今回レビューするのは、hohemさんのジンバル『Hohem iSteady X2』です。
それでは早速レビューを書いていきたいと思います。
目次
特徴
- 【リモコン付き&手のポーズで撮影】 hohem新機種iSteady X2には Bluetoothリモコンが付いています。専用のリモコンを使い、遠くからでも簡単に撮影することができます。つねにジンバルを手に持つ必要がないので、両手が自由になります。一人で写真を撮るときやパーティーの集合写真を撮るのに便利です。また、アプリのAI機能は特定の手のポーズを認識でき、遠くから手のポーズだけで写真を撮ることができます。hohem iSteady X2はSNSのアビリティを高めるに欠かせないアイテムです。
- 【大容量バッテリー&モバイルバッテリーとしても利用可能】 hohem新機種iSteady X2は、バッテリ容量がより大きくアップされた上に、モバイルバッテリーの機能もなんと実現しました。スマホの電池残量がなくなった時、iSteady X2からスマホに充電可能です。また、低消費電力設計なので、最大10時間の連続使用が可能です。 注:モバイルバッテリー機能をご利用の場合、ジンバルのバッテリー残量が1階段以上になっていることとジンバルの電源がオフになっていることを確認してください。
- 【小型軽量&多機種に対応】 hohem iSteady X2三軸スマホジンバルのサイズは179*79*39mmとなっており、手のひらサイズで、とてもコンパクトです。革新的な折りたたみ式でポケットやかばんに詰め込んで、どこへでも気軽に持ち運べます。また、本体重量はわずか259gで、長時間持っていても疲れにくく、持ち歩いていつでも手軽に撮影出来できます。さらに、hohem iSteady X2は多機種に対応しており、普段お使いのiPhone SE2/7/8/x/xr/xs/xs max/11/11pro/12 mini/12/12pro/12pro max、あるいは他のスマホにもほぼ対応しております。最大280g、幅55~90mm、最大厚さ8.9mm、最大6.5インチのスマホと互換性があります。
- 【三軸手ブレ補正】 アップグレードしたiSteady 3.0はスマートブレ防止チップを搭載しているので、動きながらの動画撮影でも、きちんと被写体を捉え、手ブレすることなく綺麗な映像を撮影できます。最大320度回転するので、よりプロフェッショナルでスムーズなビデオ撮影が可能です。自撮り棒、三脚、スマホジンバルという三つの機能を一つにまとめた多機能スマホジンバルとなっています。試合、イベント、旅行の記録撮影、クリスマスやバレンタインデーなど大切な日の思い出、あるいはペットとの日常、お子様の成長記録、ライブ配信など様々なシーンで安定した滑らかな映像をスムーズに撮影できます。バレンタインデーなどの特別な日のプレゼントとしてもぴったりな選択です。
- 【レザーハンドル&ミニ三脚付き】 新しくデザインされたレザーハンドルは、人間工学に基づいて、ブラックは傷つきにくく、ホワイトも汚れにくく、使い心地がより快適になっています。また、折りたたみ式のミニ三脚も付いており、滑り止め用のラバーフィート構造となっているので、ふらつくことなく自立でき、これによりタイムラプス撮影ではより安定した映像をお楽しみいただけます。
長所と短所
- ○小型軽量で持ち運びも便利
- ○3軸なので追従機能が良い
- △使用にアカウント登録などが必要
- ◎リモコンが付属している
- ◎顔追跡機能がある
- ○バッテリーが10時間持つ
- ○自撮り棒としても使用できる
外観
パッケージ外観
セット内容
パッケージ内容は画像の物で全てになります。
ジンバル。
ミニ三脚。
リモコン。
USB Type-Cケーブル。
収納袋。
ストラップ。
クイックスタートガイド。英語のみ。
説明書。日本語ページあり。
動画
スペック
- 最大耐荷重: 280g
- 最大稼働時間: 10H
- 機械的なチルト範囲: 320°
- 機械的なロール範囲: 320°
- 機械的なパン範囲: 320°
- 重量: 264g
- 寸法: 179*79*39mm
使用した感想
○小型軽量で持ち運びも便利
こちらのジンバルは小型軽量で扱いやすいですし持ち運びも便利です。千円札と比較してもその小ささはよく分かります。
折りたたんだ状態だと千円札とさほど変わらない大きさになるので、パンツのポケットにも入るくらいの小ささになります。
計測すると、開いた状態で長さ約25cm×持ち手の直径約3.5cmといったところです。また、重さはジンバル本体が254.0g。ミニ三脚が34.0gでした。こちらも軽量なので腕が疲れません。
小型軽量なのは便利ですが、他に良くあるジンバル、スタビライザーと違い、これ以上棒は伸びません。そのため、スマホを自分から遠ざけ、全身が入るような撮影には向きません。一人称視点での前方の撮影か、自撮りするにしてもバストアップの撮影か…といったところです。
○3軸なので追従機能が良い
ジンバル、スタビライザーには3軸と2軸があります。簡単に書くと、軸が多いほど追従性能…つまり、補正がしっかりしているということです。歩いたり走ったりして撮影してくれる上下左右の揺れを、2軸より3軸の方がより抑えてくれます。そして、こちらは1万円を切るリーズナブルなジンバルなのですが、追従性能が高い3軸です。
2軸の場合、縦揺れか横揺れのどちらかは補正してくれますが、どちらかはほぼ補正されません。しかし、3軸だとロール軸が加わるので縦揺れも横揺れもしっかりと補正してくれます。どれくらいの補正、追従能力があるかは、実際に歩いたり走ったりして前述の動画に収めてあるの絵ご覧下さい。
△使用にアカウント登録などが必要
使い方はやや複雑なので順を追って説明していきます。
まずは専用アプリの『Hohem Pro』をDLしてください。
その後アプリを起動し、メールアドレスとパスワードを入力してアカウントを新規登録します。すると自動的にログインされてアカウント登録とログインが完了します。
アカウントを登録してホーム画面に戻ると、赤枠で囲った部分に『接続』と書かれたオレンジ色のバーが出てきます。この右にある接続の文字をタップしてBluetoothで接続させます。するとあっと言う間に接続が完了します。
以上でアクティベート作業は完了です。次にジンバルにスマホを取り付けます。
ジンバルのスマホクランプを開いてスマホを取り付けます。このとき、できるだけバランスを取って水平になるようにしてください。厳密に水平にならなくても、あとからボタンで微調整できます。
次に使用する追従モードを設定します。アプリからでも変更できますが、ボタンで行う方法は以下になります。この辺りの操作は少し複雑です。
- 【パン&チルトフォローモード】シャッターボタンを長押しすると同時に、電源ボタンを1回押します
- 【パンモード】シャッターボタンを長押しすると同時に、電源ボタンを2回押します
- 【オールロック】シャッターボタンを長押しすると同時に、電源ボタンを3回押します
- 【POVモード】シャッターボタンを長押しすると同時に、電源ボタンを4回押します
また、各種追従モードはどのように動作するのか分かりづらいですよね。以下の説明の通りになります。
- 【パン&チルトフォローモード】パン軸(左右)&チルト軸(上下)&ロール軸(回転)が追従
- 【パンモード】パン軸(左右)のみ追従
- 【オールロック】全ての軸をロック
- 【POVモード】またはロールフォローモードとも言い、ジンバルを左右にロールした際、その動きに合わせてスマホも45度まで傾いてくれる
追従モードは、(1)のパン&チルトフォローモードが一番追従(ブレを補正)してくれます。可能な限り最初に設定したスマホを向けた方向、角度を保つように動きます。ただ、逆に上下左右に大きくカメラを移動すると、追従範囲を出てしまい動きがおかしくなるので、撮影する方向、対象物が一定である場合に有効です。
具体的な使用シーンとしては、徒歩やジョギング、自転車やバイクなどで、ほぼまっすぐ移動する撮影などです。
(2)のパンモードは左右のみの追従で、上下と回転はしません。追従性能は(1)のパン&チルトフォローモードよりも緩くなります。
具体的な使用シーンとしては、徒歩やジョギング、自転車やバイクなどで、上下や回転の追従をして欲しくない、上下の起伏が激しい坂道などでの撮影などです。
一方で(3)のオールロックや(4)のPOVモードは、最初の追従範囲(方向)を外れたら外れたで、また外れた状態から追従してくれるので、撮影する方向や対象物が変わる可能性があり、広い範囲を撮影したい場合に有効です。
具体的な使用シーンとしては、徒歩やジョギング、自転車やバイクなどで、曲がったり方向が変わる場合などの移動です。
ちなみに、アプリの画面は画像のようになります。一般的なカメラアプリとほぼ変わらないので操作性も良いです。左のメニューから設定を選ぶと、解像度や追従方法などが任意で変更できます。
こちらの画像はメニューから追従方法を選択する画面にしたところです。前述のように、パン&チルトフォローなどが記載されており、タッチするだけで簡単に変更できます。
ボタンからの追従方法の変更は複雑ですし、変更できたかどうかいまいち分かりづらいので、アプリから設定した方が良いです。
◎リモコンが付属している
同シリーズ前バージョンの『Hohem iSteady X』から『X2』へのバージョンアップしました。なにが変わったのかというとリモコンが付属したことです。
小さなリモコンが付いており、こちらでジンバル本体でできる操作の全てが行えます。電源のオン、オフやシャッター、モードの変更などなど。後述しますが、顔追従機能があるため、リモコンで遠隔操作ができて非常に便利になりました。
使用する電池ですが、100円ショップなどでも売っている手に入りやすいボタン電池『CR2032』です。
◎顔追跡機能がある
前バージョンと同じく、このジンバルには顔追従機能があります。自動的に顔を認識し、それを追い掛けてくれます。
顔追従機能を使用する際に便利なので付属のミニ三脚です。ミニ三脚を底に取り付けると安定して立たせることができます。また、このネジ穴は一般的なカメラ三脚と互換性があるので、市販のカメラ三脚もそのまま使用できます。
○バッテリーが10時間持つ
バッテリーも前機種から性能アップしました。前機種は8時間こちらの最新機種は10時間も持つようになりました。
バッテリー残量は前面にある3つのインジケーターで分かるようになっています。
○自撮り棒としても使用できる
自撮り棒としては短いと前述しましたが、短いなりに使用できます。ただ、やはり長くはならないので、全身を入れての自撮りというのは厳しいです。せいぜいバストアップですね。
クーポンコード
- hohem iSteady X2(1000円コード)
- 通常価格:9999円
- 割引後の価格:8999円
- 割引クーポンコード::HRX21980805
- 有効期限:08/06/202112:01 AMJST-9/15/202111:59 PMJST
- 販売店:shouyiJP
総評
ジャスト1万円ほどのスマホジンバルですが、3軸で追従性能は十分であり、顔追従機能もあり、コスパ的には素晴らしいと思います。普通にスマホで撮影時の揺れを防ぎたいとの目的ならこれで十分です。
アクティベーションが必要だったり、ボタンでの追従機能の切り替えがやや複雑だったりはしますが、アクティベーションは最初だけですし、追従モードの変更はアプリから行えば簡単なので慣れれば問題ないかと思います。
こんな人にお勧め
- 3軸の安いジンバルが欲しい人
- 顔追従機能のあるジンバルが欲しい人
- 追従モードを切り替えられるジンバルが欲しい人
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