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名探偵コナンらしくない名探偵コナン
これは良くも悪くも名探偵コナンらしくない名探偵コナンの映画です。
脚本家が相棒シリーズの方と言う事もあり、話が本当に相棒そっくりです。偶然の事故から殺人、無意味な逃亡、工作から犯さなくて良い罪を犯して悲しい結末。相棒テイストまんまですね。それだけに名探偵コナンらしい話ではなく、他の劇場版と作風がかなり違っています。これを良しとするかどうかは人それぞれになります。
海外ドラマで流行のダブルケース
昨今の海外ドラマで良くありますが、別個の2つの事件(ケース)が並行して起こり、それぞれに犯人がいて、それぞれに解決していくという話の作りになっています。2つの事件が並行して起こることにより、より事件が複雑に見え捜査する側が混乱します。視聴者も考えながら見ないとわからなくなるので目が離せない。そんな効果を狙った話の作りなんでしょうね。
ただそういう目が離せない、視聴者を画面に釘付けにするというメリットがあると同時に、話が複雑になるので、少し目を離すと話が全くわからなくなったり、子供や何も考えずに楽しみたい人には、難解になるというデメリットもあります。
子供には難解
今回の名探偵コナンは子供にはまず理解不能でしょうね。相棒の脚本家を起用した時点で、今作のターゲットが子供かどうかと言う議論は起こるのでしょうが…。
某国スパイ(とは言っても顔つきや不審船というキーワードから考えると十中八九北朝鮮でしょうが)の潜入とイージス艦に上がった死体(左腕)の事件で犯人が違うので、子供がこれを見て楽しめたのかどうかは疑問です。
事件解決後が長い
今作が他の名探偵コナン劇場版と違う部分がまだあるのですが、某国スパイの事件と自衛官殺人事件が解決した後が長かったです。
基本的に名探偵コナンは事件が起こって推理して解決して終わりの流れなのですが、今回は事件が完全に解決したあとの蘭の捜索に20分くらい使ってました。その時間があるならもっと本編の事件部分をじっくりできたのではないかなと。この辺も今回名探偵コナンらしくない名探偵コナンでした。
こんな人にお勧め
- 名探偵コナン好き
- 相棒が好き
大人向けの名探偵コナン
この名探偵コナンは大人向けの映画になっています。明らかに子供向きの話ではないですし、わかりやすくもないですからね。
相棒や海外ドラマが好きな人は名探偵コナンを抜きにして面白いと思うんじゃないでしょうか。
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