今回レビューするのは、K&F ConceptさんのGNDフィルター『KF01.1147』です。
それでは早速レビューを書いていきたいと思います。
目次
特徴
- 【ハーフNDフィルター】3段減光(3絞り分)、角型ハーフGNDフィルターです。フィルター寸法は150×100×2 mm、98mm以下のレンズに適用。
- 【ソフトGND8フィルター】上部の3絞り分減光NDフィルターと下部の透明ガラスを一枚フィルターになる。ND部分から透明な部分が緩やかに移り変わり、明暗の境目が写真にくっきりと残るリスクを避ける。
- 【青空の撮影に最適】フィルターの位置を移動して、空と地面の撮影では明暗差を緩やかに調整することが出来、空の色を濃くしたり、地面の黒つぶれを抑えることを実現する。
- 【両面多層ナノコーティング】低反射高精度のナノコーティングを施し、反射を徹底的に抑制する。撥水・撥油ナノコーティングが加工され、川、山や砂漠など過酷な環境でも安心して撮影出来。
- 【ご注意】 ご使用際、フィルターホルダー(別売)とアダプターリング(別売)が必須。当社のホルダーも販売されています。ホルダー(B07GJCJ8Q7)、フィルターセット(B07G73TT3Y)
長所と短所
- ○カメラに装着するなら同社製フィルターホルダーがピッタリ
- ○シャッタースピードを遅くして被写体をぶれさせることができる
- ○絞りを開けて背景をぼかせる
- ◎風景写真が抜群に綺麗になる
外観
パッケージ外観
セット内容
パッケージ内容は画像の物で全てになります。
GNDフィルター。
収納ケース。
説明書。日本語ページあり。
スペック
- フィルタータイプ:角型GND8フィルター
- 対応レンズサイズ:98mm以下の口径対応でき。
- サイズ:100x150mm、厚さ2mm、重さ:47.5g
- ガラス:光学ガラス
- 表面加工:マルチコーティング
- 包装:個別ケース包装
使用した感想
※GNDフィルターとは
GNDフィルターとは画像のように部分的に暗くなっているフィルターです。これをカメラのレンズ魔に配置して使用します。
もう1つ似た物でNDフィルターという物もありますが、GNDフィルターは半分が暗くなっていて半分が透明。NDフィルターは全体が暗くなっていると理解してください。
GNDフィルターは、一般的に風景写真でよく使われます。空と大地で明暗差が大きいときに、空の明るさを抑えるために使用する場合が多いです。カメラの特性で、明るすぎると『白飛び』を起こしてしまったり、暗すぎると『黒潰れ』を起こしてしまい、陰影が上手く撮影出来ない場合があります。
白飛びや黒潰れを防ぐため、陰影差を少なくするフィルターがGNDフィルター、NDフィルターです。GNDフィルターは基本的に風景で使用し、NDフィルターはブツ撮りなどで使用します。ただ、GNDフィルターもレンズが小さいカメラであれば、暗い半分だけを使ってGNフィルターのように使用することも可能です。
このGNDフィルターのサイズは縦約15cm×横さ約10cmの長方形。厚さは2.1mmと薄く、素材はガラスになっています。ガラスなので硬い場所で落とすと割れるので気をつけましょう。
重さは77.4gです。ガラス独特の触り心地と重みがあります。
○カメラに装着するなら同社製フィルターホルダーがピッタリ
前項でカメラの前で装着すると書きましたが、どうやって装着するのか。それはフィルターホルダーを使用します。その名の通り、フィルターをカメラレンズ前に固定するアタッチメントです。今回私が使用したのは、GNDレンズと同じK&F Concept社製の物です。
フィルターホルダーはレンズに直接装着する大枠と、レンズの大きさに合わせるためのアダプターで成り立っています。右下が大枠、それ以外がサイズ調整のアダプターです。
大枠には下に半円状のボタンがあり、これを押すことでアダプターが中にはまるようになっています。
フィルターは大枠にある溝2ヶ所の好みの方に差し込みます。ここはきつめのゴムになっており、スッと入れていくだけで固定されます。途中で止めることも出来るので、暗い部分だけを使用することも可能です。
フィルターホルダーにフィルターを取り付けると画像のようになります。ガッチリと固定され、縦にしても横にしても強く振っても一切落ちません。
この大枠にレンズのサイズ調整用アダプターを使用すると、画像のようにレンズの大きさにあった形状になります。上に『62mm』と印字されているように、8種類のアダプター全てサイズが違っており、各種レンズに合うようになっています。。
大枠とアダプター、フィルターレンズ全てを取り付けた状態です。基本的に風景写真で空の明るさを抑えるために使用するので、暗い方を上に、明るい方を下にしてカメラに装着します。
装着はこのようなフィルターホルダーを使用すると簡単です。フィルターはガラスなので落とさないように気をつける必要がありますが、数十秒で準備は完了します。
○シャッタースピードを遅くして被写体をぶれさせることができる
風景用のGNDフィルターですが、暗いフィルターはシャッタースピードを遅くし、光を多く取りすぎてしまった場合にも使用できます。また、どれくらい明るさを抑えてくれるのかもわかりやすいので、シャッタースピードを遅くした状態の実験を載せておきます。
この画像は限界までシャッタースピードを遅くして撮影した状態です。白飛びというか、多くの部武運が明るすぎて白飛びしています。
上と全く同じ環境、設定で撮影しても、GNDフォルターの暗い部分を通して撮影すると、全く白飛びがなく撮影できました。カメラの設定では限界があるので、GNDフィルターNDフィルターは効果ですが価値はあります。シャッタースピードを遅くして風景写真を撮ると、滝など動きが滑らかに撮影できるので効果的なんです。しかし、シャッタースピードを遅くすると光を多く採りすぎてしまうので、このようなGNDフィルターやNDフィルターが役に立つということです。
わかりやすく、これまでの設定、環境と全く同じで、GNDフィルターをずらし、左半分をGNDフィルターなし、右をGDNフィルターなしの撮影してみました。効果は一目瞭然です。
風景写真ではシャッタースピードを遅くして撮影することも多いと思います。そんなときに白飛びしないアイテムとして有効なのがGNDフィルター、NDフィルターです。
○絞りを開けて背景をぼかせる
絞りを開けて背景をボカして撮影する際にも有効です。絞りを開けると焦点が狭くなり、それ以外にボケ味が出るので、ブツ撮りや食べ物写真で有効な設定です。この画像はフィルターなしで撮影した様子。しかkり対象物以外ボケ味が出ているのですが、陰影差が強く出ています。
ここに先ほどと同じように、GNDフィルターの暗い部分のみを使用して撮影すると、陰影差がなく落ち着いた写真になります。
◎風景写真が抜群に綺麗になる
それでは実際、風景写真をこのGNDフィルターを通して撮影するとはどうなるのかを見ていきたいと思います。画像はクリックすると拡大します。
今回は実験用として、わざとカメラが苦手な状態で撮影しています。室内の蛍光灯を消して暗くし、昼間に晴れた外の写真を撮影。これはカメラが明暗差を補正しづらく、前述したような黒潰れや白飛びが出やすくなります。
黒潰れや白飛びまではいかなくても、暗い場所をより暗くしてしまい、全体的に暗い写真ができやすいんです。
こちらがGNDフィルターなしの写真です。下のベランダの壁がかなり暗くなっていますね。要は『影が濃くなりすぎる』状態です。全体的に印象が暗くなり、重い写真になっています。
一方、こちらはGNDフィルターを通して撮影した様子。明らかに下のベランダの影が、GNDフィルターなしよりも明るくなっています。それでいて空の色の鮮やかさはそのままです。
なぜこうなるのか。GNDフィルターは上半分が暗く、下半分が透明です。グラデーションになっています。風景を撮影する場合、基本的に上(空)が明るく下(地面)が暗いです。その明暗差が激しいと、白飛びや黒潰れを起こしやすいのですが、GNDフィルターを通すことにより、明るい上部分を少し暗く、暗い下部分をそのままにし、明暗差を小さくなります。そして、明暗差が小さければカメラも綺麗な写真を撮れる…との仕組みです。
高価で高機能なカメラなら設定で詰められるとは思うのですが、シーン毎にするのも面倒です。設定を詰めるにも経験と知識が必要です。しかし、GNDフィルターを使用すると、このようにただ装着して撮影するだけでプロ級の写真が撮れてしまいます。
わかりやすく2枚並べてみました。こうすると、下のベランダにできた影の濃さがまるで違うことがわかりやすいと思います。
クーポンコード
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総評
GNDフィルター、NDフィルターは高価な物ですが、カメラ初心者から中級者を分けるアイテムとも言えます。風景を白飛びや黒潰れなく綺麗に撮影できるようになりますし、シャッタースピードや絞りでおかしくなった明るさを調整できるアイテムでもあります。
このガラス1枚だとカメラに取り付けられないので、一緒にフィルターホルダーも購入することをお勧めします。フィルターホルダーは色々なサイズに対応しているので、ほぼ全てのレンズに簡単に取り付けられます。
こんな人にお勧め
- 風景を良く撮影する人
- シャッタースピードや絞りを良く弄る人
- 陰影差をなくして撮影したい人
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