目次
特徴
- 【本体サイズ&重量】330mm×330mm×78mm 約3.25kg
- 【電源&充電時間】AC100-240V 50/60Hz 約3~4時間
- 【バッテリー容量】2600mAh 最大100分稼働
長所と短所
- ○スマホからコントロールできる
- ○リモコンが使いやすい
- ○モードが充実している
- ○連続稼働時間100分で十分
- ○勝手に充電される
- ○動作音が静か
- ○吸引力は十分
- △ダストボックスの容量は大きくない
はじめに
今回レビューするのは、ECOVACSさんのロボット掃除機『DEEBOT-N622』です。
それでは早速レビューを書いていきたいと思います。
外観チェック
さすがに掃除機なので箱は大きいのですが、ロボット掃除機なので平べったい箱でした。
パッケージ内容は、ロボット掃除機、充電ドック、ACアダプタ、リモコン、サイドブラシ×4(2本装着、2本予備)、高性能フィルタ予備、スポンジフィルター予備、保証書、クイックスタートガイド、説明書。
ロボット掃除機はまん丸です。前面にバンパーがあるので、障害物に当たると自動で方向を変えて掃除を続けます。
表面は擦ったような模様のマット仕様で高級感があります。マット仕様なので、指紋がベタベタ付かずサラサラの状態が維持されます。
基本的にリモコンでの操作になりますが、リモコンで何かあったときも本体で電源のオンオフや掃除の開始や停止の基本的な操作ができます。
ダストボックスは指先だけで取り外すことが可能です。一切力が必要なく、サッと取り外すことができました。
小さいロボット掃除機なので、さすがにダストボックスは小さめです。5回も10回も掃除して溜めておける容量ではないので、定期的なゴミ捨てが必要になります。
ダストボックスは簡単に上下に真っ二つに開くので、簡単にゴミ捨てが可能です。慣れれば手が汚れることもありません。
裏面のはタイヤやメインブラシ、落下防止センサーなどがあります。
掃除が終わるかバッテリー残量が少なくなると、自動的にロボット掃除機は充電ドックに帰還します。勿論、リモコンで充電を指示することも可能です。
充電ドックに繋げておくACアダプタ。充電ドックだけでは無く、ロボット掃除機本体に直接繋いで充電することも可能です。
リモコンは液晶表示部分が大きく、情報量も多いので使いやすかったです。デオ差には単四電池2本が必要ですが付属していないので、別途用意する必要があります。
ロボット掃除機自体のの汚れを取る掃除ブラシ。
サイドブラシ4本。
本体に装着する再度ブラシは2本なので、残りの2本は予備となります。
高性能フィルターとスポンジフィルター。本体にも装着済みなのでこちらは交換用、予備となります・。
保証書。
クイックスタートガイド。
クイックスタートガイドは文字での説明は一切無く図解のみでした。どの国の人にも分かるようにとのことでしょう。図解は大きく分かりやすかったです。
説明書。
説明書は日本語部分がたっぷりありました。リモコンでのスケジュールの組み方なども細かく手順が書いてあるので、初心者でも問題なく理解できると思います。
以上、外観チェックでした。
動画チェック
スマホからコントロールできる
ロボット掃除機はいくつか使用してきましたが、スマホでコントロールできる物は初めて使用しました。インストールするアプリは下記の物になります。
アプリの操作自体は直感的で分かりやすく、リモコンとして何の問題もなく使用できますが少しだけ癖があります。
- wifi接続が必要
- 初回起動時にユーザー名、メールアドレス、パスワードの登録が必要
- 初回起動時にリモコンが必要
(1)は現在家にwifi環境がある方は問題ありませんが、無い場合は無線ルータ等、必要な機器を購入してwifi環境を構築するか、スマホでのコントロールを諦めるかになります。携帯ので3Gや4G回線でコントロールするわけではありませんし、直接このロボット掃除機とスマホが接続されるわけではないので注意が必要です。ただ、後述しますが、スマホでコントロールできなくても、付属のリモコンが使いやすく優秀なので、特にスマホでのコントロールにこだわる必要はないかと思います。
(2)はネットワークカメラなどでもそうなのですが、セキュリティ上アカウントの登録が必要な機器が多くなってきました。このロボット掃除機も初回起動時にユーザー名、メールアドレス、パスワードの登録が必要でした。他人に操作されないようにするための対策として必要なのでしょうが、管理するアカウントが増えることは面倒でもあります。
(3)も初回登録時のみに必要なことですが、スマホアプリを使用できるようにするためには、付属のリモコンでのwifiボタン長押しが必要になります。スマホでコントロールするにしても、最初はリモコンでの操作が一部必要になるので注意が必要です。
(2)と(3)は初回起動時だけに必要な要素なので、それ以降は必要ありません。アカウントもリモコンも意識することなくスマホでこのロボット掃除機をコントロールできるようになります。1度設定してしまうと、スケジュール管理やバッテリー残量の確認など、綺麗で大きなスマホの画面でできるので便利です。
リモコンが使いやすい
スマホでのコントロールに拘りがなければ、付属のリモコンでの操作も十分使いやすかったです。液晶画面がきちんと付いているので、スケジュールの管理や登録も問題なくできました。リモコンの形状はTVなどと似ていて、私たちに馴染みがある形状とボタン配置なので、説明書を見ずとも基本的なコントロールをすることができました。
モードが充実している
このロボット掃除機にはいくつかモードが実装されていました。
- 自動モード
- シングルルームモード
- 壁際清掃モード
- 集中清掃モード
(1)の自動モードは、自動で部屋や家全体を掃除するモードです。基本的にはずっとこれで問題ありません。
(2)のシングルルームモードは、その名の通り一部屋を効率的に掃除するモードです。
(3)の壁際清掃モードは、壁際の汚れを集中して掃除したいときに使用します。
(4)の集中清掃モードは、床の一部をぐるぐる周り掃除するモードで、汚れや埃が溜まっている場所に最適です。
色々モードはありますが、基本的に自動運転モードで事足りると思います。
連続稼働時間100分で十分
ロボット掃除機は基本的に一般的なロボット掃除機よりも吸引力が弱いので、ゆっくり信仰し、何回も行ったり来たりする動きをするので、動いている時間は長めになります。なので、バッテリーは長く持ってくれないと困るのですが、100分持つので全く不足はありませんでした。
勝手に充電される
充電ドックが付属しており、部屋の隅に設置しておくことになります。掃除が終わったときやバッテリーが足りなくなったときに自動的に充電ドックに戻るので、自分で充電をする必要はありませんし、バッテリー残量を気にすることもありません。
ロボット掃除機に限らず、無線機器の場合、バッテリー持続時間がダイレクトに使い勝手に影響します。その点、このロボット掃除機は勝手に充電されるので、自分で何か充電周りでしてやる必要はなにひとつありません。
動作音が静か
ロボット掃除機は長いこと動いているため、動作音は気になるところですが、いくつか使用してきた中では静音の部類だと思います。ただ、やはり静かとは言っても掃除機なので、そばに来たらスヤスヤ眠っているというわけにはいかないと思います。あくまで、TV見ていて邪魔にならないとか、家族との会話や電話の邪魔にならないというレベルだと考えておいてください。
吸引力は十分
ロボット掃除機は一般的な掃除機より吸引力は落ちるのですが、普通に掃除するには十分な吸引力でした。
一般的な掃除機は、空気を吸い込んでゴミを吸い取る構造なのですが、小さいロボット掃除機では基本的にブラシで埃を掻き込んで取り込みます。
実際に使用したところ、短い毛の絨毯で、こんなに矛氏や髪の毛が会ったのかと思うくらいたっぷりゴミを吸い取ってくれました。掃除の能力は全く問題ないと思います。
気になるところ
最後に使用してみて気になったところを挙げていきます。
ダストボックスの容量は大きくない
ロボット掃除機はどれもそうなのですが、本体が薄くて小さいため、ゴミを溜めておくダストボックスの容量は、一般的な手動の掃除機よりも小さいです。なので、頻繁にダストボックスを取り出してゴミ箱に捨てる作業が必要になります。
ただ、ダストボックスは机の引き出しのように簡単に取り外せるので、手間はそれほどではありません。
総評
ロボット掃除機は、スケジュールを組んでおけば勝手に掃除してくれ、掃除が終われば充電ドックに戻り勝手に充電してくれます。自分でやることといったら、ダストボックスからゴミを捨てる作業だけになるので、掃除という作業を生活の中で意識しなくなります。
ルンバやパナソニックのロボット掃除機など、上を見れば8万円や9万円の物もあるのですが、ブランドや高機能にそれほど拘りがなければ、スマホでコントロールできますし、ロボット掃除機と機能も不足はないので、購入候補に入れても良いロボット掃除機だと思います。
こんな人にお勧め
- 安価なロボット掃除機が欲しい人
- 勝手に充電されるロボット掃除機が欲しい人
- ブランドに拘りがない人
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