目次
あらすじ
脱走したアムロは、ジオン軍の鉱山基地を発見した。これこそオデッサ・デーの目標と思いこんだアムロは、ガンダムによる攻撃を独断で開始した。奇襲を受けたキシリアは、巨大兵器アッザムのテストを兼ねてマ・クベと出撃する。金属粉リーダーと放熱磁場により、ガンダムの表面は一瞬のうちに高熱に覆われた…!
見どころ
- セイラ自分を省みず
- アッザム・リーダー
- 喋るガンダム
ジオン軍
- グワジン
- アッザム
はじめに
最近多いですが、クワラン部隊、ドアンに続いて、またしてもテレビ版にしか出てこないエピソードです。
マ・クベ操るアッザムがガンダムに襲いかかります。劇場版でこのエピソードは丸々カットされたため、アッザムは無かったことになってしまいました。また、この後マ・クベはMSギャンにも乗るのですが、これも劇場版では丸々カット。
マ・クベはMAもMSも操る優秀なパイロットなのですが、劇場版では単なるいやらしい上官となってしまいました。テレビ版ではきちんとアムロと戦うので扱いはうんと上ですね。
放送内容
セイラ自分を省みず
前回ホワイトベースを脱走したアムロ。軍規だと脱走兵は死刑とのこと。しかしアムロは正規の軍人ではないので、そこまでのことにはならないとリュウが言うのですが、ここでセイラから辛辣な一言が。
「このままアムロの我が儘を通させるわけにはいかなわ」
セイラ…あんたついこの間、独断でガンダムに乗って出撃したのに…。この頃のセイラはもの凄く図太いと言うか、自分のやったことを省みないと言うか…。その後もセイラは自分がやったことを忘れたかのようにアムロ批判を続々と…。
あっさり見付かるアムロ
アムロを探しにフラウが街にバギーで行くのですが、あっさりガンダムもアムロも見付かっていました。
また、フラウに見付かってからガンダムに乗り移動するアムロの先に、キシリアとマ・クベがいたのですが、そこでガンダムに謎のパーツが。耳に集音機が付いていました。アムロが外に出て取り付けた描写はなかったので、おそらく内蔵していた模様。ガンダムの機能は謎がいっぱいです。しかしジオン側も20m弱のMSが接近しても気付かないとは…。
ちなみにガンダムや他のMSも動力源は核融合炉なので、ガンダムが動けなくなるようなことはほぼありません。相当稼働時間は長いと思われます。ただ本当にアムロがこのまま逃亡生活を送るなら、メンテナンスが不十分になり、そちらの理由で動かなくなるとは思いますが。
アムロ虐殺しまくり
第13話で母と喧嘩した後に、ムシャクシャして基地を破壊していましたが、今回はそれ以上に基地を破壊しまくりでした。
容赦なく砲台に攻撃し破壊。マゼラアタックを破壊。人影が動いてるところにも平気でビールライフルを発射。殺人マシーンです。そりゃあ白い悪魔と言われます。
劇場版ではこの白い悪魔の異名は、対MS戦の戦果から来たのかと思っていたのですが、テレビ版のこの辺りを見ると、虐殺を平気ですることから白い悪魔と呼ばれていたのではないかと思える程です。
喋るガンダム
今回の話はこれにずっこけました。ガンダムが喋るんです。正確にはガンダムのコンピューターが、状況を知らせるためにアナウンスするのですが、なんの前触れもなく突然喋り初めてビックリしました。しかも声が甲高くて、「ワレワレハウチュウジンダ!」みたいな喋り方でした。
基地爆破
アッザムでもガンダムに敵わず、マ・クベとキシリアは敗走するのですが、この時キシリアはまだ基地に兵士が残っているにも関わらず、機密保持のため基地を自爆させました。キシリアは冷酷ですね。
とは言え、アムロが思い付きでこんな辺境の基地を攻撃しなければ、彼らも死ななかったのもまた事実。アムロの思い付きで基地を壊滅させ全滅ですよ。何十人…いや何百人死んだんでしょう。それにしてもこの時、ジオン軍ナンバー3のキシリアを暗殺する最大のチャンスでしたね。
アムロは辺境の基地であることにガッカリし、ブライト達も無駄なことを…と言っていましたが、もしここでキシリアが死んでいれば戦況は激変していたはず。また、マ・クベも地球の資源採掘、運搬の最高責任者であり、連邦に策謀を仕掛けてもいたので、ここでこの重要人物2人倒せていれば…。
そしてこれは有名な話ですが、このキシリアは24歳。大学を出て2年目の社会人と同じ年です。う~ん…。ちなみに、アムロはキシリアのこともマ・クベの顔主な前も、また彼らがどれだけの要人かも知りません。
第102採掘基地
アムロは今回、ホワイトベースクルー…主にブライトに認めて貰いたくて基地を破壊するのですが、アムロが重要だと思っていたその基地は102採掘基地と判明。100以上ある採掘基地の一つだったことにショックを受けます。折角苦労して重要な基地を破壊したと思ったら、単なる辺境の一基地だったんですね。
この壊滅した基地を見たホワイトベースクルーは辛辣なアムロ評のオンパレード。勿論アムロも悪いのですが、少しホワイトベース内でのアムロの評価が低すぎやしないかと…。
総評
今回はアッザムが出てくる貴重なお話でした。また作中唯一ガンダムが喋る衝撃の回でもありました。今までそんな予兆は全くなかったのですが、突然「ワレワレハウチュウジンダ」口調でガンダムのコンピューターが喋り出したのには笑いました。
こんな人にお勧め
- ロボットアニメが好きな人
- 戦争アニメが好きな人
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