目次
特徴
- 【完全ワイヤレスタイプ】左右を繋ぐケーブルもなくした、全くケーブルのないストレスフリーな新しいワイヤレスイヤホンです。片耳両耳とも対応で、とても便利です。
- 【高い基本性能】 Bluetooth4.2/CSR64210チップを採用し、内蔵されたマイクにより、ハンズフリーの通話が可能です HDステレオBluetoothイヤホン、高音質な通話と音楽の体験を送ります。
- 【広い用途】ジムでのトレーニング、ゲーム、ヨガ、ドライブ、ウォーキング、フィットネス、通勤、運転等時使用でき、幅広くご利用頂けます。
- 【ご対応機種】iPhone(例えばiPhone 7/iPhone SE/6S/6S Plus等)/Android/iPad等のスマホ、タブレット等に幅広く対応できます。
- 【柔軟な使い方】無線のデザインを採用されており、①両側イヤホンを同時にひとつデバイスと接続し、旅行、運動等の場合に、お大切な人と一緒に音楽を楽しめます。②両側イヤホンは別々として、異なるデバイスと接続し、独立として使用可能です。
長所と短所
- ○コードが一切無いので取り回しが良い
- ○片耳イヤホンとしても使える
- ○イヤーフックに柔軟性があるので耳が痛くなりづらい
- ○遮音性が高い
- ○受信感度が非常に高い
- △充電の手間が2個分になる
- △ペアリング、毎回の接続に手間が掛かる
- ×ハウジングが大きい
はじめに
今回レビューするのは、allimityさんのイヤホンです。
それでは早速レビューを書いていきたいと思います。
外観チェック
化粧箱。イヤホンとしてはかなりしっかりした物です。
同梱品、イヤホン、専用ポーチ、USBケーブル、イヤーチップ大、小(中は装着済み)、英語説明書、日本語説明書。
ハウジングは結構大きめ。厚みがあります。
USB手端子カバーは開けやすかったです。
USBケーブルとイヤーチップ。
専用ポーチ。2個で無くしやすいので役に立ちそうです。
説明書には完全日本語版がありました。
以上、外観チェックでした。
動画チェック
気になるところ
ペアリング、接続に手間が掛かる
コードが一切無いイヤホンのため、形態としては片耳イヤホンが2個という形になります。なので、ペアリングは片耳イヤホン2個分の操作とほぼ同じだけ必要になりますし、毎回の接続も2個とも電源を入れなければなりません。致し方無いのですが毎回これは少し面倒かも…。
完全コードレスなので首の周りにコードが一切無い取り回しの良いが、ペアリングや接続の手順が増えてしまいます。一方、一般的な両耳イヤホンは、ペアリングや接続はワンタッチなのですが、首回りのコードが邪魔になります。どちらを取るか…ですね。
ペアリングと接続の手順を詳しく書き置いておきたいと思います。実際に使用してみるまでは私も完全に2個に別れたイヤホンをどのようにペアリング、接続するのか疑問でした。おそらくこのような形態のイヤホンを使用した人の無い人も疑問を持つと思うので、参考になれば幸いです。
【ペアリング】
- 本体(PCやスマホ)のBluetoothをオンにする
- 左右どちらかのイヤホンのファンクションボタンを超長押し(8-9秒)してペアリングモードにする
- 本体(PCやスマホ)でこのイヤホンを選択してペアリングする
- 左右のもう片方のイヤホンの電源を長押し(2-3秒)でオンにする
【初回の左右リンク】
- 本体(PCやスマホ)のBluetoothをオンにする
- 左右のどちらかのイヤホンの電源を長押し(2-3秒)でオンにする<ここで片方から音が聞こえてくる>
- 左右のもう片方のイヤホンの電源を長押し(2-3秒)でオンにする<まだこのイヤホンからは音が聞こえてこない>
- 左右両方のTWSボタンを超長押し(8-9秒)する<両方のイヤホンから音が聞こえてくる>
ペアリングの手間は1度してしまえば基本的に2度と必要ないので、面倒でも問題ありませんでした。接続の手間は初回は上記のようになります。
【2回目以降の左右リンク】
- 本体(PCやスマホ)のBluetoothをオンにする
- 左右のどちらかのイヤホンの電源を長押し(2-3秒)でオンにする<ここで片方から音が聞こえてくる>
- 左右のもう片方のイヤホンの電源を長押し(2-3秒)でオンにする<両方のイヤホンから音が聞こえてくる>
左右のリンクは、毎回TWSボタンを押す必要があるかと思ったのですが、2回目以降はもう片方の電源ボタンを入れると、自動で左右リンクしました。これは便利。なので、一般的なイヤホンに比べて増える手間は、もう片方のハウジングで電源をオンにするだけでした。
電源のオフにするときや、音量の上下ですが、これに関しては両耳イヤホンともに連動します。片方のハウジングで電源を切ればもう片方も切れますし、片方のイヤホンで音量を上下すればもう片方にも連動します。
ハウジングが大きい
一般的なコードのあるイヤホンと違い、コントロールパネルをケーブル途中に設置できない構造のため、そして、両方にそれぞれバッテリーとボタン類を着けなければならないため、ハウジングは大ぶりでした。特に厚みが目立ち、耳での存在感が際立ってしまいます。また、イヤーフックもこの大ぶりのハウジングをしっかり装着するためか太いので、帽子を被る際、眼鏡を掛ける際に邪魔になってしまうことも…。個人的にはこの部分が次は改善すれば有り難いかなと感じました。
コードが一切無いので取り回しが良い
特殊な形式のイヤホンのため、気になる部分を詳しく書きましたが、やはり首回りにコードが無いのは非常にスッキリしていて便利でした。
首回りにコードのある一般的なワイヤレスイヤホンだと、肌や服にコードが擦れて衣擦れ音が乗ることが多く、気になることもあるのですが、それが一切ありません。左右のハウジングを繋ぐケーブルがあると、どうしても首の後ろにケーブルを通さなければならず、『イヤホンをしている感』が出てしまうのですが、このイヤホンはそれがないので、見た目的にもスッキリします。
一般的なイヤホンの場合、装着する場合には耳にハウジングを装着して、首の真後ろにケーブルを通して…との、ケーブルを回す手間が必要になるのですが、このイヤホンはケーブルが一切無いので、両ハウジングを指で摘まんで、そのまま何も他に気にすることなく耳に装着するだけ。また、外すときも同じく、ケーブルを首の後ろから回して取って…との手間が無いので、この脱着の手間は楽になると感じました。
また、収納時ににもケーブルが無いので、ケーブルが絡まることも、どこかに引っ掛かることも無く楽でした。ただ、その逆に収納時は2個の片耳イヤホンを仕舞うことと同じになるので、片方を無くさないようにしなければなりません。その辺にポンと放り出してしまうと、片方はあるけどもう片方は見つからないなんて事になるかもしれません。
片耳イヤホンとしても使える
このような2個に別れたイヤホンとの利点を生かし、両耳イヤホンととして使えることは勿論、片方だけの電源を入れての片耳イヤホンとして使用することもできます。更に、左右どちらでもイヤホンとして使用できるので、汎用性が非常に高いです。
外の音をある程度拾って、かつ音楽を聴きたいなんてシーンは結構あります。ジョギング中なんて最たる例で、遮音性が高すぎて外の音が聞こえないと、近付いてくる車やバイク、自転車の音が聞こえなくて危険なんです。こんな時、気にする人だと、両耳イヤホンと片耳イヤホン両方を揃えると思うのですが、このイヤホンは両耳でも片耳でも使えるので、色々なシーンに使うことができます。
イヤーフックに柔軟性があるので耳が痛くなりづらい
イヤーフックは完全にゴムのようには柔らかくない物の、シリコン製で柔らかいプラスチックといった感じなので、イヤーフックが当たる耳の外郭が痛くなりづらい材質と形状でした。
遮音性が高い
音を聞くことに関しては、このイヤホンは遮音性が非常に高いと感じました。
カナル型のイヤホンの場合、イヤーチップが耳奧に入りすぎないように、また遮音性を高くするために、イヤーチップとハウジングの間にストッパー(?)が付いている物が少なくないのですが、このイヤホンにもストッパーがあります。そのストッパーが大きく分厚いため、耳穴をほぼ完全に防ぎます。なので、外界の雑音はかなり遮断しますし、聞いている音が外に漏れることも少ない構造になっています。この遮音性の高さは、イヤホンの中では高い方だと思います。
音質について
音質については拘りがある方でもなく、詳しくもないのですが、音楽を聴く分に不足は一切感じませんでした。前述したように、遮音性が非常に高いので、音楽に集中でき、音の広がりも感じることができました。
ただ、これも前述しましたが、遮音性が高い分、外界の音が聞こえなくなるので、ジョギングや交通量の多い場所での散歩などには、敢えて片耳イヤホンとして使用することも考えた方が良いかも知れません。
ちなみに、音量は0から28までの29段階でした。最小音量は物凄く小さく、最大音量は物凄く大きかったです。最小と最大の音量差は物凄くあるので、好みの音量に調整が可能だと思います。また、音量の上下ではアナウンスの音声も、「ピッピッ」といった警告音もありませんでした。勿論、電源を切ってサイド電源を入れた場合も、音量は記憶してくれているので、好みの音量に調整した後は再調整が不要です。
受信感度が非常に高い
いつものように受信感度の実験をしてみました。
距離8m+木の扉2枚で音は全く途切れることなく聞こえ続けました。また、この状態で耳を手で覆っても音が途切れることは一切ありませんでした。これまで、40~50台のイヤホンを使用してきましたが、後者の状態だとほとんどのイヤホンで音が聞こえなくなるので、これは非常に受信感度が高いイヤホンだと思います。後者の状態で音が聞こえるイヤホンは、10台に1台あるかどうかのレベルです。ハウジングが大きめなので、受信感度が高いのでしょうか。
総評
今回、初めて両耳のイヤホンが分割されたコードの一切無いイヤホンを使用してみたのですが、その独特の使い勝手や操作方法がわかって有意義でした。
両耳イヤホンとしても、片耳イヤホンとしても、ハイブリッドに使うことができるので、両耳イヤホンと片耳イヤホンのどちらを買おうか悩んでいて決められないなんて人には最適かも知れません。
こんな人にお勧め
- 両耳イヤホンとしても片耳イヤホンとしても使用したい人
- 両耳イヤホンとしても片耳イヤホンどちらを買うか決められない人
- 完全コードレスの両耳イヤホンとしても片耳イヤホンが欲しい人
- 遮音性の高い両耳イヤホンとしても片耳イヤホンが欲しい人
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