今回レビューするのは、TENKERさんのミニプロジェクター『43205-18186』です。
ミニプロジェクターと言うだけあり、手の平に乗るくらいの大きさです。
それでは早速レビューを書いていきたいと思います。
目次
特徴
- 【色再現性に優れたDLP技術採用】DLP採用で100ルーメンの明るさや1000:1高いコントラスト比により、細部までくっきり映った画面を楽しめます。最大解像度は1920*1080に達して鮮やかな映像を投影できます。モバイルプロジェクターなので家庭での写真や動画投影に最適です。(ご注意:本製品は大型ビジネス会議、プレゼンテーションにお勧めません)
- 【WiFi機能付き&スピーカー内蔵】ミニプロジェクターはWi-Fi機能搭載して タブレット、スマホなどはWIFI接続して投影できます。映画、ゲーム、写真やネットなど全部映写できます。スピーカーも内蔵して、本体から直接音を出すこともできます。(Android、iOS端末にMiracast、Airplayがご対応する必要がございます。
- 【バッテリ内蔵&HDMIケーブル付属】2500Mahバッテリーが内蔵で、フル充電で1.5時間駆動することができます。本体の電池が少ない時モバイルバッテリを使って充電可能です。HDMI入力端子付属してパソコン、スマホ、タブレット、ゲーム機など繋いで大画面で高品質の映像や音楽を楽しめます。
- 【小型軽量&携帯便利】本体サイズは5.5×5.5×5.5CMです。本体の重量はわずか168gで片手で持てます。旅へも持ち運びやすく、わずかなスペースにも収納可能です。また、小型会議やプレゼン、出先でもお気軽に使用できます。いつでもどこでも映り出せます。
長所と短所
- ○手の平に乗るくらいの超極小
- ○SDカードが使用できる
- ○意外と静か
- ◎超至近距離でもしっかり投影される
- △USBメモリが使えない
- △出力される映像は854×480
- ×歪み補正機能がない
外観
パッケージ外観
パッケージ内容
セット内容
- プロジェクター
- リモコン(電池付き)
- ミニ三脚
- HDMIケーブル
- ミニHDMI変換ケーブル
- 電源ケーブル
- ACアダプター
- 保証書
- 説明書
写真と動画
外観
プロジェクターは非常に小さく手に乗るほどです。
HDMI出力ができます。また、ヘッドホンも使用可能。
100円玉と比較するといかに小さいかがお分かりいただけると思います。
重量は166.4gと超軽量。
付属品一式。
動画
使用した感想
○手の平に乗るくらいの超極小
まず驚くのはその小ささです。重さも170gを切るくらいなので、持ち運びにも便利です。また、内蔵で2500mAhのバッテリーがあるため、フル充電で1時間30分の稼働が可能です。ちなみに、給電しながらの使用が可能なので、長時間の映画などを観る場合は、USBで給電しながら使えばバッテリー持続時間は気にしなくても良くなります。
これだけ小さくて軽く、内蔵バッテリーも搭載しているので、持ち運びも手軽にできます。友人の家に持っていく、旅行や出張で持っていくなんてことが何に荷物にもならずにできます。前述もしたように、USBケーブルでの給電この一助になっています。今はスマホが普及したおかげで、どこでもUSBケーブルがアリ給電できますからね。持っていってよそで使うことが容易な大きさ、造りなんです。
後述しますが、この小ささと軽さにも関わらず、普通のプロジェクター並みの機能を備えています。
○SDカードが使用できる
このプロジェクターはHDMIで映像を出力できるだけではなく、SDカードに入れた動画や音楽の再生もできます。主な動画や音楽のファイル形式は網羅しています。
SDカードに動画や音楽ファイル補放り込み、リモコンで選択して再生するだけです。細かい設定はありません。ただ、下のメニューバーに出てきた物を選択し、ファイルを選択するだけなので、機械音痴でも問題なく使用できると思います。複雑な設定なんかがあるとわからない方には最適です。
○意外と静か
プロジェクターは動作音…と言うか、本体の熱を冷ますファンの音が大きい物が多いです。そして、本体(ファンが)が小さくなればなるほど音がうるさくなる特性があります。なので、このプロジェクターも、手の平に乗るくらい小さいので、五月蠅いことは覚悟していましたが、思ったよりは五月蠅くはありませんでした。
勿論、無音とか静音と呼ぶには厳しいところですが、少なくとも五月蠅くて仕方がない、肝心の動画の音が聞こえないなんてことはありません。真横にプロジェクターを置いて動画を見ると、五月蠅すぎて見ていられないプロジェクターもあるのですが、これは真横に置いてみても見ていられるくらいは静かでした。
◎超至近距離でもしっかり投影される
驚いたのは超至近距離でも投影した映像のピントが合うことです。写真では光の加減で映像がきちんと見えていませんが、この20cmくらいの距離で完璧にピントが合い、文字もきっちり見えるくらいに綺麗に投影されていました。
これまで私が使用してきたプロジェクターでは、こんな至近距離での投影は到底無理でした。まあ、一般的な大きいプロジェクターで、その至近距離で投影して見る必要がないというのもあるのでしょうが、この至近距離でもピントが合ったのには驚きました。
画像でも光の加減で撮影は難しいのですが、至近距離で小さい画面として見ることもできるので、応用範囲は広いプロジェクターだと思います。また、逆に遠く離れての投影も問題なく、最大で100インチの画面になるようです。
手の平に乗るほどの大きさながら、至近距離でも遠距離でも使えるということは、狭い部屋でも広い部屋でも使えると言うことです。どんな場所でも使えるので便利です。
△USBメモリが使えない
プロジェクターでSDカードは使用できるのですが、USBメモリは使用できませんでした、一般的な大きさのプロジェクターだと、安価な物でもUSBメモリも使えることが多いので、これは小さいからUSB端子が設置できなかったってことでしょう。どうしてもUSBメモリを使用したい方は注意が必要です。
△出力される映像は854×480
出力される映像の解像度は854×480です。高級なプロジェクターでも、出威力される映像の解像度はがフルハイビジョンな物は中々ないので、プロジェクターとはこういう物だと思ってください。TVのモニタのように、きちんと配列されたドットに映像を映すわけではないので、これでも十分綺麗でした。勿論、文字を読むのもなんの違和感もありません。
×歪み補正機能がない
唯一気になった点としては、歪み補正機能が付いていないことでしょうか。上に向けたり下に向けたりすると、映像が台形になってしまうのですが、それを補正できません。映像を映したい場所と同じ高さに揃えてやる必要があります。
総評
手の平に乗るくらいの小さくて軽いプロジェクターながら、一般的な大きさのプロジェクターと機能はほぼ変わりませんでした。使い勝手として唯一気になったのは歪み補正機能がないことです。これは、購入前にどのような位置で使うのか想定して考えた方が良いと思います。
それ以外だと、映像の綺麗さは一般的な大きなプロジェクターと一切変わりませんし、ピント合わせは柔軟ですし、設定することもほぼなく、ソースから映像や音楽を選んでいくだけなので、初心者でも使える簡単さです。そそいて、なによりも極小のキューブ状なので、簡単に持ち運べますし、外に持っていかないにしても、片付けるのが非常に楽で、押し入れにしまっても全く邪魔になりません。
一般的な大きさのプロジェクターだと、かなり大きく重いため、設置が大変ですし、仕舞う場所も考えなければならないのですが、これは小さい引き出しの中にすら入ります。小さいことのメリットを考えると、非常に使い勝手の良いプロジェクターだと思います。
こんな人にお勧め
- 小さいプロジェクターが欲しい人
- 持ち運びしやすいプロジェクターが欲しい人
- 至近距離で投影できるプロジェクターが欲しい人
- USBメモリを使いたい人
- 歪み補正機能が必須な人
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