今回レビューするのは、Mpowさんのワイヤレスヘッドホン『BH332AB』です。
それでは早速レビューを書いていきたいと思います。
目次
特徴
- ♬【クリアーな高音と深みのある低音&aptx-HDコーデック対応】 Bluetooth 5.0テクノロジーにより通信範囲が広がり、これまで以上に音の途切れが少なくなりました。堅固な内部サウンドプラットフォームを備えたこのヘッドフォンは、豊かな高音と胸に深く共鳴するような低音を響かせます。高音質コーデックaptxだけでなく、aptx-HDコーデックに対応。迫力の重低音を、ネックバンドスタイルで軽快に楽しむ。先進なQCCチップを採用し、CVC8.0通話ノイズキャンセル技術と結合してノイズを有効に低減し、ハイファイ音質を提供する同時にクリアな通話効果を確保しました。マイクが内蔵され、ボタンを押せば電話を出る/切る/拒否する操作ができます。 ♬♬♬ヘッドーパッドは、自分の耳のサイズに合ったものを取り付けることで遮音性も高まり、電車内等でも外の音が気にならず、好きな音楽を邪魔されず楽しめますので、ぜひお試しください!
- ♬【30時間連続再生可能&3.5mmオーディオケーブル付き】バッテリーが最長30時間駆動するMpow H20ヘッドフォンなら、いつでもインスピレーションを感じられます。お気に入りの音楽をリピート再生にしたまま、1日中ワイヤレスでお楽しみください。3.5mmオーディオケーブルジャック付き、万が一電量が切れた後に3.5mmケーブルを通じてスマホと接続してケーブルヘッドホンに変身させ、引き続き音楽を楽しめます。更に、軽量でありながら高い耐久性を備えています。
- ♬【快適な装着性】人間工学的に基いた耳かけ型デザイン、耳の上部に引っ掛け独特のフックがあって、ヘッドホンを耳にしっかりと固定できて、超軽量で着け心地がよくて、長時間に使用しても耳に負担が少ないです。表面には伸びのよい合成皮革を、内部の素材には低反発のウレタンフォームを採用する。縫い目が頭に触れない構造をとることで、柔らかく頭の形に追従しやすくなって、遮音にも寄与しています。イヤーパッドが内側に倒れ込む構造を採用して、耳を包みこむような快適な装着性と高い気密性を実現する。音漏れを低減し、重低音域の迫力をあますところなく再現します。周囲のノイズを低減し、豊富でダイナミックな音質を提供し、優れたミュージック&通話体験を与えます。
- ♬【持ち運びに便利なスイーベル&折りたたみ構造】:付属の収納袋にコンパクトに収納できるため、スペースを取らずに持ち運ぶことが可能です。そして本機はガラス繊維を練り込んだナイロン樹脂を使っているため、軽量でありながら高い耐久性を備えています。ヘッドバンドのバネと回転部分にはステンレススチールを採用し、毎日の使用にもヘッドホンが十分に耐えられるように設計されています。
- ♬【パッケージ内容】Mpow H20 ヘッドホン本体、Micro USBケーブル、収納袋、3.5mmオーディオケーブルジャック、取扱説明書。
長所と短所
- ○アームとイヤーカップ一体型のスマートなデザイン
- ○装着感が良好
- ○折りたたむととコンパクトになる
- △折り畳むときにイヤーカップが平らにはならない
- ○オーソドックスな操作性
- ◎apt-xの高音質
- ○受信感度、音ズレ問題なし
- ◎音楽再生でのバッテリー持ちが40時間
- ○有線接続でバッテリーが必要ない
外観
パッケージ外観
![77DCDD26 77DCDD26](http://kansou-review.com/wp-content/uploads/2019/11/77DCDD26.jpg)
セット内容
パッケージ内容は画像の物で全てになります。
![0A59D39C 0A59D39C](http://kansou-review.com/wp-content/uploads/2019/11/0A59D39C.jpg)
ヘッドホン。
![334A6667 334A6667](http://kansou-review.com/wp-content/uploads/2019/11/334A6667.jpg)
USBケーブル、AUXケーブル。
![354BBDD3 354BBDD3](http://kansou-review.com/wp-content/uploads/2019/11/354BBDD3.jpg)
収納袋。
![41D82AC2 41D82AC2](http://kansou-review.com/wp-content/uploads/2019/11/41D82AC2.jpg)
リマインダーカード、サンキューカード、クイックスタートガイド。
![A0CB4F06 A0CB4F06](http://kansou-review.com/wp-content/uploads/2019/11/A0CB4F06.jpg)
説明書。日本語単独の物です。
![2D651673 2D651673](http://kansou-review.com/wp-content/uploads/2019/11/2D651673.jpg)
使用した感想
○アームとイヤーカップ一体型のスマートなデザイン
このヘッドホンのデザインはアームとイヤーカップが一体型となっているスッキリしたデザインです。凹凸がないので見た目が良く高級感があります。素材は表面はほぼ全てプラスチックで、アジャスター部分がアルミになっています。
![612A3A90 612A3A90](http://kansou-review.com/wp-content/uploads/2019/11/612A3A90.jpg)
アジャスターはクリック感のあるタイプで、伸縮するとガリガリと音がし、任意の場所でしっかり固定されます。アジャスターを延ばすと内側にローマ数字が刻印されていて、自分の頭にあったポジションはどの辺りなのか目安で覚えられるようになっています。ローマ数字はⅠ(1)~Ⅵ(6)まであり、さらに数字と数字の間でも固定できるので、6×2で12段階で固定が可能です。この数字の位置を特に意識しなくても、きちんと数字とその間の目盛りで止まります。
![9A3B2682 9A3B2682](http://kansou-review.com/wp-content/uploads/2019/11/9A3B2682.jpg)
○装着感が良好
ヘッドホンのタイプとしては耳たぶの上にイヤーパッドが乗っかり装着するオンイヤータイプです。しかし、イヤーカップはオンイヤーにしては大きめなので、装着時に耳たぶを内側に押し込むようにすると、イヤーパッドが耳たぶを圧迫しないオーバーイヤーのようすることも可能です。
私の場合、175cmの成人男性で頭も耳も大きめなのですが、ほぼイヤーカップの中に耳たぶが入りきりました。ただ、耳たぶの下が少し入りきらず、イヤーパッドに重なってしまいました。女性や小柄な男性、子供などは耳たぶを完全にイヤーカップに入れることが可能だと思います。
装着すると画像のようになります。イヤーカップとアームが一体型なのでスッキリした見た目になります。
![F6508DCF F6508DCF](http://kansou-review.com/wp-content/uploads/2019/11/F6508DCF.jpg)
四方から見ると画像のようになります。横から見てもイヤーカップとアームが一体型のデザインのためスマートな見た目です。
![2CBFA770 2CBFA770](http://kansou-review.com/wp-content/uploads/2019/11/2CBFA770.jpg)
イヤーパッドは分厚く柔らかいです。耳にみちっと密着します。そのため遮音性が非常に高く、周囲の雑音は音楽を流してしまうとかなりカットされます。また、逆に聞いている音楽が外に漏れることもないので、満員でシャや人混みでも安心です。
![B0CBE6BF B0CBE6BF](http://kansou-review.com/wp-content/uploads/2019/11/B0CBE6BF.jpg)
ヘッドパッドのクッションは薄いです。ただ、これでも別に頭頂部が痛くなることはないので全く問題ありません。
![00384BBA 00384BBA](http://kansou-review.com/wp-content/uploads/2019/11/00384BBA.jpg)
イヤーカップの内部の大きさは縦5.5vm×横4cmでした。横4cmはオンイヤータイプとしては大きめです。このおかげで耳たぶをイヤーカップの中に入れてしまうことが可能でした。
![3A4185EA 3A4185EA](http://kansou-review.com/wp-content/uploads/2019/11/3A4185EA.jpg)
側圧はやや強めの部類になると思います。耳たぶをイヤーパッドで圧迫される感覚が苦手な方や、耳がデリケートな方は圧迫感があって嫌かもしれません。ただ、イヤーパッドは分厚くて柔らかいのでそこまで耳にストレスは感じないかな…と。また、前述のように耳たぶをイヤーカップの中にほぼ入れてしまえるので回避方法もあります。
側圧がやや強めで耳に密着するからこそ遮音背が高いので、このあたりはトレードオフでしょうか。
○折りたたむととコンパクトになる
アームを内側にポキッと簡単に折れます。折ると画像のようにコンパクトになるので、持ち運びや収納時に役に立ちます。
![3E73C99C 3E73C99C](http://kansou-review.com/wp-content/uploads/2019/11/3E73C99C.jpg)
折り畳むと片手で簡単に握れるほどの大きさになります。ヘッドホン自体の重さは261.0gでした。
![DC68D94E DC68D94E](http://kansou-review.com/wp-content/uploads/2019/11/DC68D94E.jpg)
人工革の柔らかい収納袋が付属しているのですが、ヘッドホンを前述のように折りたたむと丁度入る大きさです。開口部を閉めることもできるので持ち運びに役に立ちます。
![0ACE1527 0ACE1527](http://kansou-review.com/wp-content/uploads/2019/11/0ACE1527.jpg)
△折り畳むときにイヤーカップが平らにはならない
折り畳むとコンパクトになるのですが、イヤーカップは回転しないので平らにはなりません。折りたたみ式ヘッドホンの中には、内側に折り畳め、なおかつイヤーカップを回転させて平らにできる2wayの物もあります。しかし、このヘッドホンは内側に折り畳めるだけです。背の低い引き出しなどに入れたい場合は厳しいです。
![CBB0CA45 CBB0CA45](http://kansou-review.com/wp-content/uploads/2019/11/CBB0CA45.jpg)
○オーソドックスな操作性
操作性はオーソドックスなので迷うことはありませんでした。イヤーカップ右側にボタン類と端子類が集中しており、左側にはなにもありません。左右判別の際にもこの構造は分かりやすいです。
![EE8D2B75 EE8D2B75](http://kansou-review.com/wp-content/uploads/2019/11/EE8D2B75.jpg)
操作性は下記のようになります。
- 【電源オン】マルチボタン=2秒長押し
- 【ペアリング】マルチボタン=5秒長押し
- 【電源オフ】マルチボタン=5秒長押し
- 【音量アッップ】+ボタン=短押し
- 【音量ダウン】-ボタン=短押し
- 【曲送り】+ボタン=2秒長押し
- 【曲戻し】-ボタン=2秒長押し
- 【リセット】マルチボタン++ボタン=長押し
初回ペアリング時はマルチボタンを5秒長押し、スマホと接続しなければなりませんが、それ以降はマルチボタンを2秒長押しして電源を入れるだけで自動的にスマホ等と接続されます。
マルチペアリング可能なヘッドホンなので、ペアリング情報はヘッドホン本体に記憶されます。そのため、新しいスマホなどを購入し、3台目4台目などと新しい機器と接続したくなった場合、それまでのペアリング情報をリセットしなければなりません。その際のリセット方法もきちんと説明書に書いてありました。こちらもわかりやすい操作性で良かったです。
◎apt-xの高音質
音質は高音質規格でメジャーなapt-xに対応しているので安心です。apt-x公式が説明するように、CD音質並だと思います。背後にホワイトノイズなどは一切なく、透明感のあるピュアな音が聞けています。ただ、接続先のスマホやPCがapt-xに対応している必要があります。ここ数年のスマホだと、格安スマホでも対応しているのでまず問題ないと思いますが、一応ご自分の機種を確認してください。実際にapt-xで接続されると画像のようにきちんと表示されます。
![08663C7A 08663C7A](http://kansou-review.com/wp-content/uploads/2019/11/08663C7A.jpg)
初回ペアリングもそれ以降の自動接続もレスポンスが良くストレスがありませんでした。質の悪い物だと、この接続がもたついて5秒10秒かかる場合もあります。しかし、このヘッドホンは電源を入れてからほんの2,3秒で接続されました。
○受信感度、音ズレ問題なし
受信感度は室内で距離8mほど離れ、間に扉や壁が2枚程度ある状態で音が全く途切れることなく聴けました。また、その状態でイヤーカップを両手で覆っても音が一切途切れることがありませんでした。受信感度としてはかなり良いと思います。日常生活で問題になることはまずありません。
音ズレに関してもスマホやPCで動画を見て口の動きと声をチェックしましたが一切感じませんでした。きちんと口の動きと声が合っていたので、動画を良く見る方でも安心して使用できます。
◎音楽再生でのバッテリー持ちが40時間
音楽の連続再生で30時間持つと仕様上なっていますが、実際にそれくらい持つのか試してみました。その結果、音楽の連続再生で43時間16分バッテリーが持ちました。
![](http://kansou-review.com/wp-content/uploads/2019/11/F0F33165.jpg)
充電では仕様だと2~3時間となっていますが、こちらも実際に試しました。その結果、空から満充電に掛かった時間は1時間59分でした。
![](http://kansou-review.com/wp-content/uploads/2019/11/E10896E0.jpg)
○有線接続でバッテリーが必要ない
Bluetoothでの無線接続だけではなく、AUXケーブルでの有線接続もできます。その際、バッテリーを消費しませんでした。電源を入れなくても使用できるのは安心ですし、テレビなどは基本的にBluetooth未対応なので、これら未対応機器にも従来通りの有線で使用できるのは大きいです。
![09AD5DF2 09AD5DF2](http://kansou-review.com/wp-content/uploads/2019/11/09AD5DF2.jpg)
ちなみに、Bluetooth接続時にAUXケーブルをヘッドホンの端子に填めると、自動的にBluetooth接続が切れ、有線接続に切り替わりました。
総評
5千円程度のリーズナブルなヘッドホンですがそれにしては高級感もあります。Bluetoothでも有線でも接続できるので使用範囲は広いですし、無線での使用時は音楽再生で40時間以上バッテリーが持つので、毎日の通勤や通学で使用するにも向いていると思います。1度満充電してしまうと、毎日往復3時間の通勤や通学で使用したとしても、2週間程度充電要らずなので楽です。
肝心の音質もapt-xなので当然高音質でノイズはありませんし、受信感度も良く音ズレもなかったので安心して使用できるヘッドホンだと思います。
こんな人にお勧め
- コスパの良いヘッドホンが欲しい人
- apt-x対応の高音質なヘッドホンが欲しい人
- Bluetoothでも有線でも使用できるヘッドホンが欲しい人
- 有線使用時電力が必要ないヘッドホンが欲しい人
- 遮音性が高いヘッドホンが欲しい人
関連リンク
この記事と関係のある商品