今回レビューするのは、OneAudioさんのBluetoothヘッドホン『A3』です。
それでは早速レビューを書いていきたいと思います。
目次
特徴
- 【AptX-LowLatency】Qualcomm社製最新版チップCSR64215、安定したデータ転送スピード、AptX-LL機能搭載、Bluetoothで映画鑑賞時の遅延を最小に軽減します
- 【ANC機能】Bluetoothヘッドホン左側のボタンをONにすると、周りからの低周波環境音を効果的に低減しながら高音質を維持します。飛行機や電車など人が集まった場所にも静かに音楽を楽しめる
- 【フィット感抜群】メモリーフォーム採用した低反発イヤーパッド、90°回転できるイヤーカップ。耳や頭部に圧迫感がなくて長時間着用しても耳が痛くなりません
- 【有線無線兼用】360mAhリチウムイオンバッテリー、最大18時間再生可能。付属の3.5mmオーディオケーブルを使ってPC、スマホと接続して継続的に音楽を楽しめる
- 【マイク内蔵】ハンズフリー通話が可能です。付属品:Bluetoothヘッドホン、キャリングケース、充電ケーブル、3.5mmオーディオケーブル、飛行機用変換プラグ
長所と短所
- ○ギリギリオーバーイヤーのヘッドホンで耳たぶが痛くならない
- ○軽いので装着感が楽
- ○側圧が緩めなので耳に優しい
- ◎コンパクトに折り畳める
- ○無線でも有線でも接続できる
- ○オーソドックスな操作性
- ◎apt-xの高音質
- ○アクティブのイズキャンセリング機能付き
- ◎音楽再生でのバッテリ持ちが20時間
外観
パッケージ外観
![D7A449C0 D7A449C0](http://kansou-review.com/wp-content/uploads/2019/08/D7A449C0.jpg)
セット内容
パッケージ内容は画像の物で全てになります。
![FCBE2569 FCBE2569](http://kansou-review.com/wp-content/uploads/2019/08/FCBE2569.jpg)
ヘッドホン。
![11CC1B36 11CC1B36](http://kansou-review.com/wp-content/uploads/2019/08/11CC1B36.jpg)
ケース。
![C1DF548E C1DF548E](http://kansou-review.com/wp-content/uploads/2019/08/C1DF548E.jpg)
USBケーブル。
![0912B75A 0912B75A](http://kansou-review.com/wp-content/uploads/2019/08/0912B75A.jpg)
AUXケーブル。
![D303D299 D303D299](http://kansou-review.com/wp-content/uploads/2019/08/D303D299.jpg)
AUX分岐アダプター。
![A206E7A8 A206E7A8](http://kansou-review.com/wp-content/uploads/2019/08/A206E7A8.jpg)
説明書。日本語ページあり。
![98B54285 98B54285](http://kansou-review.com/wp-content/uploads/2019/08/98B54285.jpg)
スペック
【Bluetooth Version】V4.1
【最大接続距離】10M
【連続再生時間】BT:18時間 BT+ANC:15時間
【充電時間】2時間
【入力】5V 220mAh
【電池容量】360mAh
【チップ】Qualcomm社製CSR64215
【ハンズフリー通話】CVC6.0 高感度な小型マイクを内蔵
【サポートプロファイル】AAC A2DP AVRCP HSP HFP
【重量】165g 業界一番軽量的なノイズキャンセリングヘッドホン
【騒音抑制量】約23~25dB
【感度】90dB
使用した感想
○ギリギリオーバーイヤーのヘッドホンで耳たぶが痛くならない
このイヤホンはいわゆるオーバーイヤータイプです。耳たぶまでスッポリと覆う大きなイヤーカップを持っています。ただ、オーバーイヤータイプでは小さい方で、ギリギリ耳たぶがイヤーカップに入ると言った感じ。成人男性の私で頭も耳も大きめな私の場合、耳たぶを掬うような形で意識してイヤーカップに耳たぶを入れる動作が必要になります。そのまま耳の上から被せると少し耳たぶが入りきりません。この動作は慣れてしまえば大して面倒ではありませんでした。耳たぶの小さい方、女性、子供ならこの動作は必要ないと思います。
![99AE1885 99AE1885](http://kansou-review.com/wp-content/uploads/2019/08/99AE1885.jpg)
耳たぶをイヤーパッドで圧迫しないので耳が痛くなることはありません。オンヤータイプのイヤホンの場合、イヤーパッドで耳たぶを圧迫して装着するのですが、このタイプだと耳が痛くなるとか苦手な方には、このようなオーバーイヤータイプをお勧めします。
![67E5A39C 67E5A39C](http://kansou-review.com/wp-content/uploads/2019/08/67E5A39C.jpg)
○軽いので装着感が楽
ヘッドホンの重さは202.0gでした。オーバーイヤータイプは大きくなりがちなのですが、これはかなり軽いオーバーイヤーです。
![A3D79730 A3D79730](http://kansou-review.com/wp-content/uploads/2019/08/A3D79730.jpg)
装着した感じは画像のようになります。オーバーイヤーですがイヤーカップが小さいので見た目がスマートです。
![882C0632 882C0632](http://kansou-review.com/wp-content/uploads/2019/08/882C0632.jpg)
ヘッドペッドにもイヤーパッドにも柔らかく分厚いクッションがあるので、全体的に着感は良いと思います。
○側圧が緩めなので耳に優しい
側圧は緩めです。側圧をキツくして密着させ、遮音性を高くするヘッドホンもあるのですが、これは逆に緩いです。このおかげで耳や耳周りを圧迫せず優しい装着感となっています。
![5DC80BF4 5DC80BF4](http://kansou-review.com/wp-content/uploads/2019/08/5DC80BF4.jpg)
側圧は緩いのですが、遮音性が高く、音漏れもほぼありませんでした。イヤーパッドが柔らかく分厚いので、側圧が緩くても耳周りの複雑な形をした頭蓋骨に良く密着するようです。
アジャスターはクリック感のあるガリガリとしたもの。左右両方にあり軽い力でスムーズに伸縮します。アジャスターの調整でも更に側圧を緩くして耳への負担を軽減させることもできます。
![328A732A 328A732A](http://kansou-review.com/wp-content/uploads/2019/08/328A732A.jpg)
◎コンパクトに折り畳める
外に持ち運べるヘッドホンとしても考えられていて、非常にコンパクトに降りた畳めるようになっています。具体的にはイヤーカップをくるっと回転させて『平らにすること』と、内側に折って『小さくすること』の2段階方式です。大抵のヘッドホンはこのどちらか片方の方式なのですが、こちらはその両方ができる構造です。
![801F12CA 801F12CA](http://kansou-review.com/wp-content/uploads/2019/08/801F12CA.jpg)
まずはイヤーカップをくるっと回転させて厚みをなくして平らにします。次に支柱を折って内側に折って小さくします。すると、付属の長方形をしたケースにピッタリとはまるような形状になります。
![51C82C4A 51C82C4A](http://kansou-review.com/wp-content/uploads/2019/08/51C82C4A.jpg)
ケースに入れないとしても、机の中に簡単に収まりますし、バッグの中に適当に放り込んでも邪魔になりません。大きくなりがちなオーバーイヤーであることも考えると、このコンパクトさは凄いです。
○無線でも有線でも接続できる
接続方法はBluetoothでの無線接続と、AUXケーブルでの有線接続の2パターンありどちらでも可能です。スマホやPCとはBluetooth接続で、TVなどBluetooth機能のない物には有線接続でなどの使い方ができます。無線でも接続できるので理容の幅が広がります。
![53191C6E 53191C6E](http://kansou-review.com/wp-content/uploads/2019/08/53191C6E.jpg)
Bluetoothでの接続方法は簡単で、マルチボタンを長押しして電源を入れ、スマホなどの端末でBluetooth機能をオンにて検索して出てきたこのヘッドホンを選択するだけです。
○オーソドックスな操作性
操作性は一般的なヘッドホン、イヤホンと同じです。
- 【電源オン/オフ】マルチボタン3秒長押し
- 【再生/一時停止】マルチボタン短押し
- 【ボリュームアップ】+短押し
- 【ボリュームダウン】-短押し
- 【曲送り】+1秒長押し
- 【曲戻し】-1秒長押し
- 【受話/切断】マルチボタン短押し
- 【拒否】マルチボタンダブルクリック
- 【リダイヤル】マルチボタンダブルクリック
操作方法はごく一般的なものなので迷うことはないと思います。このようなヘッドホンやイヤホンを使用したことがある方にとっては、それまでとなんら変わりません。
![1D36FBE7 1D36FBE7](http://kansou-review.com/wp-content/uploads/2019/08/1D36FBE7.jpg)
◎apt-xの高音質
音質はapt-xの高音質です。apt-x公式で謳われているように、CD音質並と言って差し支えないと思います。目の前のミニコンポでCDを効いている感じ。背後にホワイトノイズ(砂嵐のような雑音)は一切ありません。
受信感度は屋内で8m離れても一切音が途切れませんででした。また、その状態でイヤーカップを手で覆い隠しても変わりなし。受信感度は非常に強いと思います。また、音ズレを動画でチェックしましたが、口と声の動きでずれを感じることはありませんでした。
○アクティブのイズキャンセリング機能付き
周囲の雑音を打ち消すアクティブのイズキャンセリング(ANC)機能が付いています。右側のイヤーカップにANCスイッチがあるので、そこでオンにするだけです。
![A0A7D07D A0A7D07D](http://kansou-review.com/wp-content/uploads/2019/08/A0A7D07D.jpg)
ANCの挙動としては、『周囲の雑音と同じような人間には聞こえない周波数の音を出して打ち消す』と言うもの。感覚としては近くの雑音が10m先で鳴っているような感じになります。完全に雑音が消えるわけではありません。
ANCをオンにすると背後にホワイトノイズが発生し、音も少し籠もったような感じになります。この辺りは好みの問題になるので、多少ホワイトノイズがあっても雑音が消えた方が良いと思うか、雑音は多少我慢してホワイトノイズがない方が良いか…。どちらにせよ、選べること自体メリットだと思います。ANCをオンにすると多少バッテリー持ちも悪くなります。ちなみに、私はNCオフで常用しています。
◎音楽再生でのバッテリ持ちが20時間
音楽再生でのバッテリー持ちは公称値で18時間となっていますが、実際にどれくらい持つのか実験してみました。その結果、音楽再生でのバッテリー持ちは19時間53分でした。
![](http://kansou-review.com/wp-content/uploads/2019/08/DD299074.jpg)
また、充電時間は空から満充電で2時間29分でした。
![](http://kansou-review.com/wp-content/uploads/2019/08/079BBEC5.jpg)
総評
オーバーイヤータイプのイヤホンでありながらコンパクトで、そこから更にコンパクトに折りたためるユニークなヘッドホンです。オーバーイヤーが良いけど、大きいのは嫌、邪魔になるのも嫌と言う方には最適だと思います。オンイヤータイプのヘッドホン以上に小さいですし、折りたたむとかさばりません。
音質面でもapt-x対応なので安心の高音質ですし、ANCが任意で切り替えられるので、雑音を低減するか、それともピュアな音で聴きたいかも、ユーザーが任意で選択できる点も良いと思います。
OneAudioさんのヘッドホンはいくつも過去に使用しましたが、私の中では外れがないです。他の海外メーカーと比較すると価格が高いので、それだけの価値があると感じるかは人それぞれですが、高くなるだけの理由はあります。
海外メーカーのイヤホン、ヘッドホンの場合、SoudPEATSさん、Mpowさん、OneAudioさん。この辺りはどれを購入しても外れがないと思います。
こんな人にお勧め
- コンパクトなオーバーイヤーが欲しい人
- 音楽再生でのバッテリーが18時間持つヘッドホンが欲しい人
- 装着感が優しいヘッドホンが欲しい人
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