今回レビューするのは、eMeetさんのスピーカーフォン『Luna』です。
それでは早速レビューを書いていきたいと思います。
目次
特徴
- 【特許取得Voice IA・集音範囲制限機能】eMeet独自の音声信号処理技術を生かしたVoice IAモードで、周囲の雑音を抑制し、周囲の話し声や電話の呼び出し音、コピー機やエアコンのノイズ、キーボード音など、会議を妨げる雑音を抑制して相手側に発話者の声を明瞭に届けることができます。エコーキャンセリング機能やノイズキャンセリング機能の搭載による、ストレスのない、快適な双方向会話を可能にする会議用マイクスピーカー。
- 【連結機能・8~12人の中大会議に最適】オプションの連結ケーブルで連結も可能。本体をもう1台Lunaスピーカーフォンと連結することで収音範囲や再生範囲を拡張することができます。連結したLunaスピーカーフォンは卓越した音質、瞬間最大音量89dBで、しっかりメッセージが伝わり、ストレスのないコミュニケーションが可能になり8~12人程度の中大会議に最適!*連結ケーブルは付属品ではありません。
- 【360°全方向集音・自動人声増幅】3つの高性能マイクを本体に内蔵され、360°全方位をカバーするeMeet Lunaスピーカーフォンは、参加者の音声を逃さず収音。収音された音声は、「オートゲインコントロール」機能が加わることで、発言者の声を自動的に検知して一定音量に増幅して相手に伝送するので、発言内容が明確に伝わりやすくなります。
- 【高い互換性・シームレスな接続性】デバイス、OS(PC、Mac、iOS、Android)を選ばない高い互換性、あらゆる遠隔会議システムとのシームレスな接続性を備えっているeMeet Lunaスピーカーフォン。専用ドライバー不要でUSBをパソコンなどとつなげば“プラグアンドプレイ”ですぐに使えます。USBだけなくBluetooth接続、Audio IN/OUTなど多様なインターフェースを備え、デスクトップPCからモバイルまであらゆるデバイスから参加できるようになる会議用スピーカーフォン。
- 【充電式バッテリー・持ち運びデザイン】USBバスパワー給電だけでなく、最大15時間の連続通話が可能な2600mAhの充電式内蔵バッテリーも搭載されたLunaスピーカーフォン。USB Dongleを本体底の掘り込み式穴に収納できる便利なデザインです。Lunaスピーカーフォンをカバンに入れて持ち運べば、在宅勤務でも出張中でも、自分のスタイルに合わせたリモートワークが実現できます。
長所と短所
- ○小さいので置き場所を取らない
- ○Bluetooth、USB、AUXで接続できる
- ◎使い方が簡単
- ○360度どこから話しても聞いても同じように聞こえる
- ○周囲の雑音をカットしてくれるAI機能がある
- ○オートゲインコントロールで音量が一定になる
- ○15時間のバッテリー持ち
- ◎スピーカーとしても便利に使用できる
外観
パッケージ外観
セット内容
パッケージ内容は画像の物で全てになります。
スピーカーフォン。
USB Type-Cケーブル。
AUXケーブル。
USBドングル。
注意書き。
説明書。日本語ページあり。
動画
使用した感想
○小さいので置き場所を取らない
このスピーカーフォンは小さいので置き場所を取りません。画像を見ると分かりますが、片手で簡単に持てますし、千円札と比較しても十分小さいことがわかると思います。重さはたったの290.5gで300gを切っていました。
これだけ小さくて軽いので、机の上に置いた後も気軽に移動出来ますし、家から職場、職場からまた他のどこかへバッグに入れて持ち運ぶのも苦になりません。どこか出先で電話会議などが行われる場合、スマホとこのスピーカーを持って行くと便利です。
○Bluetooth、USB、AUXで接続できる
スマホやPCとの接続方法は4種類あります。無線で接続できる最も簡単なBluetooth接続。AUXケーブルでの有線接続。USBケーブルでの有線接続。そして、付属しているUSBドングルを使用してのUSB無線接続。この4種類があるのでスマホやPCなど端末を選びません。AUXの接続では少し癖がありますが、古いガラケーでも使用できます。
使用するUSBケーブルは裏表の属性がないType-Cです。このUSBケーブルで充電することもできますし、PCと接続しての通話も可能です。
Bluetooth接続はスピーカーフォンの電源を入れると、自動的にペアリング状態となっています。デフォルトではBluetooth接続になっているので、やはり最も一般的で簡単なBluetooth接続が推奨されているようです。
Bluetooth接続待の場合、LEDランプは青色になります。この状態でスマホやPCのBluetooth機能から端末を検索すると、当該機の『eMeet Luna』が出てくるので選択。これで初回ペアリングは完了です。
Bluetooth接続の場合、音量はスピーカーフォンと連動しません。スピーカーフォンの音量は単独で変更されるので、スマホなど接続先の音量は変わらず。逆にスマホの音量を変更してもスピーカーホン自体の音量値は変わりません。(HUAWEIの端末と接続した場合のみ、音量のコントロールが本気からできないようです)
どちらを操作しても出力される音量はきちんと上下します。つまり、両方から音量を単独で変更可能なので、最小音量から最大音量まで非常に幅広く、そして細かく設定出来ます。このような面を考えても、Bluetooth接続が一番使いやすいです。
Bluetooth接続を切る場合、スピーカーフォンのBluetoothボタンを短押しすると簡単に切断できます。
次にUSBケーブルでの有線接続です。こちらはスピーカーフォンの電源を入れたあと、USBケーブルでPCと接続すると自動的にスピーカーフォンを認識。LEDランプは緑色になります。
接続したPCにはきちんと『eMeet Luna』と端末が表示されています。
音量はPCの音量と連動しているため、スピーカーフォンの音量を上下するとPCのコントロールパネルの音量も上下します。逆にPCのコントロールパネルの音量を上下してもスピーカーフォンの音量が上下し、現在の音量を示すLEDランプの点灯数も変わります。
そして、付属しているSUBドングルによるUSB無線接続です。接続手順としてはこれも非常に簡単で、USBドングルをPCに差し込むだけで、勝手にスピーカーフォンがそれを認識してPCと接続されます。何か操作する必要はありません。USBドングルをPCに差し込むだけです。
LEDランプはBluetoothと全く同じ青色LEDなので、ここは少しBluetoothと判別しづらいです。また、こちらもUSB有線接続と同じく、音量はPCの音量と完全にリンクしています。
最後に、オーディオケーブルとも言いますがAUXケーブル。これもUSB有線接続と同じく、AUXケーブルをPCやスマホと接続するだけで、自分でなにか操作や設定するの必要はありませんし、ドライバやソフトを入れる必要もありません。
このAUXケーブルでの接続は少し癖があり、INとOUTに別れています。そのため、AUX接続の場合、このスピーカーフォンでできることは、こちらの通話を相手に伝えることか、相手の声をこちらに聴けるようにするかの二者択一になります。そのため、もう片方の機能はスマホやPCでするしかありません。
AUX接続だと音量の変更も癖があります。スピーカーフォンの音量変更は無効になります。厳密には音量を示すLEDランプ点灯数も変わり、変更しているように見えるのですが変更されません。音量を変更する場合、スマホやPCなど、接続先の端末を操作する必要があります。また、AUXで表示されるLEDは白色になります。
一応、AUXケーブルでもスピーカーフォンは使えるのですが、オマケとして考えておいた方が良いと思います。きちんと使うならBluetooth、USB有線、USB無線のどれかにした方が良いです。
◎使い方が簡単
まず、『スピーカーフォントはなに?』ということから少し説明します。スピーカーフォンとは、多人数で会話出来る電話のような物です。ただし、電話の機能はこのスピーカーフォンにはありません。ではどのように使用するかというと、スピーカーフォントスマートフォン、もしくはPCを接続することにより、通話機能がこのスピーカーフォンに渡されるんです。
スピーカーフォンとスマートフォンを接続したら、通話はこのスピーカーフォンに向けて行い、相手側の通話もここから聞こえてきます。後述しますが、こうすることでなにがメリットかというと、『多人数で同時に会話出来ること』、『雑音をカットする機能が付いていること』、『声が聞き取りやすくなる機能が付いていること』などが挙げられます。ほとんどのスピーカーフォンでこのような機能はありますが、その性能には差違があります。
使い方ですが、スピーカーフォンの上面にボタンが集中していて、アイコンも分かりやすく刻印されているので、直感的で分かりやすいです。最も簡単な使い方の流れを下記に書きます。
- 電源を入れる(電源ボタン2秒長押し)
- Bluetooth、USBケーブル、USBドングル(無線)のどれかで接続する
たった2ステップで接続は完了します。このような機器の場合、接続が面倒だったり難しいと感じる方もいると思いますが、この機種だと全くそんなことはありません。
○360度どこから話しても聞いても同じように聞こえる
スピーカーフォンのメリットとして、360度どこから話しても聞いても同じように使えることが挙げられます。このスピーカーフォンもその特性が良く出ていました。
マイクが3つあるせいか、どこから話しても、ある程度距離を取って離しても聞こえやすくなっています。
○周囲の雑音をカットしてくれるAI機能がある
AIノイズリダクション機能は非常に優秀でした。しかも使い方は簡単で、1番左にあるボタンを短押しするだけです。すると周囲の雑音をかなりの割合でカットしてくれます。ただ、完全に消えるわけではありません。
感覚としてはヘッドホンなどに良くあるアクティブのイズキャンセリング機能に近いです。2m先にある雑音を10m先の遠くにある雑音のように低減する感じ。
○オートゲインコントロールで音量が一定になる
喋る音量をできるだけ一定にするオートゲインコントロール機能も便利でした。こちらの機能は特に設定する必要はなく、デフォルトでオンになっています。マイクから話者の距離を自動的に検知し、音量が一定になるように整えて相手に声を送る機能です。向こうの音量が一定になるわけではありません。
オートゲインコントロールやノイズリダクション機能により、電話会議など、多人数で同時に会話するシーンで活躍してくれます。
○15時間のバッテリー持ち
バッテリーはおよそ15時間持ちます。どんなに長い会議でもさすがにこれ以上にはならないでしょうし、普通に考えれば3,4日は持つバッテリー容量です。
◎スピーカーとしても便利に使用できる
実は意外と使える便利な使い方として、スピーカーとして使用できることも挙げられます。これまで挙げてきた多様な接続方法、その接続自体が簡単であること、360度どこからでも同じように聞こえること、長時間のバッテリー持ちなど、実にスピーカー向きです。
このスピーカーフォンは、PCやスマホと接続して音楽を聴く用途でも十分に使えます。音質も非常に良いです。なにより360度どこでも同じように聞こえる特性はスピーカー向きです。
総評
スピーカーフォンとしての機能、性能は十分です。リモートワークが増えた昨今、このようなスピーカーフォンを1台持っていても損はないと思います。スピーカーフォンとして使用していないときは、前述したようにPCやスマホの音楽用スピーカーとして使えば損はしません。
スピーカーフォンのメジャーなメーカーがこの価格で手に入るならコスパは良いと思います。
こんな人にお勧め
- 安くてしっかりししたスピーカーフォンが欲しい人
- 通話の際にノイズや音量を調整してくれるスピーカーフォンが欲しい人
- 5-8人程度の中規模会議に使用したい人
- 音楽用スピーカーとしても使いたい人
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