目次
特徴
- Bluetooth搭載のiPhoneやandroidスマホなどにワイヤレス接続して高音質なステレオサウンドを楽しむことができます。新しいBluetooth 4.1を搭載、高速で安定した通信最大10mまで届きます。
- 有線ヘッドホンとして使用可能です。3.5mm端子のAUX INジャックを搭載。Bluetoothが使えない環境や電池が消耗した場合などでも、付属のケーブルを接続すれば通常の有線接続ヘッドホンとして使用可能。
- NFC機能搭載でスマホとワンタッチ接続、NFC対応機種のスマホを本製品にかざせば、自動的に電源ON&ペアリング、煩わしい操作は必要ありません。ワイヤレス接続時は、ヘッドホン本体側で楽曲のミュート・先送り・戻りの操作も可能で、音量調整もできます。
- クリアな高音、力のこもった中音、深みのある低音など、躍動感あふれる音を出す一方で、高い密閉性により、周囲の雑音を消してさらに音楽を際立たせたり、映画鑑賞、オーディオブックを集中して聞くなどが可能になるノイズリダクション機能がついています。
- マイクを搭載しているので、スマートフォンから離れた場所にいても電話を受けることができます。通話終了後には自動的に音楽に戻ります。イヤークッションにも改良を加え、人工皮革を使用した耐久性の高いヘッドバンドを採用。長時間の使用にも最適な装着感を実現しています。
長所と短所
- ○音楽再生でのバッテリー持ちは45時間
- ○小さく折りたためるので収納や持ち運びが便利
- ○操作ボタンが大きく操作しやすい
- ○スタンドが付属しているので置き場所に困らない
- ○電源を切っても以前の音量を記憶してくれる
- △イヤーカップが小さい
- △締め付けが強くしっかりマウントされる×
はじめに
今回レビューするのは、VersionTechさんのワイヤレスヘッドホンです。
この製品は折り畳むと非常にコンパクトになる、持ち運びを想定したヘッドホンのようです。また、各種オマケも豊富なようで、日常での使い勝手が気になるところ。
それでは早速レビューを書いていきたいと思います。
外観チェック
化粧箱。かなりしっかりした化粧箱です。
同梱品一式。豊富です。ヘッドホン本体、USBケーブル、オーディオ-ケーブル、専用ポーチ、スタンド部品3点、壁掛けハンガー、説明書。
ヘッドホン本体。
ヘッドホンを折り畳むとこんなにコンパクトになります。
説明書は分厚く書く言語があります。その中に日本語もありました。
USBケーブルとオーディオケーブル。有線接続も可能です。
オマケの壁掛けフック。
専用のヘッドホンスタンド。組み立てると右のようになります。
専用ポーチ。カラビナが付いているので、パンツのベルト穴やバッグに取り付けられます。
NFC対応。イヤーカップは小さいです。
当然アジャスターも付いているので、頭の大きさがどうであろうとフィットします。
以上、外観チェックでした。
動画チェック
気になる点
まずは気になる点から書いていきたいと思います。
イヤーカップが小さい
このヘッドホンはイヤーカップがかなり小さいです。タイプとしては耳たぶをイヤーカップで圧迫してマウントするオンイヤータイプ。このタイプは耳たぶを圧迫するので、多少の差はあれど長時間装着していると耳たぶが痛くなってしまいます。このヘッドホンはどうだったのか…。その装着感については後述します。
締め付けが強い
イヤーカップが小さく、耳たぶを圧迫するオンイヤータイプであることは前述しましたが、圧迫する力も結構強く、しっかりと耳に密着してくれます。おかげで音漏れも一般的な音量で聞く分には、全くと言って良いほどしません。しかし、反面耳への負担が大きくなり、人によっては耳が痛くなってしまう恐れもあります。装着感に好みが分かれそうです。
非常に小さく折り畳める
このヘッドホンは持ち運びが想定されているようです。その理由の1つに、非常にコンパクトに折り畳めるることが挙げられます。また、持ち運び要の専用ポーチも用意されていることからも、持ち運んで外で聞くことが想定されていることが分かります。
折り畳むとびっくりするくらいコンパクトに収まってしまうので、バッグの中に入れておくのに邪魔になりません。
45時間の音楽再生可能な驚異のバッテリー
このヘッドホンの説明を見ていて、バッテリー持ちに関して誤解していました。「4.5時間(4時間30分)しか持たないのかあ~少ないなあ」と思っていたのですが…。なんと45時間の再生時間の間違いでした。45時間なんてバッテリー持ちはあり得ないと先入観があったので、勝手に脳が4と5の間に小数点を入れ、現実味のある4.5時間と処理してしまっていたようです。
イヤホンタイプのイヤホンではなく、このようなヘッドホンタイプでは大容量バッテリーを仕込むスペースがあるので、ここまでのロングライフバッテリーが可能なんですね。
オマケが豊富
専用ポーチが付属していることは前述しましたが、専用スタンドも組み立て式で付属していました。3つの部品に別れているだけで、それぞれを穴に填め込むだけで簡単に組み上がりました。
机の上に置いておけば、外に出るときにここからサッと持ち出し、帰って来たら耳から取り外してサッと置くなど、利便性が向上します。また、壁掛け用フックも付いていたり、有線接続できるようにオーディオケーブルが付属しているなど、オマケが豊富なヘッドホンです。
音質について
音質は十分良いと感じました。高音でシャリシャリチープな音がすることも無く、低音で音が割れることもありません。高音はしっかり出ますし、低音は耳に響くくらいしっかりと出ていると思います。
装着感について
最初に気になる点で挙げた『イヤーカップが小さいオンイヤーであること』、『頭を挟む力が強いこと』を挙げましたが、思ったよりは耳が痛くならず、逆に音が完全に密閉されて耳に届くので、音質の良さに直結していると思います。
コンパクトに折り畳めることや、専用のポーチがあることから、持ち運んで外で使うことを想定されているヘッドホンであろうことは前述しましたが、このシチュエーションを考えると、このイヤーカップの小ささ(=持ち運びの便利さ)、頭を挟む圧力が強いこと(=音漏れしないこと)で理に適っていると感じました。ただ、家で4時間5時間装着して使用するには向いていないかも知れません。外で1時間2時間使用するシーンを想定して最適化してあるヘッドホンだと思います。
ボタンが大きき操作しやすい
このヘッドホンは音量の上下やファンクションボタンが大きく取ってあり、非常に操作がしやすかったです。目視しないで操作するこの手の機器では、ボタンをどのような配置にして、どれくらいの大きさにして、どのような形にして…など各社工夫が見られるのですが、単純にボタンに大きい面を取ってあるので、大雑把に指を持っていて操作することができました。
総評
オンオヤーで締め付けが強いので、耳が早々に痛くなるのではないかと思ったのですが、意外と耳への負担は少なく、2時間程度なら耳が痛くならずに聞けそうです。ただ、この辺りはそれぞれ耳の形が違ったり、どれくらいから耳が痛くなると感じるのか違うので、参考までに受け取っておいてください。
また、折角のヘッドホンタイプですから、音質に拘りが無くてもイヤホンタイプよりは良い音を聞きたいと思うのが当たり前です。これに関しては構造上のアドバンテージもあるかと思いますが、確実にイヤホンタイプより音質が良く、高音でシャリシャリチープな音になることも無く、低音で音が割れることもありませんでした。低音はかなり耳と言うか体に響くくらい出ていると思います。
ヘッドホンを持ち運ぶのは大仰になりがちで遠慮してしまう方もいるかと思いますが、このコンパクトさ、音質の良さ、密着感があって音漏れしない作り、そしてなんと言っても45時間のバッテリーなどを総合的に考えると、十分外に持ち出して装着する価値はあると思います。
こんな人にお勧め
- 密着感のあるヘッドホンが欲しい人
- 外で良い音で音楽を聴きたい人
- 音楽再生で45時間持つヘッドホンが欲しい人
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