「スマートフォン BV5500 Pro/Blackview」レビュー3 ~使い込んでわかったこと~ 評価はまだありません

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今回レビューするのは、Blackviewさんのスマートフォン『BV5500 Pro』です。

 

今回は全3回ほどレビューする2回目となります。3回目の今回は実際にメインのスマホとしてしっかり使ってみて感じたことを詳しく見ていきたいと思います。

 

それでは早速レビューを書いていきたいと思います。

Blackview BV5500 Pro アウトドア スマートフォン 本体 SIMフリー 4Gスマホ本体 Android9.0 5.5インチ 5MP+8MPデュアルカメラ3GB+16GB 4400mAh 防水/防塵/耐衝撃 防災用品 技適認証済み 携帯電話 1年間保証付き イエロー
Blackview

 

スペック

【モデル: BV5500 Pro】

  • CPU: MTK6739クワッドコア
  • GPU: AIMG GE8100 570 MHz
  • SIM数量: デュアル SIM
  • SIMタイプ: マイクロSIMカード
  • OSシステム: Android 9.0
  • RAM: 3GB
  • ROM: 16GB
  • 外部メモリTFカード: 32GBまでのTFカードをサポート(TFカードは含まれていません) センサ: Gセンサー、光センサー、近接センサー、磁気センサー、ジェスチャーセンサー、コンパス
  • その他の機能: FM, OTG,NFC
  • 寸法 & 重量
  • サイズ: 152.2*75.5*14mm
  • 重量: 225g

 

【ディスプレイ】

  • 画面サイズ: 5.5インチ
  • スクリーンタイプ: IPS、容量性
  • 解像度: 1440 x 720ピクセル
  • 画素密度: 385 PPI

 

【電池】

  • バッテリー種類: 取り外し不可能なリチウムポリマー電池
  • バッテリー容量: 4400mAh

 

【カメラ】

  • フロントカメラ: 2MP FF
  • バックカメラ: 8MP AF

 

【ネットワーク】

  • タイプ: WCDMA、GSM、FDD-LTE
  • 2G バンド: GSM 850/900/1800/1900MHz
  • 3G バンド: WCDMA 900(B8)/2100(B1)MHz
  • 4G バンド: FDD-LTE 800(B20)/900(B8)/1800(B3)/2100(B1)/2600(B7)MHz
  • WIFI: 802.11b/g/n
  • GPS: はい
  • Bluetooth: V4.2

 

使い込んでわかったこと

OS

OSはAndroid 9です。メーカー謹製アプリのようなものは一切入っていませんでした。完全なピュアAndroidです。

 

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安いスマホなので、カスタマイズするようなコストは掛けなかっただけだとは思いますが、それが逆に功を奏し、他のメーカーのスマホだと入っているような謹製青瓜がなかったのは良かったです。

 

性能

CPUは『MTK6739クワッドコア』。メモリは3GB。内蔵ROMの容量は16GB。格安スマホの中でもさらに安い物なので、スペックは低いです。

 

以前の記事でも書きましたが、Googleマップで拡大をすると時間が掛かりカク付きます。フルハイビジョンの動画の再生や電子書籍を読むときには全くカク付かなかったので、このような3D病臥が極端に苦手のようです。ただ、これはこの価格帯のスマホならどれも同じ感じなので仕方がないかな…と。

 

このようなもたつきが嫌ならあと5,000円出して、HUAWEIやASUSの1年前の型落ちか、最新機種の廉価版を購入した方が良いです。nova lite3はここから5,000出すと購入できます。

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WEBの閲覧やSNS、メールなどの場合は全く問題ありませんでした。住まいpuyaスクロールもスイスイできます。

 

バッテリー

バッテリーはスマホでは最大級とも言える4400mAh搭載です。バッテリー持ちが売りのAQUOS Sense 3は4000mAh。P30 liteは3340mAhでした。これらと比較してもさらに大容量のバッテリーを搭載しています。

 

スマホで映画の『ゼロ・グラビティ』をループ再生し、バッテリーがどれくらい持つのか実験しました。その結結果、15時間1分でバッテリーが0になって切れました。

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4400mAhなのでもっと持つと思ったのですが意外と持ちませんでした。4000mAHを搭載しているAQUOS Sense 3の方がずっと持ったのは意外です。

 

電力管理のアプリ『Battery Mix』でのグラフがこの画像になります。

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綺麗に右肩下がりになっており、温度も高くならなかったのでバッテリーの質は問題ありません。

 

次は電子書籍でどれくらいバッテリーが持つのか実験してみました。動画のように再生して放置するわけにもいかかず、100%から0%まではとても実験できないので、5%減るのにどれくらい時間が掛かるかを見て、それを20倍して計算します。今回は50%から45%まで使用しました。その結果、漫画ですが電子書籍を読んだときは、5%減るのに58分掛かったので、それを20倍して、電子書籍では約19時間20分バッテリーが持つことになります。

 

電力管理のアプリ『Battery Mix』でのグラフがこの画像になります。

 

動画の再生ではいま予想よりは持ちませんでしたが、電子書籍では20時間近く持ちました。電子書籍は静止画の連続なので、WEB閲覧などの通常作業でもバッテリーは長く持つと思います。

 

ちなみに、充電はどれくらい掛かるかも実験しました。

 

空から満充電に掛かった時間はで4時間1分でした。約4時間と考えて差し支えないと思います。

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電力管理のアプリ『Battery Mix』でのグラフがこの画像になります。

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90%を超えるとバッテリー保護機能なのか、充電速度が遅くなりました。急速充電対応のUSB充電器とケーブルで充電を行ったオンですが、急速充電には対応していないようです。急速充電の場合はこの容量だと2時間程度で充電できますが、BV5500 Proは4時間かかりました。

 

画面

画面解像度は1440×720なので低いです。昨今の格安スマホだとフルハイビジョン以上も当たり前なので、ここはやはり価格なりにスペックが落ちます。ただ、5.5インチの画面なので、文字を読んでも特に解像度が低くて汚いとか滲むなどはありませんでした。

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変わった点としては、画面下部にあるソフトキーのホーム、リターン、タスクボタンが通常のスマホとは並びが違うことが挙げられます。通常は左から『リターン』、『ホーム』、『タスク』の並びなのですが、BV5500 Proは左から『タスク』、『ホーム』、『リターン』の並び順です。ホームボタンは真ん中で変わらないのですが、リターンとタスクが一般的なスマホとは逆になっています。この仕様は謎です。

 

一般的なスマホは画像のようなボタンの並びになっています。

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一方、BV5500 Proは画像のような並びで、リターンとタスクが逆になっています。

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他のスマホを使いなれていたり、複数台持ちの場合、BV5500 Proを使用するときに一旦「えっと…」と指の動きが止まってしまうことが…。

 

視野角は角度を付けて上下左右から逆側を覗いても暗くなったり色が変わることもほぼありませんでした。解像度自体は低いのですが、電子書籍などWEB閲覧をする際にも読みやすいですし問題ありません。

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カメラ

正直に書くとカメラの画質は悪いです。普通にスマホを取り出して撮影してまともな写真になるのは10枚中半分もありません。先日購入したAQUOS Sense 3やP30 liteは勿論、nova lite 3にもはるかに及ばず。

 

具体的になにがダメかは作例を挙げて随時説明していきますが、最初に結論を書くと下記になります。

 

  1. ピントが合いづらい
  2. ピントが合っているようでもでき上がった写真はピンボケする
  3. 明るいところで撮影しても日陰で撮影したように暗くなる場合が多い(明るさ検知の性能がおそらく悪い)

 

もしカメラを使う予定があるなら、あと5千円出してnova lite3を購入するか、HUAWEIやASUSUの1年前や2年前に出た型落ちを安く購入した方が絶対に良いです。

 

それではここからBV5500 Proで撮影した写真の作例を挙げていきます。

 

まずはいつものガンプラ画像。室内灯は明るいのですが、写真を撮ると日陰で撮影したように1段くらくなってしまいます。輪郭もぼやけ、全体的にモヤッとした写真になってしまいます。(クリックで拡大)

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少し遠目から全景を撮影。こちらもピントが上手く合わずぼやけてしまっています。(クリックで拡大)

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ピントが合ったとしてもやはり全体的に暗く撮影されてしまいます。(クリックで拡大)

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写真を撮影しているとわかったのですが、画面内タップでピントを合わせてない様子。画面内をタップすると『明るさをその場所の基準』にしているような気がします。画面内をタプしてもピントが合うわけではなく、写真の明るさが変わっています。

 

こちらは夜景の撮影です。意外と明るくは撮れているのですが、『出口』の左の案内板が白飛び(光りが強すぎて見えなくなること)してしまっています。あとはツブツブのノイズも乗っています。

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スーパー内で商品を撮影した様子です。値段を見るとやはりきちんとピントが合っておらずボケてしまっています。

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店内全体を遠景で撮影した様子。やはピントが全く合っておらず色々なところがボケてしまっています。

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設定で解像度の変更もできるのですが、左が写真の解像度、右が動画の解像度です。動画では4K撮影はできません。

 

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何十枚も写真を撮りましたが、BV5500 Proのカメラはスナップ写真、メモ写真としてギリギリなんとかなるかも…と言うレベルです。きちんと綺麗な写真は撮れません。

 

もしスマホできちんと写真を撮りたい場合、あと5,6千円出してnova lite3を購入するか、型落ちして安くなったASUS、HUAWEIあたりのスマホを買った方が良いです。もしくは、どうしても防水で耐衝撃のBV5500 Proが良い場合、2万円程度のカメラを別途購入するか…です。

 

デザイン、サイズ

アウトドア仕様で防水性能や耐衝撃性能に特化しているためゴツイです。画像は6.15インチのP30 lite との比較です。5.5インチのBV5500 Proとほぼ同じサイズです。

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縦横サイズはP30 liteとほぼ同じなのですが、厚みに関しては大きな差があります。裏面は全面が分厚いゴムで覆われており、耐衝撃性能はある代わりに分厚くてゴツくなっています。

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実際に計測すると、BV5500 Proは1.42cm。P30 liteは7.3mmでした。BV5500 ProはP30 liteの2倍厚みがあります。

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裏面は画像のように分厚いゴムで覆われているため、手帳型ケース等をする必要はありません。ゴムに臭いは一切ありませんでした。

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認証、セキュリティ

認証に関してもコストカットが見て取れます。最近の格安スマホで当たり前にある指紋認証や顔認証がどちらもありません。顔認証がないのはともかく、せめて指紋認証は欲しかったところです。

 

GPS、その他センサー

GPSは最大で誤差4~5mといったところで、Googleマップで使用したところ問題ありませんでしたが、P30 lite、nova lite、AQUOS Sense 3と比べると誤差はやや大きかったです。これらは誤差2~3mでした。

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向いている方向はきちんと正確に表示されましたが、追従にやや遅れがあり、その方向を向いてから1~2秒後に合致するといった感じです。日常でのカーナビ程度では問題がありませんでしたが、他の格安スマホと比べると正確性にやや難ありです。

 

ネットワーク

au本家もau系のMVNOも使用できないのは以前の記事でも書きましたが、たまにwifiで繋がりが異常に悪いときがあります。それまで普通にネットできていたのに、リンクをクリックしたらいつまでたってもWEBを読み込まない…といった感じです。

 

このような状況になった場合、再起動したり、wifiの接続を1度切ってまた接続するとほぼ治るのですが、ちょっと不安定です。

 

Bluetooth

ワイヤレスのイヤホンとキーボードをいくつか接続しましたが問題ありませんでした。イヤホンで音ズレなどもありませんでしたし、キーボードでも遅延は感じませんでした。

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防水性能

お風呂スマホとして使用したかったので、今回はBV5500 Proを購入しました。結論から書くとIP67なのでその目的を達成できました。

 

防水性能は最高等級の8ではないので、水没させたままずっと使用できるものではありませえん。あくまで水没に関しては水深1mで30分までが限界です。実際にシャワーを強く当てて使用して見ましたが、この状態だと全く問題なく使用できましたし、その後の動作にも問題ありませんでした。

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一応注意点としては、イヤホンジャック、カードスロット、USBポートにゴムカバーが付いているので、お風呂などで使用する場合はここをきちんと閉めることでしょうか。

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ただ、お風呂スマホとして使用した時に想定外の問題が…。シャワーを使用しながらBV5500 Proで動画などを見ると、シャワーの音で音が聞こえなくなってしまいました。音量は最大15なのですが、最大にしてもスマホの音がシャワーの音に蛎瀬されました。

 

そこで、お風呂専用スピーカーも購入しました。私が購入した物はこちらなのですが、5Wでパワーもあり、音量も大きく出てIPX7の防水性能です。スマホの音に比べるとずっと良い音ですし、シャワーの音に負けない音量が出たので解決しました。

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総評

目的だったお風呂スマホとしても役割は達成できました。ただ、シャワーの音にスマホの音量が負けてしまうので、別途お風呂スピーカーは購入することになりました。

 

防水性能は完璧です。お風呂で強いシャワーを直接当てても問題ありませんし、間違ってお風呂に水没させてしまっても30分までは耐えられる強固な防水性能です。ただ、防水や耐衝撃性に特化したアウトドア仕様で、かつ14,000円の格安スマホの中でもさらに安いスマホなので、ロースペックで妥協せざるを得ない部分もあります。

 

カメラは詳しく前述しましたが使い物になりません。スマホで写真を撮影したい場合、あと数千円出してもう少し上のクラスの物を買った方が良いです。

 

特に気をつけたいのは、auの回線が使用できないことと、内蔵ROM容量が16GBであること。auの回線が使用できないことはあらかじめ知って買うなら問題ありませんが、今時内蔵容量16GBはきつかったです。フルハイビジョン映画を2本入れるともう容量が厳しくなります。Micro SDカードで容量は増設できるので、今は1,000円程度で32GABを購入できるので、ヘビーユーザーでなくてもこれくらいは増設しておいた方が良いと思います。

 

防水、防塵、耐衝撃性のアウトドアに特化したスマホで、他の昨日で駄目な部分が結構あるので、購入する際には慎重に検討した方が良いです。

 

第1回と第2回の記事

 

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