目次
UFOブームを作った番組
これは1980年代に一躍UFOブームを作った番組です。その仕掛け人、矢追純一も一躍有名人になってしまいました。
今見ると作りがチープですし、おかしいことはわかるのですが、当時本当にこれでUFOブームが起きて、子供は結構真面目に怖がっていました。
ナレーション
この番組の作りは色々特徴がありますが、まず印象に残るのはナレーションでしょう。
ナレーションは、最初からこちらに考える隙を与えない早口でまくし立て、どんどん情報を詰め込んできます。こちらに疑問を持つ、考える隙を与えません。まるで洗脳のようなこのナレーションは非常に印象的でした。
全てを怪しく描写する演出
矢追純一UFOスペシャルは結構危なくて、私有地や立ち入り禁止区域にバンバン入ります。立ち入り禁止と書かれている柵を乗り越えていく映像も良く映ります。今だと多分問題になりますね。
私有地に入るのですから、注意されて当然なのですが、いざその当たり前の注意を受けると、「サングラスの下の目は伺い知れない。秘密諜報員だろうか?」などと、単なる警備の人を、さも陰謀渦巻くUFO関連の人物に仕立て上げてしまいます。
本人熱演の再現VTR
何故かこの矢追純一UFOスペシャルでは、インタビューに答えているUFOの目撃者や、宇宙人に連れ去られたと証言している人が、再現VTRで「本人役」として熱演しています。普通は役者使うんですけどね。何故かこの矢追純一UFOスペシャルでは、本人が演技をするんです。本人熱演の再現VTRたまりません。
ところどころ作りが荒い
80年代の特徴と言えばそれまでですが、絶対に匿名でと言う証言者に掛けるモザイクが小さかったり、ボカシが甘かったりして、作りが荒いんです。
絶対に匿名のはずのエド氏。しかしモザイクが小さい…。
ちょくちょく出てくるエド氏なんかは、自宅の周囲をノーモザイクで紹介して、自宅の外観もハッキリ映し、挙げ句の果てには目線しか隠れていない極小のモザイクです…。エド氏の身の安全は大丈夫でしょうか。心配です。
こんな人にお勧め
- UFO好きな人
- 昔見ていた人
歴史を彩る優秀なバラエティ
Amazonで何故かこれはお笑いに分類されていました…。まあ何故かじゃないですけどね。漫画のMMRと同じ臭いのする、非常に優秀なバラエティです。
火星の人面岩
火星の人面岩(かせいのじんめんいわ)とは、火星表面にある人の顔を思わせる巨大な岩のこと。火星の人面像(かせいのじんめんぞう)とも呼ばれる。米国等では、Face on Mars、The Face、Cydonia Faceなどと呼ばれる。現在はパレイドリア効果(英語版)による錯覚の一種と解されている。
一時代を築いた番組であることは間違いないので、見ておいて損はないです。私は当時を思い出しながら、涙を流して笑いながら見ました。
関連リンク