目次
掲載情報
掲載雑誌
- ビックコミックスピリッツ 1985年3月15日号
アニメでは
時系列とでき事
- 1985年1月末 五代裕作、就職決定
- 1985年1月末 八神いぶき、籠城終了
この頃のでき事
- 3月3日 - 第2回名古屋国際女子マラソンで、佐々木七恵(エスビー食品)が大会初優勝(自身は前々年の東京国際以来2度目の優勝)。日本女子マラソン界の先駆者と称される佐々木は同レースを以て競技者から引退。
- 3月4日 - アメリカ食品医薬品局、献血された血液に対するHIV検査を承認。
- 3月8日 - 芦屋市幼児誘拐事件が発生。
- 3月10日 - 青函トンネル本坑が貫通。
- 3月10日 - ソ連共産党書記長・チェルネンコが死去。
- 3月11日 - ゴルバチョフがソ連共産党書記長に就任。
- 3月11日 - イギリス・ロンドンのデパートハロッズが、エジプト人実業家モハメド・アルファイドに買収される。
- 3月14日 - 東北新幹線の大宮〜上野間が開通。国鉄大規模ダイヤ改正実施。
- 3月15日 - DNSに最初のドメイン名「symbolics.com」が登録される
- 3月17日 - 国際科学技術博覧会(つくば'85)開催(〜9月16日)
- 3月19日 - イラン・イラク戦争で空襲警報が鳴り響く中、トルコ航空が自国民より優先して日本人全員を救出。
- 3月20日 - 広島自動車道が開通(広島北IC - 広島JCT)
- 3月21日 - 日本初のエイズ患者を認定。
- 3月25日 - 首都圏でオレンジカードの利用販売開始。
- 3月27日 - 四国に初めて高速道路が開通(松山自動車道・三島川之江IC - 土居IC間)
- 3月28日 - 宝塚歌劇団によって「愛あれば命は永遠に」(第71期生の初舞台公演)が上演される。
- 3月30日 - 10月28日が群馬県民の日であると制定される。
あらすじ
1月末になってもまだ就職が決まらない五代君。期末試験も重なり忙しい中、八神もまだ一刻館にいるため、いい加減なんとかして貰おうと八神の父に会うのですが…。
みどころ
- 五代君就職決定
はじめに
この頃の掲載は1985年の3月頃なのですが、作中の時期は1月末で、少し現実と作中の時期がずれていますね。
五代君は期末試験中の1月末の時点でも就職が決まっておらず、試験と就職活動で頭がいっぱいなので、いい加減八神を引き取って貰おうと、八神の父に話を付けに行くのですが、そこで思わぬ事から誤解が解け、あれよあれよという間に就職が決まってしまう話です。
八神の籠城
八神は今回で籠城をやめましたが、一体どれくらいいたのでしょう。
五代君の三友商事の面接が失敗したのが1月初旬から中旬で、今回籠城が終わったのが1月末なので、2週間ってところかなと思います。話数にしても96話に籠城開始、98話に籠城終了なので、今回は多少現実と時期がずれているとは言えこんなものかなと。担任の先生から随分長いこと休んでいることについて、八神家へ電話が掛かってきていましたからね。これを考えても1,2週間でしょう。
勘違いの構図
八神の籠城の動機、そして八神の父への要求は、「五代先生の就職をなんとかしてくれるまで籠城する」とのことでした。八神の父は何故か娘のいぶきと五代君が相思相愛、もしくは五代君が八神をたぶらかしていると思っています。就職の世話なんてしたら、娘のいぶきと家庭を築く土台を与えてしまうと躊躇っていたのですが、五代君に呼び出され、五代君の好きな人が響子さんであること、そして娘いぶきの片思いであることがわかり、一気に全てが動き出しました。
奥さんに「三友商事じゃなくても関連会社を世話すればいいじゃない」と言われハッとしていましたが、そのことは頭にこれっぽっちも無かったんですね。亭主関白で娘に厳しく大企業の管理職でも、奥さんに行動を簡単に操縦されてしまうと…。
五代君めでたく就職決定
一応今回で困難を極めた五代君の就職活動は終わりを告げました。中小企業であり、八神との繋がりが太くなってしまいましたが、これにて就職決定です。一応はね…。誰もがこれで本決まりだと思ったでしょうね。
総評
初めて読んでいるときは、今回で五代君の就活エピソードは終わると思ったんですけどね。ここから社会人へとなり、それで響子さんと今まで通り話を展開しても十分めぞん一刻のお話は成り立つと思うのですが、ここから読んでいて辛くなるような就職浪人エピソードが始まろうとは…。
そしてもはや有名ですが、アニメではこの就職浪人は無かったことになり、五代君はストレートで就職できたことになってしまいました。これは改悪でした。
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