目次
- 1 1985年α
- 2 2015年
- 2.1 カリフォルニア
- 2.2 2015年10月21日水曜日16時29分
- 2.3 2015年の道路事情
- 2.4 郵政省と気象庁
- 2.5 若返り手術
- 2.6 ナイキの靴
- 2.7 予想が外れたLD
- 2.8 マーティン
- 2.9 裁判制度
- 2.10 ウィルソン3世市長
- 2.11 毎度お馴染み轢かれそうになる
- 2.12 TEXCOスタンド
- 2.13 ブレードランナー
- 2.14 ジョーズ19
- 2.15 2015年でもドクが壊した足場はそのまま
- 2.16 ロジャー・ラビット
- 2.17 ウエイター
- 2.18 ペプシパーフェクト
- 2.19 開け方が分からない
- 2.20 ビフは老人になっても
- 2.21 二度掛け
- 2.22 マーティとタネン家
- 2.23 のちのロード・オブ・ザ・リングのイライジャ・ウッドが
- 2.24 ワイルド・ガンマン
- 2.25 銃の扱いには慣れている
- 2.26 靴の紐
- 2.27 チキン!
- 2.28 あれを見ろ!
- 2.29 恒例の追いかけっこ
- 2.30 言われればちゃんとやる
- 2.31 スケボー
- 2.32 ホバーボート
- 2.33 方向転換
- 2.34 着陸禁止
- 2.35 テリー
- 2.36 マイアミ
- 2.37 カバー
- 2.38 スポーツ年間購入はドクのせい?
- 2.39 ドクの服装
- 2.40 轢かれそうになるマーティJr
- 2.41 催眠機のパワー
- 2.42 警官は全員女性
- 2.43 記者は全て機械に
- 2.44 ヒルデイル
- 2.45 マーティの家
- 2.46 マーティ一の息子も娘もマイケル・J・フォックス
- 2.47 マーティの事故
- 2.48 ニードルス
- 2.49 伊藤富士通さん
- 2.50 下手なギター
- 2.51 自分に会うと宇宙が消滅する?
- 2.52 ドクは西部開拓時代が好き
- 2.53 女性の神秘を研究
- 2.54 ビフ老人のタイムトラベル
- 3 1985年A
- 4 1955年
- 5 こんな人にお勧め
- 6 関連リンク
- 7 この記事の商品
- 8 評価をお願いします
1985年α
ジェニファーは別人
PART2では、マーティの恋人役だった役者さんが、クローディア・ウェルズからエリザベス・シューへ変わっています。この時期、PART1のクローディア・ウェルズの母親が癌と診断されたため、役者業を休業していたためです。私はこのことを暫くたってから知りました。そのくらい違和感がありませんでした。
ちなみに上の画像で、左がPART1のクローディア・ウェルズ。右がPART2のエリザベス・シューです。
ジョージも別人
ジェニファーと同じく、マーティの父親役だった役者さんも、クリスピン・グローヴァーからジェフリー・ウェイスマンに変わっています。こちらの事情はよくわからなくて、制作者側はクリスピン・グローヴァーがもっと高いギャラを要求してきたからと言っていますが、クリスピン・グローヴァー本人は他の役に挑戦したいからで、制作者側の言い分は違うと言っています。まあどちらにしても別の役者さんに変わりました。しかしこちらも全く違和感なし。キャスティングが絶妙です。とは言っても、このPART2ではほとんどジョージが映りませんでした。
デロリアンの中の時計
デロリアンの中には1955年に、時計台でタイマーとして使った目覚まし時計が使われています。こういう細かい小道具がたまりません。
2015年
カリフォルニア
ヒル・バレーはアメリカのカリフォルニア州にあります。今回、初めて登場人物の口から出ていました。
2015年10月21日水曜日16時29分
マーティたちが行った2015年は、2015年の10月21日水曜日16時29分です。
2015年の道路事情
2015年のデロリアンが走っている道路標識を見ると、フェニックス、ボストン、ロンドンの文字があります。2015年は車でカリフォルニアからロンドンまで行けるようです。
郵政省と気象庁
デロリアンから降りる時に、ドクはあと5秒後に雨が止むと言って、実際その通りになっていて、気象庁は凄いけど郵政省は相変わらずだとの話になっていました。ドクはこのように進歩していない郵政省を見ているので信用できず、1885年にマーティへの手紙をウエスタンユニオンに預けたんですね。
若返り手術
ドクはこの未来で、若返りクリニックにてオーバーホール(手術)をして貰い、寿命が30年延びたと言っていました。皺を伸ばし、血液を全て入れ替え、脾臓と大腸も交換したそうです。110歳までは生きそうですね。
実はこれもちょっとした伏線になっていて、PART3でドクは運命の人クララと出会うのですが、年齢不詳とは言え、もうドクは結構な年齢のはず。それなのに伴侶を貰い、子供まで設けていましたが、若さの秘密はこれだったんですね。なので子供の成長もしっかり見届けられるくらいは生きられるんです。
ナイキの靴
2015年でマーティが履いていたナイキの自動靴ひも調整システムが付いた靴は、2011年にナイキがレプリカ製品をチャリティオークションに1500足出しています。売上金はマイケル・J・フォックス パーキンソン病リサーチ財団へ寄付されました。また、自動靴ひも調整システムはナイキが2009年に特許を出現しています。
予想が外れたLD
2015年にデロリアンを脇道に止め、ジェニファーをデロリアンから運び出している時、ゴミ捨て場に大量のLDが捨てられてる様子がわかります。LDは2000年初頭に廃れて無くなりましたね。
マーティン
マーティJrの新聞記事に「Martin McFly Junior」と書いてあることが確認できます。マーティの正式な名前はマーティンなんですね。マーティは愛称です。ちなみにマーティJrは窃盗で実刑15年。無茶苦茶重いです。また、次の週にマーティJrを脱獄させようとした罪で、マーティの娘も実刑20年です。マーティ一家崩壊です。
裁判制度
2015年では弁護士制度は廃止されスピード裁判になっています。マーティJrの裁判は二時間で結審しました。弁護士の人たち食いっぱぐれてしまいます。
ウィルソン3世市長
2015年カリフォルニア州ヒル・バレー市の市長は、1985年に市長を勤めていたウィルソンの孫でした。
毎度お馴染み轢かれそうになる
シリーズ共通のお約束で、新しい時代に来たらマーティは車に轢かれそうになるのですが、今回もさらっとですが到着した後、轢かれそうになっていました。PART1と全く同じ場所です。
TEXCOスタンド
1955年で人が働くガソリンスタンドが珍しくて見ていたマーティですが、2015年はガソリンスタンドが進化していて、また驚いて見ていました。
TEXACOとは、テキサス州で展開しているシェブロン社の燃料ブランドで実在します。日本で言うとENEOSみたいなもんです。が、2005年に名称をシェブロンとしたことにより、TEXACOの名前は消滅しました。
ブレードランナー
2015年に出てくる車に、ブレードランナーのスピナーがあります。
ジョーズ19
2015年で出てくる3D広告にあったジョーズ19の監督は、スティーブン・スピルバーグの息子マックス・スピルバーグでした。
2015年でもドクが壊した足場はそのまま
1955年でマーティーを1985年に送り返すために、時計台で奮闘したドクですが、この時ドクは時計台の足場を壊しています。この壊れた足場は、1985年でも、そしてこの2015年でもそのまま壊れたままなんです。細かいですね。こういうのがタイムトラベル物であるとニヤッとしちゃうんです。
ロジャー・ラビット
スポーツ年鑑のショーウィンドウの中にロジャー・ラビットの人形が置いてありますが、映画ロジャー・ラビットの監督は、本作の監督と同じくロバー・トゼメキスです。
ウエイター
2015年のカフェ80'sで、モニタの中に出てきたのは、マイケル・ジャクソン、ロナルド・レーガン元アメリカ大統領、イランの政治的指導者ホメイニ師です。マーティにメニューを勧める際に、レーガン元大統領とホメイニ氏が争っていましたが、80年代はアメリカとイランは激しく対立していたのでそのネタです。
ペプシパーフェクト
ドクの50ドルを貰ったマーティでしたが、カフェ80'sで出たペプシパーフェクトは45ドルでした。物価の上昇が凄いです。
開け方が分からない
1955年でペプシの瓶の開け方が分からなかったマーティですが、60年後の2015年でもペプシの開け方が分かりませんでした。今回は助けてくれるジョージはいませんでした。
ビフは老人になっても
マーティのことを息子のマーティJrだと思ったビフ老人は、1955年と同じく、頭を叩いて「ハロー?エニバディハロー?(こんにちは?誰かいますか?)」(頭の中に脳みそはあるのか?との意味)とやっていました。高校生から老人になっても変わりません。
二度掛け
カフェ80'sでお茶を飲むビフ老人に、孫のグリフが「車のワックスは二度掛けしろ」と言い、ビフ老人は「先週二度掛けしといただろ」と返し、またグリフが「目を瞑ってかよ?」と言っていましたが、このやり取りは1985年αでジョージとビフがやっていたやり取りと同じですね。ビフはいつもワックスの二度掛けをさぼるようです。
マーティとタネン家
新しい時代に行くと店でマーティとタネン家が出会うのがお約束ですが、今回はカフェ80'sでビフ老人の孫グリフと出会っていました。
のちのロード・オブ・ザ・リングのイライジャ・ウッドが
80’sカフェで出てくる2人組の子供のうち片方は、のちに大ヒットするロード・オブ・ザ・リングの主人公イライジャ・ウッドです。上の画像だと左側の赤い服の子ですね。ちなみにこれがイライジャ・ウッドのデビュー作です。
ワイルド・ガンマン
2015年のカフェ80'sでマーティがやっていたゲームはワイルド・ガンマン。日本では人気が無かったらしいのですが、アメリカでは一部ファミコン本体に同梱されていて人気だったようです。
銃の扱いには慣れている
前段のワイルド・ガンマンでマーティが玩具であれ、射撃の名手である事が暗に示唆されていました。勿論これはPART3への伏線ですね。
靴の紐
前段でも書きましたが、頭を叩いて「ハロー?エニバディハロー?」と相手をからかうのはビフのお約束ですが、もう一つ、「靴の紐がほどけてるぞ?」と言って下を向かせ顔をはたくと言うパターンもあるのですが、孫のビフォードは顔をはたくなんてレベルではなく、思いっきり拳でぶん殴っていました。悪い方にパワーアップしてます…。
チキン!
マーティはチキン(腰抜け)と言われると我を失い怒り狂ってしまうのですが、この設定が出てきたのは今回が初めてでした。PART1には影も形もなかったんですけどね。しかしこれがのちのち何回もマーティをピンチにしていきます。
あれを見ろ!
これもシリーズ通してのお約束。体格に勝るタネン家の注意を逸らすために、マーティが「あれを見ろ!」と言って、相手ががよそ見をしている間に殴るパターン。今回はビフォードに対してやっていましたが通用せず、パンチを受け止められていました。しかしその後の金的蹴りでビフォードを倒し事なきを得ていました。
恒例の追いかけっこ
マーティとタネン家の恒例の追いかけっこ。今回はマーティとグリフで、ホバーボートを使った物でした。
言われればちゃんとやる
ビフ老人は孫のビフォードにワックスを二度掛けしろとドヤされていましたが、その後カフェ80'sの前に止めているビフォードの車をワックス掛けしていました。ここでビフ老人がそのまま帰っていれば、ビフ老人が空飛ぶデロリアンを目撃することもなく、スポーツ年鑑を1955年のビフに渡すこともなく、何も事は起こらなかったんですけどね。ワックス二度掛けはこんなところで物語に大きな影響を与えているんです。
スケボー
1955年で道行く子供のキックスクーターを奪い、取っ手を取り外してスケボーにして逃げましたが、2015年の今回も少女の玩具を奪い、取っ手を取り外してスケボーにして逃げていました。
ホバーボート
マーティが使ったホバーボートは実際に存在するマテル社製です。
方向転換
マーティとタネン家との追いかけっこのお約束で、車を使った急激な方向転換があるのですが、今回もやっていました。
着陸禁止
マーティとグリフたちが追いかけっこをしている時に降りてきた車は、着陸禁止の位置に駐車しています。
テリー
2015年に行ったマーティに、時計台の募金をお願いしに来た老人は、1955年に肥やしに突っ込んだビフの車を修理したテリーです。名札に「TERRY」の文字を確認できます。
マイアミ
1985年当時、マイアミにメジャーリーグの球団は無かったのですが、1993年にマイアミにフロリダ・マーリンズと言う球団ができて、マイアミ・マーリンズに改名しています。球団の存在自体は実現しましたが、カブスとリーグが同じ為、ワールドシリーズで対戦することはありません。
カバー
2015年では本にカバーは付いていないとアンティークショップの店員さんが言っていました。埃の付かない紙が発明されたんだとか。
ちなみにこの時カバーを強調していたのは、のちの1955年でオーララにスポーツ年鑑のカバーが付けられ、マーティが騙されて危機一髪になる伏線です。
スポーツ年間購入はドクのせい?
マーティは未来の2015年でスポーツ年鑑を購入し、1985年に戻ってから小遣い稼ぎをしようと試みますが、ドクに未来を変えることになるからやめろと怒られます。ところが実はマーティがスポーツ年鑑を購入した要因のひとつに、ドクの発言があったのかも知れません。勿論直接的な原因は、2015年で募金の声を掛けられた時の会話からなのですが、PART1でもドクはワールドシリーズについて言及していたんです。
PART1でデロリアンのタイムマシン実験を行った際に、「未来に行ったついでにワールドシリーズの結果を知りたい」とマーティに言っているんですね。PART1の記事でも書きましたが、PART2は後付けの制作だったのですが、結果的にこれがPART2の伏線になっていたんです。
ドクの服装
マーティとグリフの追いかけっこの後に出てきたドクは着替えていましたが、その服の模様がPART3で出てくる列車とそっくりでした。しかし派手です。
轢かれそうになるマーティJr
新しい時代へ行くたびにマーティが轢かれそうになるのはお約束ですが、今回はマーティとマーティJrが同時にいる世界だからなのか、マーティに続いてマーティJrも車に轢かれそうになっていました。
催眠機のパワー
予定ではドクがマーティJrを催眠機で眠らせて足止めし、事が進むはずだったのですが、マーティJrは何故かカフェ80'sへ少し遅れただけで来てしまいました。その理由は、マーティJrに使う前に予定外にジェニファーで使ったため、パワー不足になったとのこと。
ジェニファーがいなければ複雑な事態にならずにすんだんですけどね。ジェニファーを連れてきたこともしっかり影響を及ぼしているんです。物事が綺麗に繋がっています。
警官は全員女性
警官はこの時代全て女性になっています。ビフォードの騒動でも、ジェニファーを送り届ける時も女性警官でしたね。
記者は全て機械に
記者はこの時代全て機械任せです。ビフォードの騒動でもUSA TODAYの機械が来ていました。
ヒルデイル
2015年にマーティが住む場所はヒルデイルです。看板に「The Address of Success(人生の成功者の住む所)」と書いてありますが、「Success」の4文字目の「c」が「K」に、6文字目の「s」が「R」に、赤のスプレーで落書きされていてます。「The Address of Suckers」とは、「ゲス共の住む所」と言う意味です。
1985年では高級住宅地だったヒルデイルですが、1985年のジェニファーを警官や、ビフ老人を乗せたタクシー運転手が言っていたように、犯罪多発地域になっていました。
マーティの家
勘違いでマーティの家に連れてこられたロレイン。家の中の様子から、マーティが落ちぶれていることがわかります。風景を映す画面を修理していないところや、フルーツを入れた機械が思うように動かなかったり、壁掛けテレビがぞんざいに斜めになっていたり、極めつけは簡易結婚式の写真ですね。家の中も荒んでいました。
マーティ一の息子も娘もマイケル・J・フォックス
PART2で出てくる2015年のマーティの息子も娘もマイケル・Jフォックスが演じています。当時何の情報も知らないで初めて観たとき、さすがに娘には違和感感じたんですよね。
マーティの事故
マーティの家に訪ねてきた両親が、マーティの事故について話していました。この事故のせいで音楽を諦めたとか。これはPART3で明らかになります。
ニードルス
マーティの悪友で会社をクビになる原因を作ったニードルスは、レッド・ホット・チリ・ペッパーズのフリーです。
伊藤富士通さん
マーティが会社をクビになるシーンですが、マーティの上司が日本人の伊藤富士通と言う名前の人でした。
当時の日本のバブルまっただ中で、東京23区の土地の値段で、アメリカ全土の土地を買えてしまうほどの好景気でした。アメリカの会社や土地も買収しまくっていたため、日本人設定にしたのでしょうが名前が変ですね。
ちなみにこの頃、アメリカの会社を買収しまくる日本に対するバッシングが凄くて、日本車を破壊するパフォーマンスなどが日常茶飯事でした。
下手なギター
過去の事故で音楽を諦めたと両親が言っていたように、マーティは手を骨折したことにより、上手くギターが弾けなくなっていました。演奏曲はバック・トゥ・ザ・フューチャー主題歌のパワー・オブ・ラブです。1955年にジョニー・B・グッドを演奏していた頃とは別人のようです…。
自分に会うと宇宙が消滅する?
ドクは時間を超えて自分同士が会うと、時空連続体を破壊してしまい、宇宙が消滅してしまう、運が良くても銀河系の破壊だと言っていましたが、ジェニファー同士が会っても何も起こりませんでした。この場面は「気絶するかも」と予めとドクが言っていたので良いのですが、のちのドク同士が会う場面が少し不思議なんです。
PART2のドクとPART1のドクが会った時なんて会話までしていますからね。お互いに自分と認識して、初めてタイムパラドックスが起き、時空連続体の破壊で宇宙が消滅するんでしょう。
ドクは西部開拓時代が好き
ジェニファーを救出した後、デロリアンに燃料を入れている時に、ドクは西部開拓時代が一番好きと言っていました。これもPART3の伏線ですね。
女性の神秘を研究
いかにタイムトラベルが危険か悟ったドクは、デロリアンの解体を決意。次は女性を研究すると言っていました。冗談っぽいですが、これはPART3のクララとの出会いを示唆しています。
ビフ老人のタイムトラベル
ビフ老人がデロリアンをこっそり盗み、最後にタイムトラベルした時間は、1955年11月12日午後06時38分。タイムサーキットの一番下「LAST TIME DEPAERTED(最後の出発時間)」に表示されているのがわかります。マーティとドクはこんな時間にタイムトラベルをしていないので、ここに気付けば1985年Aで右往左往しなくても良かったかも。
ちなみに、タイムサーキットの表示は三段ありますが、一番上から「DESTINATION TIME(行き先の時間)」、「PRESENT TIME(今の時間)」、「LAST TIME DEPAERTED(最後の出発時間)」。
1985年A
ヘル・バレー
1985年Aに戻ってきたマーティ。「HILL VALLEY」の看板は、「HILL」の2文字目の「I」が「E」に落書きされ、「HELL VALLEY」になっています。勿論意味は「地獄の谷」。前段のヒルデイルと言い細かいですね。
全く同じ構図
2015年から1985年Aに戻ってきて、ドクに送って貰うマーティですが、この時送ってもらう方向や画面の構図がPART1全く同じです。バック・トゥ・ザ・フューチャーは本当にこういうのが多いです。
レッド・トーマス変わらず
レッド・トーマスだけはいくら世界が改変されてもいつも同じ場所でホームレスです。良い事なのか悪い事なのか…。ある意味最強の存在と言えるかも知れません。
また轢かれそうに
新しい時代に行くと必ず轢かれそうになるマーティですが、今回も1985年Aと言う新しい世界に来たことにより、徘徊するバイクに轢かれそうになっていました。
ビフォード・タネン
ビフ・タネン博物館前で、ビフの歴史が紹介されるVTRが流れていましたが、そこに先祖のビフォード・タネンが出てきています。勿論これはPART3の伏線ですね。
マッド・ドッグ
PART3で登場するビフの先祖ビフォードは、マッド・ドッグと呼ばれるのを極端に嫌っていましたが、のちのこの1985年Aではマッド・ドッグが普通に愛称に使われています。本人は不本意でしょうね。
裁判所跡地
ビフ・タネンのカジノ・パレスは、裁判所跡地に建てられていることをビフの紹介VTRで言っていました。裁判所をどかすほどの権力の大きさが伺えます。
手下の3Dメガネ健在
1955年にビフの手下に3Dメガネを掛けている人がいましたが、30年後の1985年でも同じく3D眼鏡を掛けていました。しかもなんとこの3Dメガネは赤と青から赤と緑に。進化したんでしょうか。
夢じゃなかった
PART1でも、気絶してママに看病されていると思い、起きたら元の世界に戻って…ない!ってのがありましたが、今回も全く同じようなネタがありました。今回は時代は元いた世界と同じだった物の、ママは豊胸手術、パパは死亡、新しいパパはビフと言う、まさに悪夢の世界でした。
スイスへ厄介払い
1985年Aのマーティは、スイスの寄宿舎学校へ厄介払いされていました。
マーティの家族
マーティの母のロレインは豊胸手術を強いられ、父のジョージは34歳の時にビフに銃で撃たれて死亡。姉のリンダには借金があり、ビフがクレジットカードを与えている状態。兄デイヴィッドは逮捕されていたところをビフが保釈金を出して仮釈放。完全にビフに支配されています。
ジョージ享年34歳
ジョージは1938年4月1日生まれで、1973年3月15日享年34歳。ビフに撃ち殺されています。警察もビフの言いなりなのでどうしようもありません。
世界中が変わっている
ビフ老人がスポーツ年鑑を1955年のビフに渡してしまったことにより、ヒル・バレーが北斗の拳の世界みたいになっていましたが、実は世界も大きく変化していました。ドクが逮捕された事が書かれている新聞に、「ニクソン五回目の任期を願う、1985年までにベトナム戦争終結を誓う」と書かれています。ベトナム戦争を未だにやっている世界です。ここも日本語字幕着けて欲しかったです。
荒野の用心棒
1985年Aでビフが見ていてマーティが消した映画は、クリント・イーストウッドの「荒野の用心棒」。勿論これはのちに防弾チョッキと、マーティが名乗る名前の伏線です。
あれはなんだ!
マーティがタネン家に「あれはなんだ!」と言って気を逸らさせるのはシリーズ共通ネタですが、今回もビフにスポーツ年鑑のことを聞きに行き、銃を向けられた際にやっていました。ビフは1955年でもやられているのにまた引っ掛かりました。
灰皿をフリスビー
ビフに銃を向けられた時に灰皿をフリスビーにして投げつけていましたが、勿論これはPART3のパイ皿をフリスビーにする伏線です。
タイムマシンの調子が悪い
タイムトラベル前にタイムサーキットの調子が悪く叩いて直していましたが、PART3でデロリアンが故障して、西部開拓時代から帰れなくなる伏線ですね。
並行世界じゃない
1955年にタイムトラベルする際に、1985年Aに置いてくるジェニファーを心配するマーティ。ドクは世界が元通りになれば問題ないと言っていました。これはバック・トゥ・ザ・フューチャーの世界が並行世界ではなく、世界が一本道である事を示しています。
1955年
車の修理屋テリー
肥やしに突っ込んだ車を修理して貰っていたビフですが、修理している人をテリーと呼んでいます。これは前段で書いた通り、2015年に時計台の募金をマーティに頼んできた老人のテリーです。
目立たない服
ドクからお金を貰い、目立たないように変装する服を買えと言われるマーティですが、買ったのは余計目立ってしまう服でした。当時のファッションや流行のことを全く知らないので仕方ないですね。これも当時のことを全く知らないマーティってネタですね。
ロレインのドレス
ロレインが洋服屋さんからドレスを受け取ってはしゃいでいましたが、これはその後に魅惑の深海パーティで着るドレスです。
スネを蹴る
ビフは街中で会ったロレインに強引に迫っていましたが、スネを蹴られて逃げられてしまいました。PART3でもビフの先祖ビフォードがクララにスネを蹴られます。
ビフとすれ違うドク
マーティにビフの家に閉じ込められたから助けてくれと無線で言われ、自転車で駆けつけるドクですが、この時ビフの車とすれ違っているのですが気付きませんでした。不思議に思われる方もいると思いますが、実はドクとビフはこれがはじめての遭遇で、ドクはビフの顔を知らなかったんです。意外ですね。
ドク時間が掛かりすぎ
ドクは日が暮れてきた頃にマーティに救援を求められたのですが、ビフの家に着く頃にはすっかり辺りは暗く夜になっていました。なんでこんなに時間が掛かったんだろうとドクをよく見ると、自転車や帽子に値札が付いたままなのがわかります。
ドクはマーティから連絡を受け、そこから自転車や帽子を買って駆けつけたので時間が掛かったんですね。帽子に付いた値札をもぎ取っているシーンが映っています。更に言えば、デロリアンを隠していたリヨン団地予定地からヒル・バレーまでは3.2kmあります。結構遠いですね。
帽子
マーティを救うためにドクの家へ行きくも、入れ違いで会えませんでしたが、その後時計台で落雷の準備をするPART1の自分と遭遇。会話をしてしまいました。ドクは何故自転車だけでなく帽子を買ったのかと言えば、万が一自分に会った時の事を考えての変装だったのでしょうが、ここで実際に顔を隠すことができたので役に立ちました。帽子が宇宙の消滅を救いました。
ゴミ箱から拾う
ストリックランド先生がスポーツ年鑑(中身はオーララ)をゴミ箱に捨てたところを拾ったマーティですが、これは2015年にドクがゴミ箱に捨てたスポーツ年鑑をビフ老人が拾ったのと全く同じ構図です。今回のマーティは失敗しましたけどね。
スポーツ年鑑の中身
スポーツ年鑑の中身は、カバーだけ掛けられて、中身はオーララに変わっていましたが、所々映るスポーツ年鑑のピンぼけ映像で、中身が違うことがわかります。
CPR
マーティがドクにCPR(人工呼吸)をするからと言ったら、周りが怪訝そうな顔をしていましたが、1955年にはまだCPRが無かったんです。
バケツが同じ
ドクがリヨン団地予定地で燃料補給に使っていたバケツですが、マーティがスポーツ年鑑を燃やす際にもこのバケツが使われていました。
ビフの手下にも
マーティの「あれを見ろ!」はシリーズ共通のお約束ですが、今回はビフの手下三人にも使っていました。三人全員引っ掛かっていました。あんたらその手でビフがやられたの目の前で見てるでしょ…。
デロリアンが紐を引っ掛ける
マーティを迎えに行くドクですが、飛び立つ時に紐を引っ掛けていました。これはのちにマーティをピンチから救う時の重要なアイテムになります。
ノッてる三人
マーティ打倒に闘志を燃やすビフの手下三人ですが、ステージ横でPART1マーティの歌うジョニー・B・グッドを聞きながら、軽くリズムを取ってノッています。馬鹿ですけどビフと連まなければそれほど悪い奴らじゃなさそう?
紐を回収
マーティを迎えに来る時にデロリアンに引っ掛かった紐ですが、魅惑の深海パーティ会場の屋上で、マーティを待っている時にドクが回収していました。そのままそこに捨てないドクは偉いですね。のちにこれがマーティを救いました。
昔の車は頑丈
ビフからスポーツ年鑑を取り戻すため、デロリアンで空中からビフの車に接近するマーティとドク。この時マーティは、上から押しつぶしちゃおうよと言いますが、ドクはビフの車の方が頑丈だから、逆にデロリアンが壊れてしまうと言います。ドクは昔の車の方が頑丈だったことを知っていたんですね。ちなみにビフの車は1946年型フォードです。
すれ違ったトラックは
マーティとビフがスポーツ年鑑争奪戦を繰り広げていた時に、対向車のトラックにぶつかりそうになっていましたが、この車はこの後ビフが突っ込む肥やしを積んだトラックです。
この危険運転にビックリして、トンネルを出た後速度を落としていたんですね。これがなければ肥やしを積んだトラックは、トンネルのすぐ外で追いつくこともなく、ビフも突っ込むこともなかったのに…。
またもや肥やし
マーティとスポーツ年鑑を奪い合うビフですが、最終的にまた肥やしのトラックに突っ込んでいました。その肥やしのトラックの文字を見ると、先日突っ込んだばかりのジョーンズ肥料店。ジョーンズ肥料店も良い迷惑です。
1985年二回目の改変
スポーツ年鑑を燃やしたことにより、ビフ・タネンのカジノ・パレスと書かれたマッチ箱は、自動車販売へと変わり、ジョージ殺害の新聞記事は、名誉市民になる記事に変わり、ドクが精神病院に入れられる新聞記事は、表彰される記事に変わりました。
めでたしめでたしなのですが、PART1で変えた1985年αではジョージが名誉市民になることも、ドクが表彰されることもなかったので、1985年αとはまた少し違った世界の1985年βになっているんです。問題がなければ良いのですが…。
いつも手紙
PART1でドクに未来の危機を伝えたマーティですが、今回はドクが自分の生存をマーティに手紙で伝えました。生死の別れは手紙ですね。
ウエスタンユニオン
希望の手紙を届けに来たウエスタンユニオン。1885年から70年後によく手紙を渡せるなと思った方も多いでしょう。このウエスタンユニオン社は1881年創業で、2015年現在も存続していて、郵便、金融業を請け負っている世界的大企業なんです。ドクが行った 1885年の四年前に創業していて、今も続いている事を知っていたドクは、安心してマーティへの手紙を預けられたんですね。
ちなみにアメリカの郵政省に頼んでも良いのですが、ドクが郵政省を信用していないのは、2015年に来た時に、進歩した気象庁との比較で言及しています。ドクは郵政省を信用していないのでウエスタンユニオンに手紙を託したんです。
TO BE CONCLUDED
PART1の時は、ソフト化されたときに「TO BE CONTINUED(次回へ続く)」とネタ的な意味合いで入れられ、話題になりましたが、今回の最後は「TO BE CONCLUDED」。厳密な意味は「次回で完結」です。細かいですね。
こんな人にお勧め
- タイムトラベル物が好きな人
- スピルバーグが好きな人
- 娯楽映画が好きな人
- 西部劇が好きな人
関連リンク