今回レビューするのは、VIOFOさんのドライブレコーダー『A139 Pro』です。
それでは早速レビューを書いていきたいと思います。
目次
セット内容
パッケージ内容は画像の物で全てになります。
フロント(前方)カメラ。
リア(後方)カメラ)。
リアカメラケーブル(6m)。
シガーソケット用USB充電器。
USB Type-Cケーブル(長)。
USB Type-Cケーブル(短)。
USBメモリ型SDカードリーダー。このドラレコで録画した映像などをPCで見るとき、このお尻にMicro SDカードを差し込んで使用します。
偏光フィルター。コントラスト比(明暗差)を抑えたいときなど、フロントカメラのレンスに取り付けます。
ヘラ。取り外す際にてこの原理を応用して両面テープを剥がすときに使用します。
両面テープ。ドラレコに既に両面テープは貼ってありますが、スペアとして付属しています。
ウィンドシールド。このドラレコを貼り付けるとき、取り付け面のガラスに汚れが付かないようにする物です。
接続の注意書きカード。ケーブルを抜くときは、折れる危険性があるので、真上に抜いてくださいと書いてあります。
カスタマーカード。サポートセンターの連絡先などが書いてあります。
説明書は英語のみでした。日本語はありません。ただ、操作は一般的ですし、日本語化されたスマホから設定などは操作するので、問題なく使用できました。操作を右方や設定方法は後述します。
説明書は今後、日本で発売されるとき、日本語の物に変わるそうです。メーカーからの公式の情報提供がありました。
現在でも、公式のサポートページに日本語説明書があるのでDLすると良いでしょう。
動画
使用した感想
高画質の4K録画ができる
このドラレコは、フロントカメラで最大で4Kの30fps録画にまで対応しています。リアカメラは1080Pの30fpsです。
実際に撮影した画像はこちらになります。明暗差もハッキリしていますし、ザラザラのノイズもなく、非常に綺麗に撮影出来ていますまた、画角は上下左右広角なので、広い範囲を無理なく撮影してくれます。
昼間は普通に高画質のデジカメやビデオカメラで録画したレベルの画質になっています。
ナンバーがどれくらい読めるかの参考画像。昼間の撮影で10mほど距離が離れています。
拡大すると画像のようになり、10mとちょっと離れていてもナンバーが判別できることが分かります。
暗所や夜間の撮影に強い
カメラのセンサーはソニー製を採用しているため、間違いの無い画質で、暗所や夜間の撮影にも強いようです。暗所でも黒潰れせず、物やナンバーがハッキリ撮影できています。
信号。50Hzと60Hzは設定で切り替えられるので、動画を撮影してもチカチカ点滅することはありません。信号の状況もしっかり撮影されます。
街灯の少ない住宅街の道路。十分景色や建物が映っています。
全く街灯がない畑の道路。それでもヘッドライトだけでこれだけ撮影できました。
こちらは街灯がほぼない真っ暗な駐車場。ブログに載せるために縮小している画像ではナンバーが見えないように見えますが、元画像のナンバー部分を拡大すると数字わかります。
このとき、街灯がほぼない真っ暗な駐車場の夜間で、距離は10mほど離れていたのですが、それでもナンバーが読み取れるくらいに撮影されています。
取り付けが簡単
取り付け、配線などは一般的な後付けのドラレコと同じです。フロント(前方)カメラをフロントガラスの好きな場所へ取り付け、シガーソケットやUSBポートから電源ケーブルを接続。リア(後方)カメラをリアガラスの好きな場所へ取り付け配線。これで終了です。
フロントカメラとリアカメラを繋ぐケーブルは、非常に細いので取り回しが良く邪魔になりません。ちなみに。不要ならリアカメラは接続しなくても使用できます。
説明書に日本語はなし
説明書に日本語ページはなく、全て英語でした。ただ、先述したように、基本的に操作は全て日本語化されたスマホアプリで行います。スマホアプリを見れば使い方は自然と分かります。
4月中旬に日本のAmazon等で発売される予定で、そのときは日本語説明書に切り替わるとのことです。メーカーから公式に情報提供がありましたのでご安心ください。
公式のサポートページに日本語説明書があるのでDLできます。
ドラレコ本体にいくつかボタンがありますが、これもアイコンでわかりやすく表示されていますし、操作すると日本語のアナウンスが流れるので問題ありません。念のため、各ボタンや操作方法は後述します。
GPSユニットが標準で付属している
GPSユニットが別売りのドラレコも多くありますが、こちらは最初からGPSユニットが付属しています。画像の右側部分がGPSユニットで、任意に脱着できます。必要なければ取り外し、ドラレコをより小さく、軽く、邪魔にならない状態にもできます。
GPS情報がデフォルトで記録されるため、この映像のときはどこにいたのかが正確にわかります。ただ、この地図を見たり位置情報を見るには、PCの専用ソフトが必要です。スマホからではわかりません。
液晶画面がないが逐次日本語音声アナウンスがある
このドラレコには液晶モニターがありません。そのため、これだけでは現在の映像を確認したり、録画したものを確認することはできませんが、その分小さく軽くなっています。重さはGPSユニットが取り付けられた状態で150.1g。
大きさは幅11.24cm×高さ5.99cm×厚さ3.79cm。片手で収まるくらいの大きさです。
後述しますが、液晶画面がなくてもAV端子があるので、車内の液晶モニターに映像を映し出すことは可能です。また、スマホアプリでも映像を見たり操作や設定を行うことができます。
基本的にスマホアプリからしか細かい設定ができないので、スマホは必須になるので留意してください。
スマホアプリから操作、視聴できる
液晶画面はありませんが、スマホアプリで現在撮影している映像や音声を確認したり、操作や設定を行うことができます。Android版といOS版両方が出ているので、DLして使用しましょう。
このスマホアプリはシンプルで使いやすい操作性がありつつ、非常に細かい設定ができます。先述したように、設定はこのスマホアプリからしかできないのでスマホは必須です。
スマホアプリでは、画像のように非常に細かい設定ができます。基本的にはデフォルトでOKだと思います。設定するとしたら、操作やイベントが起こるたびに、音声アナウンスが流れるので、それをオフにするかどうかくらいでしょうか。
スマホアプリとの接続方法も簡単で、ドラレコ本体の右側にあるWi-Fiボタンを押して接続待機。スマホのWi-Fi設定の中から、この『VIOFO_A139P_xxxxxxxxxxx』を選択。その後、スマホアプリを立ち上げ、『カメラを接続』をタップ。これだけで繋がります。
スマホアプリのGUIもシンプルです。フロントカメラのみでも、フロントカメラとリアカメラ両方でもきちんとスマホ画面に表示されます。下にある『Switch Camera』をタップすると、フロントかメラのみ、リアカメラのみ、フロントかメラとリアカメラ両方と画面が切り替わります。
スマホを横にすると全画面表示隣、大きな画面でわかりやすくなります。
ちなみに、AV端子があるので、液晶モニターに映像を映し出すことが可能です。車内でリアルタイムにドラレコの映像を見たい場合、車内に設置できる液晶モニタを購入すると良いでしょう。
録画されているファイル一覧画面もあります。また、衝撃を検知すると、その時の映像が自動的に削除禁止にロックされるのですが、そのロックファイル一覧もまとめて見ることができます。
使い方が簡単
使い方は簡単ですが、説明書が英語のみなので、本体のボタンについて少し書き留めておきます。(メーカーからの公式な情報提供がありました。日本で発売する4月中旬には日本語説明書に切り替わるとのことです。)
公式のサポートページに日本語説明書があるのでDLできます。
画像のように、左から電源ボタン、録画開始ボタン、プロテクトボタン、マイクボタン、Wi-Fiボタンになります。
電源ボタンは長押しで電源のオン、オフ。録画ボタンは短押しで録画の開始、停止。プロテクトボタンはそのとき録画しているファイルを削除禁止に。マイクボタンは短押しで録音のオン、オフ。Wi-Fiボタンはスマホと接続するさいに短押しでオン、オフ。
本体でできる操作はこれだけになります。あとは先述したように、スマホアプリで全て操作します。
録画に使用するメディアはMicro SDカードになります。最大256GBまで対応しているので、長時間録画も可能です。
解像度は4kの30fpsまでできるので、高画質録画したい場合、Micro SDカードの書き込み速度にも注意が必要です。できるだけ高速書き込みでき出来る、CLASSの高い物や、V90など、ビデオ速度クラスに準拠していると良いでしょう。
●Micro SDカード CLASS
ちなみに、Micro SDカードの速度規格はこちらにのようになります。
総評
4K録画できて高画質。さらに暗所や夜間撮影にも強いドラレコです。夜間でも高画質でコントラストが高いので、ナンバーや人の顔などがハッキリと撮影できます。
液晶画面がないドラレコなので、重さは約150gと超軽量で、大きさも手の平に収まるくらいの小ささなので、フロントカメラに後付けしても邪魔にならず視界の邪魔になりません。自然な感じで取り付けられます。
液晶画面はないのですが、スマホと簡単に接続できて、今現在の映像もリアルタイムで見られますし、細かい設定もスマホアプリでできます。逆に言うとスマホでしか設定ができないのでスマホ必須、接続必須です。
GPSユニットも標準で付属しており、位置情報もきちんと記録できるので、事故時に役立つことは勿論、高画質で夜間や暗所の撮影のも強いので、ドライブの記録、旅の記録として活用もできうます。
解像度、画質、暗所撮影、小ささ、スマホアプリの使いやすさなど、トータルバランスに優れたドラレコだと思います。
こんな人にお勧め
- 小さくて軽い邪魔にならないドラレコが欲しい人
- 4Kの高画質で録画できるドラレコが欲しい人
- スマホアプリで細かく設定できるドラレコが欲しい人
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