前作「バタフライ・エフェクト」が凄く面白くて、凄く切なくて、大好きな映画だったので、先日観てみました。実は続編出ていることは知らなかったんですよね。オーマイガッと思いながら、観る前に取り敢えずネットで評判を調べると…芳しくない…。まあそれでも大好きな映画の続編とあっては観ないわけにはいかず、と言うことで今回やっとのことで観ましたのでレビューを少しばかり書かせていただきます。
以下ネタバレが含まれますのでご注意ください。
えーと、まずこの映画、正直つまらないというかガッカリです。前作のできが良すぎて、斬新な映画で衝撃的だったこともありますが、残念ながら全ての面でスケールダウンしています。そして何より前作と全ての構図、ストーリーの進め方が一緒です。さすがにラストシーンまで似たようなものにするのはマズイと思ったのか、無理矢理びっくりさせようというラストで、逆に萎えてしまいました。
「世界一切ないハッピーエンド」と言うキャッチフレーズも作られたように、切ないハッピーエンドがひとつの売りだった前作なのですが、今回は主人公が最後に死んでしまって、ハッピーな要素何もありません。基本的に誰も幸せになってないんですよね。前作ではそれぞれ別の道を歩いていくことになっても、お互い自分の道を見つけてのエンディングだったんですけどねえ。
これを言っちゃ元も子もないですけど、この映画については長々と感想書くこと無いんですよね。前作からのスケールダウン、進め方や構図がまるで同じ、ラストだけ取りあえず変えてみましたという感じのやっつけ感、誰一人幸せになっていない身も蓋もないエンディング。こう書くとどうしようもない映画みたいですが、前作を観ていないなら結構観られる映画かも知れません。
2を先に見て、後に1を観たらどういう感想になるんでしょうね。ストーリー的に続き物ではないですし、両作は設定が同じだけで、登場人物も何も繋がりありませんから、逆順に観ることは可能は可能なんですよね。ただバタフライ・エフェクトのストーリーの奇抜さにやられた感があるので、先に2を観てしまうと、1の衝撃も少なくなるのでやはり駄目ですかね。
ちなみに一番ガッカリしたのは「え?これで終わり?」と言う唐突な終わり方です。エンディングテロップ抜いたら90分無いのですが、時間を気にせず観ていたので、ストーリー的にはまだまだこれから色々な事が起こるんだろうなあと思っていたら突然のエンディング。これにはさすがにびっくりしました。
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