今回レビューするのは、FANGORさんのモバイルモニター『F-PM-1506』です。
それでは早速レビューを書いていきたいと思います。
目次
特徴
- 【1920*1080FullHD】持ち運びが出来るモバイルディスプレイF-PM-1506登場。画面は1080Pの高解像度のIPSパネルを採用し、上下左右178度の広い視野角で、どの位置で見ても色の変化がほとんどないため、ワイド液晶と近距離で見るモバイル端末に最適です。
- 【ドック不要でSwitch接続】TypeC-TypeCケーブルでドックなしでSwitchと接続可能。外出先でSwitchをTVモードで接続したいときなどの持ち運び用としても便利です。
- 【多様なデバイスに対応】Type-C&mini HDMI端子を搭載し、Thunderbolt3接続タイプのTypeCポートで手軽にスマホやパソコンなどに接続できます。HDMI端子でPS3/PS4/Xbox/パソコン/BD/DVDプレーヤーなど様々なデバイスに接続可能、さらにFire Tv Stickにも対応、豊富な映画やビデオを楽しめる。
- 【内蔵スピーカー&イヤホンジャック搭載】二つのスピーカーが内蔵しており、加えてイヤホンジャックも搭載され、自宅や外出先でも思い通りにイヤホン、スピーカーなどで心地よい時間を過ごす。
長所と短所
- ○15.6インチサイズの便利さ
- ○峡ベゼルで視認性が良い
- △他のモバイルモニターに比べて厚くて重い
- ○スピーカーが側面にあるのでどんな置き方でも塞がれない
- ○給電がUSBケーブルで良いので配線が楽
- ○グレアパネルなので動画やゲームが綺麗
- ○視野角が広いのでどこから見ても綺麗
- ○付属のケーブルが親切
外観
パッケージ外観
セット内容
パッケージ内容は画像の物で全てになります。
モバイルモニター。スタンド付き
HDMI⇔mini HDMIケーブル。
USB Type-Cケーブル。
USB Type-C⇔Type-Cケーブル。
HDMI延長ケーブル。
DCアダプター。
説明書。日本語ページあり。
動画
スペック
- パネルタイプ:IPSパネル
- サイズ:15.6インチ
- 解析度:1920RGB✕1080P
- 最大輝度:300cd/m²
- コントラスト:1000:1
- 周波数:60HZ
- 応答速度(標準値): 5ms
- 表示色:1677万色(8bit)
- 出入力端子:Mini HDMI、Type-C(出力用)、Type-C(給電用)、mcrio USB、3.5mmオーディオ
使用した感想
○15.6インチサイズの便利さ
モバイルモニターはいくつか使用していますが、その経験で実感したのは15.6インチが物凄く便利で万能だということ。
15.6インチがモバイルモニターのベストサイズだと思う理由。
- ノートPCの最大クラスが15.6インチなので、0.1インチ単位でピッタリ同じ
- これ以上の大きさだと通常のモニターの方が使いやすい、というかモバイルモニターである必要がない
- デスクトップPCで使用するとしても15.6インチだと机の隅やモニターの下に無理なく置けるサイズ
- 片手で手軽に持ち運ぶには15.6インチくらいが限界
なにをするにしても15.6インチは使いやすいんです。であるからこそ、ノートPCで普及したサイズとも言えます。
まずノートPCをマルチモニタ化するのに最適です。人気の大サイズノートPCは15.6インチです。サイズが全く同じなのでマルチモニタとして使用して違和感がありません。
個人的に歯これ以上のサイズだとモバイルモニターである必要はないかなと思っています。これ以上だとモバイルモニターの価格は一気に高くなり、かつ通常のモニターは安いので、価格差を考えるとモバイルモニターの優位性はあまりありません。
デスクトップのマルチモニタとして使用しても便利です。これ以上大きいと机の上に気軽に置けるサイズでは無くなってしまいます。きちんと机上を整理し、置き場所を確保するなどの覚悟と準備が必要となります。しかし、15.6インチまでなら狭いスペースに置けますし、煩雑な机上でもちょっと片手で物をどけてスペースを作ればOK。
そして、なんといって手軽に片手でつまんで持ち運べるのは15.6インチ程度が限界です。これ以上だと持ち運びが面倒になり、『モバイル』である利点が失われてしまいます。
モバイルモニターにはスタンド&ケースが付いているのが当たり前ですが、こちらのモバイルモニターにも付いています。ただ、少し変わっていて、モバイルモニターとスタンド&ケースがネジで留めて固定されています。画像に見える2つのシンルバーの物がそれです。
寄ってみるとマイナスドライバーで開け閉めできることがわかります。きつく締まっているので手で開けるのは無理でした。最初はマイナスドライバー必須です。1回外してしまえば、今度自分で取り付ける際にゆるくしておけば、その後は指での開け閉めが可能になります。ネジを外した裸の状態での運用ももちろん可能です。
スタンドは非常に使いやすかったです。このようなモバイルバッテリーのスタンドは、メーカーや機種によって微妙に使い方が違うため、物によってはどうやって折ってスタンドにするのか分かりづらい場合もあります。しうし、こちらは最初から取り付けてあるので、ただ下の溝に合わせて角度を変えるだけです。
溝は3つあり、角度は3段階に変更可能。滑り止めもしっかりしており、浅井溝ですがモバイルモニターをはめると、ちょっとやそっとではビクともしないくらいしっかり角度が固定されます。
このスタンド&ケースはもちろんスタンドになるだけではありません。完全に閉じてしまえば、モニターの割れやすい駅正面をしっかり保護してくれるケースにもなります。外に持ち運ぶ際も安心です。
○峡ベゼルで視認性が良い
安いモバイルモニターの場合、当然コストカットが図られています。その顕著な例がベゼル幅です。安いモニターはベゼル幅があり、全体が大きめになり、視認性も良くありません。しかし、このモバイルモニターは画像のように、下だけは少しベゼル幅がありますが、左右と上は狭く、他の安いモバイルモニターとは一線を画しています。
下にはメニューボタンがあるので、少しベゼル幅が出てしまうのは仕方がありませんね。スピーカーは側面にあるのでベゼル幅を取らなくて良くなっています。
△他のモバイルモニターに比べて厚くて重い
弱点を挙げると、他のモバイルモニターに比べて厚みがあって重いことが挙げられます。最近のモバイルモニターは、スマホと変わらないくらいの薄さで驚くのですが、こちらは画像を見て分かるように厚みがあります。とは言え、モバイルモニターにしては、ということなので、通常使用していてそれほど気になることはありません。
○スピーカーが側面にあるのでどんな置き方でも塞がれない
スピーカーは側面にあります。裏側の端っことかではなく、画像のように側面にあります。そのため、机の上にベタ置きしても、逆に駅正面をしたにしてベタ置きしてもスピーカーは塞がれません。どんな置き方をしてもスピーカーから出る音が塞がれこもることはないので、モバイルモニターで音楽やラジオを聴く方には最適な構造です。
スピーカーの音質はモバイルモニターにしては良く、最大音量も大きいです。両端にあるのでステレオ感も強く、1人で音楽を聞く程度ならなんの不満もありません。
○給電がUSBケーブルで良いので配線が楽
給電は電源ケーブルではなくUSBケーブルで行います。太くて硬い電源ケーブルを使用しなくて良いですし、デスクトップやノートPCのUSBポートからの給電でも動くので配線の手間が掛かりません。
電力は少なくても動くようで、USB Type-Cのあるスマホやタブレットなら、そこに繋げると電力が賄えます。外出時に使用するモバイルモニターとしても消費電力がスクなので優秀です。
メニューボタンは前面にあります。このようなモバイルモニターの場合、側面や裏側にある場合が多いので珍しいです。前面にボタンがあるので、良くメニューを操作する方は楽にできます。
○グレアパネルなので動画やゲームが綺麗
モバイルモニターにはノングレア(非光沢)液晶が多いのですが、こちらは珍しくグレア(光沢)液晶です。基本的にノングレアは光の反射を抑えるので、マジマジと画面を見る文字を見ることに適しているとされ、グレア起床は光を反射して発色が良いので動画に適しているとされています。
グレア液晶なのでやはり動画に強く綺麗に未見られますし、動きの激しいゲームなどにも最適です。ただ、前述の画像を見てもわかるとおり、見る角度や出力している色によっては、部屋にある蛍光灯や景色が反射して映り込んでしまいます。ノングレアとグレアはどちらが上か下でなく好みになるので、どちらも一長一短あります。
24インチモニタと並べたところが画像の様子です。モニターアームで少し高いところに24インチは設置しているのですが、15.6インチだとこのようにモニターの下に置くことができます。映像や音声の遅延は一切感じませんでした。
動画を読むことに適したグレア液晶ですが、解像度が1920×1080のフルハイビジョンなので、文字もにじみ無く綺麗に読めます。近付いてもドットのギザギザ感は薄いです。
○視野角が広いのでどこから見ても綺麗
視野角は公称値で左右178度です。178度の角度を付けて見ても、色変化や色ムラ、暗転は怒りませんとの意味ですが、その通り視野角は非常に広いです。上下左右どこから見ても、逆側の色変化や暗転は一切ありません。
ただ、前述のように、モバイルモニターの置き場所、スタンドでの角度、見る角度や照明の位置によっては蛍光灯や部屋の景色が映り込んでしまいます。
○付属のケーブルが親切
付属のケーブルは非常に豊富で、別途ケーブルを用意する必要はありません。
- 一般的なUSB Type-Cケーブル(給電用で映像はこれだけでは出ません)
- USB Type-C⇔Type-Cケーブル(給電、映像と給電両方のどちらにもなります)
- HDMI⇔mini HDMIケーブル(miniの方をモバイルモニターに、通常のHDMIをPCやゲーム機に接続すると映像が出ます)
- HDMI延長ケーブル
総評
15.6インチサイズはやはりモバイルモニターのベストサイズだと感じます。フルハイビジョンのDot y Dotでも問題なく使えています。これ以上小さいとフルハイビジョンのDot by Dotは厳しいです。それも15.6インチサイズをお勧めする理由の1つです。
ベザル幅は狭いですし、ケーブルも豊富に付属しており、初見でも使いやすいモバイルモニターです。
こんな人にお勧め
- グレアパネルのモバイルモニターが欲しい人
- ベゼル幅の狭いモバイルモニターが欲しい人
- ケーブル類が豊富に付属しているモバイルモニターが欲しい人
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