秀な軍人なんです。まあこの辺はおいおい話にも出てきますのでその時また書いていきます。

 

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おわりに

今回は3話ぶりの本筋の話とのこともあり見所がいっぱいでした。セイラ×ガンダム。アムロ×ガンキャノン。そしてタムラ司厨長の塩への執着などなど。また、アムロがいかに凄いパイロットであったのかが、セイラの不甲斐ない戦いで分かった回でもあります。

 

本編の話ではありませんが、次回予告で少し変なところがあり、「ガンキャノン」と言うべき所を、明らかに「ギャンキャノン」と発音していました。声優さんにとってはMSの名前なんて馴染みがないですからね。おそらく単純にギャンガンキャノンが合体しちゃったんだと思います。

 

しかし面白いのは、のちにこのミスで発音したギャンキャノンが、実際に存在するとの設定が追加されました。ギレンの野望でも出てきます。ダサいですけどね。この○○キャノンは結構地雷なんです。ジムキャノンザクキャノンギャンキャノン。何故かキャノンを方に付けた途端ダサくなるんです。何故なんでしょう。○○キャノンが好きな人はごめんなさい。

 

 

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