目次
あらすじ
時は2007年。研究学園都市・皇樹学園に3人の少年がやってきた。
22世紀の未来から来たガウル、コウジ、リョウ、その3人の目的は、未来世界を支配する圧制の超国家「クヴェレ」の打倒であり、クヴェレ発足の引き鉄となる第三次世界大戦の阻止、そしてその遠因となる超技術「インクルード・セル」の研究開発の妨害だった。だが、彼らを追って未来から送り込まれた刺客・生物兵器「ジェネレイター」の襲撃、学園を支配するクヴェレの尖兵・斉藤リュウコの策謀により、ガウル達の使命の達成は困難に追い込まれるのだった。
隠れた名作
このアニメは、当時それほど人気があったわけではありません。なので、知らない人も多いと思います。スカパー!でもあまり再放送を見掛けません。それでも私はこのアニメが大好きですし、名作だと思っています。
絵柄が良い
まず一つ私の好みに合ったのが絵柄です。
私は萌え絵が苦手で、萌え絵と言うだけで視聴を断念することも珍しくありません。そんな中、このジェネレイターガウルの絵柄は、アニメチックに行きすぎておらず、劇画調も入っており、それでいて女の子も可愛いと、私の好みにピッタリ合致していました。
絵柄=面白さでは無いのですが、見易さには大きく影響してきます。この先も見ようと言うモチベーションだったり、見ていて違和感なく楽しめたり、そういう部分で絵柄は影響してきます。
タイムトラベルの王道ネタが一杯
このアニメはタイムトラベルの王道ネタが一杯詰まっています。
過去に干渉することにより起こるパラドックスだったり、パラドックスかと思いきや、それも未来を作る要素であり必然だったり、過去の自分に干渉だったり、将来を大きく左右する重要人物への干渉などなど。
タイムトラベル好きとしては、やって欲しいネタがほぼ全て詰まっていて、それでいてきちんと話に整合性を付け、物語として非常に面白かったんです。
驚くべきは13話で纏めたこと
このジェネレイターガウルの凄いところの一つは、タイムトラベルを扱った、これだけ壮大なテーマでありながら、13話で完璧に纏めたところです。
昨今のアニメを見ていて思うのですが、一つの物語をきちんと起承転結入れて完結するには、13話ではかなり厳しいんです。その証拠に、第一期、第二期などのシーズン制が多々見られますし、13話でこれだけシリアスな話と言うのもめっきり見なくなりました。
エンディングも素晴らしい
終わり良ければ全て良しという言葉もある通り、終わり方が良ければ、その作品の印象は大幅にアップします。(例:めぞん一刻)逆に終わり方が悪いと、それまでどんなに面白かったとしても、評価が下がり、印象が薄く思い出に残らなくなってしまいます。
ジェネレイターガウルは前者で、個人的には凄く好きな終わり方でした。タイムトラベルで不幸な未来を変えると言う、非常に難しいミッションの話なので、万事上手く行ったという訳ではなく、誰かの犠牲の上にその未来が成り立ち、そしてそれに感謝すると言う、悲しくも切ない要素もあり、色んな感情が湧き出てくる終わり方でした。
こんな人にお勧め
- タイムトラベル物が好きな人
- ヒーロー物が好きな人
- タツノコヒーローが好きな人
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