目次
あらすじ
スペースシャトル「エクスプローラー号」にてハッブル宇宙望遠鏡の修理作業を行っていたライアン、シャリフと新型の船外活動ユニットのテストを行っていたマット。その面々にヒューストンの管制から、膨大な量の宇宙ゴミが高速で接近しているため、船内に避難するよう緊急連絡が来る。
ライアンらは作業を中断して退避しようとするが間に合わず、スペースシャトルが宇宙ゴミと衝突。シャリフは頭部に宇宙ゴミが直撃して貫通し、即死。ライアンとマットは2人も宇宙空間に投げ出される。
このwikiのあらすじは、現在ネタバレ全開で、最初から最後まで詳細にストーリーを書いているので、未見の方は見ない方が良いと思います。
ストーリー重視の映画ではないとは言え、ハラハラドキドキが減ることは間違いありませんからね。
賞総なめも納得の映画
相当話題になり、ゴールデングローブ賞、アカデミー賞等で複数の賞を獲得した映画ですが、私は映画館で見ていなくて、今回家で見ました。しかも3Dではありません。
3Dが凄かった。3Dで見てこそ。さらには3Dの究極系であるIMAXシアターで見てこそなんて話もありますが、あくまで家でBlu-rayで、しかも2Dで見た私の感想を書いていきたいと思います。
2Dで見ても面白いのか
結論から書くと2Dでも物凄く面白かったです。
3Dで見た方が面白く、そして衝撃的なのかも知れません。2Dで見たら面白さが少しマイナスになるのかも知れません。しかしそれは3Dで見ていない私には分かりませんが、2Dで見ても映画として物凄く面白かったです。
登場人物は2人だけ
これも非常に話題になっていたので、今更かな話なのですが、この映画はサンドラ・ブロックとジョージ・クルーニーしか出てきません。
細かいことを言えば、最初に宇宙遊泳している顔が映らない飛行士と、スペースデブリが衝突して死んでしまった死体として、他のクルーは出てきますが、これはカウントしなくても良いんじゃないかでしょうか。
手に汗握り目が離せない映画
2人が宇宙に放り出され、必死で生還しようとする話とのことで、ここまで手に汗握って目が離せない、所謂ジェットコースタームービーだとは思いませんでした。
しかしよく考えれば当たり前で、ただ単に宇宙に2人放り出されましたという映画だけでは、いくら3Dが凄い、映像が凄いとは言っても、各映画賞を総なめにする訳ないんですよね。
宇宙感が凄い
映像が綺麗なので、宇宙の感じが物凄く良く表現されていました。
そこに力を入れるのはこの映画としては当たり前で、宇宙の広大さ、宇宙の怖さをきちんと映像で表現しないと、宇宙に放り出される孤独や絶望が伝わりませんもんね。
あのシーンではガッツポーズしたのに!
ここからネタバレになります。
映画恒例の「俺を切り捨ててお前は生きろ」の黄金パターンありましたね。
黄金パターンでやり尽くされているとしても、矢張り黄金パターンになるだけあって、効果的な使い方をしていると実に面白く、そしてぐっと涙ぐんでしまいます。数多くのパターンから、生き残って確立されたパターンだけにやはり面白いんです。
マット(ジョージ・クルーニー)がロシアの宇宙船に戻ってきたときは、思わずガッツポーズしちゃったんですけどね…。ライアン(サンドラ・ブロック)の白昼夢でした。そんな都合が良いことないか…。
マットが映画半ばで退場しちゃったのも残念でした。だからこそ、ライアンの孤独さ、孤軍奮闘、恐怖が際立ったのでしょうが、マットはいかにもアメリカのナイスガイって感じで、最高に格好良いキャラだったんですけどね。
ここでネタバレ終了です。
この映像はどうやって作られたのか
このゼロ・グラビティは、宇宙感や無重力感が凄いのですが、一体どうやって作られたのでしょう。メイキング映像がYoutubeにあったので、興味のある人は見て下さい。ちなみにアメリカのこういったVFX技術は凄くて、ドラマでも頻繁に活用されています。もはや理解不能と言うか異次元です。日本の何十年先を行っているんでしょうか。
こんな人にお勧め
- ジェットコースタームービーが好きな人
- 宇宙の映画が好きな人
- 映画が好きな人
期待以上の映画だった
いくら話題になって各映画賞を総なめにしたとは言っても、3Dで見てこその映画だとの話をチラホラ聞いていたので、実は家で見ての面白さはそれほど期待していませんでした。ところが見始めたらすぐに手に汗を握り、先の展開が気になって仕方がないジェットコースタームービーで、気が付いたら映画が終わっていました。時間がここまでが飛んだ映画は久々でした。
ジェットコースタームービーって、時間が立つのを忘れるくらい、物凄く映画に入り込んじゃうから大好きです。久々に時間が経つのを忘れるほどのジェットコースタームービーを見ました。
2Dでも十分に面白かったので、映画館で観ていない人にもお勧めです。でもここまで内容自体が面白いなら、さぞ映画館で3Dを観た人は、この内容自体の面白さ+3Dな訳ですから、最高の思いをしたんでしょうね。こんな面白いと分かっていれば映画館に行ったのに!ちょっと後悔。
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