目次
特徴
- 軽やかなのに、とっても長持ち。大容量の4000mAhバッテリー搭載。圧倒的な大容量バッテリーを搭載。バッテリーの残量を気にせず、インターネットやアプリなどを存分に楽しめます。
- 気分によって変えられる6色バックカバー付。自由に取り外し可能な色とりどりのバックカバーを6色同梱。まるで洋服の色を選ぶように、その日の気分に合わせて スマートフォンを着せ替えられます。(マットブラック/シルバー/ブルー/ピンク/グリーン/パープル)
- 手にフィットする色彩鮮やかな5インチHDディスプレイ。コンパクトボディながら、大きく見やすい大画面5インチHD(1280×720ピクセル)ディスプレイを搭載。お気に入りの動画も思い出の写真も高精細で色鮮やか。毎日がさらに楽しくなります。
- 800万画素の高性能カメラ搭載。セルフィーカメラで自撮りもキレイに。メインカメラ800万画素、サブカメラ500万画素を搭載。シーンに応じたオートモードに加え、美肌モードやパノラマモードなど様々な撮影機能が充実しています。
長所と短所
- ○GPSはやはり使える
- ○タッチ精度は慣れた(解決)
- △SMARTalkが使えない(解決)
- ×SDカードの内部ストレージ化ができない
- ×やはりFreetelLauncherはおかしい
はじめに
今回レビューするのは、FREETELさんのスマホの『Priori4』です。
1日使ってわかったこと、1週間使ってわかったことを以前書きましたが、今回はその後わかった細かいことをまとめておきたいと思います。
気になるところ
まずは気になるところから書いていきたいと思います。
SMARTalkが使えない
私はFUSION IP-Phone SMARTのIP電話(050)を使用しているのですが、その通話アプリであるSMARTalkが使えませんでした。どうもAndroid 6との相性が悪く、使えないとの不具合報告が多数ネット上にあるので、Android 6との相性だとは思いますが、もしかしたらこのPriori4のせいかも知れません。そこは詳しくわからないのですが使えなかったことは事実です。
具体的にどう使えなかったかと言うと、立ち上がって発信も着信もできるのですが、ディープスリープに入ると着信できなくなるんです。Android 6からは、節電システムとしてDozeと言うモードが採用されており、画面オフから20分~1時間たつと、標準でこれがオンになる仕組みになっています。どうもこのモードが原因のようなので、電池設定の除外アプリに入れて見たり、SMARTalkのプッシュ通知を『スリープにしない』に変更したり、できる限りのことはやって何日も実験したのですが結局このDozeに入ると着信しなくなりました。
IP通話アプリは他にもあるので色々試してみました。試したアプリは以下の3つなのですが、全て同じ症状で暫くすると着信されなくなりました。これではデフォルトの電話としては使えません。
- AGEphone
- CSipSimple
- Cloud Softphone
打つ手無しでもう最悪Android 5の端末を購入し直すしかないのかと思ったのですが、最後に試したZoiperと言うアプリでバッチリDozeでも着信してくれるようになりました。これは、このようなIP通話アプリでは更新が最も新しく、しっかりとAndroid 6に対応しているのだと思います。その証拠に、それまでのアプリでは出てこなかった、「電池の最適化から除外しますか?」とのポップアップが出てきました。
また、バッテリー消費も少なく、Zoiperを起動していない状態で、1時間に0.8%消費していたのですが、Zoiperを起動しても1時間に1%のバッテリー消費で済んでいます。一応有料ソフトなのですが、無料で問題無く発着、通話ができます。
いやあ助かりました。Androidは頻繁にメジャーアップをし、どんどん便利になっているのは確かなのですが、こうやって自分が便利に使っているアプリの挙動がおかしくなることがあるんですよね…。取り敢えず今回は対応策があって助かりました。
追記(SMARTalk問題解決)
SMARTalkがDoze中着信しない問題と言うか、Doze中のプッシュ通知そのものの問題が完璧に解決しました。
プッシュ通知はリアルタイムで着信する機能で、GmailやLINE、そしてこのSMARTalkなどのIP電話などで使用されていますが、その複雑な仕組みから、環境によっては上手く動作しないこともあります。簡単に仕組みを説明すると、スマホは基地局に数分から数十分おきに、自分の端末は生存しているので通知を送ってくださいとの信号(heartbeat/ハードビート)を発信するのですが、これがキャリアや格安SIM会社によって何分おきかまちまちだったり、節電機能中に送ったり送らなかったり、その挙動は非常に厄介です。この生存確認の信号を送る間隔を変えてくれるアプリがあり、これを導入したところ、SMARTalkのみならず、全てのプッシュ通知のアプリが完璧に作動しました。
そのアプリは『Push Notifications Fixer No-Root』と言う物です。これをRecommended(おすすめ)の5分にしたところ、プッシュ通知の挙動が完璧になりました。12時間寝かした後でもリアルタイムで着信しました。電力消費もほとんど上がっていません。この間隔は端末や使用している通信会社によって最適値が変わるので、色々と試してみてください。
設定は簡単で、一番上の『Mobile heartbeat interval』がモバイル通信時のハートビート(生存確認)間隔の設定。2段目の『Wi-Fi heartbeat interval』がWi-Fi時のハートビート間隔。3段目の『Apply setting』が、設定の適用です。
私はモバイル、Wi-Fiともにおすすめの5分で完璧に動作しました。
ハートビートインターバルを変更したら、『Apply setting』でOKをタッチして設定を反映させてください。これをしないと設定は変わりません。
ちなみに、このアプリはAndroidの設定を書き換えるのみなので常駐はしません。
また、『Push Notifications Fixer No-Root』との名の通りこちらは非ルート版で、Root化している方はRoot版を使用してください。
Androidは機種が多く、メーカーによって独自にOSをカスタマイズしているので、全ての環境で問題が解決するとは断言できません。ただ、私の環境では完璧に問題が解決したので、今回の報告とさせて頂きます。
もう1つDozeそのものを切ってしまう、『Disable Doze』なるソフトもあります。有料で110円なのですが、私の環境の場合、こちらを使用しても解決しました。消費電力も我慢できないほど増えるわけではないので、無料アプリの『Push Notifications Fixer No-Root』を使用して解決しない場合使用するのも1つの手かと思います。
設定は簡単で、アプリを立ち上げたらDozeをオンにするかオフにするか選ぶだけです。しかし、今回のSMARTalk問題の解決には本当に時間が掛かりました。Android 6から装備されたDoze機能はかなり問題を引き起こしているようですね。
SDカードの内部ストレージ化ができない
何回かSDカードの内部ストレージ化を試したのですが、結局1度も上手く行きませんでした。外部ストレージにして、標準の書き込み先をSDカードに設定すれば問題無いのですが、どうもこの部分は挙動がおかしいようです。SDカードをどうしても内部ストレージ化して使用したい人は注意が必要だと思います。
やはりFreetelLauncherはおかしい
FreetelLauncherの挙動がおかしいことは以前の記事でも書いてきたのですが、やはりここは未だ有効な解決策は見つかっておりません。
何回か再起動をして使用しているうちに、再起動時以外にFreetelLauncherに戻ることはほぼ無くなりましたが、再起動するとデフォルトのホームアプリがFreetelLauncherに設定されてしまうことがあるため、いちいちホームアプリのデフォルト設定をやり直さなければなりません。環境によってどのような状態になるとFreetelLauncherに戻ってしまうのかは定かではありませんが、私の環境ではこのような状態です。再起動はそれほどするわけではないのですが、やはりこの辺りの挙動は改善して欲しいところです。
GPSはやはり使える
これまでのPrioriシリーズはGPSの精度が悪く、ナビとしてマトモに使えなかったのですが、今回のPriori4は普通にナビとして使えています。以前の記事でも使えてるとは書きましたが、それ以降もナビとして使用して確信しました。使えます。
Prioriシリーズに限らず、格安スマホはGPSの精度が悪いことが多く、実験して検証した自分でもまだ信じ切れない部分があったのですが、個体差でハズレさえ引かなければ、ナビとして十分に使用できるレベルだと実感しました。
タッチ精度は慣れた
タッチ精度に難ありで、もたつきあると以前の記事で書いてきましたががすっかり慣れました。今ではほぼストレス無く使用できています。タップが多いゲームをやらなければ特に問題は無いと思います。
追記(タッチ精度の改善方法)
タッチ精度が良いわけでは無いことは以前の記事でも書いてきましたが、使用しているうちに一番気になるようになったのは、スワイプ中にタップと誤認してアプリが立ち上がってしまうことでした。ここはマイナス評価として今回の記事で取り上げようかと思ったのですが、設定で改善したのでそのことを書きたいと思います。
まず設定に入り、『ユーザー補助』をタップします。
次に、『押し続ける時間』をタップ。
最後に『長め』をタップして終了です。
これで、前述の『スワイプ中にタップしたと判断されてアプリが立ち上がってしまう』現象は皆無になりました。また、長めに設定したからと言って、体感で長押しに必要な時間が長くなったなあと感じることもありませんでした。おそらく設定で0.1秒程度調整していると思うので、感覚的にはそれほど変わらないのだと思います。それでもタップは敏感な操作なので、操作感覚は十分に変わってくるのだと思います。これで長すぎると思ったら、『中』も試してみてください。
この設定でかなりタップ間隔は良くなったと思います。
総評
3週間使用しましたが、結論としては1万5千円スマホとしては素晴らしいと感じています。
前述のようにいくつかの特殊な設定が必要なものの、欠点をまとめると、カメラの画質、ホームボタンの押しづらさの2点くらいになると思います。それ以外はスマホとして及第点だと思います。逆にメリットは、圧倒的なコストパフォーマンスでしょう。初めてのスマホ、2台目のスマホ、親や子供へのスマホには最適だと思います。普通にメインのスマホとして使えています。
こんな人にお勧め
- 安いスマホが欲しい人
- 指紋認証はいらない人
- Android 7.0のスマホが欲しい人(後日アップデート予定)
- バッテリーが持つスマホが欲しい人
- フルハイビジョンの解像度はいらない人
- 安いスマホなのだからとある低度妥協ができる人
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