面白かったです。
最近はろくに新作映画を見ていなかったせいか、一気に借りて見ている一連の映画評は甘いかも。
たまたま近所のレンタルビデオショップに行ったところ、新作の棚に大量に置かれていたので、安いし良いかという感じで何となく借りた映画でした。パッケージ裏の説明を見ても武闘派シャーロック・ホームズみたいなことが書いてあり、「あーこりゃネタ映画っぽくてあんまり期待できそうにないなあ」と思っていたので、以外に面白くてびっくり。嬉しい誤算でした。
ただこれはぶっちゃけシャーロック・ホームズじゃないです。これを言ったら、この映画のタイトル元も子もないのですが。
シャーロック・ホームズの原作を本当に好きな人や、シャーロック・ホームズに確固たるイメージを持っている人は怒ってしまう可能性も。良くも悪くも既存のシャーロック・ホームズをぶっ壊した映画でした。
最初はロバート・ダウニー・Jrのシャーロック・ホームズに知性を感じられないので、なんだかなあと思っていましたが、物語が進むにすれ違和感無くなってきました。まあ実はこれ、シャーロック・ホームズとして見ていたのではなく、戦う探偵として見るようになったからなんですけどね。モリアーティ教授という言葉が出るまでシャーロック・ホームズの話だって忘れていました。それくらい既存のシャーロック・ホームズ像とは違いました。
終わり方も素晴らしい。こういう終わり方私好きなんですよね。少しネタバレになるので続きは閉じます。
冒険が終わって平和な生活に戻った
↓
ほっと一息したところで次の冒険を予感させるシーン
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エンドロール
こういう終わり方は続編を期待しているとかではなく、「俺の知らない所でまた冒険は続くんだな」的な感じで、ワクワクドキドキした気分のまま、高揚した気持ちのまま終わるので大好きです。
この終わり方はミッション:インポッシブルでもそうでしたね。あとは勿論バック・トゥ・ザ・フューチャー。これは結果的に続編が作られましたが、本来の構想だと続編は無いはずだったので、これを一本の映画と捉えて見ると、まさに私の大好きな終わり方。
こういう終わり方が好きになった切っ掛けは、思い返してみるとおそらくやはりバック・トゥ・ザ・フューチャーだと思います。
話は横道に逸れましたが、このシャーロック・ホームズもこのパターンの終わり方なので、ワクワクドキドキした気分のまま見終えることができました。
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