今回レビューするのは、zhi yun さんのスタビライザー『Smooth X』です。
それでは早速レビューを書いていきたいと思います。
目次
特徴
- 【折りたたみ式のジンバル・自撮り棒2in1】26cmまで伸縮できるので、スタビライザーだけではなく、自撮り棒として自撮り、録画にもよく役に立ちます。そして、ただ246gの軽量設計、14.5cmのミニサイズ、スマホぐらいのカバンに入れて持ち運べます。いつでもどこでもブレが気にならない映像を撮ります。
- 【手元パネルでカメラをコントロールする】ジンバルのハンドル部分のボタンを通して、角度ロック、横向き・縦向き、写真・録画モード、録画の開始・終了、自撮り・背面カメラなどの切り替えができます。スマホを操作するために手を出す手間がなく、ジンバルの操作ボタンを押すだけで直接スマホのカメラをコントロールできます。
- 【オブジェクトトラッキングなど様々の機能】被写体を自動感知して選択のオブジェクトに追跡します。試合でのダイナミックな動きや遊び中の愛犬の様子までも逃さなく、カメラに記録されます。また、ジェスチャー機能をONに設定すれば、カメラに向かってVジェスチャーをしたり手を振ったりすると Smooth X がすばやく反応します。グループの録画も一人撮りもすごく便利!
- 【多様モードでプロに負けない動画を作れる】最新のアプリ ZY Cami には SMART ビデオモードがあり、数多くの映画製作テンプレートが用意されています。好きなテンプレートを選択すれば、録画開始(赤)ボタンを押すだけでジンバルは自動的にカメラを回転して録画します。スローモーション、タイムラプス、パノラマなどのモードも付き、撮影テクニックが分からなくてもプロのように素晴らしい動画を作れます。Bluetoothでお使いのスマートフォンと取り付けてすぐに撮影を始めましょう。
- 【zhiyun正規品】セット:Smooth X スマホ ジンバル、ミニ三脚、収納袋、usbケーブル、取扱説明書。
長所と短所
- ◎小型軽量で扱いやすい
- ○自撮り棒のように伸縮することができる
- △専用アプリをインストールしてBluetoothで接続しないと機能しない
- ○アプリは良くで来ていて設定できる項目も多い
- △2軸なので3軸より手ぶれ補正機能は劣る
- ◎安い
外観
パッケージ外観
セット内容
パッケージ内容は画像の物で全てになります。
スタビライザー。
ミニ三脚。
収納ケース。
クイックスタートガイド。日本語ページあり。
注意書き。日本語ページなし。
説明書。日本語ページなし。
動画
スペック
- バッテリー使用時間:5.5時間
- 充電時間:3時間
- ロール機械範囲:標準:285°
- パン軸移動角度範囲:標準:300°
- 有効ペイロード:最大:200 g /最小:35 g
使用した感想
◎小型軽量で扱いやすい
このスタビライザーは非常に小型です。使用しないときは画像のように小さく折りたたんでおくことが可能。片手で簡単に握りきれるほどです。
専用の収納ケースも付属しているのですが、画像のようにスタビライザーとミニ三脚がピッタリと収まります。
重さはたったの248.0g。
開くと画像のような形になります。
スマホは先端のマウンターに取り付けます。左右に開くので6インチ以上のスマホも取り付け可能ですが、耐荷重は200gほどのようで、大型スマホは取り付けても、バランスが取れない可能性があります。
ボタンは一般的なスタビライザーと同じく、モードボタンとシャッターボタンとジョイスティック。
モードボタンは押す度にパン&フォロー、ロックモード、ロール&パン&フォローと変わっていきます。
- 【パンフォロー】パン軸(横方向)追従+ロール軸(回転方向)補正
- 【ロックモード】パン軸(横方向)補正+ロール軸(回転方向)補正
- 【ロール&パンフォロー】パン軸(横方向)ゆるく補正+ロール軸(回転方向)ゆるく補正
少し分かりづらいのですが、『補正』とはこのスタビライザーの機能が有効になることを示し、『追従』とはスタビライザーの機能がほぼ無効になることを示します。
例えばパンフォローだと、パン軸はスタビライザーの機能がほぼ無効になり、持ち手を回すとスマホもその方向を向きます。しかし、ロール軸はスタビライザーの機能が有効となり、回転させてもスマホの向きは変わらず…といった感じです。
充電は側面にあるUSB Type-Cポートで行います。裏表の属性がないので脱着が楽です。また、電源ボタンもここにあり、長押しすると電源のオン、オフができます。
底面には三脚のネジ穴があります。付属のミニ三脚が使用できることはもちろん、一般的な別売りのカメラ三脚も使用できます。
○自撮り棒のように伸縮することができる
ユニークな機能としては、自撮り棒のように軸を延ばすことができることが挙げられます。26cm伸び、最大長で54cmにまでなります。自撮り棒のように自分を撮影しながら歩く場合、距離を取れるので便利です。
先端のマウンター部分の角度も変えられるので、好きな位置好きな向きに調整できます。
△専用アプリをインストールしてBluetoothで接続しないと機能しない
Bluetoothで接続しなくても使用できるスタビライザーもあるのですが、こちらはBluetooth接続し、なおかつ専用アプリでアクティベーションしないと使用できません。
まずはBluetoothイヤホンやヘッドホンのように、Bluetoothでペアリングします。その後、専用アプリをDLし、指示通り進めていくとアクティベーションは簡単にできました。
アクティベーションの際メールアドレスが必要です。登録したメールアドレスに暗証番号が送られてきて、それをアプリに入力することでアクティベーションが完了します。
アクティベーション自体は簡単なのですが、メールアドレスの登録など、抵抗がある方がいるかもしれませんし、一手間掛かってしまいます。
○アプリは良くで来ていて設定できる項目も多い
アプリは以前までは日本語がなかったようなのですが、現バージョンでは全て日本語になっていました。しかも、海外製アプリでありがちな怪しい日本語では無く、完璧な日本語です。
カメラアプリとして使用できるほか、スタビライザーの追従設定もここでできますし、設定も使い方も簡単多機能でした。ちなみに、アクティベーションさえしてしまえば、このアプリを使う必要はありません。標準カメラアプリや他のカメラアプリを使用しても、問題なく撮影できます。
正直なところ、このカメラアプリは画質が良くないというか、暗所だとピントが合わずボケる傾向にあるようで、使い慣れたカメラアプリを使用できて良かったです。
△2軸なので3軸より手ぶれ補正機能は劣る
このスタビライザーは2軸です。画像のように持ち手部分が回転するのが『パン軸』。スマホを取り付けたマウンターが回転するのが『ロール軸』です。この2軸がある物が2軸スタビライザー、2軸ジンバルと言います。
3軸はこの2軸に加え、ロール軸近くに縦方向に補正してくれる『チルト軸』があります。当然3軸の方が手ぶれの補正は効きます。ただ、この2軸スタビライザーでも、走らなければ十分手ぶれを補正してくれます。
◎安い
なんといってもこのスタビライザーは安いです。現在、1万円を切っています。3軸スタビライザーだと1万5千円前後はするので、高価な物に比べれば半額くらいになります。
前述のように補正機能では3軸の方が上なのですが、コンパクトな方が良い、安い方が良い、3軸までは必要ないとの方なら、安くスタビライザーを手にい入れられるので、有効な選択肢だと思います。
総評
Bluetoothの接続とアプリのアクティベーションが必須なのは一手間ですが、それが終わってしまえば、他のカメラアプリでも使用できますし、小型軽量なので気軽に持ち運べます。手軽にスタビライザーを使用したい方には良いのではないでしょうか。
こんな人にお勧め
- 手軽にスタビライザーを使いたい人
- 小型軽量のスタビライザーが欲しい人
- 安いスタビライザーが欲しい人
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