今回レビューするのは、TRUEFREEさんのワイヤレスイヤホン『TRUEFREE O1』です。
それでは早速レビューを書いていきたいと思います。
目次
パッケージ外観
セット内容
パッケージ内容は画像の物で全てになります。
イヤホン。
ケース。
充電用のUSBケーブル。
説明書。日本語表記あり。
動画
使用した感想
完全ワイヤレスイヤホンで動きが自由
このイヤホンは、いわゆる完全ワイヤレスイヤホンです。スマホなどと繋ぐケーブルが無いことはもちろん、左右を繋ぐケーブルもありません。
左右を繋ぐケーブルが無いので、頭の動きは自由ですし、ジョギングやサイクリングのとき邪魔になりません。また、寝ながら使用しても、枕と首の間にケーブルが無いので快適です。寝ながらTVを見たり、寝返りを打っても引っ掛かるケーブルが無いので、自由自在な動きが可能です。
ちなみに、フルフェイスのヘルメットで装着しても問題なくらい小さく薄いです。頭のサイズギリギリのヘルメットで、隙間が全くないという場合は厳しいと思いますが、少しでも余裕があれば、このイヤホンをしたままヘルメットを被り、バイクの運転中に音楽やラジオ、ナビを聞くことができます。
接続方式はBluetooth 5.3なので、現在家電に実装されているバージョンとしては最新版となります。Bluetoothは新しいほど低遅延、省電力なので、新しいに越したことはありません。もちろん、下位互換はあるので、スマホがバージョン5に未対応でも問題なく接続できます。
左右に左右両方にマイク内蔵なので通話可能
このイヤホンにはマイクが付いています。しかも左右両方にあるため、片耳イヤホンとして使用した場合でも、左右どちらでも通できます。
マイクにはノイズキャンセリング機能があるため、通話中の雑音を軽減してくれます。
オープンイヤータイプなので耳に異物が入らない
イヤホンのタイプとしては、オンイヤー、耳掛け型と言われているタイプの物です。耳たぶにフックを引っ掛け、小さいスピーカーを耳の穴の上に配置するスタイルです。そのため、カナル型のように、イヤーピースを入れるタイプとは異なり、耳の穴に異物が入りません。耳の穴に異物が入る感覚が苦手な方や、耳が疲れづらい方が良い方に向いています。
オンイヤー、耳掛け型の弱点としては、装着力が弱い場合があるのですが、こちらは太めのイヤーフックでしっかりと引っ掛かり、イヤホンと逆側には、重りとなり、ストッパーにもなる小さい滑り止めが付いているので問題ありません。ガッチリ装着され、走っても飛んでも跳ねてもズレませんでした。
装着した様子を前後左右から見るとこのようになります。
イヤーフックは太く、重り、ストッパーがあるので大きく分厚く見えますが、耳回りにピタッとフットするので、それほど存在感はなく目立ちません。そのため、先述したようにフルフェイスのヘルメットをしても無理なく収まります。
また、音がスピーカーから出る構造なので、音漏れも気になるところですが、耳の穴の上にしっかりスピーカーが配置されるので、思ったより音漏れはありませんでした。音量が小さくてもきちんと聞こえるので、結果音漏れが少なくなっています。
イヤホンはオープンイヤー、耳賭け型で、太いイヤーフック、重り、ストッパーがあるため極小とは言えませんが、画像で見るよりは存在感はなく、意外と目立ちません。重さは左右両方で19.9g。
イヤホンの大きさを実際に計測すると、イヤーフックやストッパーを含めて幅5.4cm×高さ3.92cm×イヤホンの厚み1.04cm×ストッパーの厚み1.07cm。
タッチボタンの操作が軽快
操作は左右のイヤホン表面で行います。タッチ式のため、指で軽く触るだけで操作を受け付けます。
タッチボタンがどこかは一見するとよくわからないのですが、ツルツルして光沢のあるメーカーロゴがある部分の上です。ここはサラサラしたマット処理がされており、触っても指紋や汚れが付かないので衛生的です。操作方法は以下になります。
操作 | 右 | 左 |
電源オン |
|
|
電源オフ |
|
|
再生/一時停止 | 2回タッチ | |
音量を下げる | 1回タチ | |
音量を上げる | 1回タッチ | |
次の曲 | 1.5秒長押し | |
前の曲 | 1.5秒長押し | |
電話を受ける/切る | 2回タッチ | |
着信拒否 | 1.5秒長押し | |
通話切断 | 1.5秒長押し | |
音声アシスタント | 3回タッチ | |
ゲームモードに入る/切る | 3回タッチ | |
リセット |
|
このような小さいワイヤレスイヤホンは、音量か曲のどちらかしか操作できないこともあるのですが、こちらは音量も曲の変更もイヤホンのボタンからできます。操作感もキビキビして問題ありません。
ユニークなのはゲームモードです。ワイヤレスイヤホンの場合、技術的に遅延が全くないということはありません。人間に知覚できないくらい少なければ、実質ないのとっしょではありますが、ゼロにはなりません。ノーマルモードでも、普通に使用していて遅延が気になることはありませんが、ゲームモードにすることで、より遅延を少なくすることができます。
ゲームモードという名前ですが、音楽を聞いたり動画を見る場合にももちろん使用できます。ゲームモードという名前は、特にFPSやシューティングなど、音が遅延すると操作に影響が出るゲームで使えるよって意味です。
音質、遅延問題なし
オンイヤータイプですが、小さいながらスピーカーもしっかりしており、チープなシャカシャカ音は感じませんでした。カナル型の音質の良いイヤホンと遜色ありません。
音ズレも動画を見て口の動きを確認しましたが、気になるほどはありませんでした。マジマジと見たらあるかな…程度です。これが気になる場合は、先述のゲームモードにすると良いです。
音質 | 概要 | |
対応プロファイル | 記載がなく不明 | |
高音 | 割れたり歪んだりは感じず | |
低音 | 割れたり歪んだりは感じず | |
音ズレ | スマホで映画を観て感じず | |
音質評価※1 | ||
★★★★☆ |
※1 同タイプの他の物と比較しての評価(相対的評価)
受信感度も問題なく、8mの距離で問題なく聞こえました。その状況で耳を手で覆うと途切れ、放すとまた聞こえました。
これまでたくさんのワイヤレスイヤホンを使用してきましたが、これは普通か、それより少し上くらいの受信感度です。日常生活で問題になることはありません。また、先述したように、フルフェイスのヘルメットで装着し、パンツのポケットにスマホを入れた状態でも、音が途切れることは一切ありませんでした。
条件1 | 概要1 | 結果1 |
場所 | 屋内 | 音が途切れることなく聞こえる |
距離 | 8m | |
建造物 | 鉄骨 | |
障害物 | 間に木の扉2枚 | |
条件2 | 概要2(概要1に加えて) | 結果2 |
同上 | 受信部分を手で覆う | 音がブツブツ途切れる |
条件3 | 概要3(概要2のあとに) | 結果3 |
同上 | 受診部分から手を離す | 再び音がスムーズに聞こえる |
受信感度評価※1 | ||
★★★★☆ |
※1 同タイプの他の物と比較しての評価(相対的評価)
バッテリー持ちは7時間
音楽再生でのバッテリー持を実際に自分で実験してみました。その結果、6時間58分持ちました。また、左右を個別に片耳イヤホンとして使用できますが、両耳で使用しても、片耳で使用しても、結果はほぼ同じでした。これは、接続方式が左右同時接続だからです。
2,3年前までは、画像の左にあるように、親機から子機へとリレー方式で通信していたため、どうしても左右でバッテリー持ちに差がありましたし、遅延の要因にもなっていました。しかし、最近の物は、左右別個に、同時に通信するため、バッテリー持ちは同じですし、遅延も起こりづらく、なおかつ両耳と片耳の切り替えがシームレス(ブツッといったん途切れない)でできる構造になっています。
両耳イヤホンとして使用する場合、ケース込みでいうと、最大45時間連続使用が可能です。
充電ケースは結構大ぶりで、奥行きは画像のように千円札とほぼ同じです。小さくはありません。また、重さはイヤホンをセットした状態で103.6gとなっています。
充電ケースを実際に大きさを計測すると、幅9.22cm×奥行き7..17cm×厚さ3.32cm。先述の画像のように、手の平に載せていっぱいくらいです。
両耳、片耳の切り替えがシームレス
このイヤホンは、初回ペアリングをしてしまえば、あとは両耳でも片耳でもどちらでも使用できます。切り替えの際に操作は必要なく、自動で判定して切り替えてくれます。
両耳と片耳の切り替えの際、先述したように、音が途切れることもなく、一時停止されることもなく切り替えられるので非常に気持ちが良いです。
2台同時接続が可能
このイヤホンは、デバイス2台と『同時接続』が可能です。接続の仕方は以下になります。
- デバイスAとペアリングする
- デバイス1のBluetoothをオフにする
- デバイスBとペアリングする
- デバイスAのBluetoothをオンにしてペアリングする
少し面倒ですが、こうすることで、デバイスAで電話を待ち受けしつつ、デバイスBで音楽を聞く。そのときにデバイスAに電話が掛かってきたら、そのままこのイヤホンから通話する、なんてことが可能になります。
ケースにはバッテリーが多く積まれているので、やや大きめになっています。イヤホンをセットする部分はマグネットになっており、近付けるとピタッと吸着します。
条件 | 仕様上 | 実験結果 |
両耳での音楽再生 | 10時間 | 6時間58分 |
片耳での音楽再生 | 10時間 | 6時間58分 |
充電 | 2時間 | 2時間 |
バッテリー評価※1 | ||
★★★★☆ |
※1 同タイプの他の物と比較しての評価(相対的評価)
充電は仕様では2時間ということでしたが、こちらも実際に実験したかったのですが、充電するにはケースのフタを閉じなければならず、そうすると中が見えないので無理でした。ただ、実感としては大体仕様通りだと思います。イヤホンを空にして、2時間後にイヤホンをペアリングすると、スマホにはバッテリー残量が100%になっています。
ケースのバッテリー残量は、前面にある3つの白色LEDで知らせてくれます。
フタを開閉したときは…。
- 60~100%:3つが点灯
- 30~59%:2つが点灯
- 30%以下:1つが点灯
ケースにUSB Type-Cケーブルを繋げて充電中は…。
- 100%:3つが点灯
- 60~99%:3つが点滅
- 30~59%:2つが点滅
- 30%以下:1つが点滅
クーポンコード
クーポンコード:BU5X7HHK
対象商品:TRUEFREE O1
開始日 2023-9-11 00:01 JST
終了日 2023-9-24 23:59 JST
割引率:30%
通常価格: 5380 円
最終価格: 3766 円
総評
オンイヤータイプなので、長時間装着しても耳がほぼ疲れません。カナル型の場合、音が耳に良く届きますし、音漏れも少なく、装着力も強いです。しかし、長時間使用する方の場合、耳が痛くなってきますし、仕事でいつも…なんて場合、聴覚障害の要因にもなりえます。
このような場合、オープンイヤーに変えると、耳の疲れはほぼなくなります。音漏れに関しては、満員電車など、状況に応じて音を調節する必要があるかもしれません。どちらかが完璧というわけではなく、好みや用途により最適解は変わりますし、最近は安くて良いワイやれしイヤホンが多いので、両タイプ持っていても良いかもしれません。
こんな人にお勧め
- カナル型の耳の穴に入る異物感が苦手な人
- 耳が痛くならないワイヤレスイヤホンが欲しい人
- 音楽再生でバッテリーが10時間持つワイヤレスイヤホンが欲しい人。
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