目次
特徴
- 【省エネ、長寿命のランプと最新の冷却システムを採用】このLEDプロジェクターは最新の冷却システムが採用して、ファンの音が普通のプロジェクターより静かで気になりません。また、ランプの寿命は20000時間になりますので、安心で使用できます。
- 【大画面で3000ルーメンの高画質】3000ルーメンの明るさに加えて、854*540の高解像により普通のミニプロジェクターより50%明るいです。また、本製品は1080P入力対応の高解像度の小型プロジェクターです。32~120インチの大画面でお気に入りの映画を鑑賞でき、この不思議で素晴らしい世界を楽しむことができます。
- 【小型で多機能インターフェース】269*210*104mmのコンパクトサイズで持ち運びやすいホームプロジェクターです。AV VGA USB*2 HDMI*2 3.5イヤホンなどのインターフェースを搭載しました。HDMIポートでは、パソコン、スマートフォン(androidの場合、MHL機能が必要)やタブレット等の他のHDMI出力機能搭載の設備と接続できます。
- 【台形歪み補正機能つき、フォーカス対応、天吊りが可能】画面が台形になっているのを適正な画面の形に補正することが可能です。それに、マニュアルフォーカスで、フォーカスを当てることができます。また、画像を360°反転する機能が付いておりますので、正面/背面/天吊りという3つの投写方法により、卓上または天井からの吊り下げ設置が可能です。小会議室からホールまで、さまざまな場所に柔軟対応!
長所と短所
- ○映像が明るいのでくっきりはっきり見える
- ○台形歪み補正機能付きなので設置場所を選ばない
- ○天井吊り下げが可能
- ○色々な端末やファイル形式の再生に対応している
- ○操作が簡単
- △854×540なので高解像度ではない
はじめに
今回レビューするのは、WIMIUSさんのプロジェクター『T7』です。
それでは早速レビューを書いていきたいと思います。
外観チェック
箱はトータル約80cm強で、さすがにプロジェクターだけあり結構大きい箱です。綺麗な箱で高級感があります。
パッケージ内容は、プロジェクター、リモコン、電源ケーブル、VGAケーブル、AVケーブル、AVケーブルのオーディオ変換ケーブル、HDMIケーブル、レンズクリーナー、ワランティカード、サンキューカード、説明書。
プロジェクターは表面に指紋が付かないようにマット処理がされていました。高級感があります。
上面に各種ボタン類があります。また、焦点を合わせるためのツマミと、台形歪み補正のツマミもレンズそばにあります。
端子類は全て裏面に集中しています。豊富な機器の映像を出力することができます。
裏面にはゴム足が四隅にあるので設置した後は滑りません。
リモコンの動力は単四電池2本です。電池は付属していません。
電源ケーブル。
HDMIケーブル。
AVケーブル。
AVケーブルの変換ケーブル。
VGAケーブル。
レンズクリーナー。
ワランティカード。
サンキューカード。
説明書。
説明書にはきちんと日本語ページがありました。
以上、外観チェックでした。
動画チェック
映像が明るいのでくっきりはっきり見える
出力される映像の明るさ(光の強さ)は3000lm(ルーメン)です。蛍光灯で最も売れているパナソニックさんのパルックが2480lmなので、それよりも500lm以上明るい光が出力されることになります。
プロジェクターの出力される映像が明るいとどんなメリットがあるかと言えば、簡単に言うと明るい場所でも映像が見やすいと言うことです。プロジェクターは基本部屋を暗くして見るのですが、暗室のように光が一切ない状況にするのはなかなか家庭では難しいです。カーテンから透ける太陽の光、部屋にある家電の明かり、隣の部屋から漏れる明かり等々。このように、多少の明かりがあろうともプロジェクターの映像を綺麗にくっきり映し出してくれます。
これだけ明るい映像だと、部屋の蛍光灯を全灯にしても一応見ることができました。とは言え、さすがに蛍光灯の明かりとの差が500lm程度になってしまうので、非常に薄い映像で字幕を読むのは厳しいレベルです。なので、いくら明るい映像とは言え一応部屋の電気は消した方が良いです。部屋の電気を消して、軽くカーテンでも閉めれば、それほど神経質に暗室を作らずとも、綺麗な映像を見ることができました。
部屋の明かりを全開にして映像を出力した様子が下図になります。
部屋を暗くして映像を出力した様子が下図なので、やはり色は薄くなりますが、部屋の明かりを全開にしてもある程度見ることが可能でした。かなり明るい映像だと思います。
台形歪み補正機能付きなので設置場所を選ばない
このプロジェクター台形歪み補正機能があります。台形歪み補正機能のないプロジェクターだと、真正面に映像を映し出さないと、映し出される映像が正確な長方形ではなく台形の家像になってしまいます。これを補正して長方形に直すのが台形歪み補正です。台形歪み補正機能の調整は、上面にあるツマミをちょっと回すだけです。
具体的にどのような状況で使うかと言うと、テーブルに置いたプロジェクターの角度を少し上に向けて映像を出力する場合などです。なかなか映像を移す場所の真正面に来るように、角度を一切つけずにプロジェクターを置くのは難しいんです。そんなあつらえたような高さがピッタリの台なんて家庭にありませんからね。そのようなときに上や下に角度をつけて映像を出力することになるんです。このように角度をつけて映像を出力しても、台形にならずに補正してきちんと長方形にしてくれるので、プロジェクターを一般家庭で手軽に使うには必須の機能です。
例を1つ挙げると、下図のように角度をつけると台形に歪んでしまいます。
このように台形に歪んでしまった映像を台形歪み補正機能のツマミを少し捻ると、下図のようにきちんと綺麗な長方形へと修正してくれます。
天井吊り下げが可能
台形補正機能だけではなく、360度映像を回転させる機能もありました。これは天井に釣り下げて映像を出力する際に使用する機能です。
当然ですが、プロジェクターを逆さまに吊り下げることになるので、そのままでは映像が上下逆になってしまいます。これをきちんと通常の映像に戻してくれる機能があります。
プロジェクターはテーブルなどに置いておくと邪魔になるので、天井に吊り下げてスペースを有効活用したい方もいると思いますが、そのような場合に有用な機能です。
色々な端末やファイル形式の再生に対応している
HDMI端子やVGA端子、AV端子でTVやPCの画面を出力できるだけではなく、USBメモリに入った動画ファイルを再生することもできました。
特にUSBメモリに動画を入れて再生するのは非常に便利でした。PCにある動画をUSBに入れ、入力ソースでUSBを選んでファイルを再生するだけです。音もきちんとプロジェクターから出ました。
操作が簡単
操作はパネル型のメニューで、設定したい項目を上下ボタンで選択していくだけなので、直感的で説明書を読まずとも操作できました。
また、リモコンが付属しているので、ファンの音がうるさいので遠くに置き、リモコンで操作をすることも可能です。リモコンの動力は単四電池2本なのですが、こちらは付属していませんでした。自分で電池は別途用意する必要があります。
気になるところ
最後に使用してみて気になったところを挙げていきます。
854×540なので高解像度ではない
出力される解像度は854×540なので、決して高解像度とは言えません。ただ、これまでいくつもプロジェクターを使用してきましたが、壁などに映像を出力することを考えると、この解像度でも十分綺麗で字幕も気持ちよく読めます。
下図を見ていただければ分かりますが、十分綺麗で気持ちよく映像を見ることができるレベルだと思います。
ちなみに、入力で利用できる動画の解像度はフルハイビジョン(1920×1080)に対応しているので、手持ちのフルハイビジョン動画もそのまま再生できます。
総評
プロジェクターとしては一通り機能が揃っていました。入力で使用できるケーブルは、HDMIケーブル、VGAケーブル、AVケーブルです。TV、PCは勿論、変換アダプタを使用すればスマホやタブレットの映像を出力することも可能です。また、USBメモリも使用できます。USBメモリに入れたmp4ファイルなどが再生できました。
一般家庭で使用するには必須とも言える台形歪み補正機能もあったので、家庭用のプロジェクターとして何の不便もありませんでした。
こんな人にお勧め
- ファンの音が比較的静かなプロジェクターが欲しい人
- 台形歪み補正機能のあるプロジェクターが欲しい人
- 天井から吊り下げられるプロジェクターが欲しい人
- USBメモリに入れた動画ファイルをプロジェクターで再生したい人
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