今回レビューするのは、lepowさんのモバイルモニター『Z1』です。
それでは早速レビューを書いていきたいと思います。
目次
特徴
- 【IPSパネル&フルHD対応】Lepowモバイルモニターは可視性に優れたIPS液晶パネルを採用されるため、視野角による輝度変化が少なく、最大178°までどこから見ても鮮明な美しい画像や映像が表示できます。解像度は1920X1080でフルHDに対応でき、ゲームや映画を楽しむ時にリアリズムを体験できます。
- 【多機種に対応したモバイルディスプレイ】ノートパソコン、デスクトップ、スマホ、PS3/PS4、Xbox ONE、Wii又はNintendo Switchなどに対応しています。Type C-Type Cケーブル1つ或いはType C-Type CケーブルかType C-USB A ケーブル1つ+Mini HDMI-HDMI ケーブル1つの組み合わせでデバイスとモバイルディスプレイを接続でき、いつでも仕事、プレゼンテーション、ゲームや映画などに使える最高の相棒となっています。
- 【接続可能端子】※USB Type-C端子搭載→映像出力と給電がこれ1つで行うことができます(お持ちのデバイスのType-C端子が低電力の場合、外部電源(モバイルバッテリーなど)による給電が必要になります)。※Mini HDMI端子搭載→スクリーン拡張、映像出力ができます(Mini HDMIケーブルで接続の場合、USB Type-Cケーブルによる給電が必要です)。※三年間安心保証付きなので、不具合が出た場合、ご連絡ください。
- 【どこへでも一緒に持ち運べるデザイン】Lepow モバイルモニターの厚みは約9mm、重量は約700gと軽量で、かつ雑誌のようなデザインなのでカバンに入れてどこにでも持ち運びできます。出張や旅行の時でも接続するだけで、広い画面で作業できます。
- 【スタンドとして使えるケース付属】スタンドとしても使える折りたたみ式のスマートケースが付属しているので、しっかりと本体を支え、作業やリーディングに適切な角度に調節可能です。また、保護フィルムも付属しており、パネルをしっかり保護できます。
長所と短所
- ○15.6インチの大型モニターで作業が楽
- ◎軽いので移動が楽
- ○ノートPCからでも給電可能
- ○メニューが操作しやすい
- ○フルハイビジョンの高精細
- ◎視野角が抜群に広い
- ◎ステレオスピーカーで音が良い
- ○保護ケース&スタンドが使いやすい
外観
パッケージ外観
セット内容
パッケージ内容は画像の物で全てになります。
モバイルモニター。
保護ケース&スタンド。
液晶保護シート。
USB充電器。
HDMIケーブル、USBケーブル×2。
クリーニングキット。
説明書。日本語単独の物です。
動画
スペック
- ※ 本体重量: 730g
- ※ サイズ:15.6インチ(16:9)
- ※ パネルタイプ: IPS
- ※ 解像度: 1920*1080
- ※ コントラスト比:1000:1
- ※ 最大表示色:1670万色
- ※ 周波数:60 Hz
- ※ 輝度(標準値): 300 cd/m2
- ※ 応答時間:5ms
- ※ 入出力端子:Mini HDMI、イヤホンジャック側のType-C(給電&映像出力フル機能)、ダイヤルボタン側のType-C(給電のみ)、3.5mmオーディオ
使用した感想
○15.6インチの大型モニターで作業が楽
このモバイルモニターは15.6インチです。『モバイル』モニターとしては最大級だと思います。これ以上大きなモニターが欲しい場合、素直にデスクトップモニターを購入した方が良いです。
画像は私が使用している24インチのモニターと比較したところです。後述しますが、特筆すべきはその薄さで、24インチモニターのベゼルに乗っかってしまいました。それくらい薄くて軽いモニターということです。
サイズを計測したところ、幅約26cm×高さ約22cm×厚さ役0.84cmでした。前述したように厚さは1cmを切るどころか0.84cmと超薄です。
非常に薄くて軽いので移動が楽です。モバイルモニターとの名の通り、机の上を細かく移動させたり、ゲームをやるときはベッドの上に持って行ったり、ノートPCのサブモニタとしてリビングに持って行ったりするものなので、この薄さは大きなメリットになります。
◎軽いので移動が楽
前述もしましたが軽いので移動が楽です。実際に計測したところ718.0gでした。片手でヒョイと簡単に持ち上げて移動させることができます。薄いのでケースを装着しても指先で摘まんで持てます。ちなみに、画像にある白いタブレットは7インチサイズの物です。
厚さを7インチのタブレットと比較すると画像のようになります。ほぼ同じ厚さでした。どれだけ薄いかよくわかると思います。
厚さの感覚としては7インチタブレットとほぼ同じ感じです。7インチタブレットを手でつまんで持ってみたら、それがこのモバイルモニターの持った感じになります。
○ノートPCからでも給電可能
電力はUSBヶーブルから取ります。USB充電器も付属しているので、素直に電源コンセントから取っても良いですし、デスクトップPCのUSBポートからは勿論、ノートPCからでも問題なく動きました。ノートPCからの電力供給でも、画面がちらついたりなど不安定になることは一切ありませんでした。
映像は付属のHDMI⇔mini HDMIケーブルで表示されます。別途ドライバーやソフトを入れる必要はなく、ケーブルを差し込むだけですぐに映像と音声が出力されました。
○メニューが操作しやすい
モニターにあるボタンは硬かったり、ボタン数が多すぎて分かりづらかったりする場合も少なくないのですが、こちらは非常にシンプルで使いやすかったです。
メニューボタンは右側面下にあります。その下に電源ボタン。このメニューボタンを押すと画面にメニューが表示されます。そして、このメニューボタンには上下チルトもあります。ここを上下することでメニューの移動だったり、各種数値の上下ができる仕組みです。また、メニュー画面で『戻る』際は電源ボタンを押します。
ボタンはメニューボタンと電源ボタンだけなので、シンプルでわかりやすいです。押下感も硬くなく滑らかで指も痛くなりません。
メニューの項目は画像の6項目で全てになります。一般的なメニューは揃っていると思います。ハードウェアでできる設定は十分。あとはソフトウェアでも細かく弄れるので不満はありません。
ボタンやポート類の紹介をしておきます。まずは左側面。スピーカーは左右両方にありしっかりとステレオ感があります。USBポートは2つありますが両方ともType-Cです。イヤホンジャックもあるので、目の前のモニターからヘッドホンやイヤホンに繋げることができます。
右側面には右スピーカーの他、メニューボタンと電源ボタン。ボタンやポートはこの左右で全てになります。
ボタンやポートの意味は裏面を見るとアイコンで表示されています。無理に覚えなくても、わからなかったらちょっと裏を見れば全て分かる造りになっています。
特に不満はありませんが、できればHDMIポートがもう1つあればより便利だったかな…と。例えばPCとゲーム両方HDMIで繋いでおき、メニューボタンで簡単に切り替えられれば良かったんですけどね。
HDMIケーブルで2つ以上使用したい機器がある場合、、HDMIセレクターを使用するか、直にケーブルを差し替える必要があります。
○フルハイビジョンの高精細
画面はフルハイビジョン(1920×1080)の高精細です。文字を表示して近距離で見ても文字は滑らかで見やすいです。いわゆるDot by Dotとなるので、文字のにじみが少ないです。
ドットバイドットとは、ディスプレイ装置などの表示モードの一つで、表示する画像や映像などのデータ上の画素と、表示装置上の画素が一対一に対応させる方式。画面サイズに合わせた拡大や縮小などの処理を行わない。和製英語。
◎視野角が抜群に広い
視野角は公称値で178度となっていますが、実際に使用したところ嘘偽りはないどころか、それ以上でもしっかり見えるくらいでした。
上下左右全てで角度をできるだけ180度に近い状態で写真を撮影してみましたが、写真を見てわかるように逆サイドが暗くなったり、色が変わることは全くと言って良いほどありませんでした。
モバイルモニターなので、寝転がったり、机の隅に置いて角度を付けて見ることもあるものなので、この視野角の広さは大きなメリットになります。
これまでの画像でもわかると思いますが、このモバイルモニターはアンチグレア(非光沢)です。光を拡散させて反射しないようになっています。文字を見るのに的しているタイプで、目に負担もかからず疲れません。とはいえ、動画や写真も問題なく綺麗に見ることが出来ています。動きの激しい動画でも残像はほぼ感じません。
◎ステレオスピーカーで音が良い
スピーカーは左右の側面真ん中に付いています。最近のモニターはベゼル幅を狭くするため、スピーカーが裏面に付いている場合が多いです。しかし、こちらは左右の側面にあるので音が聞きやすく、なおかつステレオ感が強いです。音質はさすがに低音は厳しいですが、その他はこのサイズとは思えないほど綺麗に聞こえます。
左右側面にスピーカーがあることのメリットはもう1つあります。スピーカーが背面にあると、机の上やベッドの上などにベタ置きした場合、そこが塞がれてしまいます。すると、音が非常に籠もった感じになり、音量も小さくなってしまいます。しかし、このモバイルモニターはスピーカーが側面にあるので、地面にベタ置きしてもスピーカーが塞がれることはなく、いつも通りの音で聴くことが出来ます。
○保護ケース&スタンドが使いやすい
保護ケース&スタンドが付属していますが、薄くて軽い割りにはしっかりしていて便利でした。このケースにはマグネットが付いており、ピタッとモバイルモニターに貼り付きます。マグネットで貼り付けた状態で二つ折りにして閉じると、液晶をしっかり守る保護ケースとなり、開いて立て掛けるとスタンドになります。
スタンドにすると画像のようになります。難点としては角度が2種類しかないことでしょうか。ただ、普通に使用する分には問題ありません。
仕組みとしては下にある溝にこのモバイルモニターを引っ掛けるだけです。2段階しか角度調整はできないのですが、設置部分がザラザラの滑り止めの加工がされているので、こんな浅い溝ですがしっかりと固定出来ます。
総評
15.6インチの大画面モバイルモニターながら、7インチタブレットと同じくらいで非常に薄く、重さも700g超で非常に軽いです。軽量で薄いので手で軽く持っての移動が楽ですし、必要ないときは隅っこに置いておくこともできます。
電源はノートPCからでも取れますし、モバイルモニターとしては最大級で、これまでの環境にチョイ足しするモニターとしては最適だと思います。
こんな人にお勧め
- 15.6インチの大画面モバイルモニターが欲しい人
- メニューを操作しやすいモバイルモニターが欲しい人
- 薄くて軽いモバイルモニターが欲しい人
- 視野角が広いモバイルモニターが欲しい人
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