目次
あらすじ
アムロにガンダム出撃が命じられたが、慢心したアムロは独断で乗機をガンタンクに変更してしまう。だが、そんなアムロの前にラルのグフが出現し、アムロは戦力差に後退を余儀なくされる。ガンダムに換装してシミュレーションどおりの戦いを試みたアムロだったが、それは実戦の厳しさを体感する結果を招いてしまう…。
見どころ
- ミライのサービスシーン
- アムロの家出
初登場人物
ジオン軍
- スティッチ
死亡登場人物
ジオン軍
- コズン・グラハム
初登場メカ
ジオン軍
- ファット・アンクル
はじめに
今回はサブタイトル通りアムロ脱走の話です。しかし脱走と言うよりは、自分を認めて貰えない、軽く見られていることに憤慨しての「家出」と言った方が良いでしょう。第13話で母と決別し、ホワイトベースしか帰るところがなくなったことからも、もはやアムロにとってホワイトベースは唯一無二の家ですからね。
放送内容
販促と言われるシーン
この第17話から、ガンダムファンの間でまことしやかに囁かれる販促シーンが始まりました。
ロボットアニメの場合、アニメに登場するロボットの玩具を買って貰うことも重要な使命なので、空中合体シーンが今回から唐突に冒頭挿入されるようになりました。全くストーリーに関係ないシーンをここから暫く冒頭に入れてくるので、さすがに見ていると違和感を感じます。
サービスシーン
アニメでも映画でもサービスシーンはよくあるのですが、今回はミライが入浴しているシーンがありました。古今東西、唐突にお風呂のシーンがされるのは変わりませんね。当然ストーリーに全く繋がりのないものでした。前後にも一切繋がりがありません。実に分かりやすいサービスシーンです。そしてこのシーンはこれだけストーリーに関係ないのにも関わらず、時間がキツかった劇場版でもしっかり入っています。
コズン脱走
前回捕虜になったコズンは、ジョブ・ジョンとオムルの甘い身体チェックを潜り抜け、歯の中に仕込んでおいた爆薬を使って扉を壊し脱出していました。コズンが「素人どもめ」と言っていましたが、こういうところにもホワイトベースが寄り合いの素人集団で運営されているところが見て取れます。
コズンはこのあとセイラ達に追い詰められ、あと少しのところでホワイトベースから空中に爆風に押し出され、転落死してしまいます。バズーカを撃ったオムルにセイラは「気にすることはないわ…私たちだっていつああなるか…」と慰めていました。
コズンを追い掛けるため、セイラを懲罰房から出していましたが、結局このままセイラはなし崩し的に懲罰房から解放。本当にセイラには皆甘いです。
アムロ脱走
アムロは今回、ガンダムで出るところを独断でガンタンクに乗って出撃してしまいました。これがのちにブライトの不興を買い、アムロ脱走へと繋がるのですが…。それにしても前回はセイラが勝手にガンダムに乗り出撃。今回はアムロが独断でガンタンクで出撃。ホワイトベースは結構無茶苦茶ですね。指揮系統が全くと言っていい程機能していません。
今回アムロがガンタンクで出撃したのは、前回ガンダムではなくガンキャノンでグフとザクを相手にして戦えたので、その奢りがあったのかも知れません。
しかしまたしてもアムロには厳しいブライト。勿論命令を無視してガンタンク出たアムロが悪いのは当然なのですが、アムロには厳しい言葉で軍紀違反と責め立てるのに、前回のセイラの時は敬語で本人の許可を取ってから懲罰房入りさせるこの差…。
ガンダムの乗って家出
ブライトとミライがアムロの取り扱いについて議論しているその会話をアムロは偶然聞いてしまい、これが決定的な不信感となってホワイトベースからアムロは家出してしまいます。ガンダムに乗って…。
子供の頃見ていたときは、このシーンに特に何も思いませんでしたが、成長してから見ると皆ここに「おいおい」って突っ込みますよね。自分一人でホワイトベースを降りるならともかく、連邦の最新兵器であり、最高機密のガンダムを奪って家出をしてしまうと言う…。これじゃブライトもホワイトベースの皆も、アムロはどうでも良いとしても、ガンダムだけは取り戻さなければならないので、追い掛けざるを得ませんよね。
もしかしたら構って欲しかったアムロがそれを無意識に分かってガンダムを持ち出したのかも知れません。
総評
今回は自分の家出であるにも関わらず、ガンダムを持ち出して家出してしまうと言う衝撃的な回でした。
また、あっさりとコズンが死んだことにより、人はいかに簡単に死んでしまうのか。セイラ達もいつああなってもおかしくないとの恐怖も覚える回でした。子供の頃、コズンが空中に放り出され消えていく描写は怖かった記憶があります。
こんな人にお勧め
- ロボットアニメが好きな人
- 戦争アニメが好きな人
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