目次
特徴
- 1 「ファミリーセット」:単三充電池(2800mAh)*12+単四充電池(1100mAh)*8+単一スペーサー*2+単二スペーサー*2(丈夫で紫保管ケース付き)
- 2「充電池の特徴」:電圧:1.2V 容量:2800mAh・1100mAh 充電式ニッケル水素電池、約1200回の充電を繰り返し使っても劣化が少ないです。Hg/Cd/Pdなどの有害物を使わず、エコタイプの電池です。低自己放電技術により、3年間電池を放置していた場合でも75%の容量を維持できます。
- 3「スペーサーの特徴」:単3形、単4形電池をこのスペーサーに入れるだけで、単2サイズ、単1サイズとして使えます。
- 4 「ケースの特徴」:手元の電池をケースに入れて、ちゃんと保管できます。整頓整理しやすいです。
長所と短所
- ○安い
- ○充実のセット内容
- ○電圧も容量も品質十分
- ○汎用充電器で充電できる
- ○容量が多い
- △充電器が無い
はじめに
今回レビューするのは、EBLさんの充電池セット『EB-BX7028』です。
それでは早速レビューを書いていきたいと思います。
外観チェック
外箱は完全に段ボール素材でシンプルな物です。
パッケージ内容は、充電池とスペーサーが入った専用収納ケースとサンキューカード。
充電池は単三電池(2800mAh)が12本、単四電池(1100mAh)が8本、単一スペーサーが2本、単二スペーサーが2本。充電器は付属していないので注意が必要です。
サンキューカード。
以上、外観チェックでした。
動画チェック
安い
充電池の最も有名な物だと、当然パナソニックさんのエネループです。エネループは安心の高品質なのですが、100円ショップでも充電池が購入できる昨今、高いと思う方も多いはず。エネループのスタンダードな単三8本セットで2377円です。1本当たり297円ですね。
一方、このEBLさんの充電池は、単三電池と単四電池が混ざって入っていますし、単一のスペーサーもあり、専用収納ケースも付属しているので、一概に1本いくらとは言えませんが、単純に付属している本数20本で計算しても、1本当たり185円です。さらに前述したように、単一スペーサーが2本、単二スペーサーが2本、しっかりした作りの専用収納ケースが付属してこの価格なので、実質1本当たりはもっと安くなります。
乾電池を多く使う方の場合、20本くらいは必要になってしまうと思います。私の場合だと、TVリモコンで2本、エアコンリモコンで2本、無線マウスで2本、無線キーボードで2本、鼻毛カッターで1本、ドアモニタで4本、体重計で4本。今パッと周りを見て思い付くだけ挙げてみましたが、これだけで17本です。これを全部高いエネループに交換するというのも中々ハードルが高いと思います。しかし、この価格で大量の充電池が購入できるなら、手軽に充電池環境へ移行できると思います。
充実のセット内容
セット内容は充実していました。
- 単三電池12本
- 単四電池8本
- 単一スペーサー2本
- 単二スペーサー2本
- 専用収納ケース
これだけ充実したセット内容でこの価格はありがたいです。ただ、単三電池と単四で血が混ざっていて、その本数も予め決まっているセットなので、単四電池はいらないとか、単三電池がもっと欲しいのに…なんて方だと、希望の数と合わなくなるかもしれないので、必要な種類と本数は購入前に計算してください。
実はこの専用収納ケースはかなり助かりました。と言うのも、充電池をたくさん使っている方だとわかるかも知れませんが、余りや予備の充電池を保管して場所って意外と困るんです。例えばその辺の机の引き出しに放り込むと…当然円柱状なのでゴロゴロ転がってしまいます。奥や変なところへ行って探すことになったり、引き出しを開ける度にゴロゴロいって鬱陶しかったり…。
専用の電池ケースも売っていますが、いちいちそのような物を買うのも面倒です。かと言って100円ショップの小さい汎用ケースを購入してもやっぱりゴロゴロ転がります。…ということで、この付属のケースのように、ピッタリ電池の1本1本がピッタリ治まるケースってかなり助かるんです。
更に、単一スペーサーと単二スペーサも2本ずつ付属しています。これも実は意外と使うんです。私の家の場合、ガスコンロと灯油ポンプの電池が単一電池です。単一電池の充電池を私は見たことがないので、充電池を使いたいなら、このようなスペーサーを使用するしかありません。単一電池って今では使用する場所もレアになりましたが、まだ使う場所が確実にあるんです。
電圧も容量も品質十分
この充電池の単三の計測結果は下の写真の通りとなりました。電圧が1.31V、充電容量が107%。電圧(パワー)と充電容量ともに全く問題ありません。
そして写真がエネループの試験結果。電圧は1.34Vで充電容量は115%。さすがエネループです。
そしてこの充電池の単四電池の試験結果。電圧は1.35Vで、容量は117%。こちらも優秀。
しして単四のエネループ、電圧1.35V、容量117%。
汎用充電器で充電できる
この充電池は当然ですが、汎用の充電器で充電できました。エネループの充電器は勿論、100円ショップの充電器でも充電できることを確認。問題は何もありませんでした。エネループの充電器の場合、エネループを充電しているときと同じく、この充電池でも残量によってLEDライトの色はきちんと変わりますし、満充電になったらきちんとLEDライトが消えました。
下の写真が充電完了した状態。きちんとLEDライトが消灯しています。
容量が多い
1番驚いたのは容量が多いことです。通常タイプのエネループの場合、容量は1900mAhです。一方、この充電池はなんと2800mAhでした。
電池の容量は一般的なエネループの1.47倍です。エネループプロと言う、大容量タイプのエネループもあるのですが、そちらでも2450mAhなので、それと比べても1.14倍です。それでいて値段は格安ですからね。ありがたいです。
気になるところ
最後に使用してみて気になったところを挙げていきます。
充電器が無い
デメリットではありませんが、唯一気を付けるべき点としては、充電器が付属していないことです。前述もしたように、一般的な充電器は何でも使えるので、自分で別途購入するか、元から持っている物を使うかになると思います。もし充電器を持っていない方は、100円ショップで購入しても良いのですが、100円ショップの物は1度に2本しか充電できません。これは充電池の本数が多いセットなので、Amazonで売っている充電器を購入した方が良いかもしれません。
総評
エネループは価格が高い…けど100円ショップの充電池は質が不安…との方に最適な充電池だと思います。100円ショップの充電池は最初は良いんです。ただ、長く使っていくと段々パワーがなくなっていくのが実感として分かります。また、自然放電量が凄く、1年2年使用していると、充電してから数週間放置するとろくに使えなくなってしまいます。その点、エネループは自然放電量が極端に少なく、充電後1年経過しても90%電力が残っているんです。これがエネループの1番の強みでアリ、他には真似できず、人気ナンバーワンになる所以です。
この充電池はエネループほどではありませんが、自然放電の量は100円ショップの物より圧倒的に少ないです。1週間ほどの自然放電の容量を調べただけですが、十分使えるエネループだと思います。また、何より容量が多いので、無線マウスなど、消耗量が多い機器に役に立ちます。
こんな人にお勧め
- 安いエネループが欲しい人
- セット内容が豊富なエネループセットが欲しい人
- 容量が多いエネループが欲しい人
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