今回解説・考察するのは、この世の果てで恋を唄う少女YU-NO の第19話「親子の絆」です。
原作をやっていない方はいまいち分からないこともあると思うので、原作の話を降りませながらアニメを1話1話追い、その都度出てきた謎やわかったことを解説したり考察したりしていきます。
原作のゲームがとっくの昔に出ているので、その先のことやどうなるかは全て分かっているのですが、あくまでアニメの『その時点まで』をネタバレなしで記載してます。ネタバレが気になる方も読んで問題ありません。
それでは早速解説・考察を書いていきたいと思います。
ちなみに、YU-NOの全話レビューは別記事にまとめましたので、気になる方はご一読ください。
未視聴の人が知らない方が良いネタバレについては、このようにオレンジ色のマーカーで、ネタバレの始まりと終わりを注意します。重要なことを強調する黄色のマーカーとは別なのでご注意ください。
目次
あらすじ
アイリアの死後、2人で暮らすたくやとセーレスであったが、2人の間には子供が生まれ、ユーノと名付けられる。
ペットのクンクンも加え、幸せに暮らす3人であったが、突然ボーダーに帝都の兵士が現れる…
今回の謎(★)とわかった(☆)ところ
- ☆19話は異世界に来てから1年後
- ☆ユーノが生まれる
- ☆怪物が何体も出てくる
- ☆たくやがアニメでは強くなった
- ★怪物は喋る?
- ★ユーノの名前が最初に会った少女と同じなのは不思議な縁?
- ★クンクンと母親が近衛兵に追われている?
- ☆この世界の人間の成長は早い
- ☆近衛兵にたくやたちが見つかる
- ★セーレスとユーノの嫌な予感は
- ☆セーレスはテレパシーで会話できる
- ☆セーレスは喋れる
解説・考察
☆19話は異世界に来てから1年後
これまでの現代編ではおよそ48時間を繰り返していたのですが、異世界に来た前回18話の最後から、今回19話の最初では1いきなり1年後に時間が飛んでいました。
☆ユーノが生まれる
1年後に19話は急に飛んでいました。その間に娘のユーノが誕生。前回、最後にたくやとセーレスがキスした…と言うか、セーレスがたくやに運命を感じて唇を奪ったのですが、結ばれたような描写はこれだけで、いきなり子供が生まれていました。原作だともう少したくやとセーレスだけの生活の様子が描かれていたのですが、この辺りはバッサリカットされました。
☆怪物が何体も出てくる
原作だとボーダーに出てくる怪物は、アイリアが倒したあれが最後で、たくやは一切怪物と遭遇しませんでした。しかし、アニメは怪物が何体も出てきました。
☆たくやがアニメでは強くなった
原作だとたくやが怪物を倒すことはなく、故にたくやの強さが全く分からず、無能化したと言われていました。しかし、アニメではアイリアが倒したような大きな怪物を瞬殺。アニメでは剣道をやっていたからとの理由で物凄く強くなっているみたいです。
★怪物は喋る?
出てきた何体もの怪物は人語を一言二言喋っていました。原作では一切喋りません。これは、おそらくのちに出てくるクンクンと母親が喋ることに繋げたかったのだと思います。ただ、クンクンと母親で怪物(厳密にはボーダーの怪物ではありません)が喋れるんだとわかった衝撃ははなくなってしまいました。
★ユーノの名前が最初に会った少女と同じなのは不思議な縁?
ユーノの名付け親がセーレスになり、名付けの理由も一切なしになってしまいました。原作だと、名付け親はたくやで、理由は『You know?』から取ったとのもの。また、最初に三角山で出会ったユーノと名乗った少女と同じ名前なのは、「これも不思議な縁ってやつか」とお気楽に片付けていました。
原作だとカオスの矯正で三角山のユーノとの出会いも忘れていたので、たくやはこの名前になんの疑問もなく淡々と進んでいきました。ただ、ユーザーは当然ここで「あのユーノがこの子か!」と分かる衝撃のポイントでした。
★クンクンと母親が近衛兵に追われている?
クンクンと母親は、原作だとボーダーに突然現れ、その時すでに瀕死の状態で、なにがあったのかはわからない状況でした。しかし、アニメでは帝都から逃げてきたと変わっていました。何故近衛兵に追われていたのかはわかりませんし、多分ここが明かされることはないです。この親子は砂漠を越えてきたと言っており、これは後の伏線になるはずです。
☆この世界の人間の成長は早い
ユーノは…と言うかこの世界の人間は成長が早く、若い期間の姿を長く維持します。それはもう現代編の神奈とその母親でわかりますよね。ドラゴンボールのサイヤ人と同じです。
ユーノの場合、3ヶ月で歩き、半年で喋り、1年で4歳ほどに成長し、現在は4年たって16歳程度になりました。
そんな都合の良い設定が…と思われた方は安心してください。きちんと後に謎は明かされます。
☆近衛兵にたくやたちが見つかる
近衛兵がボーダーに来る経緯はだいぶ改編されていました。アニメだとクンクンと母を追ってきた近衛兵が、偶然ボーダーにいるセーレスを発見。その後帝都に報告をし、本隊が来るとの流れでした。
原作だと、アイリアが死ぬ前にセーレスのことを良かれと思って手紙にしたためたのですが、結局このときは死んでしまったので出せず。その4年後、たくやが偶然手紙を発見し、アイリアが出そうとしていた手紙を帝都に出してあげました。その結果、帝都にセーレスのことが知れて取り戻しに…との流れです。
★セーレスとユーノの嫌な予感は
セーレスとユーノが近衛兵が来る前日、嫌な予感がする、胸騒ぎがすると言っていましたが、巫女の第六感みたいなものです。ユーノも巫女の血を受け継いでいる感じていたようです。
- 1
- 2