目次
あらすじ
1986年10月22日放送。
五代君が、響子さんと三鷹さんが結婚すると誤解して、家出をした前回の続きです。
前回は主に家出をするまで、家出をした話で、今回は響子さんと三鷹さんの結婚が誤解だとわかり、一刻館に戻りたいけど、部屋が埋まって戻れない、どうしようと言う話です。五代君の家出話はこれで完結です。
原作漫画では5話、アニメでは2話
この五代君の家出話は、原作漫画では5話分使ったのに、アニメではたったの2話でした。
このエピソードは、めぞん一刻初期の中で重要なエピソードなので、次回やる四谷さんの卵の話をオリジナルで入れるくらいなら、もっとじっくりやって欲しかったです。
五代君は風俗関係の女性に縁がある?
今回同棲することになってしまった風俗嬢の彩子さんと言い、一刻館の朱美さんと言い、終盤出てくるキャバレーの女の子と言い、どうも五代君は風俗関係の女性に縁があるような…。
ちなみにこの彩子さん、声優は榊原良子さんで、Zガンダムのハマーン様です。
五代君の復帰を無視する管理人
響子さんは、管理人という立場でしかないにも関わらず、五代君が一刻館に戻りたいという電話を切ってしまいますし、伝わりませんでしたが事情を説明した五代君に、五号室も二号室も三号室も埋まってるからと嘘を付き、他を探してくれと言う始末です。
これただの管理人の感情じゃないんですよね。響子さんはそんな自分の気持ちを自分で分かっておらず、一の瀬さんに指摘しされてハッとしていました。
うる星やつらを立ち読みする響子さん
今回、久々にいつもとちょっと違うスタッフの遊びがありました。
響子さんと一の瀬さんが立ち読みをしているシーンで、響子さんが読んでいたのは…そう、うる星やつらでした。
言い訳も一刻館住人経由で上手く伝わらず
困ったら茶々丸というのは、このあともめぞん一刻のお約束ですが、五代君がふらっと立ち寄った茶々丸に朱美さん、四谷さん、一の瀬さんが!
彩子さんとの件は同棲じゃないから、話を聞かない響子さんに伝えてくれと五代君は頼むのですが、案の定曲がりに曲がって伝わってしまいました。これで余計響子さんを怒らせる結果に…。
そしてまたまたお約束ですが、茶々丸のマスターが話を聞いていたので、正確に響子さんに伝えてやっと誤解が解けると。これは終盤の響子さんの家出でも全く同じ構図で、ちょっとした伏線にもなっています。
上手すぎるタイミングの悪さ
前回、響子さんが五代君の荷物を受け渡しに大宇宙ホールへ行ったときに、「たまたま」五代君不在で、彩子さんしかおらず、同棲していると勘違い。
五代君が一刻館の様子をこっそり見に行ったら、空き室であるはずの五号室の明かりが付いていて、「たまたま」一刻館住人が酒盛りをしていただけなのですが、新住人歓迎会の酒盛りをしていると五代君は勘違い。
このタイミングの悪さというのも、話のすれ違いと同じく、めぞん一刻の黄金パターンです。こういう漫画や話は他にもあるのですが、めぞん一刻の何が凄いって、これを「畳み掛けてくる」ところなんです。
私のような凡人は、こういう「上手い話」を思いついたら、貧乏性でもあるので、1話に何回もこんな折角思いついたアイディアを入れません。でもめぞん一刻の場合は違って、1話の中に惜しみなくタイミングの悪い話、話のすれ違い、会話のすれ違いなんかをガンガン入れてくるんです。
原作漫画では
両方とも号泣
結局最後は、またしても偶然ですが、たまたま様子を見に来た五代君と一刻館一行が出会い、逃げる五代君を響子さんが全力で追いかけて、なんとかお互い誤解が解けるという結末でした。
偉そうに言える立場ではないのですが、こういうトラブルや喧嘩、紆余曲折って恋愛で大事で、こういうことがあるからこそ、絆が深まっていくんですよね。そういうことがほぼ全くなかった三鷹さんは、五代君に勝てるわけなかったんです…。
ところで、原作漫画では次の話で五代君家出話の後日談とも言える、家具の買い戻しや、五代君がバケツの水を被った事によって風邪を引いた話なんて出てきますが、残念ながらアニメではこれがありません。これも五代君の家出話を完結させるための結構重要な話だと思うんですけどね。
これ以外にも、響子さんが激怒した後に頭を冷やして貰うため、五代君が北海道旅行に行く話なんかもアニメではやりませんし、こういうところが原作漫画ファンからすると不満で、アニメは好きじゃないと言う人が出てくる要因なんでしょう。
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