「骨伝導ヘッドホン OpenMove/AfterShokz」レビュー ~耳が一切痛くならない、塞がれない~

今回レビューするのは、AfterShokzさんの骨伝導ヘッドホン『OpenMove』です。

 

それでは早速レビューを書いていきたいと思います。

 

特徴

  • 【オープンイヤーデザイン&コンパクトな本体】 Aftershokz骨伝導ヘッドホンは、特許取得済みの骨伝導技術とオープンイヤースタイルにより、安全性と衛生的なオーディオ体験と、これまでにない新しいライフスタイルを提供します。わずか29g(100円玉6枚ぐらい)の超軽量ボディにはなめらかな素材を採用し、長時間の装着でも痛くなりにくい特徴を持っています。また、メガネをお使いの方でも干渉せず骨伝導ヘッドホンを楽しめます。
  • 【Bluetooth5.0 & ノイズキャンセリングCVC8.0】 Bluetooth5.0を搭載し、通信速度、通信距離、安定性が飛躍的に向上。従来のBluetoothヘッドホンの通信問題、音飛び、途切れも大きく改善されました。また、CVC8.0ノイズキャンセリング技術で、通話中の雑音や周囲のノイズを有効に抑制し、相手の声が聞き取りやすくて快適な通話を実現します。テレワークやビデオ会議にピッタリです。
  • 【バッテリー長持ち&iOS残量表示】 高性能リチウムバッテリー内蔵により、連続通話時間最大6時間、待機時間240時間で通勤&通学をより楽しい時間に。スマホのホーム画面上にBluetooth イヤホンのバッテリー残量が表示されます。自動ペアリングはもちろん搭載、電源をつけた際に一度接続を行ったデバイスへ自動的にペアリングを行います。
  • 【ステッカー5種類同梱&イコライザー3種類搭載】 季節や服装などに合わせてステッカーを張り替えれば、ヘッドホンをファッション感覚で楽しめます。さらに3種類のイコライザーを搭載し切り替えも簡単です。防水性能IP55により、スポーツによる汗、突然の雨などでも問題なし。しっかりとフィットして、はずれにくいのでヘッドホンを付けたままヨガ、スケートボード、ヒップホップダンスなどもOK。街中でも室内でも、どんな場所でもオーディオを楽しみましょう。

 

長所と短所

  • ◎耳を塞がないので耳が疲れない、痛くならない
  • ○自転車やバイクでの使用も可能
  • ○音質、受信感度、遅延問題なし
  • △ある程度の音漏れはある
  • ○音量、曲の変更がヘッドホンのボタンからできる
  • ○音楽でのバッテリー持ちは約10時間
  • ○IPX55の防塵、防水性能
  • ○眼鏡をしていてもその上から装着できる

 

外観

パッケージ外観
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セット内容

パッケージ内容は画像の物で全てになります。

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骨伝導ヘッドホン。

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USB Type-Cケーブル。

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耳栓。

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収納袋。

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クイックスタートガイド。日本語。

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安全上のご注意。日本語ページあり。

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説明書。日本語ページあり。

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動画

 

使用した感想

◎耳を塞がないので耳が疲れない、痛くならない

骨伝導ヘッドホンなので、耳の穴を塞ぎません。また、画像のように耳たぶにサラサラしたイヤーフックを軽く掛ける感じになるので、長時間装着しても耳たぶも痛くなりません。耳たぶも耳の穴も痛くならないことが骨伝導ヘッドホンの特徴です。

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骨伝導ヘッドホンにもいくつか種類があります。イヤーパッドををどこにくっつけるかです。この骨伝導ヘッドホンは、画像のように耳の前のこめかみあたりになります。逆に、耳たぶの後ろの皮が薄いところに当てる物もあります。

 

耳たぶ前にくっつける利点としては、骨伝導の能力が高くなくても、耳の穴のすぐ側で音が出るため、小さいスピーカーとしても機能することが挙げられます。

 

この骨伝導ヘッドホンは小さくて軽いです。手の平に軽く乗ってしまうほどです。耳の後ろに来る部分はケーブルではなく、細くて柔らかい板状のシリコンになっています。

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イヤーパッドは百円玉より一回り小さいくらいです。このイヤーパッドがこめかみ部分に当たり、そこから音が耳に伝わります。

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重さは29.2g。最近流行りの完全ワイヤレスだと10g程度なので重い印象を受けますが、実際にはイヤーフックで重量は分散されますし、イヤーパッドが頭を挟む力でも装着されるので、装着していて重さが気になることは一切ありません。

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装着感は非常に良いです。イヤホンを耳の穴に入れると痛くなるとか、ヘッドホンをすると耳たぶが圧迫されて嫌だとか、そのようなデリケートな耳の方には骨伝導は合っていると思います。

 

○自転車やバイクでの使用も可能

近年、自転車やバイクでの両耳イヤホンやヘッドホンは禁止されました。理由は周囲の音が聞こえなくて危ないからです。しかし、このような骨伝導ヘッドホンの場合、周囲の音は完全に聞こえるので問題ありません。

 

周囲の音は完全に丸聞こえです。なにせ耳の穴は一切塞いでいないのですから。ジョギング中などでも、後ろからくる車の音や、角の死角にいる人の声、足音などがハッキリと分かるレベルです。

 

逆にこのスタイルの不便な点だと、装着したまま横になれないことでしょうか。画像のように後ろが浮いた形になるので、ここが枕に当たってヘッドホンがズレてしまいます。

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後ろが浮いていることのメリットもあります。ケーブルなどが首の後ろや衣服に一切触れない構造なので、衣擦れなどのタッチノイズが発生しません。

 

ケーブルありのイヤホンを使用したことがある方なら経験があると思いますが、ケーブルが体や衣服に擦れる音は結構大きく、イヤホンまで伝わってきます。これが一切ありません。

 

頭を激しく動かすようなスポーツでも、後ろが浮いているのは最適です。動きを一切邪魔しません。

 

後ろのバンドは柔らかいシリコン製で、プラスチックよりもはるかに柔軟性があり、画像のようにグネグネ曲がります。これだけ曲げても破損する気配すらありませんでした。バッグに適当に放り込めますし、横になってしまって負担が掛かっても問題ありません。日常の使用でここが壊れることはないはずです。

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街中でもサイクリングをしている方をよく見掛けますが、そのときに音楽を聞きたい場合は、このような骨伝導ヘッドホンか、無線の片耳イヤホンがお勧めです。

 

○音質、受信感度、遅延問題なし

音質は骨伝導としては良い方だと思います。スマホで接続すると、AACに対応していることが分かります。高音でも低音でも破綻は感じていません。

 

音質 概要
対応コーデック A2DP、HSP、HFP、AND、AVRCP、AAC
高音 割れたり歪んだりは感じず
低音 割れたり歪んだりは感じず
音ズレ スマホで映画を観て感じず
音質評価※1
★★★★☆

※1 同タイプの他の物と比較しての評価(相対的評価)

 

受信感度は最強レベルです。いつもの実験で、下記のように全てで音が一切途切れることはありませんでした。部屋でスマホから音楽を再生。8m離れたところで料理を作る。その間ずっと気持ちよく音楽やラジオを聴くなんて使い方もできます。

 

条件1 概要1 結果1
場所 屋内 音が途切れることなく聞こえる
距離 8m
建造物 鉄骨
障害物 間に木の扉2枚
条件2 概要2(概要1に加えて) 結果2
同上 受信部分を手で覆う 音が途切れることなく聞こえる
条件3 概要3(概要2のあとに) 結果3
同上 受診部分から手を離す 音が途切れることなく聞こえる
受信感度評価※1
★★★★★

※1 同タイプの他の物と比較しての評価(相対的評価)

 

△ある程度の音漏れはある

構造上どうしてもしても音漏れはします。耳の穴にイヤホンを入れるわけでもなく、ヘッドホンのように耳を覆うわけではありません。出た音を振動と一緒に骨から鼓膜に伝える物です。顔の形にもよりますが、密着具合によっては音漏れが気になるかもしれません。

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満員電車などでは少し気にした方が良いかもしれませんが、ジョギングやサイクリングなど、その場をすぐに離れてしまうような使い方の場合、気にしなくても大丈夫です。音漏れがあるとは言っても、さすがにそこまでではありません。

 

音漏れが気になる場合、同メーカーの上位版を検討して見てください。そちらのレビューもしていますが、音漏れはこちらよりもずっと少なかったです。

 

○音量、曲の変更がヘッドホンのボタンからできる

ペアリングは簡単です。骨伝導ヘッドホンの右側下にある+/電源ボタンを、LEDライトが赤と青で点滅するまで3秒ほど長押し。スマホなど接続端末のBluetooth機能で検索。『OpenMove by AfterShokz』が出てくるので選択。これだけです。接続も早くキビキビしていました。

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ボタンは3つあります。左側イヤーパッドの表面には、一時停止/再生、受話や切断ができる『マルチボタン』。また、2回押すと曲送り、3回押すと曲戻しになります。銀色の少し出っ張った部分です。これは押しボタン式で、押すとへこみます。

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右側下には『+/電源ボタン』と『-ボタン』。+/電源ボタンは長押しで電源のオン、オフ。さらに長押しでペアリングモード。

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操作割り当て 操作方法
電源オン マルチボタン:長押し2秒(更に長押しでペアリングモード)
電源オフ マルチボタン:長押し3秒
再生 マルチボタン:1回押し
一時停止 マルチボタン:1回押し
音量アップ +ボタン:1回押し
音量ダウン -ボタン:1回押し
次の曲 マルチボタン:2回押し
前の曲 マルチボタン:3回押し
ミュート +ボタンと-ボタン:2秒同時押し(3秒長押しでイコライザー切り替え)
リセット
  1. ペアリングモードにする
  2. マルチ、+、-ボタンを2回のビープ音が鳴るか、3~5秒同時に長押し
  3. 電源をオフにする

 

ユニークな機能もあります。まずはイコライザー機能。+と-ボタンを3秒長押しするとイコライザー(音質、音響)が変わります。イコライザーは3種類で、スタンダードモード、ボーカルモード、プラグモードとなります。

 

もう1つはバッテリー残量のお知らせ機能。音楽が停止中、+か-ボタンを押すと音声で知らせてくれます。知らせてくれる種類は下記のようになります。

 

  1. バッテリーは充電されています
  2. バッテリーはおよそ半分です
  3. バッテリーは残りわずかです
  4. 充電してください

 

△音楽でのバッテリー持ちは約6時間

音楽再生は6時間とのことですが、実際に実験してみました。その結果は下表の通りとなります。

 

条件 仕様上 実験結果
両耳での音楽再生 6時間 ▲10時間28分
充電 2時間 ▼1時間26分
バッテリー評価※1
★★★☆☆

※1 同タイプの他の物と比較しての評価(相対的評価)

 

音楽再生の実験結果。

 

実験の結果、仕様を大きく上回る数字を叩き出しした。これは誤差の範囲を超えているので、おそらくどの個体でもこれくらい持つと思われます。

 

イヤホンやヘッドホンは、音量にバッテリー持ちが大きく左右されるので、今回長く持ったポイントはそこかもしれません。とは言え、音を意図的に小さくしてはいません。むしろ普通よりも少し大きい音量で再生しました。

 

充電の実験結果。

 

嬉しい点は、充電で使用するUSBがType-Cであること。裏表の属性がないので適当に脱着しても問題ありません。

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充電中はLEDランプが赤色点灯し、充電が完了すると青色に変わります。

 

○IPX55の防塵、防水性能

防塵と防水性能も備えています。IPの次の数字が防塵性能を表し、最後の数字が防水性能を示しています。

 

防塵性能の5とは、下表に当て嵌めると上から2番目で、『動作異常になるほどの粉塵が侵入しない』となっており、実質なにをしても問題ありません。

 

防水性能の5とは、『あらゆる方向からの直接噴流水からの保護』となっています。普通の雨程度なら問題ありませんが、台風やゲリラ豪雨なんかだと危ないです。スポーツ時の汗程度ならなんら問題はありません。

 

以上のことから、日常生活で問題になるようなことはないと思います。前述したように、サイクリングやジョギングなどのスポーツ時でも大丈夫とは、このようなことからも言えると思います。

 

○眼鏡をしていてもその上から装着できる

画像では分かりづらいかもしれませんが、イヤーパッドの手前でイヤーフックが少し外に膨らんだ形をしています。そのため、眼鏡をしたままでも装着に問題はありませんでした。場合によっては眼鏡の上から装着する場合、耳たぶを少し開くような動作が必要ですが、手間があるとしたらそれくらいです。プラスチックの太い眼鏡でも大丈夫でした。

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眼鏡をする前にもしてみましたが、眼鏡の上からするのと全く感覚は同じでした。無理して眼鏡の前に装着しなくても、眼鏡をしたあとからの装着で大丈夫です。

 

総評

骨伝導なので、なんと言っても耳が痛くならないこと。外界の音が完全に聞こえることが特徴となります。

 

一般的なイヤホンだと、特に長時間使用する場合、耳の穴や耳たぶが痛くなってくる場合があるのですが、これはそれがありません。耳がデリケートな方にもお勧めですし、長時間装着するような方にも向いているスタイルです。ただ、構造上音漏れは普通のイヤホンやヘッドホンよりはします。満員電車などで使用する場合には気をつけてください。

 

この商品は廉価版なので、もっと高機能、特に音漏れがしない骨伝導ヘッドホンをお探しなら、上位版の『AfterShokz Aeropex』を検討してしてください。

 

こんな人にお勧め

  • 耳が痛くならないイヤホンやヘッドホンが欲しい人
  • 骨伝導ヘッドホンが欲しい人
  • 眼鏡の上から装着できる骨伝導ヘッドホンが欲しい人

 

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