「スマートフォン ZenFone4 MAX ZC520KL/ASUS」レビュー2 ~7日使ってわかったこと~ 評価はまだありません

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今回レビューするのは、ASUSさんのスマートフォン『ZenFone4 MAX』です。

 

それでは早速レビューを書いていきたいと思います。

 

スマホ用カメラレンズ 12X望遠レンズ【完全アルミ製】、iPhoneXs Max/Xs/XR/X/8/8プラス/ 7/6 / Samsung S7 / S6 / S6 / LG/HUAWEI/Sonyとほとんどのスマートフォンに対応 携帯レンズ 望遠【12倍光学望遠レンズ 高画質】
ARORY

 

特徴

  • プラットフォーム:Android 7.1.1 / CPU:Qualcomm Snapdragon 430 (オクタコアCPU / 1.4GHz)
  • メモリ:3GB / 内蔵ストレージ:32GB / バッテリー容量:4,100mAh / USB:microUSB x1
  • 画面サイズ:5.2 型IPS HD液晶ディスプレイ(400nits) / フルラミネーションディスプレイ / 1,280 x 720 (HD)
  • デュアルSIMデュアルスタンバイ(4G+3G)対応/au, Y!Mobile VoLTE 対応(システムアップデートで後日対応を予定)
  • SIMスロット:トリプルスロット仕様 (nanoSIM x2/microSD x1 ※microSDXC 256GBまでサポート)
  • カメラ:(アウトカメラ:デュアルレンズ 1300万画素 + 500万画素/ インカメラ:800万画素)
  • センサ:GPS(GLONASSサポート)、加速度センサ、電子コンパス、光センサ、近接センサ、指紋センサ
  • FDD-LTE : B1/B2/B3/B4/B5/B7/B8/B12/B17/B18/B19/B26/B28 TD-LTE : B38/B41
  • W-CDMA:B1/B2/B5/B6/B8/B19 GSM/EDGE:850/900/1,800/1,900 MHz
  • IEEE802.11 b/g/n Bluetooth 4.2 + Bluetooth Low Energy (aptx対応)

 

長所と短所

  • ◎バッテリー持ちが凄まじい
  • ○カメラの画質が良い
  • ○GPS精度が良い
  • ○Bluetooth接続が良好
  • ○OTG機能が便利

 

 

スペック

SIMフリーの格安スマホで人気HUAWEI P20 liteとスペックを比較した表を下記に記載しておきます。

 

 

ZenFone4 MAX HUAWEI P20 lite
価格 約2万円 約3万円
OS Android 7.1.1 Android 8.0
CPU Qualcomm Snapdragon 430 (オクタコアCPU / 1.4GHz) Kirin 659 オクタコア (2.36 GHz / 4 + 1.7 GHz / 4)
メモリ 3GB 4GB
内部ストレージ 32GB 32GB
バッテリー容量 4100mAh 3000mAh
USB microUSB Type-C
画面サイズ 5.2インチ 5.84インチ
画面解像度 1280×720 2280×1080
デュアルSIMデュアルスタンバイ 対応 対応
外部ストレージ MicroSDカード(最大256GB) MicroSDカード
カメラ アウトカメラ:デュアルレンズ 1300万画素 + 500万画素/ インカメラ:800万画素 メインカメラ (ダブルレンズ): 約1600万画素 + 約200万画素 / インカメラ: 約1600万画素
センサー 指紋認証/加速度センサ/電子コンパス/光センサ/近接センサ 指紋/顔認証/加速度/ジャイロ/コンパス/環境光/近接センサ
FDD-LTE B1/B2/B3/B4/B5/B7/B8/B12/B17/B18/B19/B26/B28 TD-LTE : B38/B41
auVoLTE対応
B1/3/5/7/8/18/19/26/28
LTE:B41
W-CDMA B1/B2/B5/B6/B8/B19 GSM/EDGE:850/900/1,800/1,900MHz B1/2/5/6/8/19
GSM:850/900/1800/1900MHz
その他 IEEE802.11 b/g/n
Bluetooth 4.2 + Bluetooth Low Energy (aptx対応)
IEEE 802.11 a/b/g/n/ac
Bluetooth® ver.4.2 with BLE (Support aptX)
サイズ 73.3x150.5x8.7mm 71.2x148.6x7.4mm
重量 156g 145g

 

使用した感想

◎バッテリー持ちが凄まじい
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今回もいつもの方法でバッテリー持ちをテストしてみました。まずは動画の再生でどれだけ持つかのテストです。映画『ゼロ・グラビティ』をループ再生し、電源が落ちるまで何時間か掛かるかです。使用した動画再生アプリは『MX Player』で、明るさ5、音量5です。ゼロ・グラビティの動画情報は下記になります。

 

[(映画) (洋画) ゼロ・グラビティ (吹替) (2013米)
1920×1080 8Bit AVC/H.264 High@4 1:1 23.98fps 130873f 4381.40kb/s
AAC 48.00kHz 2.0ch(2/0 L+R) LC 192.16kb/s
[Extra][2] MP4 v2
MetaData
[MPEG4] 01:30:58.494 (5458.494sec) / 3,122,939,467Bytes

 

また、使用したアプリのMX Playerは下記になります。

 

 

結果、朝の10時15分からテストを開始し、翌日深夜1時25分までバッテリーが持ちました。なんと15時間10分も動画再生できました。同条件でテストしたHUAWEI P20 liteは9時間49分だったので、それよりも5時何21分長く持ったことになります。

 

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ちょっと継ぎ接ぎが不格好ですが、アプリの『Battery MIX』で電池の減りをグラフ化した様子がこちらの画像です。朝の10時過ぎから深夜1時過ぎまでバッテリーが持っていることがわかります。

 

バッテリー容量が4100mAhなので、だいぶ持つことは分かっていたのですが、まさかここまで持つとは思いませんでした。

 

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次に漫画を読んでどれだけ持つか。これもいつもと同じく、アプリ『Perfect Viewer』を使用し、5%減るまで漫画を読み、それを20倍して計測します。使用したアプリのPerfect Viewerは下記になります。

 

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結果、5%減るのに68分掛かりました。なので、これを20倍すると1360分ですね。時間に直すと、約22.7時間となります。つまり、このスマホで電子書籍を読むと、漫画の種類にもよりますが、22時間48分も持つことになります。他機種に比べて桁違いです。さすが4100mAhの大容量バッテリー。5%減るまでに漫画の単行本を3~4冊読めちゃいました。

 

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また、充電速度ですが、急速充電に対応しているので、急速充電対応充電器だと、1A以上の充電ができ、通常よりも速い充電が可能です。Battery MIXによると、1時間に37.2%の充電ができていることになっています。つまり、0%から100%までは約2.7時間となり、わかりやすい時間に直すと、2時間42分で空から満充電になることになります。

 

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ちなみに、温度は10月下旬の室温25度くらいで、動画を連続再生している最中や直後でも40度超えることはありませんでした。通常時は34度くらいなので、発熱に関しても優秀なバッテリーだと思います。

 

○カメラの画質が良い

カメラの画質を見るためにいくつか作例を挙げていきます。やはりカメラの画質は格安スマホとしては上位レベルだと思います。画像をクリックすると元の大きな画像が表示されます。サイズは4MBほどあるので注意してください。

 

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元画像でも文字がハッキリ映っていて問題なし。

 

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発色も綺麗で問題なし。

 

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夜の街を映してもしっかり映っています。看板の後ろの暗がりの家もきちんと撮影されているので、『暗いカメラ』ではないと思います。まあ、かと言ってさすがにiPhoneやXperiaのような明るいカメラではありませんが、そこは2万円のスマホなので、ある程度妥協するしかありません。

 

次にカメラの設定を見ていきたいと思います。

 

基本的にモードはこんな感じです。普通に使う分にはオートで問題ないと思います。

 

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写真撮影の基本画面です。下部で撮影ボタン周りがあり、上部のステータスバーでアスペクト比やフラッシュの有無、タイマーの設定ができるようになっています。

 

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このカメラでは、ワンタップで通常の撮影と広角撮影を切り替えられます。広角とは左右を広く撮影するもので、自然の風景を左右広く撮影したいとか、集合写真で左右広くしないと全員入りきらないとかのシーンで役に立ちます。まずこちらの写真は通常撮影時のものです。

 

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そしてこちらが広角撮影時の写真です。どちらも同じ場所から撮影していますが、いかに左右が広く撮影できているかがわかると思います。ただ、広角撮影時は解像度が2MB強制的になってしまうようで、画質は通常撮影時より落ちます。通常の解像度は4160×3120で広角にすると1920×1080になりました。通常画角では撮影できていなかった右のマウス、左の黒いキーボードが見えるようになりました。

 

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使用できるエフェクト一覧はこの写真のようになります。カメラ撮影画面で横画面で下スワイプ、縦画面で右スワイプすると出てきます。

 

ちなみに、カメラのシャッター音は物凄く小さいです。飲食店の店内で撮影しても、3,4m離れていれば周りに気付かれないレベルです。よく街中で撮影する方は目立たないので、このシャッター音の小ささはメリットだと思います。

 

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手ぶれに関して前回の記事で気になると書いたのですが、それに関する設定はありませんでした。手ぶれ補正はないみたいです。適当にサッと出してサッと撮るには向いていないのかもしれません。慣れるとカメラをしっかり静止することを意識するようになるので手ぶれは抑えられるのですが、手ぶれ補正は欲しかったですね。

 

手ぶれ補正の対策として1つ。画面をタッチして撮影するタッチシャッターにしてしまうと、必然的にスマホ片手持ちになってしまうので、ブレやすくなってしまいます。片手持ちによるブレを防ぐため、音量ボタンでシャッターを押した方が、両手持ちのままで安定するので、綺麗でブレのない写真が撮れます。これは手ぶれ補正のない、もしくは効きが弱い格安スマホではお約束ですね。

 

ただ、音量ボタンシャッターだと、目的の対象物にピントを合わせることができない場合があるので、どうしても『そこにピントを合わせたい』場合にはタッチシャッターが便利です。片手持ちだからと言って必ずブレるわけではなく、『ブレやすくなる』だけなので、気を付ければブレない写真が撮れます。要はスナップ写真を撮影するときは音量ボタンシャッターで撮影し、ピントを合わせて確実に撮影したい場合はタッチシャッターで撮影するってことです。

 

手ブレに関しては少し弱い印象を受けましたが、そこさえ気を付ければ、格安スマホで最上位レベルのカメラ画質だと思います。

 

○GPS精度が良い

GPS精度は素晴らしかったです。HUAWEI P20 liteと同等かそれ以上でした。

 

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この画像は実際にいた場所とGPSが指し示す部分の差を書き込んだ物です。その差は2mと言ったところでした。3,4mの誤差であれあれば、Googleマップでカーナビとして使用しても、曲がり角などの指示が遅れることも過ぎることもなくされます。このスマホのGPS精度は誤差2mくらいなのでカーナビとして使用しても全く問題なく、自転車ナビ、徒歩ナビとしても精度良く使用できました。GPS制度に関しては個体差でハズレを引かない限りは安心して良いです。

 

○Bluetooth接続が良好

Bluetoothの接続は安定していました。Bluetoothのイヤホンやキーボードを接続しましたが、すぐにペアリングされて使用できるようになりました。また、音楽やGoogleマップでの音声案内もブル切れになったりすることもありません。

 

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また、イヤホンやスピーカーとして接続する際に高音質になるapt-x対応なのも嬉しいです。apt-xは背後に全く雑音なくクリアに音楽が聞けるんです。実売価格2万円の格安スマホでapt-x対応は素晴らしいです。

 

○OTG機能が便利
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付属品にOGTケーブルがあったのですが、これをスマホのUSB端子に接続すると、PCのUSB機器がほぼ全て使用できます。USBマウス、キーボード、USBメモリ等々。非常に便利です。『ほぼ』と言うのは、PCで使用する際に特別なドライバをインストールしなければならないUSB機器は使えない可能性があるからです。

 

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このOTGケーブルを使用すると、USB機器を使用するか、他の端末へ充電するかの選択をするポップアップが出てきます。バッテリー残量が20%以上あると、他のUSB機器に充電もできるんです。バッテリー容量は4100mAhと大容量なので、ちょっとした端末になら軽く充電できちゃいます。私はワイヤレスイヤホンを外では常用しています。ワイヤレスイヤホンはバッテリー容量が一般的に100mAh~数百ミリmAhなので、余裕で充電仕切れます。外出先でバッテリーが切れたときにも安心です。

 

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ちなみに、OTGケーブル無しでUSBケーブルでPCと接続すると、USBメモリのように認識し、内部のフォルダを作ったりファイルの送受信が簡単にできるようになります。

 

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総評

価格改定で実売価格が2万円になった8ヶ月前発売の機種とは言え、この安定したスマホが2万円で購入できるのは凄いです。最新機種に拘りがなければ、数ヶ月前から1年くらい前に発売したスマホを安く購入するのも賢いです。

 

3万円出せるなら、性能も人気も頭一つ抜けているHUAWEI P20 liteを購入するのをお勧めしますが、画面解像度(HUAWEI P20 liteが2280×1080、ZenFone4 MAXが1280×720)さえ気にならないのであれば、1万円安く手に入るZenFone4 MAXも十分お勧めできるスマホです。

 

Androidスマホはバージョンアップが頻繁で、古くなりすぎると動かないアプリも出てきますが、私が他に使用しているAndroid 4.4の7インチタブは普通に使えているので、7.0のこのスマホも贅沢を言わなければ4,5年は余裕で使えると思います。

 

やはりなんと言っても特徴はバッテリー持ちですね。動画と電子書籍での実際のバッテリー持ち実験は前述しましたが驚異的です。他のスマホの追随を許しません。画面解像度はハイビジョンなので物足りないと思う方もいると思いますが、そのおかげでバッテリー消費が低く抑えられ、よりバッテリーが持つ効果を生み出しています。とにかくバッテリー持ちなんだと言う方はこれで決まりでしょう。

 

ちなみに、前回の『1日使ってみて』の記事はこちらです

 

こんな人にお勧め

  • 2万円でスマホが欲しい人
  • 最新機種でなくても良い人

 

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