今回レビューするのは、K&F Conceptさんのカメラ三脚『TM2515T』です。
それでは早速レビューを書いていきたいと思います。
目次
特徴
- 三脚はアルミ合金製、5段、耐荷重10kg、全高154cm、収納高39cm、最低高53cm、重量(雲台含み)1.7kg、最大パイプ直径25mmです。
- 特徴:一脚可変式、中心軸横断可、180度反転収納、自由雲台装備、コンパクト、軽便、クイックシュー、ナットロック式、コスパ最高、1/4インチスクリュー搭載のカメラに全対応。
- 使い易い:カメラの装着がワンタッチで完成でき、中心軸横断や中心軸倒置機能でマクロ撮影やパノラマなどが楽々になれ、動画作りにも便利です。
- 高品質:頑丈、対磨耗よくアルミ合金採用、重力防風フックや滑り止め石突付き、安定性アップします。
- 大活躍:運動会、結婚式、野外撮影、旅行などいろんなシーンで活躍中。
長所と短所
- ◎ほぼアルミでしっかりとした造り
- ◎重量感があり安定感がある
- △しっかりしているだけに重い
- ○機構がスムーズに動く
- ◎脚を逆にしてコンパクトにできる
- ◎専用キャリーバッグがしっかりしている
- ◎三脚のロックがスピードロックで素早く伸縮可能
- ○レインカバーが付属している
外観
パッケージ外観
セット内容
パッケージ内容は画像の物で全てになります。
キャリーバッグ。
ショルダーベルト。
巾着袋。
三脚。
説明書・英語と中国語のみで日本語はありません。
動画
使用した感想
◎ほぼアルミでしっかりとした造り
この三脚の素材はほぼオールアルミです。アルミではない部分はロック部分と雲台、可動部分のツマミ、ゴム足くらいでしょうか。ほぼ全てアルミなので高級感がありますし、造りもしっかりしています。重さもあるのでグラつきません。
高さは全高で154cm、最低高で53cmです。全高ににすると身長175cmの私の口から鼻くらいにカメラが来ます。170~180cmくらいの身長の方だと、全高にするとほぼ立った状態で腰をかがめることなく使用できるでしょう。それ以上身長が高い方は全高にしても腰をかがめる必要があります。逆に身長が低い方は三脚を自由に53cmまで低くすることが可能なので、最適な高さに調整して腰をかがめる必要のない体勢でカメラを覗けます。つまり、身長180cmまでの方ならこの三脚で無理のない体勢で使用できるはずです。それ以上の方はもっと全高の高い三脚を買った方が良いかもしれません。
安い三脚も持っているのですが、それとこのような高価な三脚の何が違うのかと言えば造りそのものです。具体的には素材、足の太さ、安定さ、そして機能などです。左が安い三脚で、右がこの高価な三脚です。
足の太さが明らかに違います。頑丈さや安定感が段違いです。少し手がぶつかってもグラつきません。安い三脚も軽いのはメリットなのですが、不意に手などが当たると簡単にグラついてしまいます。
ゴム足の造りも明らかに違います。勿論安定感も段違い。
更に安定感を増したい場合、三脚の中心に重りを引っ掛けるフックがあるので、ここになにかしら重い物をぶら下げることで安定感がアップします。まあ、普通に使用する分にはそんなことをしなくても十分安定します。外で使用して風が強い時などに利用すると良いでしょう。
家の中で使用するにしても、安い三脚だと軽くて安定感がない分、ちょっと手が当たったり体がかすっただけで揺れてしまいます。しかし、このように造りがしっかりしている高価な三脚だと、多少体がぶつかってもグラつきません。この辺りは高価な三脚の大きなメリットです。不安定ささえ気にならないなら、安い三脚でも軽くて取り扱いしやすいので便利なんですけどね。
◎重量感があり安定感がある
前述したようにほぼオールアルミで重量もあり、三脚のゴム足も分厚いしっかりした物なのでグラつきは一切ありませんでした。結構不安定な所でも使用したのですが、グラつくことがないのは勿論、滑ることもありませんでした。
△しっかりしているだけに重い
造りがしっかりしているだけにある程度の重さはあります。計測したところカメラを装着していない三脚のみの状態で1637gでした。およそ1.5リットルのペットボトルの重さと同じと思えばわかりやすいと思います。
両手で持ったりバッグに入れて背負ったりなら全く問題ないのですが、三脚を延ばすために片手で持つとさすがに重さを感じます。女性が片手で扱うのは厳しいかもしれません。
○機構がスムーズに動く
雲台などの機構がスムーズに動きます。シューの取り外しも簡単です。全て近くのツマミを回して締めたり緩めたりするだけで簡単に動かすことも固定することも可能です。
ちなみに、水平器の精度もバッチリでした。岩の上や水平ではない状態でカメラを水平にすることが簡単にできました。
◎脚を逆にしてコンパクトにできる
この三脚は脚を逆に折り曲げてコンパクトに収めることが可能です。画像の赤いボタンをしっかり奧まで押し込み、押したままの状態で反対側に曲げると脚が逆に曲がります。この状態だと全高が39cmにまでコンパクトになります。この状態だと一般的なリュックに入るようになります。これはかなり便利です。
気をつけるべき点としては、一旦脚を順方向に『曲げきる』ことです。そうしないとこの赤いボタンが奥まで押し込めないので、逆に曲げようと思っても引っ掛かってしまいます。この赤いボタンが引っ掛かると逆に曲がりません。逆に曲げようと思ってもし引っ掛かったら、一旦順方向に限界まで曲げきり、その状態でボタンを押し込んでください。そして、『押したまま』逆に動かします。
◎専用キャリーバッグがしっかりしている
専用のキャリーバッグが付属しています。一応オマケ的物のはずなのですが、こちらも三脚と同じくかなり造りがしっかりしていました。ファスナーの開閉はスムーズで引っ掛かりは全くありませんし、持ち手がきちんとあります。その持ち手も面ファスナーで1つにまとめられますし、付属品にショルダーベルトもあります。手提げにも肩掛けバッグにもなります。
◎三脚のロックがスピードロックで素早く伸縮可能
三脚のロックはスピードロックと言う物で、90度回転させるだけで開閉できる優れものです。4つロックがあり、三脚なのでその3倍の12個のロックがあります。短時間で開閉できるのでこれだけの数があっても楽にできます。完全に締めきらなくてもロックされますし、完全に緩めなくても伸縮させることが可能です。
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総評
中国製のカメラメーカーですが、ヨドバシカメラが取り扱いを始めるなど、他の中国メーカーとは一線を画したしっかりとしたメーカーのようです。コスパが良くて最近人気のようです。日本市場に最近力を入れているようです。説明書に日本語はなかったのは少し残念ですが、三脚はPCやスマホのような物ではないので、触っていれば使い方は分かるので問題ありませんでした。
有名メーカの三脚だと2万円や3万円もする物もあるのですが、こちらは1万円を少し超えるくらいでしっかりした三脚が購入できるので、コスパは非常に良いと思います。
こんな人にお勧め
- コストパフォーマンスの良い三脚が欲しい人
- 安定感のある三脚が欲しい人
- コンパゥトに折り畳める三脚が欲しい人
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