今回レビューするのは、GUSGUさんのイヤホン『GSG-I70001』です。
昨今流行のトゥルーワイヤレスのイヤホンです。トゥルーワイヤレスとは、左右のイヤホンを繋ぐコードすら無い、本当のコードレスのことです。
それでは早速レビューを書いていきたいと思います。
特徴
- 【2000mAh超大容量の充電ケース】ついに最大2000mAh充電収納ケースが日本初上陸。イヤホンに最大20回充電可能です。モバイルバッテリーとして携帯に充電も実現する。お出かけや旅行中電池を切れことが心配なく。
- 【最新タッチ式機能付き】最新無線技術Bluetooth V4.2タッチ技術が採用されて、耳元を軽くタッチするだけで操作が可能。タッチして音楽再生/一時停止/着信拒否/曲送り/Siri起動等の操作が実現可能です。マイク内蔵で携帯を取り出さずにハンズフリー通話可能です。Bluetooth機能付きデバイスに対応しており、最大約10mの音声信号伝送が可能でコードを気にせずクリアな高音質サウンドが楽しめます。
- 【IPX7防水】IPX7防水機能付きでランニングやジョギング、スケート時の汗やお風呂の湿気、雨の日に自転車を乗る時の防水、防汗性能を備えております。スポーツをしながら高品質な音楽を楽しめます。※ご注意:完全防水ではないため、大雨や水に浸かることは必ずお避けください。
- 【左右独立型・片耳でも両耳でも対応】人間工学に基いたスポーツデザインを採用しています。片耳でも両耳でも対応できる。耳の上部にフィットし、イヤホンを耳にしっかりと固定できますので、長時間つけても耳が痛くなりません。ランニングやジョギング、スケートなど運動時、運転中、仕事時も外れることがありません。
長所と短所
- ○完全コードレスのトゥルーワイヤレス
- ○収納ケースに搭載しているバッテリー容量が2000mAh
- ○タッチ式ボタンで耳が痛くならない
- ◎左右どちらも片耳イヤホンとして使用できる
- △ペアリング方法が少し特殊
- ×電源オフや充電は収納ケースに入れたボタンを押さなければならない
- ×0.5秒ほど音ズレがある
外観
パッケージ外観
パッケージ内容
セット内容
- イヤホン
- 収納ケース
- イヤーチップ×5組(1組は装着済み)
- USBケーブル
- USB OTGアダプタ
写真と動画
外観
イヤホンは左右を繋ぐコードすら無い完全コードレスです。
100円玉と比較しても小さいことが分かります。
重量は両方で9.8gと10gを切ります。
収納ケースには2000mAhのバッテリーが搭載されています。
100円玉と比較すると画像のようなサイズ感になります。
イヤホンを入れた状態での収納ケースの重量は72.4g。
付属品一式。
USBケーブルは一見すると特殊ですが、端子の形状が違うだけで普通にそのまま使用できます。
説明書はしっかりとした日本語ページがあるので初心者にも安心です。
動画
使用した感想
○完全コードレスのトゥルーワイヤレス
このイヤホンは昨今流行のトゥルーワイヤレスです。左右のイヤホンを繋ぐコードも無いタイプですね。
メリットとしては、首筋に触れるケーブルが無いので装着感が快適であることです。また、デメリットとしては左右別個にイヤホンが存在するので紛失しやすいことです。
まずメリットですが、首筋に触れると乗るノイズが全くなくなります。コードがあるタイプだと、首や体に触れたコードから出た、ジョリジョリしたノイズが結構耳に入ってきます。しかし、構造上これは一切ありません。また、汗などでピタッと首にコードが貼り付いてしまうと、イヤホンを引っ張って耳から取れることもあるのですが、当然構造上これも一切ありません。装着感は快適です。
デメリットの紛失しやすいことですが、収納ケースが付属品にあるので、使用し終わったらこのケースに仕舞えば、その心配はほぼなくなります。仕舞うと充電される仕組みでもあるので、嫌が王にも仕舞うしかありません。結局はこの仕舞う動作がルーチンになります。
○収納ケースに搭載しているバッテリー容量が2000mAh
前述したトゥルーワイヤレスのデメリットでは挙げませんでしたが、バッテリー持ちが悪いことも言及しなければなりません。しかし、収納ケースにバッテリーが搭載されているため、仕舞うと充電されます。このおかげでイヤホンを充電してやるという意識はほぼありません。最も面倒な充電作業が意識せずにできます。
そして、このイヤホンに収納ケースに搭載されているバッテリー容量は2000mAhです。一般的なこのタイプの場合、搭載されているバッテリー容量は主に300~400mAhと言ったところです。それと比べるときかに大容量かがわかると思います。
この大容量なので、イヤホンの充電を十数回できます。使い方にも寄りますが、1週間USBケーブルをいちいち繋げての充電が必要なくなるんです。これはかなり利便性が向上します。
○タッチ式ボタンで耳が痛くならない
この手の極小タイプのイヤホンは、ボタンを設置するスペースがないため、マルチファンクションボタン1つしかありません。そのため、曲や音量の変更ができない場合が多いです。しかし、このイヤホンはボタンがタッチ式のため、ダブルタッチの操作が可能です。この操作に曲送りが割り当てられています。音量の変更や曲戻しは、やはりスマホ等の端末を直接操作する必要がありますが、ランダムで音楽を再生している私には曲送りの操作がイヤホンからできるだけでありがたいです。
また、タッチ式のため、表面に軽く触れるだけで各種操作ができます。これが押し込む物理ボタンだと、耳の穴にグイッとイヤホンを押し込む形になり、頻繁に操作をすると耳が痛くなる場合があります。しかし、タッチ式なのでこの心配もありません。傷めやすいデリケートな耳の方にタッチ式はお勧めです。
◎左右どちらも片耳イヤホンとして使用できる
ペアリング方法はや癖は後述しました、このイヤホンは左右どちらのイヤホンも片耳イヤホンとして使用可能です。トゥルーワイヤレスは昨今多くなってきましたが、左右どちらも別個の片耳イヤホンとして使用できる物はまだままだ少ないです。
これでなにができるのかと言えば、まずは右のイヤホンを使用し、バッテリーが切れたら左のイヤホンに変える。その間にバッテリーが切れた右のイヤホンを収納ケースに仕舞って充電。そして、左のイヤホンのバッテリーが切れたら、充電に終わっている右のイヤホンに再度変更。そして、バッテリーが切れた左のイヤホンを充電…とのループが延々できるんです。
左右交換の手間や、ペアリングがその都度必要なので、完全シームレスとはいきませんが、これで擬似的に何十時間も片耳イヤホンとして使用し続けることができるんです。これはかなり便利だと思います。
△ペアリング方法が少し特殊
この手のトゥルーワイヤレスイヤホンは、ペアリング方法が独特な物も少なくありません。実際に私が使用した手順を下記にメモしておきます。
【初回ペアリング方法】
<両耳イヤホンとして使用する場合>
- 両方のイヤホンのボタンを同時長押ししペアリング状態にする
- 左右どちらかをダブルタッチし、主耳を決める(主耳=マイク通話する方)
- スマホ等の端末を操作し、Bluetooth機能をオンにし、出てきた『i7plus』を選択する
- 電源オフはイヤホンからはできない
- 電源オフ操作は、は収納ケースに入れ、収納ケースのボタンを押すことでできる
<片耳イヤホンとして使用する場合>
- 副耳の場合、副耳のイヤホンのボタンを長押ししペアリング状態にする
- スマホ等の端末を操作し、Bluetooth機能をオンにし、出てきた『i7plus』を選択する
- 両耳イヤホンとしてペアリングすると主耳は既にイヤホンとしても認識しているの必要ない
【2回目以降のペアリング方法】
<両耳イヤホンとして使用する場合>
- 両方のイヤホンのボタンを同時長押ししペアリング状態にする
- スマホ等の端末を操作し、Bluetooth機能をオンにする
- 片耳イヤホンとして使用していて、その後にもう片方のイヤホンの電源をオンにすると、自動的に両耳イヤホンとして再アリングされる
<片耳イヤホンとして使用する場合>
- どちらかのイヤホンのボタンを長押して電源オン状態にする
- スマホ等の端末を操作し、Bluetooth機能をオンにする
- 4秒ほど長押しで電源オン状態になり、そのまま更に長押しし続けると(合計6秒くらい)ペアリング状態になる。
主耳と副耳をユーザー自ら選択するのは珍しいです。ほとんどの場合、両方でマイク通話ができるか、もしくは主耳が左右どちらかで予め決まっているか…です。
また、Bluetoothの接続先に同じ名前で『i7plus』が2つ出てきます。これっも珍しいです。最初はペアリングの挙動が独特なので戸惑うかもしれませんが、最初だけのことですし、慣れれば問題ないと思います。
×電源オフや充電は収納ケースに入れたボタンを押さなければならない
収納ケースにセットすると、自動的に電源がオフになり、充電が始まる物が多いのですが、こちらは電源オフや充電は、収納ケース内のボタンを押してやらないとできませんでした。
特に電源オフはi7plus本体からはできないことには注意が必要です。収納ケースに仕舞い、収納ケース内の電源ボタンを押さないと、i7plusの電源はオフにならず、オンのままになってしまいます。また、充電も収納ケース内の電源ボタンを押さなければなりません。
×0.5秒ほど音ズレがある
TVや動画をいくつか見てチェックしましたが、口の動きと声に0.5秒ほどのズレがありました。ただ、これは環境に依存する場合もあります。違うBluetoothアダプタだったり、スマホによって違ったりする可能性があるので、参考までに捉えておいてください。
私の環境では、動画を見るには厳しかったです。音楽やラジオ、通話ならこの程度なんの問題もないんですけどね。動画を良く見る方は注意が必要です。
総評
特徴を挙げると、2000mAhの大容量バッテリーを搭載した収納ケースなので外出先でも安心。左右どちらのイヤホンも片耳イヤホンとして使用できる。この2点でしょうか。特に、左右どちらも片耳イヤホンとして使用できるのは便利です。両耳イヤホンにこだわらなければ、延々片耳イヤホンを何十時間にもわたって使い続けられます。
こんな人にお勧め
- 完全コードレスのイヤホンが欲しい人
- タッチ式ボタンのイヤホンが欲しい人
- 左右どちらも単独の片耳イヤホンとして使用できる物が欲しい人
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