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古いSSDから換装
今までもSSDを使っていて問題なかったのですが、Windowsのアップデートや色々なアプリを入れているうちに容量が厳しくなってきたので、今回思い切って容量の大きいSSDに交換しました。
今までは3年前に買った120GBのインテルのSSDを使っていたのですが、容量の少なさに限界を感じ、今回256GBのCFDのSSDを購入。結果的に色々な悩みや煩雑さが解消されて大正解でした。
下の画像を見て貰えれば分かるように、非常に薄く小さく、そして軽いです。厚さなんて10円玉4枚分とちょっとです。以前使っていたインテルのSSDよりも薄く軽量化されていました。
実はWindows10を入れるにあたりこのSSDを購入したんですけどね。Windows10にしてみて、結果的に細かい挙動がいくつか気に入らなかったことと、現在使用しているSATAカードがWindows10では挙動がおかしいことで断念。結局Windows7に戻しました。そんな作業を行ったり来たりしていて、最近このブログの更新ができたりできなかったりしていたんです。今のPCではもう腹を決めてWindows7で行くことに決めました。1年以内におそらく新しいPCを組むので、その時にはさすがにWindows10しようかなと思いますけどね。
複雑なフォルダ構成
今まではSSDの寿命を気にして、Windowsの環境変数で使われるフォルダやページファイル、各種ソフトのテンポラリーファイル、ブラウザのキャッシュ等を他のHDDに設定変更していたのですが、大容量になったことを機にこれらを一切やめ、デフォルトのままとすることにしました。
これまでのやり方だと、いちいち設定を弄ったりフォルダを作ったりして、データの保存場所があちこちに散らばっていて、非常に構成が煩雑になっていたのですが、これでこれら精神的負担から解放されました。
SSDの寿命を気にするのをやめた理由に、一つ目に自分の経験、二つ目に気にしなくて良いとの情報を散見したことがあります。
自分の経験
私は少しでも気になることがあったり、ちょっとでもおかしいことが起こると、すぐにWindowsをクリーンインストールする癖が付いてしまいました。特にそれが加速したのが、USBからWindowsをインストールできるようになってからです。この方法を使うと、USBを差してWindowsをクリーンインストールし、新しいWindowsが立ち上がるまで15分程で終わるんです。ソフトのダウンロードややり方は以下を参考にどうぞ。
- Windows 7 USB/DVD Download Tool で Windows 7 インストール用の USB メモリを作る
私はこのWindowsのクリーンインストールを過去3年で軽く100回以上はやっています。定期的にやっているのではなく、クリーンインストールが上手く行かず、1日に5回6回とか入れては消しを繰り返したこともあるのでこのような数字になっています。馬鹿なことをやっているとお思いでしょう。その通りです…。
ただ、レジストリなどを無理矢理弄って正しいのかどうか不安になりながら使い続けるより、15分もあればクリーンインストールができ、その他の設定もバックアップなどから戻したりすると、1時間ちょっとで元の環境に戻れるので、下手にいじくり回して時間を浪費したり、合ってるかどうか不安を抱えながらパソコンを使うより、思い切ってクリーンインストールとのスタイルになってしまいました。
で、何が言いたいのかと言うと、これだけアホみたいにSSDにガシガシWindowsを消して入れてをやっている私の環境ですら、1回もディスクにエラーが出たことがないんです。この自分の経験から、「あれ?SSDは書き込み回数に限りがあって壊れやすいんじゃなかったの?あれは気にしなくて良いのか?」との疑問が頭に浮かぶわけです。
気にしなくて良いとの情報
本当にそこまでSSDの寿命を気にする必要があるのか以前から疑問でした。そこで調べてみると、現在は技術が向上し、SSDの書き込みの平準化(まんべんなく書き込みをする機能)がどのSSDでも搭載されており、どこかのセクタに集中して書き込むことがないため、それだけでもだいぶ寿命が延びたとのこと。また耐久テストや寿命を調べるソフトで見たり計算をしても100年を超える数値も出ているようです。この辺りの関しては、以下のページが参考になるかと思います。
- SSDの耐久性や延命、寿命を気にする必要が有るか?
- [検証]SSDの寿命は、4~5年使用するとどれくらい縮むか
勿論、100年以上持つなんて事をそのまま鵜呑みにはできないわけですが、仮に半分でも50年、そのまた半分でも25年。SSDでのカタログスペック上書き込み可能容量を見ると、少なくとも数十年以上は持つことになります。この数値だけでは俄には信じられなかったと思うのですが、前述もしたように、私は設定マニアというか、クリーンインストールマニアと言うか、少しでも気になったらクリーンインストールする癖が付いていたため、今まで100回以上は3年前のSSDでWindowsをクリーンインストールしています。それでも一切エラーが出ないんです。この自分の経験+情報が合わさり、SSDが何十年、下手をしたら百年以上持つことを信じるに至りました。
自分の経験と集めた情報により、SSDで一生懸命環境変数やページファイルの変更をする意味は無いなと思い、こういった涙ぐましい努力をやめ、やっと精神的な悩みから解放されました。
容量が大きいと安心
このように環境変数やページファイルの位置を気にしなくて良いのも、SSDの容量が大きいからこそです。以前使っていた120GBのSSDでは、こういった一時ファイルの場所をSSDにしてしまうと、SSDの耐久性以前に、容量が相当厳しくなってしまうんです。しかし今回256GBに変更したことにより、容量は一切気にしなくて良くなりました。
スピード
さて、肝心のスピードですが、3年前のインテル120GBのSSDよりも読み込み速度は微増、書き込み速度3倍程になりました。下の画像の左が以前使っていた3年前インテルのSSD。右が今回買ったCFDのSSDです。SSDの世界も3年で進化したみたいですね。
【左が3年前のインテルSSD、右が今回購入したCFDのSSD】
カタログスペックだと両方500MB/s前後ですし、他の同製品を使っている方でもそれくらい出るようなのですが、私の環境の場合400MB/s弱でした。差し込んだSATAポートも6GB/s対応ですし、SATAケーブルも変えたりしたんですけどね。まあこの速度が出ていれば体感での差は感じないので良いですけどね。ただ書き込みは流石に3倍速くなっただけあって、体感でも違いが分かりました。Microsoft Officeなどのアプリのインストールは明らかに早く終わるようになりました。
以前のSSDはバックアップディスクに
以前使っていたインテルの120GBのSSDですが、まだまだ書き込み制限があり、壊れやすいとのイメージがあるため、なかなか中古で売りに出しても高く売れず、しかも私の場合3年前の物ですからね。大したお金にもならないので、これは手持ちの余った2.5インチHDDケースに入れてバックアップディスクとして使用しています。
容量は少ないのですが、工夫をすれば重要なバックアップを定期的に取ることに最適ですからね。絶対に消えては困るオンラインソフト類やその設定、パスワードなどです。私はこれらが9GB分くらいありますし、あとは諸々消えたら不味いファイル類をバックアップしています。また、もしサブマシンを作るときがあればこれも再利用できますからね。
売れている意味
このSSDは売れています。価格.comでもAmazonでもずっと1位です。
勿論売れていれば良い物とは限りませんが、売れている物には評価が人によってまちまちの形のない物(芸能など)以外では、それなりに説得力のある理由があります。また、定番の商品でもそうです。変わった機能が欲しいとか、他の人と違いを出したいなんて欲求が無ければ、売れている物や定番を少なくとも候補に入れる価値はあると思っています。今回買ったこのSSDもド安定しており全く不具合がありません。面白みが無いとも言えますが、それだけ安心して使えます。
こんな人にお勧め
- 大きい容量のSSDが欲しい人
- 売れ筋のSSDが欲しい人
- 定番のSSDが欲しい人
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