「スマートフォン P20 lite/Huawei」レビュー ~7日使ってわかったこと~

今回レビューするのは、HuaweiさんのスマートフォンP20 lite』です。

 

現在、メインで使用しているスマートフォは前機種のP10 liteです。その後継機が出たとのことで早速購入して使用してみました。そんなわけで、P10 liteとの比較が多くなると思います。

 

 

それでは早速レビューを書いていきたいと思います。

 

 

特徴

  • CPU:HUAWEI Kirin 659 オクタコアCPU (4 × 2.36GHz + 4 × 1.7GHz)
  • OS:Android? 8.0 Oreo / EMUI 8.0
  • ディスプレイ:約5.84インチ FHD+ TFT, 2280×1080ピクセル
  • メモリ:RAM 4GB / ROM 32GB
  • メインカメラ(ダブルレンズ):約1600万画素+約200万画素 像面位相差AF+コントラスト AF
  • インカメラ:1600万画素,FF
  • バッテリー容量:3000mAh (一体型)
  • 付属品:ACアダプタ、USBケーブル、クリアケース、イヤホンマイク、クイックスタートガイド
  • JAN:9760046788546

 

長所と短所

  • ◎バッテリー持ちはP10 liteと同等
  • ○急速充電が可能
  • ◎写真撮影能力は格安スマホでは抜群
  • ◎GPS精度はバッチリ
  • ◎Bluetooth接続に不具合なし
  • △18:9は動画再生での黒帯が気になる

 

○長所/△人による/×気になるところ

 

使用した感想

◎バッテリー持ちはP10 liteと同等

このP20 liteのバッテリー容量は、前機種のP10 liteと全く同じ3000mAhです。画面サイズは5.5インチから5.8インチにアップし、解像度も1920×1080から2280×1080へとアップ。これだけ見ると、理屈としてはバッテリー持ちが悪くなるはず。しかし、Androidの省電力性能の進化や、各メーカーによりカスタマイズにより、そうとは限らないのもスマホの面白いところです。そこで、今回もP10 liteの時と同様、バッテリー持ちのテストをしてみました。

 

実験の条件は全てP10 liteの時と同じです。H.264にエンコードした、映画の『ゼロ・グラビティ』延々再生。何時間でバッテリーが切れるか…との実験です。使用ソフトも同じMX Playerなので、本当にP10 liteと全くの同条件。

 

[(映画) (洋画) ゼロ・グラビティ (吹替) (2013米)
1920×1080 8Bit AVC/H.264 High@4 1:1 23.98fps 130873f 4381.40kb/s
AAC 48.00kHz 2.0ch(2/0 L+R) LC 192.16kb/s
[Extra][2] MP4 v2
MetaData
[MPEG4] 01:30:58.494 (5458.494sec) / 3,122,939,467Bytes

 

 

そして結果は…。100%から始め、バッテリーが切れるまで、朝6時15分から夜16時4分まで掛かりました。つまり動画再生でのバッテリー持ちは9時間49分でした。ざっくり言うと、1時間10パーセントの減りですね。わかりやすいです。P10 liteのバッテリー持ちは、同じ実験で10時間40分だっったので、さすがにP10 liteよりもバッテリーが持ちませんでした。

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前述したように、画面サイズも解像度もアップし、バッテリーは同じです。ちなみに、設定はデフォルトのままで、省電力設定などは一切弄っていません。省電力設定にするともう少し長持ちすると思います。ちなみに、バッテリーの残量が2%になった段階で、強制的に電源が落ちます。このバッテリー持ちだと、2時間映画を4本見ても、まだ約20%バッテリーが残っているので、ヘビーに使用しても問題ないでしょう。

 

さて、次に電子書籍…と言うか、漫画でどれくらい持つのかも、P10 liteと同条件同じく実験したいと思います。

 

2%になった瞬間から始め、87%になった瞬間までの5%で計測しました。結果、5%で44分読むことが出来ました。1分約8.1分です。つまり。満充電から空になるまでは電子書籍で810分(13時間30分)読めることになります。十分ですね。P10 liteは同条件での実験で、13時間20分使用出来たので、電子書籍読みではそれ以上に持ったことになります。

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また、電子書籍を読んでいて気が付いたのですが、液晶画面に本当に端っこを触っただけでも敏感に反応します。電子書籍のソフトの場合、画面のどのエリアをタッチするかによって、次のページに行ったり、戻ったりするのですが、質の悪いスマホだと、本当に端っこだと反応しなかったり鈍いことがあるんです。しかし、これは端っこをほんのちょっと触るだけですぐに反応するので、電子書籍を読むときのページ送りがポンポン出来て快適でした。本当に液晶のタッチ精度、感度は良いです。

 

P20 liteは、スペック上、画面は大きく、解像度も高くなっており、それでいてバッテリー容量は同じなので、P10 liteよりも悪くなっていることを覚悟していましたが、実験の結果、動画の再生でも電子書籍でも、動画ではP10 liteの勝ちとなり、電子書籍ではP20 liteの勝ちとなりました。まあ、どちらもそれほど差はないですし、P10 liteと同等のバッテリー持ちと言って差し支えないと思います。

 

○急速充電が可能

P20 liteはは急速充電に対応しているので、空から満充電まで何時間掛かるか実験してみました。2%から81%まで充電したところ、充電速度は1時間に19.9%と出ました。途中、確認のために画面を点灯させたりしたので、その分を加味してざっくり1時間に20%の充電速度ですね。3分1%です。ちなみに、純正のUSB充電器とUSBケーブルを使用しました。

 

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ちなみに、充電中の上にある通知ランプですが、充電中はオレンジ色、充電完了で緑色になりました。ランプの色で充電状況が一目で分かります。

 

◎写真撮影能力は格安スマホでは抜群

前回の記事でも触れましたが、写真は本当に綺麗です。大抵格安スマホの場合、『格安スマホの割には~』との枕詞が付くのですが、今回はそれはいらないです。普通にカメラとして優秀です。大切な旅行の思い出で使用しても後悔しません。

 

まずは写真のモードですが、下記左の通りになります。普通に撮影する場合、デフォルトの『写真』モードで十分です。こだわりたい方は、『プロ写真』モードでISO感度やホワイトバランスを自由に弄れます。また、解像度は下記画像右の通りで、4060×3456(4:3)/3456×3456(1:1)/4068×2272(16:9)/3264×2448(4:3)/3264×1616(16:9)5モードとなります。

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下記画像は設定です。

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モードも設定も十分だと思います。

 

それでは作例をいくつか下記にアップしておきます。クリックすると元の大きな画像が表示されます。サイズが3M前後あるので注意してください。

 

夜のハッキリ撮影出来ています。これにはびっくり。格安スマホのカメラは『明るく撮影出来ない』=『暗いところが苦手』=『夜の撮影が苦手』だったのですが、全くそんなことはなく普通に撮影出来ました。P10 liteより明らかに画質が良く、暗いところや夜の撮影に強いです。

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上記画像を拡大してみます。明暗差も文字の輪郭もしっかりしています。また、特に気を遣わずに撮影したのですがぶれてもいません。夜の暗い場所でここまで綺麗に撮影出来れば十分です。

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細かい文字までハッキリ見えます。

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こちらも綺麗に撮影出来ています。

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近い物も遠くの場所も綺麗に撮影出来ています。旅行の際の景色を撮影しても問題ないです。

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千円札を撮影したところ。文字も模様もきちんち撮影されています。ちなみに、このときはオートフフォーカスでしたが、千円札の顔に自動的にピントが合っていました。顔認証の精度は素晴らしいです。

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下記写真は距離が違う物体をオートフォーカスで撮影した物。オートフォーカスなので、より目立つ物にピントが自動的に合います。このときは後ろのプラモデルにピントが合わさったようです。

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下記写真は先ほどとは違い、前方のプラモデルの顔にピントを合わせました。しっかり前方のプラモデルにピントが合っており、後ろがボケていることがわかります。カメラの特徴である『ボケ味』がきちんと再現されています。

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いかがだったでしょうか。カメラの性能はかなり良いと思います。「格安スマホの割には』との枕詞抜きで、普通に旅行や思い出、夜景でバンバン使えるカメラだと思います。

 

特に思ったこととしては、暗いシーンや夜にも強いことと、手ぶれに強いことです。前述もしましたが、スマホのカメラは暗いシーンの撮影が苦手です。さらに安い格安はなおさらです。レンズが小さいので、光を取り込むのが苦手だからです。しかし、作例を見ても分かるように、普通に夜景が撮影出来ました。これは予想外で嬉しかったです。

 

また、今回の作例では脇をしっかり締めて、ぶれないように気を遣って…というようなことはしていません。スマホを取り出してサッと撮影しました。それでもご覧になったようにブレがほぼありません。シャッタースピードが速いのか、この手ぶれの強さは有り難いですね。スマホを気を遣って構えるのは面倒ですからね。

 

スマホのカメラのなにが理由で、世の中の人に重宝されているかと言えば、サッと出してサッと手軽に素早く撮影出来るからです。この使い方でもブレはほぼありませんでした。格安スマホでここまで撮影出来ればなんの不満もありません。

 

◎GPS精度はバッチリ

前機種P10 liteでは、徒歩ナビとして使用したところ、2m~3mのズレがありました。これでもカーナビ、自転車ナビ、徒歩ナビとして使用して全く問題なかったのですが、今回はどうなのか実験してみました。

 

論から書くと問題なしです。精度自体はP10 liteと変わりませんが、コンパスが優秀なのか、『向いている方角がほぼ完璧に分かる』ことが大きいです。P10 liteにもコンパスはあったのですが、ここまで正確で敏感ではありませんでした。このことから考えると、今回ジャイロセンサーがバッチリ内蔵されていることが大きいんですかね。まあ、ともかくナビでは向いた方向を瞬時に表示してくれます。自分がぐるぐる回っても、ほぼリアルタイムでGoogleマップ上のコンパスがぐるぐる回ります。なので、ナビの使いやすさは段違いでした。

 

Googleマップだとカーナビ(左)だと向きは出ませんが、徒歩ナビ(右)だと向きが出ます。この向きがほぼ完璧でした。ほぼと書いたのは5~10度くらいずれることがあったからです。真っ直ぐ北を向いていても若干斜めになる…とかです。まあ、実用上問題はありません。

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また、これはAndroid8.0の機能だと思いますが、Googleマップは全画面表示にした後ホームボタンを押すと、小窓で右下に表示されたままになっていました。これは物凄い便利で使いやすかったです。勿論、その小窓をタップすると、小窓を消したり、再度全画面にしたり出来ます。

 

ちなみに、これはAndroid7.0からの仕様ですが、GPSはオンにしていても、『それを使うソフト』が動作していなければ、自動的にオフになってバッテリー消費を抑制しています。今回もそうで、私の場合、Googleマップを起動していないときは、自動的にGPSのアイコンが消えてオフになっていました。バッテリー持ちを気にする方は、以前のAndroidでその都度オンオフを切り替えていたと思いますが、7.0以上特にその必要はありません。

 

◎Bluetooth接続に不具合なし

P10 liteでは、Bluetoothの接続に若干相性があるのか、Bluetooth接続のヘッドセットやスピーカーで、Googleマップのナビで音声が尻切れに終わることがありました。

 

 

なので、今回も複数のBluetoothヘッドセットでGoogleマップナビなどを使用して確認しました。その結果、今回は全く音が途切れることはありませんでした。と言うことは、逆説的に考えると、やはり前機種のP10 liteのBluetooth接続では不具合があったってことですかね。

 

その他、音楽再生でもRadikoでも通話でも、Bluetoothで音声が途切れたり、挙動がおかしくなることは一度もありませんでした。

 

ちなみに、今回のP20 liteでは高音質、低遅延で評判の高いapt-xに対応しています。Bluetoothのヘッドセットやスピーカーには、数多くapt-x対応機がありますが、これでこれらの性能を存分に発揮出来ます。

 

△18:9は動画再生での黒帯が気になる

現在のTV放送は16:9ですし、映画もそれに近い横長です。なので、このP20 liteのアスペクト比18:9だと、横に黒帯が大きく出ちゃいます。具体的は下記画像のようになります。

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また、電子書籍の表示だと下記のように、縦表示だと今度は上下に黒帯が大きく出ます。

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電子書籍の場合、余白を自動的に切り取る設定が出来るアプリもあります。少しでも広く表示したい場合は、このような設定が出来るアプリを選ぶと良いかもしれません。下記画像だと、左がデフォルト、右が余白を切り取った場合です。

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やはり結構余りますね。気にする人はするかも…。黒帯が出るからってなにか損しているわけじゃないんですけどね。ただ、最近のスマホは、どれも18:9~19:9なので、この流れは変わりません。慣れるしかないのでしょう。

 

総評

今回の検証はここまでです。次回はまた1週間後、まだやっていない動画の撮影テストなどを行いたいと思います。

 

 

今のところ不満点はありません。3万円で購入出来るスマホなら、今のところこれがダントツナンバーワンでしょう。こういうオーソドックスで癖のない、良い意味でごく普通に使えるスマホを国産メーカーが出せば良いのになあ…と思うのですが採算合わないんですかね。

 

お勧めとそうでない人

お勧め出来る人
  • 大画面スマホが欲しい人
  • 癖のないスマートフォンが欲しい人
  • カメラの性能が良いスマホが欲しい人
  • コストパフォーマンスが高いスマホが欲しい人

 

向いていない人
  • ハイスペックのスマホが欲しい人
  • 3Dゲームをたくさんやる人

 

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