今回レビューするのは、MOTOROLAさんのスマートフォン『moto g52j 5G SIMフリー』です。
今回は全3回ほどレビューする2回目となります。2回目の今回は実際に1日ほど触ってみて感じたことをザッと見ていきたいと思います。
それでは早速レビューを書いていきたいと思います。
目次
スペック
ネットワーク
2G:GSM 850MHz/900MHz/1,800MHz/1,900MHz
3G:W-CDMA B1/B2/B5/B8/B19
4G:LTE B1/B2/B3/B8/B18/B19/B28/B38/B41/B42
5G:n3/n28/n77/n78通信機能
Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac (2.4GHz / 5GHz)
Bluetooth 5.1テザリング
SIM
タイプ:nanoSIM/eSIMスロット数:1 (nanoSIM)、DSDV※ デュアルSIM構成はnanoSIMとeSIMとなります。SIMトレイでは物理SIM(nanoSIM 1枚)とmicroSDを同時使用できますが、nanoSIM 2枚を同時使用できません。eSIMの使用はすべての携帯電話キャリアでサポートされているわけではありません
GPS
GPS, A-GPS, LTEPP, SUPL, GLONASS, Galileoカメラ
アウトカメラ:約5,000万画素メイン (f/1.8) + 約800万画素 超広角(118°)深度センサー(f/2.2)+ 約200万画素マクロ (f/2.4)、LEDフラッシュ
インカメラ:約1,300万画素 (f/2.2)動画録画
アウトカメラ:メイン: FHD (60/30fps), スローモーション HD (120fps) マクロ: HD (30fps) 超広角: FHD (30fps)
インカメラ:FHD (30fps)USB Type-C (USB 2.0)
センサー:加速度計、近接センサー、環境照度センサー、ジャイロセンサー、eコンパス
生体認証:指紋認証、顔認証
NFC/おサイフケータイ
FMラジオ
Motoアクション
親切ディスプレイ、ピークディスプレイ、クイックキャプチャー(カメラ起動)、LEDライト点灯、持ち上げてロック解除、パワータッチ、持ち上げて消音、下向きでマナーモード、3本指でスクリーンショット、スワイプで分割、ゲームタイム、メディアコントロール、オーディオ効果(Dolby Atmos)
ファーストインプレッション
最初に感じたことのまとめ
6.8インチは大きい
7インチに迫る6.8インチの大画面なので大きいです。見やすく、情報量の表示が多くなり便利ではあるのですが、その分大きく重くなります。片手での操作はほぼ不可能で、目一杯親指を伸ばしても画像のような幹事で、画面上と下にはまるで届きません。基本両手での操作が必要です。
安心のモトローラ社製、ピュアAndroid
moto g52j 5Gはアメリカのモトローラ社製です。歴史がありますし、アメリカ製なので安心。最近は中国製スマホが安いので売れていますが、まだ抵抗がある方も少なくないと思います。
モトローラ社は中国のLenovo参加にはなりましたが、一応、アメリカの会社ですし、OSもピュアAndroidです。今後、アメリカ政府の規制を受けることももないでしょう。
中国製スマホの場合、アメリカの規制を受け、見た目はAndroidと変わりませんが、Androidを改造したOSが使われています。ここも抵抗を感じる方もいるかもしれません。一方、こちらは完全にピュアAndroidでこれも安心材料の1つです。
ちなみに、Androidのバージョンは現在11です。大抵、1つのメジャーアップデートには対応するので、近いうちに12には成るでしょう。しっかりした対応を取るメーカーだと2つまで対応します。
便利な機能がいっぱい
ザッといじっただけでも、MOTOROLA独自の便利機能がたくさんあります。全ては次回の記事で紹介するとして、今回はザックリ紹介します。
照度センサーや加速度センサーと連動し、時計とバッテリー残量、簡単な通知が表示される画面。この画面は、スマホを動かすか、手帳型ケースのフタを開けると表示されます。3秒ですぐ消えるため、バッテリーをほぼ消費せず、時間を確認することが出来ます。
内部ストレージは128GB。3.5万円ほどの格安スマホでも128GB搭載が出てきてありがたいです。以前使用していたスマホは、内部が64GBだったので倍増です。相当余裕がある容量だと思います。システムで使用している容量が20GBとなっているので、初期状態だと、残りが108GBほどあることになります。
この画像の状態は、以前のスマホからコピーした状態で、私が使用するアプリや、カメラで撮影した写真、SCREENショットなど全て入って使える状態にしたところです。40GB近く使っています。以前の64GBのスマホだと、これでは余りが24GBでかなり心許なかったのですが、今回は128GBあるので、余りが90GB以上あります。ここから音楽や動画、電子書籍を大量に入れても大丈夫なくらい余っていて安心。ぎりぎりすぎると、なにかの拍子で挙動がおかしくなる場合があるので、余裕があるに越したことはありません。
メモリは6GBあります。アプリを複数同時に起動させたり、バックグラウンドで動いていてももっさりすることは一切ありませんでした。重い3Dゲームでもやらなければ十二分な性能だと思います。
電源キーをダブルタッチし、事前に任意で登録しておいてアプリを簡単に起動するパワータッチ。
SIMは前回の記事でも書いたとおり、eSim+nano SIMカードのDSDVです。電話番号2つで着信、SMS受信が来ることを確認しました。
SIMカードがスロット1、eSIMがスロット2となっています。ちなみに、この画像では電話番号が表示されていませんが、povo 2.0だと、Androidの端末で電話番号が表示されないようです。このスマホの問題ではありません。そのため、SIMカードスロットの名前は変更出来るので、ここに電話番号を入力しておきました。意外と自分の電話番号を忘れがちですからね。
今回、楽天モバイルから、povo2.0にeSIMでMNP(乗り換え)してみたのですが、数時間で家の中で作業が全て完了しました。SIMカードの到着を待つ必要もなく、eSIMは非常に楽でした。ちなみに、楽天モバイルはプリセットでAPN設定が入っており、SIMカードを入れるだけで通信が出来ましたが、povo2.0は自分でAPN設定を作成し、それを選択。場合によっては再起動する必要がありました。APN設定は簡単で、以下のようになります。
- 【名前】 povo2.0
- 【APN名】povo.jp
- 【ユーザー名】設定不要
- 【パスワード】設定不要
- 【認証タイプ】設定不要
- 【APNプロトコル】IPv4 / IPv6
- 【APNタイプ】設定不要
生体認証は指紋認証、顔認証の両方があります。精度はどちらも非常に速いです。私は、AQUOS Sense 3liteからの乗り換えですが、生体認証も他のアプリの起動や挙動も全て爆速になりました。もちろん、iPhoneやXperiaなどと比べると劣るのでしょうが、私はノースとレスです。
指紋認証パネルは右側面にあり、電源ボタンと一緒になっています。指紋認証で起動する場合、ボタンを押し込む必要はなく、表面を軽く触るだけでOK。ただ、画像のようにケースを装着すると、指紋認証パネルが奥まった場所になってしまい、指が大きい人、または親指で触ろうとすると、上手く触れないことも…。ただ、これも慣れれば問題ないと思います。少し無理矢理な触り方(指がちょっとしか触れていまいとか、角度がおかしいとか)でも認証しました。
ここで認証が面倒でも、顔認証も有効にしておけば、画面を見つめればロックが解除されます。また、持ち上げ点灯やSmartLock機能を組み合わせると、自宅にいるときはロックをしない、移動しているときはロックをしないなどの挙動にすることが出来ます。
カメラ性能は普段使いとしては必要十分
スマホにカメラ機能は必須となっていますが、個人的には問題なし。こちらも上を見ればiPhoneだXperiaだキリがありませんが、日常使いとして不満はありません。軽く作例を載せておきます。詳細なサンプルは次の記事になります。
昼間、屋根のある薄暗い駐輪場にて。設定はデフォルトからいじっていません。(クリックで拡大)
昼間植物を撮影。これ以上近付くとぼやけてしまうので、通常撮影ではこの辺りの距離が最短となります。(クリックで拡大)
マクロ撮影に切り替えた様子。前述の距離よりずっと近付くことが出来、接写してもピンボケしなくなりました。距離としては、対象物と5cmか、それより近付いていると思います。十分優秀です。(クリックで拡大)
総評
今回は少し使ってみてのファーストインプレッションを記載しました。次はいろいろな実験などをし、しばらく使ってみてからの感想になります。今のところ、スピーカーがモノラルであること以外の不満はありません。全ての挙動がキビキビとして動き、電話、SMS、SNSの着信、送信もリアルタイムで出来ています。着信の遅れもミスもありません。
ただ、画面は6.8インチなので大きくて見やすく、1画面に表示される情報量も多いのですが、やはりその分大きくて重いことは否めません。片手で操作出来るコンパクトなスマホを求める方だったり、手が小さい方、女性向きではない気がします。
第1回と第3回と第4回の記事
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