今回レビューするのは、SoundPEATSさんのワイヤレスイヤホン『SOUNDPEATS Mini』です。
それでは早速レビューを書いていきたいと思います。
目次
特徴
- 【流麗で美しいサウンド&美しく見える外観】低遅延を発揮する最新チップセットAB1562Mが搭載され、高音質で優れた6.1mm径のダイナミック型ドライバーが搭載、遅延や途切れせず、パワフルな低音かつ爽やかな余韻の抜け味が心地よく耳に馴染んできます。高音もクリアで全体的にフラットで自然に聞こえてきます。イヤホンは装着感する時に、「美しく見える」ことを考え、小型で丸いイヤホンの外観に合わせて、製品ロゴは特別に新しく設計し、構成されました。ケースにも所有する喜びを感じられる「高級感」を意識しました。
- 【VGP評論家が評するワイヤレスイヤホン、デザインでコンパクト】SOUNDPEATS Miniは、国内最大級を誇るオーディオビジュアル機器の総合アワード「VGP」で入賞しました! イヤホン単体はわずか4.2gで、装着していることを忘れるほど超軽量のデザインを採用しています。人間工学に基づいたデザインにより、耳にピッタリと付け、圧力を適度に分散し、長時間付けて痛くなりません。快適な着装感が実現した一方、スタイリッシュなデザインでおしゃれが人気なポイントです。小銭入れでも女性の方のカバンでも入られる充電ケースが付属し、持ち運びに便利です。
- 【AI通話ノイズキャンセリング対応、リアルな通話実現】 AI機能を強化したプロファイル搭載のプロセッサーが、5,000万種類以上のバックグラウンドノイズを低減しながら、ボーカルの高調波を保持することで、通話中の雑音や周囲のノイズをしっかりと抑制、どんな環境でもクリアな音声コミュニケーションを実現、相手の声を聞き取れます。在宅勤務やテレワークやオンライン授業などのご使用は最適です。
- 【安定性にこだわったMCSync左右同時伝送対応&最新のBluetooth5.2対応】Airoha社の革新的なMCSync技術採用。端末から伝送してきた電波が直接に受信される"左右同時伝送"に対応するため、従来のチップより遅延と音飛びが改善され安定性が大幅に上昇し、より使いやすい製品へと進化した。繁華街の中もしくは朝の満員電車でも快適に音楽を楽しめます。デイバスの切り替えの時は音楽を停止する必要がなく、スムーズに変更が可能です。オートペアリング技術を加えて、ケースを開くだけで、自動に再度ペアリングします。ペアリングの手間を著しく短縮します。
- 【驚異的な長持ち、単体7時間連続再生】イヤホン単体7時間連続再生可能で、充電ケースと併用すると、最大27時間持ちます。便利なタッチセンサーが搭載され、耳元に軽くタッチするだけで、音量調整、通話など色んな操作を実現できます。【心のサポート体制〜30日間フリー返品&1年メーカー保証付き】本機は、電波法ならびに電気通信事業法に基づく技術基準に適合しています。
長所と短所
- ○完全ワイヤレスなので取り回しが良い
- ○aptx対応なので高音質
- ○タッチボタンでの操作が快適
- ○両耳と片耳の切り替えがシームレス
- ○音楽再生でのバッテリー持ちが8時間
- ○IPX5の防水性能
外観
パッケージ外観
セット内容
パッケージ内容は画像の物で全てになります。
イヤホン。
ケース。
USB Type-Cケーブル。
イヤーピース。
説明書。日本語ページあり。
動画
スペック
- Bluetoothバージョン: 5.2
- チップセット:AB1562M
- 通話ノイズキャン:AIノイズキャンセリング
- 最大通信距離:10メートル(障害物なし)
- 片側イヤホンの重量:4.2g
- イヤホン+充電ケース充電の重量:32.6g
- 防水性能: IPX5
使用した感想
○完全ワイヤレスなので取り回しが良い
このイヤホンは完全ワイヤレスイヤホンです。左右を繋ぐコードもありません。また、棒状に伸びたマイクもなく、タマゴ型をしており極小サイズとなっています。百円玉と比較してもそれより小さいくらいですし、重さや左右で8.3g。片方4gなので超軽量で耳に負担もありません。
棒状に伸びたマイクはありませんが、このイヤホンで電話などの音声通話はできます。きちんとマイクがあります。
大きさは奥行き2.28cm×幅2.10cm×高さ1.52cm。指先で摘まめるほど小さく、耳の穴にスッポリ収まってしまいます。
完全コードレスで左右を繋ぐコードも無いので、衣服や首筋に触れる物も一切ありません。そのため、いくら首を振っても動きが自由です。首筋に触れてイヤホンが引っ張られることや落ちることはありませんし、その時に発生するタッチノイズも発生しません。また、横になったときも首と枕の間に挟まるコードが無く快適です。
○AAC対応なので高音質
このイヤホンはAACの高音質規格に対応しています。少し前までは完全ワイヤレスイヤホンは、左右を繋ぐコードのあるワイヤレスイヤホンよりも音質が劣る傾向にあったのですが、最近はこのようにAAC対応の高音質している物も見掛けるようになってきました。
AACとは簡単に書くと、主にiPhoneなどで使用されている規格で、CD音質相当の音質と思っていただいて間違いありません。背後にホワイトノイズ屋他のノイズの発生もなく、非常にクリアで透き通ったピュアな音が聞けます。
音ズレも動画を見て口の動きと声をチェックしましたが一切感じませんでした。厳密には無線なので音ズレはあるはずなのですが、人間が感知できるレベルではありません。
音質 | 概要 | |
対応コーデック | AVRCP、A2DP、HSP、HFP、AAC | |
高音 | 割れたり歪んだりは感じず | |
低音 | 割れたり歪んだりは感じず | |
音ズレ | スマホで映画を観て感じず | |
音質評価※1 | ||
★★★★☆ |
※1 同タイプの他の物と比較しての評価(相対的評価)
受信感度も屋内で壁を2枚隔て、8mの距離で問題なく聞くことができました。日常生活で問題になることはありません。
条件1 | 概要1 | 結果1 |
場所 | 屋内 | 音が途切れることなく聞こえる |
距離 | 8m | |
建造物 | 鉄骨 | |
障害物 | 間に木の扉2枚 | |
条件2 | 概要2(概要1に加えて) | 結果2 |
同上 | 受信部分を手で覆う | 音がブツブツ途切れる |
条件3 | 概要3(概要2のあとに) | 結果3 |
同上 | 受診部分から手を離す | 再び音がスムーズに聞こえる |
受信感度評価※1 | ||
★★★★☆ |
※1 同タイプの他の物と比較しての評価(相対的評価)
音質、遅延、受信感度全て問題なく平均以上でした。音楽を聴くと言う点で特に弱点はないと思います。
○タッチボタンでの操作が快適
操作ボタンはタッチボタンになっています。押すと凹む物理ボタンではなく、スマホのように指先で触ると操作できるタイプです。
耳装着したまま物理ボタンを押すと、イヤホンを耳の奥にグイグイ押し込む形になるため、耳の穴が痛くある場合があります。一方、このようなタッチボタンだと、表面を軽く触るだけなのでそのようなことがありません。装着中、頻繁に操作する方の場合、物理ボタンよりタッチボタンの方が良いでしょう。
タッチボタン部分は正面ほぼ全てとなっているので、適当に指で触ってもきちんと操作できました。中には表面の一部であったり、小さい枠の中だったりするのですが、それだと少し触る位置がズレると、上手く操作できない場合があります。こちらは広い面積がタッチボタンになっているため操作しやすかったです。
操作方法は下表の通りとなります。特に変わった操作はありませんが、一時停止が短押し1回ではなく2回であっり、短押し1回は音量の変更であることは留意点でしょうか。ランダム再生をしていたりして、次々と曲を買えるような使い方の場合は、短押し1回で良いので楽です。
左 | 右 | ||
電源 |
電源オン |
|
|
電源オフ |
|
||
音楽再生 |
再生 | 短押し2回 | |
一時停止 | |||
音量アップ | 短押し1回 | ||
音量ダウン | 短押し1回 | ||
次の曲 | 音楽再生中に長押し1.5秒 | ||
前の曲 | 音楽再生中に長押し1.5秒 | ||
電話 | 電話に出る | 短押し2回 | |
電話を切る | |||
通話拒否 | 長押し1.5秒 | ||
通話切り替え | 長押し2秒 | ||
他 |
音声アシスタント起動 | 短押し3回 |
○両耳と片耳の切り替えがシームレス
最近の完全ワイヤレスイヤホンでは多いのですが、スマホなどとイヤホンの接続方式がマルチポイント式です。従来だと、スマホ→親機→子機と数珠つなぎだったのですが、最近は左右のイヤホンが同時に接続されます。この利点として、音ズレが少ないこと、両耳と片耳の切り替えがシームレスであることが挙げられます。
従来のシングルポイント方式だと、数珠つなぎにするため、遅い方の子機に合わせて音が出ました。つまり、音ズレが発生しやすかったんです。しかし、マルチポイント式は左右同時に繋がるため音ズレは少なくなっています。また、両耳と片耳の切り替えも、いちいち電源を切ってやり直したり、音楽が一時停止したりすることなくスムーズに行われて気持ちが良いです。
イヤホン自体は極小なので、耳の穴にスッポリと収まります。また、形状は耳の穴にイヤーピースを入れるカナル型のため、ガッチリ固定されます。激しく頭を振っても横になって使用しても一切ズレることも落ちることもありませんでした。
○音楽再生でのバッテリー持ちが8時間
音楽再生でのバッテリー持ちは7時間でした。完全ワイヤレスイヤホンは、前述のようにこれまで恩師値鵜が課題でしたが、もう1つバッテリー持ちも課題でした。しかし、最近はこのように6~8時間持つ完全ワイヤレスイヤホンも出てきました。しかも、それほど価格は高くなく、5千円程度で買えます。
ケースの大きさは小さく、重さもイヤホンをセットした状態で33.2gと軽量。
大きさを計測すると、幅5.65cm×高さ4.14cm×奥行き24.7cm。スリムジーンズのポケットにも余裕で入りました。
ちなみに、このイヤホンの電源はケースのフタと連動しています。ケースのフタを開けると電源オン。閉じると電源オフになります。
条件 | 仕様上 | 実験結果 |
両耳での音楽再生 | 7時間 | ▲8時間7分 |
片耳での音楽再生 | ||
充電 | 説明書に記載なし | 1時間12分 |
バッテリー評価※1 | ||
★★★★★ |
※1 同タイプの他の物と比較しての評価(相対的評価)
7時間もバッテリーが持てば日常では十分だと思います。通勤屋通学で片道7時間なんであり得ませんからね。もし出張や旅行、一日中外で遊ぶ際に使用したいなら、片耳として使用することをお勧めします。
そうすると、片耳で7時間使用し、バッテリーが切れたらケースへセット。もう片方を取り出して片耳として使用。その間に先ほどのイヤホンは満充電になっているので、次もまた片耳としてすぐに使える…という無限ループができます。そうすることで、実質何十時間も使える片耳イヤホンになります。
ちなみに、イヤホンは1時間12分ほどで充電が完了しました。
○IPX5の防水性能
防水性能はIPX5の規格に準拠しています。普通の勢いの直接噴流水なら故障しませんとのレベルです。つまり、普通の雨や普通のシャワー程度なら問題なく使用できます。ゲリラ豪雨や台風に直接晒されたら怪しいですが、そんなことはまずないでしょう。つまり、日常生活で問題になるようなことはありません。
防水性能のないイヤホンの場合、普通の雨に濡れて20分や30分で壊れるので注意してください。私は経験済みです。
総評
タマゴ型の極小完全ワイヤレスイヤホンです。カナル型ですが、耳の穴にスッポリ収まるタイプなので、一般的なカナル型イヤホンよりは耳に異物感が亡く、流線型なこともあって耳当たりが良く痛くなりづらいです。
バッテリーは完全ワイヤレスイヤホンでは長めの7時間持ちますし、タッチボタンで音量と曲の変更もできるので、毎日使うイヤホンとしてお勧めできます。
こんな人にお勧め
- オーソドックスな完全ワイヤレスイヤホンが欲しい人
- バッテリー持ちが7時間ある完全ワイヤレスイヤホンが欲しい人
- aptx対応の高音質な完全ワイヤレスイヤホンが欲しい人
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