目次
長所と短所
- ○頭脳戦が良くできている
- ○狭い範囲での細かい物語
- △ジョジョの奇妙な日常である
- △ストーリーとは関係ない話が結構ある
はじめに
今回は虹村兄弟のエピソード2回目で、前回はvs億泰とのスタンドバトルだったのに対し、今回は兄・形兆とのスタンドバトルです。今のところ1スタンドバトルにつき1話のペースですね。今回は今までより少しペースが速く、4.5話使ったのですが、話数で考えるよりスタンドバトルごとに何話使うかって考えた方が良いかも知れません。第4部はスタンドバトルが少なく、1回当たりのスタンドバトルが長くなっているので、ここをテンポ良く進めると1スタンドバトル1話で収まるんだと思います。
あらすじ
弓と矢で射られ瀕死の重傷を負った康一を助けるため、虹村邸の中へと歩を進める仗助。その彼を天井の闇の中から無数の光が攻撃してきた。仗助は間一髪でかわすも、攻撃を受けた億泰の顔面には無数の穴が!仗助は形兆のスタンドの正体を話せば傷を治してやると億泰に持ちかける。しかし、それでもしゃべろうとしない億泰に対して、仗助は驚きの行動に出る!
原作では
- 第010話「虹村兄弟 その③」 途中から
- 第011話「虹村兄弟 その④」
- 第012話「虹村兄弟 その⑤」
- 第014話「虹村兄弟 その⑥」
- 第015話「虹村兄弟 その⑦」
自分の傷は治せない
仗助のクレイジーダイヤモンドは人や物の傷を治せる能力なのですが自分の傷は治せません。また、死んでしまった者を生き返らせることもできないのですが、この辺りの弱点と言うか特徴は今後も足枷となってスタンドバトルに利用されます。仗助のスタンドも承太郎のスタンドも億泰のスタンドも長所だけ見ると何でもできる無敵に見えるのですが、一方で大きな短所もあり、その弱点をどう突くかの頭脳戦もあります。
例えば仗助だと前述したように、人や物を元通りに治せることが長所ですが、自分の傷や死んだ者を生き返らせることができないのが短所。承太郎のスタンドは時を止めることができることが長所ですが、最大5秒までしか止められず、連続して時を止められないことが短所。億泰のスタンドは空間を削り取る能力が長所ですが、自分が馬鹿なのが短所などなど。億泰の場合短所が可哀想ですが…。
今回も仗助は億泰を助ける時に負った自分の傷を治せないことが強調されていました。
億泰の男気
億泰は仗助に傷を治して貰って命を助けて貰ったことに恩を感じ、一度だけ恩を返すと言い康一を助ける手助けをしていました。
この辺りの仁義と言うか、不良独特の倫理観は昔から色んな作品でもよく見掛けますね。まあこういう熱い展開も見ている者としては好きなのですが。
バッド・カンパニー
形兆のスタンドは小さいスタンドが沢山いるタイプでそれが軍隊の体を成していて、戦車やヘリまで存在すると言う物。数がやたら多いので、数体倒したところで本来はほぼノーダメージです。
スタンドバトルの場合、相手の弱点を突いて倒すことが多いのですが、今回は素直に力推しと言うか、仗助のアイディアが勝って勝利。仗助のクレイジーダイヤモンドが出てきたときには、「人や物を治すと言う、RPGで言うと僧侶的な能力で攻撃できるのか?」と疑問に思ったのですが、しっかりこれを攻撃に繋げた回でした。
康一にスタンドが発現
康一は当初から仗助と一緒に行動する仲間なので、いずれスタンド使いになることはわかっていましたが、まさかそのスタンドがただの卵とは…。
大抵こう言う場合、その戦いの中で新しい能力を披露するのですが、今回は康一に卵が生まれただけで終わりました。
総評
今のところ1話で1スタンドバトルですね。初回は仗助と承太郎の出会い(仗助vs承太郎)。第2話は対アンジェロ。第3話は対億泰。そして今回の第4話は対形兆。1話1スタンドバトルのスタイルが続くなら、この第4部のスタンドバトルは全25戦なので25話必要になります。これにスタンドバトルではない杉本鈴美や川尻早人のエピソードを足したり、重要回やラスボス戦を複数話にまたがってやるとして、やはりAmazonのBuli-rayのリストで出ているように3クール39話ですかね。何よりAmazonのリストに小出しに1巻ずつ追加されて現在第13巻まで出ているってことではなく、一気に13巻出たことが重要です。これらのことを考えてもやはり全39話で確定の気がします。
こんな人にお勧め
- 頭脳戦が好きな人
- 日常系が好きな人
- 狭い範囲での細かい物語が好きな人
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